CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/06/03号
取られたら取り返し快笑
柏レイソル 4-5 北海道コンサドーレ札幌
- 柏レイソル
- 15分 戸嶋 祥郎
- 34分 小屋松 知哉
- 53分 細谷 真大
- 90+1分 武藤 雄樹
- 北海道コンサドーレ札幌
- 10分 荒野 拓馬
- 18分 駒井 善成
- 31分 小柏 剛
- 69分 金子 拓郎
- 90+3分 田中 駿汰
順位 | 第16節 6/3現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17 | 柏レイソル | 12 | 16 | 2 | 6 | 8 | 13 | 0.81 (17) | 24 | 1.50 (11) | -11 |
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 16 | 7 | 4 | 5 | 37 | 2.31 (1) | 31 | 1.94 (16) | 6 |
小柏 (スパチョーク) 浅野 駒井 (宮沢) ルーカス フェルナンデス 金子 (福森) (深井) 中村 荒野 菅 岡村 田中駿 菅野 sub:ク ソンユン キム ゴンヒ トゥチッチ
雨上がりで日差しが強かった開門前後でした。リーグ最少得点対ワースト3位の失点の裏ほこたて対決は、終わってみれば合計9得点が入りました。初めて観る方には面白いゲームだったことでしょう。勝因をひとつに凝縮すると、一度もリードを許さなかったことでしょう。あらためて、先手を取ることと、最後の1点を守りきることは大切なんですね。
シュート13本の前半
ルーカスフェルナンデスが今季初先発。中村が初めてボランチで先発します。特に中村は良かったですね。元々前への動きや前方へのフィードが武器で、加えて瞬時の判断も上がっていました。これで、右ばかりの攻撃から左からも得点の期待ができるのは強いです。実際、先制点は左からの崩し。菅がえぐって、ルーカスフェルナンデスがつなぎ、最後は駒井のマイナスのパスを荒野がエリア外から強烈ミドル。得意の早い時間で先制しました。リードの分だけ優位に立ちましたが、カンタンにいかないのが今年の闘い。5分後に同点にされましたが、これは相手をほめるべきでした。それでも勢いは止まらず、この3分後に突き放します。菅野からのパスを受けた荒野がロングフィード。ルーカスフェルナンデスが反応してボールを収め、カットインをして横パス。そして駒井が決めると負けないのですよ。さらに、もうひとりの勝ち組を忘れてはいけません。31分は小柏が前線で起点を作り、浅野がシュート。好セーブに遭いながらも、スライディングで押し込んで、決めると負けない小柏。しかも、その苗字からかこのカードの相性も文句なし。この2点リードで落ち着くはずですが、落とし穴はこの3分後。コーナーキックの流れで、駒井がミドルを狙い、跳ね返えされました。これをドリブル突破されましたが、無理して止めるよりは献上の方が安全なんですね。あと3点くらい取れそうな勢いで、前半だけでシュート13本。両チーム合計で5得点でした。
苦しい後半にイッパーツ
後半から、相手は4バックから3バックに変更。ミラーゲームになって、役割が明確になったのでしょうね。マンツーマンで対応してきて、両サイドが高い位置を取りづらくなり、ボールが前に進まなくなりました。その流れから、後半8分に同点にされたのは、必然の流れです。このあとも、ボールを持ちながらもなかなか前へ運べない時間が続きます。打ち破ったのは、2試合連続ゴール中の金子でした。浅野の左コーナーキックはパンチングされたものの、いいところにボールが来ました。大好きな角度から左足一閃。コレを目の前真っ正面で見れました。
アディショナルタイムにドラマ
後半29分に福森、32分にスパチョークを入れて、攻撃力のネジを巻き直します。しかし、なかなかチャンスを作れず。中盤の運動量を取り戻すべく、43分に深井と宮沢を入れます。5分のアディショナルタイムに入り、あとは時間の問題と思いましたが、そうは問屋が卸しません。後半46分にコーナーキックから押し込まれて、3度目の同点。流れが流れだっただけに、気持ちが滅入りました。その2分後、駒井の浮き球に宮沢が反応して前に出てヘッドで折り返し。これを田中駿が受けてネットを揺らし大興奮もつかの間オフサイドの判定、しかし、すぐに VAR が入りました。交信は長かったですね。51分に VAR オンリーレビューの結果、判定が変更になり、ゴールが認められました。これは4度目の勝ち越し点ですよ。残り2分も攻めを緩めずに勝ち点3を手にしました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 菅野(5.5)
- 失点は自身の責任ではないが、キーパーとして4失点は屈辱。よく5失点にならなかったとも言えるが。
- DF
- 田中駿(6.0)
- オフサイドから判定変更で、価千金の決勝点。
- 岡村(6.0)
- フロートとのマッチアップはほぼ勝っていた。
- 菅(6.0)
- 最終ラインだが、ほとんど前へ。守備の時は体を張って守る。
- MF
- 金子(6.0)(後半43分out)
- 右一辺倒だけでなく、中に入ることも多い。強烈ミドルは3試合連続。
- 荒野(6.5)
- 攻撃に守りに大車輪。2得点にからむ。
- 中村(6.5)
- 本日最大の発見。奪ってからの展開力素晴らしい。
- ルーカス フェルナンデス(5.5)(後半29分out)
- ドリブルやパスで、1得点目と2得点目にからむ。シュート5本。
- 浅野(6.0)(後半43分out)
- 3得点目のきっかけになるシュート。無得点ながらも右から脅威を与えた。
- 駒井(6.0)
- 攻撃の中心。走り込んで得点。2失点目は止めたら一発レッドになる場面でやむを得ない。
- 福森(5.5)(後半29分in)
- キックで打開を目指す。
- スパチョーク(5.5)(後半18分in)
- 後半の貴重なスピード。
- 宮沢(-.-)(後半43分in)
- 決勝点を折り返した。オフサイドを避けられた。
- 深井(-.-)(後半43分in)
- おもに最終ライン。パスで反撃を目指した。
- FW
- 小柏(6.0)(後半32分out)
- 弾かれたシュートにスライディングで反応して追加点。
- 監督
- ペトロヴィッチ(6.0)
- 後半に押し込まれたところに打開が見いだせなかったのは気がかりなところ。今日ばかりは、選手の気合いに助けられた感。
連戦になります。6.7(水)19時からは厚別で、天皇杯2回戦。SC相模原との対戦。これは勝利あるのみです。6.10(土)でリーグ戦の一回り目がおしまい。19時からアウェーでサガン鳥栖戦。6.18(日)18時からドームで、ルヴァンカップ 第6節ジュビロ磐田戦。6.24(土)14時からドームでセレッソ大阪戦。温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(6日 07:50)