CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/06/29号
不満足な勝利を
北海道コンサドーレ札幌 0-1 アルビレックス新潟
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- アルビレックス新潟
- 後半7分 谷口 海斗
順位 | 第21節 6/30現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 11 | 21 | 2 | 5 | 14 | 16 | 0.76 (20) | 41 | 1.95 (20) | -25 |
14 | アルビレックス新潟 | 25 | 21 | 6 | 7 | 8 | 27 | 1.29 (11) | 30 | 1.43 (12) | -3 |
大森 (大崎) 長谷川 小林 (鈴木) 菅 田中宏 (原) 馬場 駒井 中村 家泉 高尾 (岡田) (田中克) 菅野 sub:児玉 西野 交代: 前半38分 鈴木(長谷川) 後半25分 田中克(高尾) 後半25分 大崎(大森) 後半25分 原(田中宏) 後半37分 岡田(中村)
いい試合できても、意味がないんですよ。勝たないと。もはや、いい試合をさせて、肝心のところで勝ち点をとっていくのが相手の作戦に思えてきます。満足した豚よりも、不満足なソクラテスなのですよ。おまけに、大事をとって長谷川と中村が退きました。ケガ人だけで、イレブンとベンチスタートが組めます。
今に始まっていない攻撃の質の差
大森がリーグ戦初先発。序列交代への序章と思えた方もいるでしょう。ボールをよくもらっていて、ポストプレーもできていました。この時間帯に得点が取れるようになると勢いがつきますが、次第に相手ペースに。耐えるしかないところで、前半38分に、左太もも裏の違和感で長谷川が交代。代わって入った鈴木がシャドーに入って、前半終了までは攻め続ける展開になりました。人数をかけるだけでなくて、鈴木には相棒が必要なのです。この日は中村からいいパスが何本も通っていて、前線に通ると可能性を感じさせました。後半11分には、鈴木が左サイドからドリブルで突破を図って、ペナルティエリア左からシュート。わずかゴール左に外れましたが、今季最も得点の期待が持てた場面でした。シュートを撃つまで時間がかかったのが、おしかったです。この流れも、後半25分に大森が下がったことで、攻撃の枚数が減ったことで攻撃が停滞しました。負傷者の影響があったため難しかったのは考慮しますが、人数をかけて連動しないと得点できません。今年の勝ち試合や昨年のいいときのパターンが全くありません。試合後に鈴木が語りました。自分の力でもっと状況を打開したいと思って、周りに頼らずやってきているけど、なかなか難しい。自分でドリブルで切り裂いていくしかない
。この気持ちは大事ですが、全盛期にシャドーからのパスで得点を稼いでいたことを思い出すと、周りがあってこそ得点に近づくと思われます。
唯一一瞬のミスが失点
右サイドで攻め込んでいたときでした。鈴木がパスミスで堀米にボールを奪われたのはセーフティな位置でしたが、それを狙われました。ディフェンスラインの裏に簡単に通させたのがだめです。相手に飛び出されると、キーパーとの1対1になります。せっかくいい守備ができているのに一瞬で水の泡になっては、意味がありません。
大崎を起爆剤に
後半25分に、待望の大崎がデビュー。できることは限られながらも、何とか打開しようという意気込みを感じられました。意識して入れた縦へのパス2本で納得できます。
この試合の収穫
試合終了後、ゴール裏は速やかに弾幕撤収でした。賛否はともかく、目に見えるかたちでの動きはいいのではないでしょうか。個人の感想である拍手やブーイングとちがって、明白な事実が残ります。
やっと連戦が終わりましたが、今度は強豪との連戦です。7.6(土)18時からアウェーで鹿島アントラーズ戦。天皇杯 7.10(水)19時からアウェーでモンテディオ山形戦が控えています。7.13(土)14時ドームのヴィッセル神戸戦のあとは、7.20(土)19時埼スタでの浦和レッズ戦。参戦予定です、終わったわけではありません。勝ち星を積み重ねていきましょう。
(3日 06:50)