CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/08/31号
それもだめなら武蔵がいる
ヴィッセル神戸 2-3 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- ヴィッセル神戸
- 43分 田中 順也
- 64分 田中 順也
- 北海道コンサドーレ札幌
- 45分 鈴木 武蔵
- 52分 ジェイ
- 67分 宮沢 裕樹
(第25節8/31終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | ヴィッセル神戸 | 29 | 25 | 8 | 5 | 12 | 44 | 1.76 (3) | 43 | 1.72 (17) | 1 |
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 39 | 25 | 11 | 6 | 8 | 43 | 1.72 (4) | 31 | 1.24 (8) | 12 |
ジェイ (早坂) チャナ 鈴木 ティップ 菅 白井 (中野) 宮沢 荒野 (深井) 福森 キム 進藤 ミンテ ク・ソンユン sub:菅野 石川 岩崎 ルーカスフェルナンデス
攻撃的チーム同士の対戦。実は対照的な対戦でもあります。18年度のチーム人件費は 15億200万円に対し、44億7700万円と約3倍。それでも今期は2戦2勝です。夏も大型補強のスター軍団が相手ですが、ウチラには、現役の日本代表、五輪代表、韓国代表、タイ代表がいます。
この試合の流れを変えたのは、前半終了間際の同点ゴールですね。福森から白井に大きく展開。受けて、グランダーのパスをチャナティップが受けて相手DF をかわしてシュート。ブロックされたこぼれ球にジェイが反応してシュート。GK がはじいたところに鈴木武蔵が頭で押し込みました。この嗅覚は、さすが日本代表フォワードです。チャナティップが阻まれてもるとジェイ、ジェイもダメなら武蔵。これが3段階スライド方式です。
前半はジェイが下がりぎみになり、攻め込まれる場面が多々ありました。後半になると 2トップに変更して、チャナティップはやや下がった位置へ。相手ボランチを見るようになると、前線からのマークが明確になり、ジェイもチャナティップも生きるようになりました。勝ち越し点、再勝ち越し点、共に福森の CK からです。攻め込んだ証しの、セットプレーからの2得点でした。
シュート数は、16本に対して 10本と劣勢。しかし、枠内シュートは、11本に対して10本。枠内シュート率100%です。ボール支配率は、65 %に対して 35 %。結果から、サッカーはスタッツではないことを証明してくれました。どちらに勝負がころんでもおかしくない難しい試合を制したのは、自信になります。
試合経過
守備に重きをおいて試合に入り、ボールを持たせながらも要所を締める展開が続いた。前半終盤43分、ショートコーナーから DF陣の頭をボール超えて、ファーサイドからゴールを決められた。その2分後、白井からグラウンダーのクロスのこぼれ球を拾ったチャナティップが相手DFを一人交わしてペナルティエリア内からシュート。相手DFにブロックされるが、このこぼれ球に反応したジェイが右足でシュート。GK がはじいたボールを鈴木が頭で押し込んで同点に追いついた。
後半7分、右CKにゴール前で大混戦となったが、ジェイが競り勝って頭でゴールラインを割り、逆転に成功。その後同点にされたが、22分、福森からの左CKに宮沢が頭で合わせて、再び勝ち越した。このリードを守りきって、勝ち点3を得た。
それでも苦言をいわせろ
ジェイのゴールはネットを揺らしませんでしたが、ハンドでもファールでもなく、ラインを割った判定。90分には、ペナルティエリア内で腕に当たったと見られる場面で、PKにならずノーファウルの判定。これらは、ラッキーながらもこれがサッカーとみなします。しかし、失点の場面は見過ごせません。どちらも絶好調のストライカーをフリーにさせていました。2失点目で競り負けた宮沢は、決勝ゴールで取り返したものの、似たようなパターンの失点はやめましょう。
今週は、サンフレッチェ広島と、ルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝です。9月4日19:00(水)に厚別で。悪くても無失点でいきましょう。2戦目は、9月8日(日)19:00 でEスタ。当然、代表組は不在ですが、勝機はあります。リーグ戦は、9月14日(土) 14:00、厚別でベガルタ仙台戦。9月28日(土)15時から、アウェイで鹿島アントラーズ戦。リーグ戦はのこり 9試合。本当の勝負の秋になります。収穫祭をめざしましょう。
(16日 07:20)