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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/3号

柏の地で小柏躍動
VAR には VAR 返しだ

柏レイソル 1-2 北海道コンサドーレ札幌

順位 第16節 5/30現在 得点 失点
16 柏レイソル 14 17 4 2 11 15 0.88 (14) 24 1.41 (16) -9
11 北海道コンサドーレ札幌 22 16 6 4 6 23 1.44 (4) 21 1.31 (13) 2
 
        ジェイ
 
   駒井        小柏 
               (菅)
 
 青木        ルーカス
 (柳)  フェルナンデス
              (金子)
 
    高嶺     荒野
            (深井)
   
  福森  田中駿  岡村
 (宮沢)
        
        菅野
        
sub:大谷 小野 

厳しくて、難しい試合でした。前半にVARの判定2回でアディショナルタイム10分。カード計6枚で最後は体力勝負。決して美しい勝利ではなかったですが、取りこぼさずに確実に勝ち点3を確保したのは次につながります。5月は3勝2分け1敗で勝ち越しです。

小柏2得点目

序盤からボールを長い時間保持します。相手が4バックを避けて3バックで始めたことも助かりました。そこで効いたのは小柏です。前への飛び出してチャンスを作ります。14分、ロングボールに反応したジェイが、ペナルティーエリア内のヘディングでボールを小柏の右へ落とし、反応てしフリーでボレーシュートを放ったものの枠の上へ。しかし、その5分後、決まりました。左からの青木のクロスに合わせて、グランダーで貴重な先制ゴール。待ちに待った2得点目です。はずしてしまう場面が目立ちましたが、枠に入れたら入るんです。得点だけでなく、後半 49分に菅と交代するまで、前線で巧みな動き出しを繰り返していました。

VAR のあとは VAR

飲水タイムで、相手は4バックに変更。これで息を吹き返して、攻め込まれる場面が出てきます。そういった流れで、前半30分にゴール手前で青木が相手を倒しました。これがオンフィールドレビューで、ペナルティエリア内で倒したとして PK の判定。よくよく見ると、ペナルティエリア側だったのであきらめがつきました。同点にされましたが、流れが悪くならなかったのがよかったですね。40分にはVAR 返し。 福森からの CK はクリアされるが、高嶺と田中を経由したボールを岡村が拾い、ペナルティエリア左から折り返しのパス。これが相手DFに当たってゴールに入りましたがオフサイドの判定。プレー再開しょうとしたところで、主審にリクエストを行いました。オンフィールドレビューで、オフサイドポジションにいたジェイがどの程度プレーに関与を確認。判定が覆ってゴールを認められました。オウンゴールのようにもみえましたが、相手のアシストいただいたから、認められやすかったのかもしれないです。

我慢の後半

後半開始と同時に、相手は2人交代。さすがに攻め込まれる場面が増えました。特に左から突破されて危険を感じましたが、相手のクロスの制度の低さでシュートを撃たれることは少なかったです。当然手を打って、後半23分に3人交代。宮沢、深井、金子が入り、高嶺が左CB へ移動。がっちり守っていく体制です。攻撃でなかなか前へ行けなかったのは不安でしたが、中盤での運動量は落ちなかったですね。高嶺は最終ラインで攻撃の芽を摘むハイパフォーマンス。終始一対一の戦いを挑まれていたジェイは体を張るだけでなく、動き回って献身的に守備でも高い貢献。終盤は肉弾戦の様相になってきました。38分には、左サイドで走り回った青木に代わって柳を投入。アディショナルタイムに菅が入り、守りきった試合をモノにしました。

それでも苦言をいわせろ

シュート8本中、枠内シュートたったの1本ですよ。いくら撃ってもこれでは得点は遠いです。最後はシュートで終るというよりも、大きなチャンスで上にあげてしまうのがもどかしい。小柏は 5分後に決めたからよかったものの、青木と金子はもっと得点を取れるんじゃないと、思ってしまいます。

6月に入ると日本代表戦が続くため、ルヴァン杯プレーオフステージから。横浜F・マリノスとの対戦で、6月6日(日)13時から厚別で、2戦目は、6月13日(日)17時からニッパツ三ツ沢での試合になります。おっと、この間に天皇杯が入ってきますね。6/9(水)19時から、厚別でソニー仙台戦。(2021.6.5 09:20 お詫びと訂正。いわきFCソニー仙台に敗れておりました)いわきFC戦。17年に対戦したアノ相手です。当時は県1部。7部相当に屈辱でした。今やJFLで、J3ライセンスを持ちます。決してリベンジではなく、格の違いを見せつけましょう。リーグ戦は、6.19(土)14時、厚別での大分トリニータ戦から再開です。

(1日 23:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/6号

先制点 ま・ぼ・ろ・し〜
足りないのは得点のみ

北海道コンサドーレ札幌 0-0 サガン鳥栖

順位 第16節 5/26現在 得点 失点
12 北海道コンサドーレ札幌 19 15 5 4 6 21 1.40 (8) 20 1.33 (12) 1
3 サガン鳥栖 32 17 9 5 3 22 1.29 (4) 7 0.41 (1) 15
 
        ジェイ
        (青木)   
 
   駒井        小柏 
 (ルーカス
  フェルナンデス)

  菅             金子
 (ドウグラス
  オリヴェイラ)
 
    深井     高嶺
   (岡村) 
   
  福森  宮沢  田中駿
  (荒野)
        
        菅野
        
sub:大谷 柳
    

いくら最近の対戦成績が良くても、リーグ最少の7失点で、6試合負けなしで3位との対戦は厳しいと見ていました。アンデルソンロペスが負傷で欠場のため、スコアレスドローでもやむなしと思っていたら、その通りになりました。しかし、試合展開を見ていくと、勝ち点2を失ったのはウチラのほうとしか、思えてこないのですよ。2試合連続無失点はうれしいですが、それ以上にもったいない感が残りました。

小柏・・・

さすが堅守のチームだけあって、なかなか攻撃に行かせてくれない前半でした。しかし、チャンスがなかったわけではなく、むしろビッグチャンスはウチラのほうが多かったです。開始早々から小柏が走り回り、4分にシュートを撃つがキーパーの正面。最大の決定機は前半21分。深井がダイレクトで受けて、ペナルティエリア手前の右に向けてスルーパス。これに小柏がフリーで抜け出し、ペナルティエリア中央でGK との1対1を制して、左に浮かし気味に撃ったがたが枠外へ。これは悔しかったです。46分にもスペースに抜け出して、ペナルティエリア中央で撃てるチャンスでしたが、相手にクリアされました。

VAR ・・・

後半13分、田中駿太が中央から、右サイドの金子パス。ドリブルで持ち上がると、ペナルティエリア右からマイナス方向に折り返し。フリーになった菅が右足を振りいて、ネットを揺らしました。誰もが先制点を疑いませんでしたが、VARオンリーレビューの結果、判定変更でノーゴール。文句のないゴールと思いつつ、何度もハイライトを見直しました。中央にいた田中駿太がパスを出したときに金子がオフサイドの位置にいたため、オフサイドの判定。金子から菅へのボールは問題なかったのですが、その前のさらに前、ボールをもらいに下がる前のとき、中央から前方へのスルーパスが出たときに、相手よりも前方の位置にいました。だったら先にオフサイドの旗を上げてよと、思うのは酷なのでしょうか。VAR で正当な判定が出るのは歓迎ですが、このようにやりきれない判定が出る前にオフサイドになってほしいと思ってしまいます。

この試合の着眼点

前半は前線の選手の守備連係が不十分でした。ジェイは守備では消え気味で、これが前半だけで退いた一因かもしれません。後半開始と同時に青木を投入。ターゲットが消えたと思ったら、逆に機動力が増しました。小柏が1トップの位置に入り、駒井と青木がシャドーの位置。ただし、動きと得点力は別モノですから、アンデルソンロペスの得点力に依存しすぎないことですよ。

悲観する材料ばかりでなく、ポジティブにとらえていい点もいくつかあります。宮沢は終始ハイレベルなパフォーマンスで、リスクマネージメントや空中戦に対応。2試合連続無失点の立役者です。後半29分から入った荒野は中盤で活力注入し、ルーカスフェルナンデスはキレッキレの動きが戻ってきました。35分に入ったドゥグラスオリベイラと43分に入った岡村はプレー時間が短く、次に期待しましょう。

中2日で、5.29(土)19時からアウェーで柏レイソル戦。アウェー席はありません。屋外でのナイトマッチです。少なくとも、昼間は暑いでしょう。体力の消耗に気をつけて、3連戦と5月最後を締めくくりましょう。6月に入ると日本代表戦が続くため、ルヴァン杯プレーオフステージの1・2戦からに。横浜F・マリノスとの対戦で、6月6日(日)13時から厚別で、2戦目は、6月13日(日)17時からニッパツ三ツ沢での試合になります。

(28日 22:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/10号

待ってました
クリーンシートで勝利

北海道コンサドーレ札幌 2-0 清水エスパルス

順位 第15節 5/23現在 得点 失点
12 北海道コンサドーレ札幌 18 14 5 3 6 21 1.50 (7) 20 1.43 (13) 1
16 清水エスパルス 12 15 2 6 7 11 0.73 (17) 21 1.40 (16) -10
 
        ジェイ
 
   小柏  アンデルソン
             ロペス
             (青木)
 
  駒井          金子
 (ルーカス     (岡村)
  フェルナンデス)
 
    深井     高嶺
   (キム    (荒野)
   ミンテ)
   
  福森  宮沢  田中駿
        
        菅野
        
sub:大谷 菅
    

試合開始前に、13位と16位との対戦で、勝ち点差3。お互いに勝ちたいゲームで、相手は対策を講じてきましたが、確実に勝ち点差3を手にしました。その上、今季初のクリーンシートでの勝利です。

大きな菅野のダブルセーブ

ウチラに合わせて3バックを採用してきた相手に対して、その狙い通りになってなかなか攻められずに時間が進みました。ボール保持率だけが高いです。そうなると、一瞬の隙を突かれやすくなります。18分には、GK権田からのロングボールがルーズボールになって、右側にいたFWカルリーニョスが反応して抜け出されました。これをシュートされるも菅野が手でセーブ。こぼれたところを詰められましたが、足の位置をそのままにしていて、その足でセーブ。詰められて失点を覚悟しましたが、このビッグプレーは大きかったです。

パスが回り始める

時間が経ってくると慣れてきて、反撃できるようになります。前半アディショナルタイムのパス回しはよかったですね。ワンタッチの連続で、前へ進んでいきます。小柏、福森、駒井、福森、ジェイ、駒井とボールがつながり、最後は深井のシュート。得点にはならなかったものの、後半へと期待できました。

お約束の三人で先制

後半もボールを保持しますが、ゴールに迫れるようになりました。後半2分には、小柏が反応して左サイドを抜け出して、クロスをジェイへ。頭で合わせるも得点になりませんでしたが、期待が高まりました。その4分後、福森―ジェイ―アンデルソンロペスです。左サイドの敵陣浅い位置から福森が、ゴール前へクロス。ジェイが収めて、アンデルソンロペスがワンタッチで左足を振り抜いて強烈なボレーシュートが決まりました。これで、12点目です。

右45度から金子が一撃

その後も、パスを細かくつなぎ、相手の守備を揺さぶります。追加点を取るまで早かったです。10分に左 CKから。相手にクリアされたボールは、ペナルティエリア手前の右へ。そこがちょうど右45度の金子拓郎ゾーンでした。エリア外からの豪快ミドル弾は、今週のベストゴールにノミネートでしょう。このゴールでJ1通算400得点です。

2点差は安心できませんが・・・

この勢いで大量得点を狙いたかったところですが、15分にアンデルソンロペスが着地のときに足を痛めて倒れ込みました。プレー続行不可能で青木に交代。攻守で良い働きを見せてくれました。試合は落ち着き、26分に荒野とルーカスフェルナンデスを投入。これは疲労を考慮した交代でしょう。43分には、深井に代わってキムミンテ、金子に代わって岡村が入りました。岡村はボランチに入り、確実に締めくくる意図です。ヒヤッとするところはありましたが、確実に勝ち点3を無失点で得ました。

それでも苦言をいわせろ

後半49分に、キムミンテにレッドカード。当初は PK の判定でしたが、VAR オンフィールドレビューで、ペナルティエリア手前の中央の FK の判定。これには助けられました。今シーズン2度目のレッドカードで、またなのかと言うのは簡単ですが、今回は、チームとして起こるべくして貰うべくしてもらったレッドカードと言いたい。時間帯的にボールを保持して時間を稼ぎたいのはわかります。高い位置での保持なら、奪われても体制を整える余裕があります。しかし、徐々に後方に下がっていき、田中駿太から後方のキムミンテへ。ボールを持ち替えて長く持っていましたが、左の福森はフリーだが距離が長く、どこへボールを出すのか迷いがあったのかもしれません。そうしているうちにプレスをかけられて、奪われました。菅野と1対1になったので、やむを得ず手が出てしまったのでしょう。攻撃で出し手を探して一旦下がるのは理解できるが、ボールキープで後ろに下がるのは危険です。

次は中3日で、5.26(水)19時ドームでサガン鳥栖戦。最少失点で3位ですが、ここ数年の対戦成績から勝てるカードです。5月最後は、5.29(土)19時からアウエーで柏レイソル戦。勝ち点をさらに積み上げるチャンスです。勝って浮上しましょう。そのあとは日本代表戦が続くため、ルヴァン杯プレーオフステージの1・2戦になります。横浜F・マリノスとの対戦で、6月6日(日)13時から厚別で、2戦目は、6月13日(日)17時からニッパツ三ツ沢での試合になります。

(23日 22:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/13号

ピッチはタテ チーム前向き
2位で次のステージ進出

北海道コンサドーレ札幌 0-0 鹿島アントラーズ

順位 Aグループ第6節 5/19現在
得点 失点

1 鹿島アントラーズ 12 6 3 3 0 14 2.33 (1) 4 0.67 (1) 10
2 北海道コンサドーレ札幌 11 6 3 2 1 11 1.83 (2) 8 1.33 (2) 3
3 アビスパ福岡 8 6 2 2 2 10 1.67 (3) 11 1.83 (3) -1
4 サガン鳥栖 1 6 0 1 5 5 0.83 (4) 17 2.83 (4) -12
 
        中島
    (ガブリエル)
          
  ドウグラス   青木
  オリヴェイラ
         
 ルーカス          柳
 フェルナンデス 
 
    荒野      駒井
   (小野)    (高嶺)
        
  菅    キム   岡村
(田中宏) ミンテ
        
        大谷
        
sub:阿波加 中野 中村

札幌ドームの機械トラブルの影響によりホヴァリングサッカーステージの移動が完了いたしませんでした。これに伴い、本日の試合は通常のピッチ位置から90度反時計回りに回転した位置での開催。メインスタンドはゴール裏に面して、ホームのゴール裏が、普段はメインスタンドから見る構図になりました。これも新しい景色を見たということになりますね。1位通過を目指しましたが、守られてスコアレスドロー。プレーオフステージは横浜F・マリノスとの対戦。6月6日(日)13時から厚別で、2戦目は、6月13日(日)17時からニッパツ三ツ沢での試合になります。

スクランブル体制も負傷者戻る

リーグ戦から中2日。加えて、ジェイが食中毒による体調不良。控えに GK が 2人入り、菅がスタメンで最終ラインに入る異例の体制です。菅は後半7分に、ゴールライン上でクリアのビッグプレーがありました。ワントップで出場した中島は、猛攻を仕掛けにいきました。そんな中で、キムミンテとルーカスフェルナンデスが戻ってきました。その上、どちらもフル出場です。攻守で要になる選手が戻ってきました。

ガブリエルついにデビュー

入国制限があって、4月に来日。カップ戦前節では、終了間際に出場予定も、1点を返されたことで投入見送りになっていました。この試合では、後半19分に入って最前線でプレー。25分には果敢なドリブル突破でシュートまで持ち込みました。連携はまだまだこれからですが、出来は悪くありません。早くゴールを見たいですね。

この試合の着眼点

展開も結果も、可もなく不可もない試合でした。勝ち点で上の相手からは負けなければよく、ウチらが1位突破するには勝利が必須。相手はその事情を知ってか、攻め込まれても、守っていなせば良しとしてきます。実際に、青木は前半6分のシュートとはGKにはばまれ、16分のシュートも相手にブロックされました。ドウグラスオリヴェイラは3本シュートを撃っています。実績のある選手が並んだ相手に、豊富な運動量と、球際の激しさで互角の戦いを続けましたが、もう一歩、勝ち抜くためにレベルアップしたいところです。

再び中2日で、5.22(土)14時清水エスパルス戦、5.26(水)19時サガン鳥栖戦と、ドームが続いて、5月最後は、5.29(土)19時からアウエーで柏レイソル戦。勝ち点を積み上げるチャンスです。勝って浮上しましょう。そのあとは日本代表戦が続くため、プレーオフステージの1・2戦になります。

(21日 23:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/16号

足りないのは得点のみ
善戦だけでは満足できない

川崎フロンターレ 2-0 北海道コンサドーレ札幌

順位 第14節 5/16現在 得点 失点
1 川崎フロンターレ 45 17 14 3 0 43 2.53 (1) 12 0.71 (2) 31
13 北海道コンサドーレ札幌 15 13 4 3 6 19 1.46 (8) 20 1.54 (15) -1
 
   アンデルソンロペス
 
   駒井        小柏
 (ジェイ)
 
  菅            金子
 (青木)   (ドウグラス
         オリヴェイラ)
 
    高嶺      深井
             (荒野)
        
  福森  宮沢  田中駿
        
        菅野
        
sub:大谷 柳 岡村
    

昨年がまぐれでないことを証明して、記録ストップをかけて臨みましたが、22試合連続無敗新記録を許したことで後世に残すことになりました。勝ち点をもぎ取るチャンスはあったのですが、先制されると厳しいですね。仕上げには、終了間際に小林悠が出てきて、ゴールだけもぎ取られました。このあたりに、まだまだ力の差を認めざるを得ないです。

期待を抱かせた前半

最もこわい三笘を、田中かドリブルを止めたり、金子が対応していきました。攻めれる時間帯もあり、前半は完全に互角です。立ち上がりは、セカンドボールも拾えるものの、ハーフウェーラインを越えてからの攻撃に苦心。アンデルソン ロペスでタメを作れず、肝心なところは抑えられていました。そんな中でも、時間が経つとチャンスを作れるようになります。前半37分には、駒井が左に展開して、オーバーラップした菅が受けてクロスを出し、これにアンデルソンロペスをが反応してペナルティエリア中央からシュート。45分は、小柏のドリブルでの持ち上がりから、アンデルソンロペスのシュートは枠の上へ。決して防戦一方ではありませんが、早目に先手を取っておきたかったです。

得点を許すと守られる

後半開始と同時に、田中 碧を投入してきました。中盤が強化されて、相手のペースになってきます。対して、悪くなかった前半のため、選手交代は後手になりました。後半4分に、左右サイド深くでボールを収められて、クロスをゴール前でわずかに触れてファーサイドにながされたところでで押し込まれました。この5分後に荒野を投入。流れを食い止める意図は感じられたものの、1点を取り返す交代はしづらかったのでしょう。15分には、福森が直接 FK を撃ち、壁を越えてゴール左上を枠内をとらえたが、GK の好セーブ。24分にジェイと青木が入り、43分にはドウグラスオリヴェイラが入ります。テンポよくパスを回して攻め急ぐが、相手守備陣にことごとく阻まれました。攻めるが守られる図式です。

決めるか決められるかの違い

シュート数は相手と同じ12本。決めれる人がいるかいないかの違いなのでしょうね。後半42分には、小林悠を入れてきました。1点リードでは満足できない表われです。注文通りに、ハーフウェーライン付近で荒野が田中碧に奪われて前へ送られると、ディフェンスラインの裏に抜け出してネットを揺らされました。一度はオフサイドの判定になるものの、VAR オンリーレビューの結果、判定を変更。公式戦 9試合連続ゴールを狙い通り決められました。こういった、抜け目のなさは、ウチラにはまだまだ足りないところです。

この試合の収穫

小柏が初のフル出場です。これまで、あとが控えているから燃料切れまで走ってこいと言われたかのような動きでしたが、ひとかわむけたのではないでしょうか。それでいて、チームトップのスプリント数です。次は、勝利に繋げることでしょう。

次は、中2日で、5.19(水)19時ドームでのルヴァンカップ最終節鹿島アントラーズ戦。自力で1位突破のチャンスです。5.22(土)14時清水エスパルス戦、5.26(水)19時サガン鳥栖戦と、ドームが続いて、5月最後は、5.29(土)19時からアウエーで柏レイソル戦。勝ち点を積み上げるチャンスです。勝って浮上しましょう。

(18日 0:10)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/23号

暑さに風にうずしおの四国
今季二度目の逆転勝利

徳島ヴォルティス 1-2 北海道コンサドーレ札幌

順位 第13節 5/9現在 得点 失点
14 徳島ヴォルティス 14 14 4 2 8 13 0.93 (12) 20 1.43 (17) -7
11 北海道コンサドーレ札幌 15 12 4 3 5 19 1.58 (3) 18 1.50 (15) 1
 
   アンデルソンロペス
 
   駒井        小柏
  (青木)      (荒野)
 
  菅             金子
 (柳)           (岡村)
 
    高嶺      深井
   (ジェイ)
        
  福森  宮沢  田中駿
        
        菅野
        
sub:大谷
    ドウグラスオリヴェイラ

J1では初めての四国です。四の国です。ハワイではありません。バカンスの地へ行ったかのような暑さで、札幌とは寒暖差が大きかったです。その上、強風にも手を焼いたところで、よく逆転で勝利を手にしました。シュートは今季最少の3本。しかも、枠内シュートはたったの2本でした。数字上は効率よく勝てたと言われるのでしょうが、実態は苦しんでいました。

攻めれなかった前半

相手は4バックに外国籍選手を3人並べてきました。個々の能力は強かったです。アンデルソンロペスとDFカカは、ずっと1対1での攻防でした。小柏の突破も止められて、ボールを奪われると相手の攻撃がゴールに迫られること幾度もありました。こちらの攻撃が右に片寄って狙い通りに奪われるようでは、相手のペースにはまっていきます。失点は高嶺がブラインドになって脇から決められました。むしろ、アディショナルタイムの1失点だけで済んだのかもしれないです。

ジェイ投入で反撃

前半のシュートが、37分に駒井がこぼれ球に反応して撃つものの、大きく外れた1本のみ。打開するしかない状況で、後半開始と同時にジェイを投入。しばらくは相手の流れで進みましたが、マークが分散されるのでしょうね。反撃に転じると期待できました。同点ゴールは、福森の裏街道から。クロスがファーサイドのジェイに入り、ヘッドで折り返すと、ゴール前でアンデルソンロペスが押し込みました。ワンタッチできれいに流れたゴールです。

荒野に復活の予兆

同点に追いついても、相手がボールを保持して攻められる図式は変わらず。そんな中、後半23分に荒野が入りました。中盤に入ってから、徐々に流れを引き寄せてきました。セカンドボールを拾えるようになったのが大きいです。ケガ前のように走り回われたのは、データにも現れました。22分間で走行距離3.828kmは、1分あたり174m。これはフル出場した深井の11.959kmで1分あたり132mを上回ります。逆転ゴールは中盤で跳ね返したところから。DFカカのクリアミスをDFドゥシャンが拾えず、GK上福元が拾ったもののルーズボールになり、これをアンデルソンロペスが見逃さずにバーに当たりながらも豪快に決めました。

アディショナルタイム8分逃げ切り

逆転直後の35分に、菅に代わって柳、駒井に代わって青木が入りました。これは得点の前に用意されていた交代です。この3分後に、金子に代わって岡村を入れたのは、明らかに、逃げ切って確実に勝ち点3を持って帰るというメッセージでした。岡村、田中駿太、福森の並びでしたが、深井と宮沢を加えて、実質5バックです。右サイドに入った柳も守備に奮闘します。何が起こってもフシギではないアディショナルタイム8分を全員で守り切って、貴重な勝ち点3を手にしました。

それでも苦言をいわせろ

小柏か途中交代で下がりました。でもスプリント数はチームトップです。しかし、効果的な飛び出しはほとんどなかったですね。これは、相手の外国籍ディフェンダーに止められたこともあります。しかし、これはプロとして越えないといけない壁になるのでしょうね。いつもうまくいくとは限りません。更なる成長を期待しましょう。

ようやく長い連戦が終わりました。次は。5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦。またもや記録ストップの大チャンスがやってきました。しかも、相手は水曜日にも試合があります。昨年がまぐれでないことを証明して、再び記録にも記憶にも残すべし。そのあとは、5.19(水)19時ドームでのルヴァンカップ最終節鹿島アントラーズ戦。自力で1位突破のチャンスです。5.22(土)14時清水エスパルス戦、5.26(水)19時サガン鳥栖戦と、ドームが続いて、5月最後は、5.29(土)19時からアウエーで柏レイソル戦。5月はいいスタートです。乗っていきましょう。

(11日 1:11)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/27号

無事にステージ突破
収穫ある勝利

北海道コンサドーレ札幌 2-1 サガン鳥栖

順位 Aグループ第5節 5/5現在
得点 失点

1 鹿島アントラーズ 11 5 3 2 0 14 2.80 (1) 4 0.80 (1) 10
2 北海道コンサドーレ札幌 10 5 3 1 1 11 2.20 (2) 8 1.60 (2) 3
3 アビスパ福岡 5 5 1 2 2 6 1.20 (3) 10 2.00 (3) -4
4 サガン鳥栖 1 5 0 1 4 4 0.80 (4) 13 2.60 (4) -9
 
 ドウグラスオリヴェイラ
       (小野)
 
   小柏        金子
            (ジェイ)
 
 青木              柳
(田中宏)
 
    荒野      深井
        
  高嶺  宮沢  田中駿
        
        大谷
        
sub:阿波加 中村
     ガブリエル 中島

何はともあれ、ルヴァン杯1次リーグ突破しました。グループAの2位以内を確定させ、3大会連続でのグループステージ突破です。中2日で試合の厳しい状況でしたが、メンバーを入れ替えつつ、よく勝ち点3を手にしました。

試合の入り進化

立ち上がり最初の15分くらいまでは、ボールを動かして、そこから仕掛けることを心掛けて試合に入りました。相手がボールを追う時間が長くなり、左右に揺さぶられて、相手を疲れさせて追い切れなくなり、スペースを与えてくれる。これはとても良いアイディアですね。同じボール保持するなら、出しどころが見つからずに後ろでボールを回すよりも、ずっと良いです。これを具現できる荒野と深いがようやく90分フル出場できました。宮沢が最終ラインに入ったのも、こういった意義があり納得できます。

出場機会が少ない選手が活躍

がっぷり四つのさぐり合いから、次第に自陣でパスを動かしながら様子をうかがうようになります。ゲームが動いたのは、前半24分。荒野の縦パスに反応して、小柏がペナルティエリア左に入りました。そのときに倒されて PK を獲得します。ドゥグラスオリベイラの低い弾道のシュートはセーブされるも、こぼれ球を自ら拾って押し込みました。このセーブされながらも押し込めたのが良かったですね。後半14分の追加点は、再び小柏から。パスを受けた青木が左サイドから中央へ切れ込み、ペナルティエリア手前の左からダイレクトにシュートを撃ち、豪快にネットを揺らしました。移籍組の第1号です。これはうれしいですね。27分にジェイ、41分に小野と特別指定の田中宏を投入して、危なげなく試合を進めてきました。

それでも苦言をいわせろ

最も気をつけなければいけない時間帯は、アディショナルタイムになったのでしょうか。こぼれ球に反応されて、公式戦3試合連続でネットを揺らされました。相手はグループリーグ敗退がかかっていることを忘れたとは思いませんが、必死さに屈してはいけませんよ。締めくくりをしっかりと。用意していたガブリエルの初出場はおあずけになりました。

ルヴァンカップは、5.19(水)19時ドームでの鹿島アントラーズ戦が最終節。自力で1位突破のチャンスです。勝ちましょう。その前にリーグ戦。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。油断禁物。5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦。これは昨年がまぐれでないことを証明して、再び記録にも記憶にも残すべし。5.22(土)14時清水エスパルス戦、と5.26(水)19時サガン鳥栖戦と、ドームが続いて、5月最後は、5.29(土)19時からアウエーで柏レイソル戦。加速していきましょう。

(7日 1:00)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/30号

勝てなかった 負けなかった
無失点もスコアレスドロー

湘南ベルマーレ 0-0 北海道コンサドーレ札幌

順位 第12節 5/2現在 得点 失点
15 湘南ベルマーレ 12 12 2 6 4 10 0.83 (15) 12 1.00 (7) -2
14 北海道コンサドーレ札幌 12 11 3 3 5 17 1.55 (6) 17 1.55 (14) 0

       ジェイ
     (ドウグラス
    オリヴェイラ)
 
  チャナ  アンデルソン
 ティップ     ロペス
 
 菅               金子
(小柏)            (柳)
 
    高嶺      駒井
   (荒野)    (深井)
        
  福森   宮沢   田中
        
         菅野
        
sub:大谷 青木

ようやくジェイが先発出場。アンデルソンロペスへの負担が減り、チャナティップと共に攻撃をけん引して勝利に導くと期待できましたが、結果はスコアレスドローでした。中3日での出場選手が多く、道内との気温差と共にコンディションに不安がありました。さらに、風速4メートルながらも置いたボールが転がる湘南の風の影響も受けました。攻撃方向に追い風が吹いている風上の前半はボールが伸び過ぎ、後半は押し戻されました。

追い風に乗れなかった

ここ6試合は負けがなく、1カ月以上複数失点を喫していない相手です。右からよく攻めていましたが、前半のボール支配率59%で枠内シュートが6本なのが信じられなかったですね。そのように感じる程、相手の守備の堅さと攻撃の速さを感じました。しかも、走行距離もスプリントも相手が上。何せ、ジェイとアンデルソンロペスの2人による攻撃に怖さを与える場面がほとんどなかったのが苦しんだところでした。追い風なのでもっと長いボールを使ってもよかったのですが、前線で拾えず、拾えさせてくれなかった相手の守備がよかったとも言えます。

CK からのチャンスは決定機だった

後半9分にフリーキックのチャンス。風の影響を考えたのでしょう。福森がセットして田中が菅にパス。これを宮沢が受けてネットを揺らしましたが、オフサイドの判定でした。この直後に、小柏を投入。突貫小僧らしく、スプリント21回ですよ。ただ、それが生かされることがあまりなかったのは残念でした。後半21分に深井と柳を投入。33分には、荒野とドウグラスオリヴェイラが入り、攻勢を強めていきました。

再び残り10分

44分に柳がゴール前で競り合ったのを除いて、速報では動向が消えました。またサンドバッグになっていたのかと思いましたが、オープンな展開。しかし、40分のFKから6連続セットプレーを受けました。クロスバーに助けられ、こぼれ球からのシュートは菅野がはじいてしのぎました。しかし、アディショナルタイム2分に、抜け出されてネットを揺らされます。これはオフサイドの判定に助けられ、VARでも判定は変わりませんでした。無失点で終えてくれましたが、最終盤の戦い方は課題を残しました。

この試合の着眼点

なぜ、小柏が左サイドなのか。シャドーからのスプリントのほうが脅威を与えられるのにもったいない。前線に高さのジェイとアンデルソンロペスを並べたいのはわかるが、その割には風の影響なのか高さは生かされていないきらいがありました。そんな中、柳の動きがとてもよかったですね。守備に攻撃にと動き回って、どちらも大事なところでいい働きを見せてくれました。もっと長い時間でも見てみたいです。

前半はハイプレスを封印して引き気味。賛否は分かれるでしょうが、これは良いと思います。最後まで運動量が落ちずに反撃できました。ゲームの流れでハイプレスにするところと抑えるところと、戦況を見て使い分けると良いです。とりわけ、7戦連続負けなしで堅守を誇る相手だからこそ、運動量が落ちる後半勝負に持っていったのは、無得点ながらも評価できます。

連休最後の 5.5(水)14時からドームでルヴァンカップ 第5節サガン鳥栖戦。勝って進出を決めましょう。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。昇格組ですが、あなどれません。5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦になります。勢いをつけて、全力で等々力へ。

(4日 10:40)