CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/8号
祭り上げられては駄目
北海道コンサドーレ札幌 1-4 セレッソ大阪
- 北海道コンサドーレ札幌
- 45分 荒野 拓馬
- セレッソ大阪
- 2分 レオ セアラ
- 17分 加藤 陸次樹
- 38分 喜田 陽
- 76分 香川 真司
順位 | 第18節 6/25現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 北海道コンサドーレ札幌 | 26 | 18 | 7 | 5 | 6 | 39 | 2.17 (1) | 36 | 2.00 (17) | 3 |
4 | セレッソ大阪 | 32 | 18 | 10 | 2 | 6 | 27 | 1.50 (4) | 20 | 1.11 (7) | 7 |
浅野 スパチョーク 駒井 (小林) ルーカス フェルナンデス 金子 中村 荒野 菅 岡村 田中駿 (キム ゴンヒ) 菅野 sub:ク ソンユン 馬場 福森 西 トゥチッチ
白星、こーんにーちわー。と、いきたかったところですが、うるさいよ、って叩かれただけでした。24,509人が入った赤黒フェスタは、試合開始時点では8位と6位。勝つと最高4位もありえましたが、惨敗しました。
狙われた前半
開始10分の間に得点を取っていることも、開始直後に取られていることも知れ渡っています。前半2分にロングボールを入れられて競り負け。人数をかけて守っていたわけではなく、失点は時間の問題でした。17分は岡村からタテのボールを右で浅野が受けたところでプレスを受けて、パスミスを誘発され、ビルドアップで菅野が飛び出しているところを狙われました。安い失点と言いきるのは易い。よくよく見ていくと、持ち味や特徴を逆手に取りに来ています。38分の3失点目は、どちらかというと崩されたものでしたが、人数をかけずに揺さぶられた点では共通するものがあります。
1点返して前半を終える
ハンデを与えたようにリードを許しても、決して攻めれなかったわけではありません。左からはルーカスフェルナンデス、右からは金子が前に進み攻めに行きます。しかし、肝心なところは総動員で止められるのですよ。スパチョークや浅野のスピードを活かした、手数を少なくした攻撃は皆無でした。飛び出しがだめなら、前線で張ってターゲットを作っているわけでもなく、チャンスはセットプレーからのみです。それでも、浅野の左足でのコーナーキックから、ニアサイドの荒野が頭で合わせて、前半のうち1点を返したのは、後半に望みをつなぎました。
追加点入れられ万事休す
攻めれど止められるパターンは後半もいっしょ。よい印象で前半を終えただけに、選手交代はやりづらかったのでしょう。後半13分に菅に代わってキムゴンヒが入り、前線で高さと基点を作ります。29分にはスパチョークが下がり、小林が復帰戦。交代で落ち着く前の2分後に、ロンクボールからのループシュートで出鼻をくじかれました。ダメージは認めますが、運動量が落ちただけでなく覇気を感じられなかったのはダメです。手詰まりだったのか、替えない方がよかったのか、正解はありませんが、交代回数、交代枠を残して試合を終えたのも気になります。
この試合の収穫
後半戦になって、相手は弱点を突くことがわかってきたことですね。前半戦は特徴を出す戦いが主でしたが、後半戦はその特徴を消す戦いを考えないといけないのでしょうね。その上、ミスの誘発にまんまとハマってしまいました。攻撃を突き進めるのは当然として、バージョンアップするには、そういったところも目を配る必要があります。
試合終了後には、川崎フロンターレを退団してタイに戻るチャナティップがご挨拶。そこでスパチョークをよろしくと言われたら、奮起しかありません。翌日には、中島大嘉の名古屋グランパスへの期限付き移籍が発表。ともに、活躍を願わずにいられません。ゆく人がいるのだから、くる人もいます、よね。
月が変わります。7.1(土)19時から、アウェーでヴィッセル神戸戦。イニエスタがラストゲームですが、試合はウチラが目立とうではありませんか。7.8(土)19時からは、アウェーでアビスパ福岡戦。再び九州でのゲームで、7月12日(水)19時に天皇杯3回戦は、大分トリニータを破った、J3ライセンスを持つヴェルスパ大分と、レゾナックドーム大分での対戦。7.15(土)にようやくホームに戻って、13時からアルビレックス新潟戦。今季唯一の厚別でのリーグ戦です。暑くなってきて、温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(27日 07:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/14号
課題は噴出
北海道コンサドーレ札幌 2-3 ジュビロ磐田
- 北海道コンサドーレ札幌
- 2分 ルーカス フェルナンデス
- 73分 深井 一希(PK)
- ジュビロ磐田
- 61分 山本 康裕
- 81分 中川 創
- 85分 古川 陽介
順位 | Aグループ第6節 6/18現在 | 勝 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス | 15 | 6 | 5 | 0 | 1 | 14 | 2.33 (1) | 5 | 0.83 (1) | 9 | |
2 | 北海道コンサドーレ札幌 | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 13 | 2.17 (2) | 10 | 1.67 (3) | 3 | |
3 | ジュビロ磐田 | 6 | 6 | 2 | 0 | 4 | 8 | 1.33 (3) | 9 | 1.50 (2) | -1 | |
4 | サガン鳥栖 | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 4 | 0.67 (4) | 15 | 2.50 (4) | -11 |
キムゴンヒ
(トゥチッチ)
荒野 浅野
(中島)
ルーカス 金子
フェルナンデス
宮沢 深井
(馬場) (西)
福森 岡村 西野
(田中駿)
ク ソンユン
sub:大谷 田中宏
逆転負けになりましたが、素直にグループステージ突破。そして、プライムステージ進出を喜ぶべきですね。積み重ねのもので、この一試合だけの結果ではありません。
幸先よく先制
主力も多く出場して、出だしは、リーグ戦の良いところを引き継いでます。前半2分に、キムゴンヒが触れたボールを、ダイレクトでシュートを放ったルーカスフェルナンデスが復帰後公式戦初ゴール。年内に出産予定の夫人に捧げるパフォーマンスも出ました。金子が縦にパスを送りる、反応した浅野が右サイドの相手陣深くから右足でクロス。これが効きました。
嗚呼 西野
試合前に、小柏が左ハムストリング肉離れと発表。全治は明らかにされず、これ以上の負傷者は勘弁してほしいところでした。馬場が戻ってきたところで、今度は西野です。前半23分に、担架で運ばれてピッチを後にしました。田中駿汰に交代です。
追いつかれても勝ち越し
後半開始と同時に、アシストを決めたキムゴンヒに代わってトゥチッチが入ります。入りは攻撃の場面が見られましたが、徐々に足が止まりはじめて、相手に圧力をかけられます。後半16分に同点にされましたが、この時点は自力で突破。21分に中島と馬場を投入したのは、運動量を上げていくのと、勝ち越しを目指すのと、意図は明確でした。目論み通りに反撃できました。ペナルティエリア内でパスを受けた深井が倒されてPKを獲得し、これを自らが決めて勝ち越しです。ここまでは文句ありません。
課題は山積み
定石なら守りきるところですが、ウチラの定石は2点リードを狙います。ところが攻めに行けないうちに、後半36分に再び同点にされます。その1分後に西が入りました。しっかり守りつつ反撃したいというメッセージとも受け取れますが、3分後に無情にも逆転されます。他会場の結果次第の進出になりました。相手の激しいプレスに対して1点を取る姿勢を見せてくれましたが、攻撃がウリでも堅い守りを打ち破れないと意味がないのですよ。トーナメントはもちろん、リーグ戦でも勝ち点3を取れるか、あるいは勝ち点1をもぎ取れるかの境目になります。これからの試合は、危機感もって戦うべきと教えられたことがこの試合の収穫でした。
6.24(土)からリーグ戦は再開。14時からドームでセレッソ大阪戦。月が変わって、7.1(土)19時から、アウェーでイニエスタがラストゲームのヴィッセル神戸戦。7.8(土)19時から、アウェーでアビスパ福岡戦。再び九州でのゲームで、7月12日(水)19時に天皇杯3回戦は、大分トリニータを破った、J3ライセンスを持つヴェルスパ大分と、レゾナックドーム大分での対戦です。暑くなってきて、温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(20日 08:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/22号
重苦しい戦いはドロー
サガン鳥栖 1-1 北海道コンサドーレ札幌
- サガン鳥栖
- 53分 オウンゴール
- 北海道コンサドーレ札幌
- 43分 中村 桐耶
順位 | 第17節 6/11現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | サガン鳥栖 | 23 | 17 | 6 | 5 | 6 | 19 | 1.12 (14) | 21 | 1.24 (9) | -2 |
8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 26 | 17 | 7 | 5 | 5 | 38 | 2.24 (1) | 32 | 1.88 (16) | 6 |
小柏 (スパチョーク) 浅野 駒井 (キム ゴンヒ) ルーカス フェルナンデス 金子 宮沢 荒野 (福森) (深井) 中村 岡村 田中駿 菅野 sub:ク ソンユン 西野 トゥチッチ
5試合負けなしで、過去リーグ戦の5試合で勝利がない相手との対戦。あまりいい材料がなくても、そんなの関係ないと思ってましたが、やはり厳しい闘いでした。アウェーの九州で追いつかれながらも勝ち点1を得たのは悪くないです。
嗚呼 小柏
互いにマンツーマンの守備で闘っていることもあり、中盤でのボールの奪い合いがよく見られました。ゴールに迫る場面はなかなか出てきませんでしたが、見ごたえのあるバトルが繰り広げられます。そんな中、前半22分に小柏が座り込み、起き上がれずにいたのは悲鳴ものです。担架でピッチを後にすることになり、24分にスパチョークと交代。スピードでは遜色ありませんが、プレースタイルが違い、前線からのプレッシングは望めません。32分には、流れるようなパスワークで崩され、ネットを揺らされましたがオフサイドの判定に助けられました。反撃はなかなかペナルティエリアまで到達できず、苦しいまま時間が進みます。
中村桐耶劇場
劣勢になっても盛り返せるのが、いまのチームです。40分には、浅野、駒井、もう一回駒井、ルーカスフェルナンデスが立て続けにシュート。歓喜はその3分後のフリーキックから。左から浅野が蹴って、右の岡村がヘッドで折り返し。宮沢が左のラインギリギリで拾って折り返すと、中村のワンバウンドヘッドが、リーグ戦初ゴール。しかも、伊達からむかわの胆振管内ホットライン開通ですよ。この勢いで後半も進みたかったところですが、後半8分に中村のオウンゴールで同点。位置的に触れていなかったら、押し込まれるだけでした。ゴールに向かってのクリアでしたので、授業料です。次に期待しましょう。
攻め手を欠いた
相手は、選手交代が狙い通りになり優勢に。攻める回数が減り、後半23分には福森を、33分にキムゴンヒと深井を投入。前線に攻めれても肝心のシュートをなかなか撃てないもどかしい展開です。うまく守りきられて、気がついたら相手のペースになっていた試合でした。
この試合の着眼点
徹底して守ってくる相手をどのように打開するかですね。前半37分あたりから前半終了までの攻撃のように、手も足も出なかったわけではありません。後方からのフィードから打開できました。しかし後半は、相手の選手交代とポジションチェンジで、優位に立たれた時間も続きました。
前半戦終了時点で勝ち点26で8位です。これはよくやったと思います。無得点がたったの2試合。無失点もたったの2試合です。リーグトップ38得点でリーグワースト3位の32失点。でも、得点が獲れるからいいじゃないですか。逆襲と開始1分以内に中位ですが、得点を取りながら対策を考えていきましよう。
日本代表戦で、リーグ戦は来週はおやすみ。6.18(日)18時からドームで、ルヴァンカップ 最終節ジュビロ磐田戦。目指すは勝ち名乗りのみです。6.24(土)14時からドームでセレッソ大阪戦。7.1(土)19時から、アウェーでイニエスタがラストゲームのヴィッセル神戸戦。温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(13日 20:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/25号
余力を持って次へ
北海道コンサドーレ札幌 3-0 SC相模原
- 北海道コンサドーレ札幌
- 53分 キム ゴンヒ
- 62分 深井 一希
- 78分 中島 大嘉
- SC相模原
- なし
キム ゴンヒ
スパチョーク トゥチッチ
(中島) (小野)
菅 田中宏
西 深井
(中村) (菅谷)
福森 宮沢 西野
(岡村)
ク ソンユン
sub:大谷 出間
勝利のみ許されるトーナメント戦。天皇杯初戦は、打ち合いにならずに、90分間でクリーンシートで勝利を収めました。J1得点トップとJ3で19位との対戦ですが、何が起こるかわからず、無事に次へ進めます。3回戦は、7月12日(水)19時に大分トリニータを破った、J3ライセンスを持つヴェルスパ大分と、レゾナックドーム大分での対戦です。
あせらず我慢
前半はさすがに2デイヴィジョン下のチームの、高いモチベーションに押されていた感がありました。最終ラインには、4、5人が並んでスペースを与えません。よく動いて、複数人で激しいプレスをかけて、カウンターを狙ってきます。後半もその流れから入りましたが、相手が前がかりになったところを見逃しません。4月23日以来の公式戦出場のキム ゴンヒが先制です。後半8分、菅の左からのクロスに、ゴール前でヘッドで合わせ、キーパーがはじいたところを右足で押しみました。
得点力を魅せてきっちり勝つ
後半17分には、深井が復帰後初ゴール。2点差になった1分後に、岡村、中村、中島を投入します。後半33分には、田中宏武からのクロスに反応した。20歳最後の日の中島が右足で3点目。久々の得点者ぞろいの試合は、42分に久々に小野が出場してしめくくりました。
この試合の収穫
U-18の菅谷がトップチームの公式戦に初出場。後半32分に深井に代わって、ボランチでプレーしました。16歳5カ月13日でクラブ公式戦最年少出場ですよ。ペトロヴィッチ監督 のコメントから、絶賛ぶりが伝わってきます。どんなプレーをしたとしても彼はベスト。チャンスを与えたということは、私が信頼をしたということ。そこに至るまでに彼が努力をしたということ。アシストなどの具体的なものがなかったとしても、私は彼のプレーを評価する
。もちろんデビュー戦なのを考慮しないといけませんが、多少中略した後でも、これだけのワード数で語ってもらえる16歳は、なかなかいないですよ。
中2日、6.10(土)でリーグ戦の一回り目がおしまい。19時からアウェーでサガン鳥栖戦。6.18(日)18時からドームで、ルヴァンカップ 最終節ジュビロ磐田戦。6.24(土)14時からドームでセレッソ大阪戦。温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(9日 07:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/29号
取られたら取り返し快笑
柏レイソル 4-5 北海道コンサドーレ札幌
- 柏レイソル
- 15分 戸嶋 祥郎
- 34分 小屋松 知哉
- 53分 細谷 真大
- 90+1分 武藤 雄樹
- 北海道コンサドーレ札幌
- 10分 荒野 拓馬
- 18分 駒井 善成
- 31分 小柏 剛
- 69分 金子 拓郎
- 90+3分 田中 駿汰
順位 | 第16節 6/3現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17 | 柏レイソル | 12 | 16 | 2 | 6 | 8 | 13 | 0.81 (17) | 24 | 1.50 (11) | -11 |
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 16 | 7 | 4 | 5 | 37 | 2.31 (1) | 31 | 1.94 (16) | 6 |
小柏 (スパチョーク) 浅野 駒井 (宮沢) ルーカス フェルナンデス 金子 (福森) (深井) 中村 荒野 菅 岡村 田中駿 菅野 sub:ク ソンユン キム ゴンヒ トゥチッチ
雨上がりで日差しが強かった開門前後でした。リーグ最少得点対ワースト3位の失点の裏ほこたて対決は、終わってみれば合計9得点が入りました。初めて観る方には面白いゲームだったことでしょう。勝因をひとつに凝縮すると、一度もリードを許さなかったことでしょう。あらためて、先手を取ることと、最後の1点を守りきることは大切なんですね。
シュート13本の前半
ルーカスフェルナンデスが今季初先発。中村が初めてボランチで先発します。特に中村は良かったですね。元々前への動きや前方へのフィードが武器で、加えて瞬時の判断も上がっていました。これで、右ばかりの攻撃から左からも得点の期待ができるのは強いです。実際、先制点は左からの崩し。菅がえぐって、ルーカスフェルナンデスがつなぎ、最後は駒井のマイナスのパスを荒野がエリア外から強烈ミドル。得意の早い時間で先制しました。リードの分だけ優位に立ちましたが、カンタンにいかないのが今年の闘い。5分後に同点にされましたが、これは相手をほめるべきでした。それでも勢いは止まらず、この3分後に突き放します。菅野からのパスを受けた荒野がロングフィード。ルーカスフェルナンデスが反応してボールを収め、カットインをして横パス。そして駒井が決めると負けないのですよ。さらに、もうひとりの勝ち組を忘れてはいけません。31分は小柏が前線で起点を作り、浅野がシュート。好セーブに遭いながらも、スライディングで押し込んで、決めると負けない小柏。しかも、その苗字からかこのカードの相性も文句なし。この2点リードで落ち着くはずですが、落とし穴はこの3分後。コーナーキックの流れで、駒井がミドルを狙い、跳ね返えされました。これをドリブル突破されましたが、無理して止めるよりは献上の方が安全なんですね。あと3点くらい取れそうな勢いで、前半だけでシュート13本。両チーム合計で5得点でした。
苦しい後半にイッパーツ
後半から、相手は4バックから3バックに変更。ミラーゲームになって、役割が明確になったのでしょうね。マンツーマンで対応してきて、両サイドが高い位置を取りづらくなり、ボールが前に進まなくなりました。その流れから、後半8分に同点にされたのは、必然の流れです。このあとも、ボールを持ちながらもなかなか前へ運べない時間が続きます。打ち破ったのは、2試合連続ゴール中の金子でした。浅野の左コーナーキックはパンチングされたものの、いいところにボールが来ました。大好きな角度から左足一閃。コレを目の前真っ正面で見れました。
アディショナルタイムにドラマ
後半29分に福森、32分にスパチョークを入れて、攻撃力のネジを巻き直します。しかし、なかなかチャンスを作れず。中盤の運動量を取り戻すべく、43分に深井と宮沢を入れます。5分のアディショナルタイムに入り、あとは時間の問題と思いましたが、そうは問屋が卸しません。後半46分にコーナーキックから押し込まれて、3度目の同点。流れが流れだっただけに、気持ちが滅入りました。その2分後、駒井の浮き球に宮沢が反応して前に出てヘッドで折り返し。これを田中駿が受けてネットを揺らし大興奮もつかの間オフサイドの判定、しかし、すぐに VAR が入りました。交信は長かったですね。51分に VAR オンリーレビューの結果、判定が変更になり、ゴールが認められました。これは4度目の勝ち越し点ですよ。残り2分も攻めを緩めずに勝ち点3を手にしました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 菅野(5.5)
- 失点は自身の責任ではないが、キーパーとして4失点は屈辱。よく5失点にならなかったとも言えるが。
- DF
- 田中駿(6.0)
- オフサイドから判定変更で、価千金の決勝点。
- 岡村(6.0)
- フロートとのマッチアップはほぼ勝っていた。
- 菅(6.0)
- 最終ラインだが、ほとんど前へ。守備の時は体を張って守る。
- MF
- 金子(6.0)(後半43分out)
- 右一辺倒だけでなく、中に入ることも多い。強烈ミドルは3試合連続。
- 荒野(6.5)
- 攻撃に守りに大車輪。2得点にからむ。
- 中村(6.5)
- 本日最大の発見。奪ってからの展開力素晴らしい。
- ルーカス フェルナンデス(5.5)(後半29分out)
- ドリブルやパスで、1得点目と2得点目にからむ。シュート5本。
- 浅野(6.0)(後半43分out)
- 3得点目のきっかけになるシュート。無得点ながらも右から脅威を与えた。
- 駒井(6.0)
- 攻撃の中心。走り込んで得点。2失点目は止めたら一発レッドになる場面でやむを得ない。
- 福森(5.5)(後半29分in)
- キックで打開を目指す。
- スパチョーク(5.5)(後半18分in)
- 後半の貴重なスピード。
- 宮沢(-.-)(後半43分in)
- 決勝点を折り返した。オフサイドを避けられた。
- 深井(-.-)(後半43分in)
- おもに最終ライン。パスで反撃を目指した。
- FW
- 小柏(6.0)(後半32分out)
- 弾かれたシュートにスライディングで反応して追加点。
- 監督
- ペトロヴィッチ(6.0)
- 後半に押し込まれたところに打開が見いだせなかったのは気がかりなところ。今日ばかりは、選手の気合いに助けられた感。
連戦になります。6.7(水)19時からは厚別で、天皇杯2回戦。SC相模原との対戦。これは勝利あるのみです。6.10(土)でリーグ戦の一回り目がおしまい。19時からアウェーでサガン鳥栖戦。6.18(日)18時からドームで、ルヴァンカップ 第6節ジュビロ磐田戦。6.24(土)14時からドームでセレッソ大阪戦。温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(6日 07:50)