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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2020/11/03号


アウェー観戦は【JTB】国内宿泊予約

そのとき歴史が動いた
等々力で大金星の快笑

川崎フロンターレ 0-2 北海道コンサドーレ札幌

第26節 11/3 現在 得点 失点
1 川崎フロンターレ 68 26 22 2 2 70 2.69 (1) 22 0.85 (1) 48
13 北海道コンサドーレ札幌 30 27 8 6 13 35 1.30 (12) 49 1.81 (13) -14

          荒野
  チャナ        駒井
 ティップ  
(ドゥグラスオリベイラ)

 ルーカス        金子
 フェルナンデス (白井)
(石川)

     高嶺      宮沢
(アンデルソン (早坂)
 ロペス)
         
   福森   キム   田中
         ミンテ
         
          菅野
         
sub:カウィン 中野嘉

等々力競技場での伝統の一戦。富士通川崎東芝の流れを組む対戦は、12連勝中で向かうところ敵なしで迎えることになりました。リーグ戦ではJFL時代の1997年9月4日に延長で4−3で勝って以来で、Jリーグでは24戦目で初。カップ戦を入れても、2008年3月23日ナビスコ杯で挙げた唯一の勝利以来の白星。しかも、等々力で初勝利です。昨年のルヴァン杯決勝から一年が経ちました。8月のホームでの対戦は木っ端微塵にやられていただけに、この日を早く迎えられるとは、誰も思わなかったでしょう。

中二日のアウェイ連戦で、札幌に戻らずそのまま大阪府内で練習していました。メンバーは代えられないと思ったら、疲労を含めて考えましたね。荒野をセンターに配置したゼロトップです。狙いは明確で、前線からの守備を徹底して、素早くゴールへ向かうことでした。トップレスでセクシーなサッカーはとってもリスキーですが、これが当たりました。前線からのハイプレス、マンツーマンでの対応で、前半からこちらのペースで試合を進められました。課題の後半開始からも、流れは変わらず。どのようにしてスコアが動くかが焦点でした。

後半16分に、アンデルソンロペスとドウグラスオリヴェイラを投入。さっそく大仕事をやってのけました。1分後に、前線からのプレスで駒井がボールを奪うと、中央の右からアンデルソンロペスに縦パス。これを縦に持ち出してペナルティエリア中央の右寄りからシュートを放ち、決まりました。この瞬間、夢かまぼろしかと思ったのは、ワタシだけでないでしょう。これだけではなく、つづきがありました。さらに 3分後、またも前線からのプレスでボールを奪います。荒野が奪取してカウンター。ボールを受けたアンデルソンロペスがハーフウェーライン付近から持ち上がり、3対2の数的優位を保ったまま左のドウグラスオリヴェイラへパス。これをファーサイドでフリーになっていた荒野に横パスを入れると、冷静にゴールへと流し込んで追加点です。シンジラレナーイことが起こりましたが、紛れもなく2点リードの追加点です。フォワード2枚を投入してゼロトップをやめたかのように見えますが、やっていることは一貫しています。相手へのプレスと数的優位を保った攻撃は、ここ一番で発揮されました。

その後は引退を発表した中村憲剛の投入などで、ゴールに迫られるシーンが増えてきました。菅野のセーブショーで切り抜け、ゴールを許しません。後半32分に、金子に代わって白井を入れ、44分には、締めのラーメンのごとく早坂と石川を投入。緊迫のアディショナルタイム5分を含めて、終始、相手のサッカーをさせずに勝利を収めたのは価値が高いです。

それでも苦言をいわせろ

公式戦 8試合連続ゴール中の小林悠がいなかった。肉離れで戦列を離れています。天敵は不在でした。だから勝てたとは言われたくないですね。来年は、万全のコンディションで対戦して、封じ込んでほしいです。

ルヴァン杯決勝は延期になりました。次の試合は、11.11(水)19時から味スタでFC東京戦。そして、ドーム2連戦。11.14(土)14時からサガン鳥栖戦と、11.21(土)14時清水エスパルス戦。まだ順位を上に上げるチャンスはあります。今年は残り7試合です。今節のようなチカラを発揮しましょう。

(5日 23:00)