CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/05/18号
自滅で勝ち点配給
FC東京 2-0 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- FC東京
- 59分 小川 諒也
- 69分 久保 建英
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
(第11節終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | FC東京 | 30 | 12 | 9 | 3 | 0 | 18 | 1.50 (4) | 5 | 0.42 (1) | 13 |
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 19 | 12 | 6 | 1 | 5 | 17 | 1.42 (6) | 17 | 1.42 (13) | 0 |
鈴木
チャナ 荒野
ティップ (金子)
菅 ルーカス
(中野) フェルナンデス
(白井)
深井 宮沢
福森 キム 進藤
ミンテ
ク・ソンユン
sub:菅野 石川 早坂 岩崎
無敗のチームと対戦できで、しかも生観戦というのはなかなかないチャンスです。難しいゲームになるのは承知でしたが、ミスは見逃してくれません。公式戦6試合連続無失点のチームは、先制すると余裕になります。打ち崩す力は持ち合わせていませんでした。
がっぷり四つの重たい試合になりました。鋭いカウンターに警戒とわかっていても、攻め込まれていきます。前半だけでも、ソンユンのビッグセーブに3度助けられました。ここまでは想定済みでしょう。しかし、そのあとの反撃ができません。堅い守りでシュートを打たせてもらえないなら、ミドルで脅かしたりドリブル突破で下げさせたいところですが、スコアが動く前にこれは求めづらいですね。前半38分に、福森が左サイドからクロスを入れて、走り込んだルーカスフェルナンデスが右深い位置から叩きつけるヘディングシュートが、最初のチャンスらしいチャンスでした。特に、右からの攻撃がほとんど封じられていました。
後半になって、ようやく反撃できました。ボールがよく動くようになりましたね。福森の直接FKはビッグチャンスで枠に入っていましたが、逆にファインセーブで阻まれました。チャナティップもスルーパスが通って得点への期待が高まってきたところに、落とし穴がありました。キムミンテボールを奪い前にだしたまでは良かったが、かかとにパスしては、さすがの宮沢もあわてます。さらに悪いことに相手にパスしては、いくらソンユンでも動けません。ここまでたった5失点の相手に得点をプレゼントしては、ここで勝負ありました。18分にチャナティップが人の間をすりぬける枠内シュートを放ちましたが、またもファインセーブで止められました。同点のチャンスがなかったわけではありませんが、自滅でフイにしてしまいます。左の菅からのサイドチェンジはルーカスフェルナンデスに通りましたが、これをヘッドでバックパスします。しかし誰も拾えず、カウンターの餌食に遭いました。福森が股を抜かれて、ソンユンはなんとか触れましたが、この二人に過失はありません。フリーだったのに前へ進むよりも人が少ないからとサイドチェンジした消極性と、誰も受けれなかったバックパスは大問題です。
2点取られてからも、ゴール前で何度も行ったり来たりのボール回しが目につきました。相手はシュートコースを消して、なかなかシュートを撃たせなかったのですが、相手を上回ろうとするゴールへの気迫と執念が感じられなかったのが残念です。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- ク・ソンユン(6.5)
- ファインセーブを連発していただけに、責任のない2失点は気の毒。
- DF
- 進藤(5.5)
- 攻撃に行けず、ほぼ自陣に張り付く。
- キム・ミンテ(5.5)
- よく守っていたが、宮沢のかかとにパスしてしまい失点の原因に。
- 福森(6.0)
- 攻撃スタート地点として、鋭いボールを配給。GKに止められた直接FKは完全に枠内。
- MF
- ルーカス フェルナンデス(5.0)(80分out)
- 封じ込まれて見せ場なし。左からの折り返しをヘッドでバックパスを奪われて失点のきっかけに。
- 宮沢(5.0)
- 相手の先制ゴールをアシストしてしまった。
- 深井(5.5)
- 最終ラインに下がって守る。
- 菅(5.0)(75分out)
- 中に入ってのプレーが多く、左サイドでの仕掛けるプレーをもっと見たかった。
- 荒野(5.5)(79分out)
- 運動量はあるものの、前線では脅威にならず。少し下がり目からの上りは持ち味なのだが。
- チャナティップ(6.0)
- 負傷明けを感じさせないいつもの動き。90分間ずっと脅威を与え続ける。63分のシュートは左手一本で阻まれた。
- 中野(5.5)(75分in)
- 左から高い位置で攻撃を仕掛ける。シュートは正面。
- 金子(-.-)(79分in)
- 攻撃にしっかりと絡む。動き回りもよし。
- 白井(-.-)(80分in)
- 上下によく動き回った。
- FW
- 鈴木(5.5)
- 効果的ボールがなかなか入らず。それだけに決定機を決めたかった。
- 監督
- ペトロヴィッチ(5.5)
- 後半に攻撃の頻度は増えたが、得点力不足への回答はなし。
この試合の収穫
途中出場の3人は、各自の役割を果たしたと思います。特に中野は左サイドもいけますね。深い位置からのクロスは効果的でした。広くボールが回るようになったのも良かったです。展開的に難しかったのでしょうが、もう少し早めの投入でも良かったと思います。
なんとも納得いかない敗戦でしたが、ダメージはありません。切り替えましょう。5月22日(水)19:00からは、アウェーでルヴァン杯湘南ベルマーレ戦。”誤審”をも乗り越えての逆転劇で、気持ちは高まったままでしょう。その後はドーム2連戦。5月25日(土)14:00ガンバ大阪戦。6月1日(土)14:00サンフレッチェ広島戦。順位の位置関係から、落とさずにいきたいです。
(21日 07:50)