CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/05/11号
大きな課題は追加点
いわきFC 1-1 北海道コンサドーレ札幌
- いわきFC
- 後半29分 熊田 直紀(PK)
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半34分 家泉 怜依
順位 | 第15節 5/11現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17 | いわきFC | 15 | 15 | 3 | 6 | 6 | 14 | 0.93 (15) | 21 | 1.40 (13) | -7 |
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 17 | 15 | 5 | 2 | 8 | 16 | 1.07 (11) | 25 | 1.67 (17) | -9 |
サンチェス (キムゴンヒ) 青木 田中克 近藤 (バカヨコ) (白井) 荒野 西野 (スパチョーク) 中村 高嶺 家泉 高尾 (大崎) 菅野 sub:中野 木戸 原 長谷川 交代: 後半13分 バカヨコ(田中克) 後半22分 キムゴンヒ(サンチェス) 後半22分 スパチョーク(荒野) 後半34分 白井(近藤) 後半34分 大崎(中村)
開始15分まではヒヤヒヤしましたが、先制されなければいいんです。しかし、1点を守りきれる強さはまだありません。追加点がないと、攻め込まれると今節のようになります。複数得点取りましょう。得失点差で泣きたくありません。
家泉凱旋ゴール
前節の反省は相当行ったのでしょうね。開始と共に相手は裏を目掛けて攻め込んできます。そもそも、先手を取られて好き放題に攻められるのが問題です。人数をかけてブロックを組んで、攻撃をしのぎました。そうなると、下がっている分、攻撃のスタートが低い位置になります。これでは、最終ラインから長いボールを出しても前線で孤立。ひとりでなんとかしようとして焦る悪循環になります。相手になれてきた15分すぎから、ゴールに迫れるようになりました。しかし、後方からの押し上げが足りない問題で、なかなかシュートを撃てません。サイドが上がってしかけられるようになると、好機がきます。右の田中克幸のクロスを左のサンチェスが折り返し。これに、中央から上がっていた家泉がフリーから右足で決めました。古巣相手に最高のあいさつです。
2度あることは3度ある
後半に入って、相手は選手交代。毎度のことですが、これに対応できないことが多いのですよ。タテに長いボールを入れられます。多少は目をつぶるとしても、ペナルティエリア内で相手が倒れると話しは別。1回だけでなく、2回も倒れました。2回とも笛にならなかったのは、倒されたとは言いきれないという基準だったのでしょう。そういった前フリがあったにもかかわらず、家泉が難しい動きをして、足が滑ってしまい転倒。カバーに入った高嶺は相手の脚を引っかけて倒しました。さすがに見逃してくれず、PKを献上です。ただし、PK にならなくても、やがて失点を食らいそうな状況になっていたことが、根本的な問題です。
とにかく追加点を
家泉は2戦連続ゴールで、チームトップの今季4得点目は、いいことなのですが、喜びきれません。セットプレーだけでなく、後ろから上がって自ら取っています。肝心のフォワード陣が取れないと、チームの得点が伸びません。前半にたくさんチャンスを作りましたが、後方からの押し上げがないです。最終ラインが下がり気味だった影響があるのでしょう。後半は、バカヨコ、キムゴンヒ、スパチョーク、白井の前線でしたが、全体の押し上げやサイドチェンジがほとんどなく、後方からの長いボールだのみでした。近くでボールがこぼれるのを待ったり、連動した動きがないと、得点の確率は低くなります。せっかく白井がタテに動いてチャンスを作っているのに、前にフォワードがいないから自分で撃とうとして封じられるのを何度も見ました。前半のいい時間帯のように、点と点を線で結びましょうよ。そう考えると、田中克幸を下げたあとに、荒野が負傷疑いで交代を強いられたのは誤算でした。中盤がスカスカになると厳しいです。
この試合の着眼点
岩政監督は内心あせっているのではないか、と心配です。先発は初めて西野と荒野のボランチで、4-2-3-1の配置。前半を1-0で終えたからいいようなものの、青木や田中克幸はどんな役割を果たすべきか苦心したのではないでしょうか。後半は、追加点を取らないといけない、相手の勢いを止めないといけなくて交代するのは判りますが、この試合は結果失敗。押し上げのない前がかりは、相手に攻撃され放題になります。ただ、ボランチと最終ラインが替えが効かない状態。パクミンギュと馬場が長期離脱している影響が出てきています。フォワードを含めて競争は歓迎ですが、前線からも含めた守備意識はブレずに、焦らずに試合に入ってほしいです。
ようやく試合間隔が開きます。修正して臨みましょう。5.17(土)14時からドームでカターレ富山戦。勝ち点差は2の14・15位直接対決。5.25(日)14時からアウエーでサガン鳥栖戦。5.31(土)も14時からアウエーでベガルタ仙台戦。6.15(日)14時ドームのFC今治戦で、前半戦が終了します。勝ち進んで、順位を入れ替える大チャンスです。充分昇格を狙えます。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(13日 06:50)