CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/08/3号
自滅からの立て直しが急務
ヴァンフォーレ甲府 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- ヴァンフォーレ甲府
- 後半10分 内藤 大和
- 後半19分 藤井 一志
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半3分 スパチョーク
| 順位 | 第4節 8/29現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 16 | ヴァンフォーレ甲府 | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | 3 (16) 0.75 | 7 (16) 1.75 | -4 |
| 17 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3 | 4 | 1 | 0 | 3 | 5 (11) 1.25 | 8 (18) 2.00 | -3 |
唐山
ペイ スパ ティラ
ショ チョーク パット
ット (白井) (長谷川)
堀米悠 木戸
(真田) (バカヨコ)
パク 梅津 西野 内田
ミンギュ
(宮沢)
田川
sub:菅野 高尾 野瀬 サフォ
交代:
後半14分 白井(スパチョーク)
後半14分 真田(堀米悠)
後半20分 長谷川
(ティラパット)
後半30分 バカヨコ(木戸)
後半30分 宮沢(パクミンギュ)
3日前の天皇杯と同様に、先制しながらも自滅で逆転負け。公式戦4連敗。リーグ戦は3連敗になりました。どこかに根本的な原因があるはずです。無得点試合はなく一定の得点力はあるものの、まだ複数得点を奪えた試合がありません。勝利を引き寄せるためにも、早い段階での次の1点が強く求められます。
アレは打とうよ
開始3分の先制点は見事でした。田川のロングゴールキックに中央でスパチョーク、唐山、ペイショットが反応して相手と競り合い。こぼれ球を拾った唐山が左に抜け出したスパチョークへパス。ゴールに対して左45度の位置で受けたスパチョークは、相手DFに競り勝ち、キーパーの動きをよく見て冷静にゴールへ流し込みました。セカンドボールを拾ってから、ボールも人も中央から左へスムーズに抜けて撃ち切った見事な形でした。しかし、その6分後にこれとほぼ同じようなシーンがありました。左中盤でスパチョークがボールを受けて、前方にスルーパスを出し、これに反応したペイショットがペナルティエリアへ。相手DFをかわしてキーパーと1対1になりました。6分前にゴールが決まった位置とまったく同じ局面でしたが、ここでシュートではなく右の唐山への折り返しを選択し、相手にクリアされてしまいました。角度もキーパーの位置も同様で、仮にシュートコースが限られていてもその跳ね返りを押し込む体勢ができていました。今季はまだ追加点が奪えていない現状だからこそ、キーパーとの1対1は泥臭くてもシュートを撃ち切らなければなりません。この選択が実らなかったことが、試合全体に大きく重くのしかかりました。
前半からあった失点の予兆
1トップの唐山が中央で下がりすぎない絶妙な位置でボールを収め、スパチョークと縦関係を保ちながら離れすぎない距離感を意識していたプレーは良好でした。しかし、前半30分を過ぎると、徐々に前線でボールが収まらなくなり、次第に攻撃が停滞し始めます。ティラパットが、プレス回避のためのロングボールをティラパットが拾えなくなったことも響きました。また、ペイショットはオフ・ザ・ボールのとき、特に逆サイドにボールがあるときに中央へ絞りすぎる傾向があり、そこで空いた外側のスペースを相手に使われてしまいます。相手はそのスペースからアバウトなクロスを上げて、逆サイドが走り込んできた選手にシュートを狙わせていました。ロングボールを放り込まれた際にボランチと最終ラインの帰陣が遅れ、連続してピンチを招く格好となり、特に前半40分以降は完全に押し込まれ続けました。後半立ち上がりは五分五分の展開に戻ったものの、田川から右に長いボールを送っても、ティラパットがボールをキープできなければ意味がありません。同点とされた場面は、直接的には西野が相手に対応しきれず易々とヘディングシュートを打たれた形ですが、崩されたプロセスに問題がありました。ティラパットのエリアから左のペイショットのエリアへと大きく展開され、左サイドバックの裏へフィードを出され、そこからの逆サイドへのクロスに走り込まれたものです。こうした展開が続いたことで、田川もロングボールを選択しづらくなったのでしょうか。逆転を許した場面はロングボールはなく、最終ラインでパスの出しどころを探っていたところから起きました。梅津から木戸へパスが出た際、木戸が背後からプレス受けて再び梅津へバックパス。ここで梅津は寄せてきた相手にボールを奪われて、カバーに入った田川のスライディングも実りませんでした。相手のシュートは一度ポストに弾かれたものの再び拾われ、ファーサイドへ走り込んできた藤井に押し込まれました。梅津の判断ミスになりましたが、チーム全体として消極的なプレーが招いた自滅でした。
追いかけたが相手をはがせない
失点されてからは、白井、長谷川、バカヨコ、宮沢を投入。右から内田−長谷川のラインから多くのチャンスが生まれました。白井は唐山とともに相手を押し下げ、バカヨコは最前線で体を張り、宮沢は気の利いたプレーで存在感を示しました。一方で、左のペイショットを下げることなく残した意図は、個の推進力で打開することだったはずですが、相手に封じられてその強みはほぼ消されていました。厳しくマークされるのであれば、自らおとりとなって周囲を引き付けるような動きをしてほしかったところですが、そうしたプレーも見られず、相手の守りを崩せない要因の一つとなってしまいました。右サイド頼みの攻撃では、相手にも読まれやすく簡単に対応されてしまいます。
この試合の収穫
特別指定選手の真田がデビューを果たしました。目立つ派手なプレーこそなかったものの、ビルドアップでのパス回しにスムーズに加わり、相手のカウンターをクリーンに阻止した場面は評価できるポイントです。今後の出場時間を伸ばしていくきっかけになるはずです。
とにかく、この悪い流れを断ち切りましょう。月が替わって9月です。9.2(水)19:00から、アウェーでルヴァンカップ1回戦鹿児島ユナイテッド戦。ここは確実に勝利して勝ち進まなければならない一戦です。続く 9.6(日)13:00から聖地厚別で、栃木シティ戦。絶対に負けられません。9.13(日)18:00 からは、アウェーでベガルタ仙台戦、9.19(土)14:00 からは、ドームで大分トリニータ戦が控えています。ここで連勝を重ねて勝ち星を先行させなければ、昇格争いどころではありません。いま必要なのは、救世主ではなく、安定した力を発揮できる組み合わせです。現状のメンバー構成がベストな布陣かもしれませんが、少なくともチームとしての状態はベストではありません。まずは公式戦の連敗をストップできるよう、万全の準備を期待します。
(31日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/08/6号
自滅の3失点
北海道コンサドーレ札幌 1-3 ヴァンフォーレ甲府
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半30分 髙尾 瑠
- ヴァンフォーレ甲府
- 後半14分 スタチオーリ・ミケーレ
- 後半25分 スタチオーリ・ミケーレ
- 後半36分 内藤 大和
青木 大森
(バカヨコ) (サフォ)
原 長谷川
(イッティモン)
大崎 浦上
(堀米悠)
岡田 キム 野瀬 高尾
ゴヌン (福森)
菅野
sub:高木 川原 佐藤 マリオ
交代:
後半0分 サフォ(大森)
後半30分 イッティモン(原)
後半30分 バカヨコ(青木)
後半30分 堀米悠(大崎)
後半35分 福森(野瀬)
失点を食らうたびに絶望感を覚えました。試合速報がなくスコアしかわからなかったのが、せめてもの救いだったのかもしれません。負けたら敗退のトーナメント戦で、3失点で逆転負け。しかも公式戦3連敗。これではファン・サポーターからブーイングを受けても仕方ありません。
先制まではよかったが
開始4分に、右サイドから長谷川が中央にパスを送ると、青木が決定的なシュートを連続で放ちました。どちらも相手GKに阻まれたものの、さらに長谷川がループシュートを狙います。これもセーブされましたが、右サイドからの波状攻撃で一気に試合の流れを引き寄せました。先制点は、コーナーキックから。こぼれ球を高尾がダイレクトボレーで鮮やかに叩き込みました。土曜日のリーグ戦を欠場したのは、この試合に照準を合わせていたからでしょう。前半は終始ペースを握り、リードして折り返しました。
歯止めが効かない
後半開始と同時に、追加点を狙ってキングロードサフォを投入。試合の中であのポジションには3選手が入った。なかなか起点になれておらず、大胆さも欠けていたし、繊細さも欠けていた
との監督の談話もありましたが、それならば、下げられるべきだったのは大森だったのでしょうか。そして、前線で強度を保てていたのかという疑問が残ります。結果としては、失点も約束事として『それは絶対にないよね』というのが出てしまった
と監督が振り返る内容になりました。負けたら終わりのトーナメントで、同カテゴリー相手に自滅は許されません。
この試合の収穫
皮肉なことに休養日が増えました。喜ぶべきことではないです。野瀬、キムゴヌン、イッティモンが移籍後初出場になりましたが、出来が良かったのかどうかは判断のしようがありません。公式戦 2試合連続 3失点以上というこの現実を、ターニングポイントとするしかありません。
2日後の 8.29(土)は、アウエーで再びヴァンフォーレ甲府戦。とにかく、この悪い流れを止めましょう。9月に入ると、9.2(水)19:00から、アウェーでルヴァンカップ1回戦鹿児島ユナイテッド戦。ここは必ず勝ち進むべき一戦です。続く 9.6(日)13:00から聖地厚別で、栃木シティ戦。絶対に負けられません。9.13(日)18:00 からは、アウェーでベガルタ仙台戦が控えています。残暑の厳しい時期に過密日程が組み込まれており、気温差やコンディション管理への対策が不可欠です。まずは相手に負けない強い気持ちを。9月には勝ち星を先行させられるよう、万全の準備を期待します。
(28日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/08/10号
今なら直せる
北海道コンサドーレ札幌 1-4 RB大宮アルディージャ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半45+5分 ヴィニ ペイショット
- RB大宮アルディージャ
- 前半9分 カルリーニョス ジュニオ
- 前半31分 豊川 雄太
- 後半4分 カルリーニョス ジュニオ
- 後半33分 泉 柊椰
| 順位 | 第3節 8/22現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 (5) 1.33 | 6 (16) 2.00 | -2 |
| 1 | RB大宮アルディージャ | 9 | 3 | 3 | 0 | 0 | 8 (1) 2.67 | 3 (9) 1.00 | 5 |
唐山 白井
(バカヨコ) (大森)
ペイ ティラ
ショット パット
(サフォ)
木實 木戸
(長谷川) (宮沢)
パク 梅津 西野 内田
ミンギュ
田川
sub:菅野 野瀬 浦上
スパチョーク
交代:
後半11分 サフォ
(ティラパット)
後半11分 大森(白井)
後半29分 宮沢(木戸)
後半29分 バカヨコ(唐山)
後半35分 長谷川(木實)
絶好調の昇格候補相手とはいえ、いいところがなくホームで4失点で連敗は屈辱です。ちょっとしたミスを見逃してくれません。これが連勝できるチームなのだと、見せつけられました。
防げた前半の2失点
立ち上がりは攻め込めました。ペイショット、唐山、ティラパット、木實が果敢に攻め込みます。先制が近く感じていたところで、落とし穴が待っていました。ビルドアップを意図して梅津が出したパスは、すでに相手に詰められていた唐山へ。相手に奪われてボールを運ばれ、先制を許しました。パスを出す際に相手のプレッシングを読みきれなかったとしても、奪われた後に前へ運ばれることを想定してリスク管理の動きをしなければなりません。足が止まってしまったのは痛かったです。その後は、攻めに行っても相手に跳ね返される苦しい展開。耐えてしのぎたいところで、追加点を許しました。ゴールから距離がある位置での相手のフリーキックから、変化をつけられてゴールに迫られます。セットプレーで3人もついていたにもかかわらず、かわされて失点を喫したのはショックが大きいです。後半も立ち上がりは攻めていましたが、前線で奪われて長いボールを入れられ、田川が前に出てきて処理しようとしたところをかわされました。そこから梅津はカバーリングできず、内田や西野が追いかけるも間に合わずに失点。梅津と西野のギャップを突かれました。4失点目も再び前へ出た田川がかわされ、パクミンギュは間に合わず左から右にパスを通されます。走り込まれて内田も梅津も戻りますが間に合わずに決められました。こうして見ると、梅津や田川のプレーが目立ってしまいますが、危機管理での判断の課題はあるものの、それ以上に気の毒な面もあります。相手は、カプリーニとカルリーニョスジュリオを目掛けてロングカウンターを狙い、これに豊川と泉が走り込んでお膳立てを狙ってきました。対して、どちらかと言えば攻撃寄りの木實と木戸のダブルボランチに、タテ一辺倒の動きで強さと運動量に疑問が残り、前線からの守備が効かない状態では、おのずと失点が増えてしまいます。
ピッチをワイドに使っていますか??
先制すると守りを強めてくるのが、近年のJ2の傾向です。攻めても強固な守備に跳ね返され、逆にカウンターを狙われます。相手から見ると、ペイショットを抑えれば大丈夫思われているのが伝わってきます。ペイショットだけでなく、唐山や白井、さらに木實もタテの動きが中心では、相手守備陣に簡単に読まれてしまいます。これほどタテの動きばかりでは、良い時に見られた、ボールも人も前後左右に大きく動き回るプレーがほとんど見られません。ティラパットの展開力やボールキープが活きなくなり、動きが少なく沈黙したように見えるのは、タテばかりで単調になりつつある攻撃と大きく関連しているでしょう。選手交代後にチャンスが多く作れたのは、宮沢、長谷川、大森でバランスが取れるようになったからだと考えられます。これに荒野の運動量や青木のセンスが加わってほしいところです。
この試合の収穫
ラストワンプレーで1点を取ったことですね。直後に笛でしたが、4点差の無得点で終えるのとでは天と地ほどの違いがあります。
これから連戦に入ります。8.26(水)ドームは天皇杯・ヴァンフォーレ甲府戦。8.29(土)は暑いアウエーで再びヴァンフォーレ甲府戦。9月に入ると、9.2(水)19:00から、アウェーでルヴァンカップ1回戦鹿児島ユナイテッド戦。9.6(日)13:00から聖地厚別で、栃木シティ戦。残暑の時期に連戦が組み込まれており、気温差やコンディションの対策が不可欠です。カップ戦は、新戦力の台頭を期待します。9月上旬には勝ち星先行できるよう、良い準備をお願いします。
(25日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/08/17号
今なら間に合う
アルビレックス新潟 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- アルビレックス新潟
- 前半19分 奥村 仁
- 後半1分 シマブク カズヨシ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半36分 堀米 悠斗
| 順位 | 第2節 8/16現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10 | アルビレックス新潟 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 (9) 1.00 | 2 (7) 1.00 | 0 |
| 8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 3 (6) 1.50 | 2 (7) 1.00 | 1 |
唐山 白井
(サフォ)
ペイ ティラ
ショット パット
(大森) (スパチョーク)
堀米悠 木實
(木戸) (宮沢)
パク 梅津 西野 高尾
ミンギュ
田川
sub:菅野 内田 野瀬 長谷川
交代:
後半20分 木戸(堀米悠)
後半20分 スパチョーク
(ティラパット)
後半20分 宮沢(木實)
後半37分 サフォ(白井)
後半39分 大森
(ペイショット)
今季初のアウェー戦は、6月以来のアウェーでのゲームでもありました。夏開幕になって、ずっとホームで過ごせていましたが、暑さを言い訳にはできません。特にスコアが動くまで、相手のホーム開幕戦ならではのテンションとパワーに押される展開となりました。このように、今のうちに課題や反省点が多く出たことは決して悪いことではありません。この試合を踏まえ、スタメン争いは仕切り直しです。
梅津に授業料
相手は、最終ラインの背後を積極的に狙ってきました。こちらの攻撃を食い止められてから、長短のカウンターに何度も手を焼くことになります。狙いを持った相手の攻撃はもちろんですが、ダメもとでアバウトに前に放り込んでくるチームは今後も必ず現れます。相手は前線でのボール奪取やビルドアップの引っ掛けを起点にしようとしていました。そういった状況下で、西野と梅津が対応に追われることになります。前半17分に抜け出された場面は、西野のカバーリングや、梅津の相手の動きに対する反応など、対処できたかもしれない局面はありましたが、やむなく背後からのタックルでPK献上で、梅津にとっては、失点を防いだ名誉なイエローカードでした。とは言え、ほめられるだけでは伸びないのがディフェンダーです。こうした辛い経験も時には成長のために必要でしょう
痛かった2失点
田川の見事なPKストップがあったものの、ボールをフィールド内に弾くのが精一杯でした。詰めてくる相手をフリーにしてしまったのは軽率と言わざるを得ません。1-1の同点で折り返した後半開始早々の失点も痛手でした。相手の左からのクロスをファーでダイレクトボレーで勝ち越しを許しました。相手のシュート自体は見事でしたが、クロスに至るまでが問題です。左サイドで相手の後方からのフィードに梅津が対応しきれず、パクミンギュと堀米悠斗は相手の攻め上がりに付ききれずにライン際へパスを通され、フリーで易々とクロスを上げられました。人数が揃っているのに対応しきれずにクロスを許してしまうのは、昨年からの課題です。寄せの甘ささやプレーの軽さが露呈し、個人の対応の遅れが連続すると失点確率が高くなってしまいます。
選手交代で盛り返したが
同点ゴールは、相手キーパーから受けたボールを、後方に送ろうとしたところでペイショットが奪って折り返したもの。上がってきた堀米悠斗が、古巣に恩返し弾でした。相手のミスを逃さなかったのは見事ですが、後半20分までの決定的なチャンスはこの時くらいだったのではないでしょうか。ペイショットはボールに触れる回数が少なく、ティラパットは運動量が少ない傾向でした。選手交代でキングロードサフォや大森、スパチョークが最後までゴールに迫りましたが、最後は許さない相手のしたたかさに敗れました。
この試合の収穫
鬼門突破とはなりませんでした。これでビッグスワンでは、0勝5敗3分。開幕2戦目での対戦だったと前向きに捉えるしかないでしょう。しかし、昇格するには昇格を果たすためには、こうした鬼門や苦手意識を一つひとつ克服していく必要があります。
8.22(土)15:00ドームでRB大宮アルディージャ戦。百年構想リーグではトップの得点数。強力な攻撃を食い止めないといけません。8.26(水)ドームで天皇杯ヴァンフォーレ甲府戦を挟み、8.29(土)は暑いアウエーで再びヴァンフォーレ甲府戦。9月に入ると、9.2(水)19:00から、アウェーでルヴァンカップ1回戦鹿児島ユナイテッド戦。9.6(日)13:00から聖地厚別で、栃木シティ戦。残暑の時期に連戦が組み込まれており、気温差やコンディションの対策が不可欠です。リーグ戦5試合目を終えた段階で良い立ち位置につけられるよう、良い準備をお願いします。
(18日 19:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2026/08/24号
文句なしの開幕戦
北海道コンサドーレ札幌 2-0 徳島ヴォルティス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半15分 ヴィニ ペイショット
- 後半13分 白井 陽斗
- 徳島ヴォルティス
- なし
| 順位 | 第1節 8/9現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 (1) 2.00 | 0 (1) 0.00 | 2 |
| 16 | 徳島ヴォルティス | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 (13) 0.00 | 2 (15) 2.00 | -2 |
唐山 白井
(大森)
ペイ ティラ
ショット パット
(長谷川) (サフォ)
木實 堀米悠
(宮沢) (木戸)
パク 梅津 西野 高尾
ミンギュ
田川
sub:菅野 内田 野瀬
スパチョーク
交代:
後半13分 木戸(堀米悠)
後半29分 宮沢(木實)
後半29分 大森(唐山)
後半43分 サフォ(ティラパット)
後半43分 長谷川(ペイショット)
準備万端でホームで開幕戦を迎えられるのはいいですね。大きなケガ人がなく、仕上がり良くこの日を迎えられました。夏開幕は冬季の過ごし方などで物議もありましたが、メリットを最大限に生かすことができました。心身のコンディションをホームでしっかりと整えられた成果が出ました。
4-4-2 VS 3-4-2-1
J2では守りを固めてカウンターを狙い、3バックを採用するチームが増えてきました。相手はルーカス・バルセロスとトニー・アンデルソンの強力かつ屈強な2トップを擁しており、「前線にボールを送れば何とかしてくれる」という明確な目論見がありました。これに対して22歳でキャプテンに就任した西野を中心とする守備陣の対応がこの試合のポイントの一つでした。相手の2トップに対しては西野だけでなく、梅津や堀米悠も最終ラインまで降りてケアし、田川の広い守備範囲も活かして強力2トップを完封。決定的な仕事をさせませんでした。立ち上がりこそ相手のゲームプラン通りに進み、なかなかボールを握れない時間もありましたが、先制点を奪ってからは形勢が逆転。3バックに対しては、実質4トップで対峙し、相手はバックラインからの出し所を見失って効果的な攻撃ができなくなっていきました。
ペイショットがあいさつ代わり
実質4トップと言っても陣形は流動的です。唐山はボランチの位置まで下がってボールを受けに行ったと思ったら、長い距離のドリブルで前に持ち込んでシュートを放ちます。ティラパットはタテへの動きは控えつつも、高尾の動きをよく見ながら、判断よくヨコに展開してチャンスを作っていました。そして左からはペイショットが相手に圧力をかけます。前半15分の来日初ゴールは、右サイドで高尾からのボールを受けたティラパットが左に展開し、ペイショットが相手の間を縫ってシュートを決めました。得点力だけでなく、左で張っていることで、パクミンギュは守備に比重を掛けられるようになります。それでも高い位置で張ることが多く、攻め上がるときは効果的でした。ペイショットは後半にアシストを決めて、開幕戦から全ゴールに絡みました。
白井が走り込んだ
後半開始からもまた、探り合いから始まりました。相手2トップへの警戒と、どのような修正があるのか見極めようとする意図も感じられました。やや押し込まれる時間もありましたが、カウンター一発で打開します。後半12分の追加点は、ティラパットのカウンターから。そのまま前に運ぶのではなく、相手のチェックをセンターサークル付近で切り返して外し、左の唐山へパス。さらに左のペイショットに渡って、そこから逆サイドへ絶妙なクロスが入ります。これをティラパットを追い越して走り込んでいた白井が受け、ボレーシュートを叩き込みました。白井の先発起用が決まったのは試合の2日前。スピードを相手は嫌がるのではないか
という監督の判断でした。前半から相手に走り勝つ意識が見られ、一瞬でディフェンスを置き去りにする圧倒的なスピードで何度もゴール前に顔を出していました。監督がミーティングで『いつどこでチャンスが来るか分からない』と言っていた
という言葉通りに、この機会を生かし切りました。
それでも苦言を
もっと得点を取れたという手ごたえと同時に、取れる時にもっと取っておきたかったという物足りなさも残りました。開幕戦の緊張感から慎重になったからかもしれませんが、今後の得失点差を考えると、取れる時に確実に得点を積み重ねたいところです。それを可能にする層の厚さは間違いなく揃っています。何せ、スパチョークだけでなく、バカヨコ、マリオ、荒野、青木が出場していません。この試合の白井のように、いつどこで出番が来るかはわかりません。逆に言えば、今のメンバーのまま次の試合も出られる保証もないわけです。だからこそ、ピッチに立っている時間で確実に結果を残す必要があります。
また、この試合で出場した、田川、ティラパット、木實、唐山、ペイショットが期限付き移籍です。活躍はうれしい反面、いつまでプレーしてくれるのかという不安も拭えません。すぐに完全移籍とはいかなくとも、期限付き移籍の期間延長ができるよう、今からクラブ側の準備をお願いしたいところです。
8.15(土)19:00はアウエーでアルビレックス新潟戦。百年構想リーグでは試合巧者ぶりを発揮していました。8.22(土)15:00ドームでRB大宮アルディージャ戦。8.26(水)にドームで天皇杯ヴァンフォーレ甲府戦のあとに、8.29(土)は暑いアウエーでヴァンフォーレ甲府戦。昇格争いに必ず入ってくるであろう強力なチームとの対戦が続きます。ホームでしっかりと準備を整えられるのは大きな利点です。スタートダッシュに向けて、良い準備をお願いします。
(10日 14:30)