CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/07/12号
今の位置から残留だ
浦和レッズ 3-4 北海道コンサドーレ札幌
- 浦和レッズ
- 後半32分 チアゴ サンタナ
- 後半36分 二田 理央
- 後半45分 伊藤 敦樹(PK)
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半37分 岡村 大八
- 前半45+2分 鈴木 武蔵
- 後半6分 駒井 善成
- 後半12分 鈴木 武蔵
順位 | 第24節 7/21現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 浦和レッズ | 33 | 24 | 9 | 6 | 9 | 39 | 1.63 (2) | 34 | 1.42 (10) | 5 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 24 | 3 | 6 | 15 | 21 | 0.88 (20) | 47 | 1.96 (20) | -26 |
鈴木 (サンチェス) 青木 駒井 (田中克) 菅 浅野 (近藤) 馬場 大崎 (長谷川) (宮沢) 中村 岡村 高尾 菅野 sub:児玉 大森 交代: 後半16分 近藤(浅野) 後半33分 サンチェス(鈴木) 後半33分 長谷川(大森) 後半33分 宮沢(大崎) 後半39分 田中克(駒井)
暑さと雷雨、しかも40分の中断を経て、歓喜とヒヤヒヤでした。そして、今季アウェー初勝利。しかも、大ブーイングを聞けました。10試合ぶりの勝利で3勝目です。死んでいません。ここから巻き返せます。
耐えて耐えて先制
互角の展開で前半が進んでいきました。前へ持ち込んで行けるものの、ゴール前で数的同数になり、肝心のシュートを撃てず。対して裏を取られて突破され、ゴールを脅かされることが幾度もありました。そこで持ちこたえられて、先制を許さなかったのが、よかったのでしょう。先制点は、ボールが下にあるのは見えたけど、最初はゴールとわかりませんでした。青木のコーナーキックに岡村がヘッド。押されていたときに、セットプレーから取れたのはよかったです。
待ってました鈴木武蔵
前半アディショナルタイムに、その時が訪れました。高尾からのロングパスが右の鈴木へ。ペナルティエリア中央から撃ち、ポストに当たりながらも入りました。オフサイドと感じて喜びきれませんでしたが、VAR で証明されました。最高な前半終了は、雷鳴と稲光りと豪雨で、およそ30分遅れの20時45分 に試合再開。勢いは止まりませんでした。再開早々に、中村、浅野、高尾と渡って、前に走り込んでいた駒井が3点目。その6分後には、中央でこぼれ球に反応した鈴木が、ペナルティエリア手前から左足で、文句なしの豪快なゴール。これで、4-0 です。すべてのモヤモヤをぶっ飛ばしてくれた鈴木の 2得点は、4得点以上の価値があります。
ジョルディ サンチェス初出場
後半33分に、鈴木に代わって入ると、コンディションの良さは期待通りでしたね。今のチームでは大森くらいしかいない、前線でボールを収められる選手です。その上、パスを出すほうも、パスを受けるほうもどちらもできます。ゴールに迫って、あと少しでシュートを撃てるところまで来ました。初得点まで長くないでしょう。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 菅野(6.0)
- 3失点は屈辱だが、それ以上に前半のピンチをしのいで先制を許さなかったことがつながった。
- DF
- 高尾(6.5)
- 激突して流血したときは心配しかなかったが、守備で効いていただけでなく2アシストは見事。
- 岡村(6.5)
- 気迫の先制ヘッド。攻守に効いていた。
- 中村(6.0)
- 左からのフィードはもはや攻撃の生命線。
- MF
- 浅野(5.5)(後半16分out)
- 外で受けて中へ送り3得点目に貢献。
- 大崎(6.0)(後半16分out)
- 前方へ後方へといないと困るところに顔を出す。
- 馬場(5.5)(後半16分out)
- 可もなく不可もなし。
- 菅(6.0)
- 駆け上がって、果敢な攻めが戻ってきた。
- 駒井(6.5)
- 暑い中前方での運動量多し。追加点はその成果。
- 青木(6.5)
- ボールを持つとみんなの攻撃スイッチが入った。チャンスメイクだけでなく、運ぶもキープも良し。
- 近藤(5.0)(後半16分in)
- まだまだ試運転の段階。
- 長谷川(5.5)(後半33分in)
- 前に出て攻撃に加わる。
- 宮沢(5.0)(後半33分in)
- まだまだ試合勘を取り戻す必要あり。
- 田中克(-.-)(後半39分in)
- 出場時間短く寸評不能。
- FW
- 鈴木(6.5)(後半33分out)
- 撃てるところで2度撃たなかったのを見逃さなかったが、2ゴールで帳消し。ゴールへの積極性が戻ってきたのがよい。
- サンチェス(6.0)(後半33分in)
- ウォーミングアップでテクニックの素晴らしさはわかった。試合に入るとボールを収められてキープ出来て、パスも出せる。
- 監督
- ペトロヴィッチ(6.0)
- 負傷者が戻ってきて、人選に余裕が出てきた。だからこそ、4-0 でクローズする方法を考えてほしい。
それでも苦言をいわせろ
1点取られると、間延びして運動量が落ちました。中盤の機動力を上げるべく、宮沢と長谷川を入れたのは理解できます。しかし、どちらも病み上がりなんですよね。慣らし運転にはいい展開だからこそ、しやすくするサポートが必要でした。1点差に迫られたアディショナルタイム9分間は、生きた心地がしませんでした。
サマーブレイクの中断期間になると思いきや、7.30(火)19時ドームで、プレシーズンジャパンツアー として、スペインのセビージャ戦。8月に入って、8.7(水)アウェーで19:30から横浜F・マリノス戦。8.10(土)14時ドームでアビスパ福岡戦。勝負はこれからです。勝利に向けて、最善の準備をしましょう。
(23日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/07/19号
悲観することはない
北海道コンサドーレ札幌 1-1 ヴィッセル神戸
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半39分 青木 亮太
- ヴィッセル神戸
- 後半3分 大迫 勇也
順位 | 第23節 7/14現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 12 | 23 | 2 | 6 | 15 | 17 | 0.74 (20) | 44 | 1.91 (20) | -27 |
3 | ヴィッセル神戸 | 41 | 23 | 12 | 5 | 6 | 34 | 1.48 (6) | 18 | 0.78 (3) | 16 |
鈴木 青木 大森 (長谷川) 菅 浅野 (田中克) (田中宏) 馬場 大崎 (岡田) 中村 岡村 高尾 菅野 sub:中野 原 出間 交代: 後半19分 田中宏(浅野) 後半19分 長谷川(大森) 後半33分 岡田(大崎) 後半40分 田中克(菅)
ようやく得点を取れました。一か月以上待ちましたよ。追いつかれても PK を獲得できただけに、勝てた試合でしたね。取るべき結果にはならなかったものの、次の試合に期待が持てます。
待望の得点
最初は押し込まれましたが、次第に攻撃の時間が長くなりました。やっぱり大崎がボールを呼び込んで配球するのが効いていますね。15分に馬場がミドルシュートでゴール枠内。20分にはカウンターから菅がシュートを放つが、こちらも GK がキャッチ。枠にシュートが行くと、より得点への期待が高まります。39分には、直接決めるには絶好の位置でフリーキックを獲得。青木が右足から放ったボールが、相手の壁が割れたところに入って、キーパーが動けずにゴール右下に決まりました。これが、6試合ぶり、実に489分ぶりとなるゴールです。どんな形でも決まってほしかった得点を得て、リードで前半を終えました。
失点は半端なかった
後半が始まると、相手の勢いにのまれました。耐えていましたが、アチラには半端ない点取り屋がいます。ずっと岡村がついていましたが、このときはつききれませんでした。それだけでなく、菅と鈴木がウオッチャーになり動けず。ここは課題で見過ごせませんが、まだまだ勝ち越せる勢いがありました。
嗚呼 PK
後半27分に、菅がエリア内で相手に倒されてファウル。PKを獲得しました。絶好の勝ち越しのチャンスで、キッカーは鈴木。2019年から20年途中までの在籍時には、全ての PK を成功させてきました。GK 前川との駆け引きがあったとはいえ、がっちりキャッチされました。枠に飛んでいていますから、キャッチしたキーパーが上回ったのですよ。批判はできません。練習よりコースが甘かったので、捕られてしまった。力が入っていた
。蹴るには、とっても勇気が要ります。このままスコアは変わらず、勝ち点1。2つたりないのはその通りですが、次の勝利が近くなりました。
この試合の着眼点
青木と浅野と菅がそろって先発復帰。長谷川も復帰。天皇杯で結果を出した田中克幸と岡田も起用されました。底上げされ、選手層が厚くなってきました。あとは、流れからの得点と勝ち点3です。
次は、7.20(土)19時埼スタで浦和レッズ戦。こちらは参戦予定です。これで中断期間になると思いきや、7.30(火)19時ドームで、プレシーズンジャパンツアー 1試合目として、スペインのセビージャ戦。8月に入ると、8.7(水)アウェーで19:30から横浜F・マリノス戦。8.10(土)14時ドームでアビスパ福岡戦。勝負はこれからです。勝利に向けて、最善の準備をしましょう。
(17日 06:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/07/22号
4回戦進出
北海道コンサドーレ札幌 6-3 モンテディオ山形
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半6分 田中 克幸
- 前半19分 大森 真吾
- 前半45+3分 岡田 大和
- 後半8分 駒井 善成
- 後半12分 田中 克幸
- 後半39分 岡田 大和
- モンテディオ山形
- 前半16分 狩野 海晟
- 前半33分 後藤 優介
- 後半15分 氣田 亮真
大森 出間 (川崎) 駒井 原 田中宏 (中村) (高尾) 田中克 馬場 (岡村) (坂本) 岡田 家泉 西野 中野 sub:竹内 交代: 後半0分 坂本(馬場) 後半23分 中村(原) 後半23分 岡村(田中克) 後半31分 高尾(田中宏) 後半43分 川崎(大森)
公式戦 6試合ぶりの得点なんですね。しかも 6得点。ひさびさに安心できるスコアを見ました。天皇杯だからとぼやいてはいけません。得点をとって、勝ち抜くことが大事なのです。
前半で3−2
開始早々に口火をきりました。前半6分、ペナルティーエリア手前やや右の位置右角度から、直接フリーキック。田中克幸が左足で直接決めて、プロ初ゴールとなる先制点を奪いました。このときの自信がすごいですね。自信を持って蹴りましたし、蹴る瞬間はGKと駆け引きした中で、GKの動きも見れていて、駆け引きに勝った状態だったので。蹴って枠に入れられれば、もう入るという気持ちでした
。これですんなり進むわけがなく、16分に右サイド裏のスペースを突かれ、中央への折り返しを決められました。ここでズルズルいかなかったのがよかったです。3分後に、右サイド田中宏武からのクロスを、大森が右足ダイレクトで合わせて勝ち越し。フォワード陣の2得点目。流れの中では今季初になります。しかし 33分に、自陣左サイドからでパスをつながれてペナルティエリア内への進入を許して、再び同点にされました。これもまた、逆転されなかっのがよかったですね。前半アディショナルタイム、大森のシュートは好セーブに阻まれてコーナーキック。この流れから攻め続け、岡田がミドルレンジから目の覚めるようなシュートを決めて、リードで前半を終えました。これがプロ初ゴールです。
得点ぐせをつけましょう
勢いが止まらずに追加点がほしいところで、早々に取れました。後半8分、ボックス内の出間が収めたボールに駒井がワンツーで絡んで、ワンタッチで決め4点目。さらにその4分後には、田中克幸がキーパーがが前に出ているのを見逃さず、ロングシュートを決めました。ほしいところで得点できたのがいいですね。長いスルーパスに反応されて、抜け出しから1点取られましたが、攻めの基調は変わらず。39分、高い位置でのパスカットから岡田が決め切り、2得点目。終わってみれば、相手は前半6本、後半7本。計13本のシュート数。これを上回る、前半10本、後半11本で21本のシュートを放っています。失点されても、得点は倍返しでした。
それでも苦言をいわせろ
先手を取っていたからいいものの、3失点は気になります。サイドから崩されたり、長いボールをいれられたりと、リーグ戦の失点パターンと変わりません。締めるべきところは締めましょう。
勢いを続けましょう。中2日でリーグ戦です。7.13(土)14時ドームでヴィッセル神戸戦。その1週間後は、7.20(土)19時埼スタで浦和レッズ戦。こちらは参戦予定です。まだまだ、終わっていません。勝利に向けて、最善の準備をしましょう。
(12日 19:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/07/26号
タナぼたの願いにならないこと
鹿島アントラーズ 2-0 北海道コンサドーレ札幌
- 鹿島アントラーズ
- 後半16分 師岡 柊生
- 後半21分 藤井 智也
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第22節 7/7現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 鹿島アントラーズ | 41 | 22 | 12 | 5 | 5 | 36 | 1.64 (2) | 25 | 1.14 (7) | 11 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 11 | 22 | 2 | 5 | 15 | 16 | 0.73 (20) | 43 | 1.95 (20) | -27 |
鈴木 小林 駒井 (大森) 原 田中宏 (青木) 馬場 大崎 (田中克) 中村 岡村 高尾 菅野 sub:中野 岡田 西野 出間 交代: 前半33分 大森(小林) 後半20分 青木(原) 後半20分 田中克(大崎)
クラブ史上ワースト 5試合連続無得点で8連敗。これは、12年の降格時に匹敵してきました。当時とちがうのは、今年はレギュラー9人がけがで、満足に闘えきれていないところです。出場しているメンバーで奮起するしかありません。
衝撃のオープニング
ウチラのキックオフ。3タッチ目の中村からのロングフィードが、相手キーパー前に入りました。反応した小林と、相手キーパーとディフェンダーが交錯。ボールは誰かに当たって、ゴールネットを揺らしました。小林とキーパーは倒れ込みました。判定は VAR が入ります。相手キーパーに当たってオウンゴールでもなく、攻撃側ファールでもなく、小林の手に当たってハンド。オンフィールドレビューがなかったら、どのような判定か想像つきません。ノーゴールでも今後の攻撃に期待できましたが、その小林が前半33分に、右太もも裏を痛めて交代になったのは痛かったです。
得点に肉薄した
得点への期待は、いくつもありました。あと 2〜3メートルくらいで決められなかったのですよ。前半45分の鈴木のシュートは、ディフェンダーにブロックされました。後半40分のFKに岡村が合わせたヘッドは、キーパーにはね返されました。後半48分は、ペナルティエリア手前からの田中克のパスに、青木が枠内にシュート。セーブされた直後に大森のシュートは左に外れました。ゴールが近いようで、とても遠いです。
フォワードの差
自分が1人でどうにかする。その思いでプレーしたい
。試合前に鈴木が語っていました。フォワードとして、強い気持ちと責任感は必要で、理解できます。同時に、ひとりの力だけでは、得点は生まれづらいです。このチーム状況では、誰でもいいので得点がほしいのですよ。どうすればチームで得点が入るかです。気になるシーンがありました。後半5分、鈴木がドリブルで前へ向かっているところに、相手ディフェンダー陣が立ちはだかりました。ゴール前に大崎が上がっていましたが、ゴールから遠い方の左の駒井にパス。しかし、受けた駒井も行き場 がなく、もっと囲まれて相手を倒さざるを得なくなりイエローをもらいました。鈴木は、前でふさがれたための選択でしょうが、駒井にしてもふさがれたのは同じ。大崎は前でボールを待っていたのに来なくて、頭を抱えていました。こういったところで、前へ向かう姿勢や、相手をあわてさせるプレーができるかで、差がつくのではないでしょうか。大崎へのループのクロスでなくとも、自分が1人でどうにかするなら、強引な突破を試みると、失敗しても納得できます。
フリーにさせてはダメ
そこで、2失点を見ると、簡単に危険なプレーをさせていました。鈴木優磨をフリーにさせたら、失点になりますよ。自らのシュートでなくとも、2得点にからんでいました。しかも、課題の後半、課題の失点直後です。
この試合の収穫
青木の復帰は、とっても喜ばしいことです。しかし、IN より OUT が多いのですよ。菅が右ふくらはぎに張りが出た影響で欠場。家泉も欠場。小林が負傷交代。駒井が累積警告で次節出場停止。いよいよ、選手のストックが底を突いてきました。
今週は連戦。7.10(水)19時からアウェーで、天皇杯 モンテディオ山形戦。そのあとは、強豪との連戦です。7.13(土)14時ドームのヴィッセル神戸戦のあとは、7.20(土)19時埼スタでの浦和レッズ戦。こちらは参戦予定です。まだまだ、終わっていません。勝利に向けて、最高の準備をしましょう。
(9日 06:50)