CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/07号
生かせなかったのが敗因
FC東京 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- FC東京
- 61分 ディエゴ オリヴェイラ
- 69分 ディエゴ オリヴェイラ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 83分 アンデルソン ロペス
順位 | 第8節 4/7現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | FC東京 | 15 | 8 | 4 | 3 | 1 | 14 | 1.75 (2) | 11 | 1.38 (13) | 3 |
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 7 | 7 | 2 | 1 | 4 | 12 | 1.71 (6) | 11 | 1.57 (13) | 1 |
アンデルソンロペス
チャナ 小柏
ティップ (菅)
(青木)
ルーカス 金子
フェルナンデス
(高嶺)
宮沢 駒井
(柳) (小野)
福森 キム 田中
ミンテ
菅野
sub:大谷 岡村
相手が一発レッド、小柏の負傷交代、イエローから一発レッドで10人同士。そして、FK からと PK で失点。出来事いっぱいのこの試合は、リードを奪っていないのに逆転負けした気分です。勝ち点を取り損ねました。先日、3-0 は危険なスコアであることを学びましたが、今回は一人多いのは危険な人数であることを学びました。
痛かった小柏の負傷交代
先発に戻って、ようやく開幕戦のスタメンが組めました。これだけで期待が高まります。相手の流れを引き寄せてこちらのペースに持っていけたのは、小柏の飛び出しです。前半29分には、激しくチャージをうけて、渡辺剛が一発退場。サイドのおくぎみで、まだゴールとの距離があるように見えましたが、脅威に思えたのでしょう。それだけに、35分に左肩を押さえて倒れ込み、撒き過ぎの水で滑って肩脱臼で担架で退場は痛い。ただし、これはプロとしてピッチの状況を読まないといけないことになります。どうしても苦言になってしまいます。
守りを固めてくる相手対策は急務
一人多くなったからといって、必ずしも有利になるとは限りません。スペースが広がる分。一人多くなるとテンポが悪くなるのが定説です。小柏が退場する前のように攻めれば得点は時間の問題ですが、相手はやることが明確で、守りを固めます。アンデルソンロペスには2人がかりでつぶして、シュートを打たせなければ大丈夫と思われていたに違いありません。実際、膝に合わせて入った得点の1本だけでした。このように、守られると打開できない悩みどころで、罠にまんまとかかったとみなすべきでしょう。実際、優位な時間帯で、相手 GKを脅かすようなシュートは1本もなかったのは、大問題です。
後半開始と同時に FW永井を投入してきた相手に対して、 一人多いにもかかわらず易々とディエゴ オリヴェイラに突破されるのは、さらに問題です。これこそ、守って奪ってカウンターの戦術に、注文通りに料理されていました。サイド奥深くえぐったり、左右にゆさぶることなく、守備網の前で横に回しているだけでは、相手はいやがりません。そうなると、前がかりになっているだけに、突破されるたびにあぶない場面を作られます。キムミンテと宮沢がファールで止めるしかなかったのは必然なのです。
金子はサイドのほうが相手に脅威
前半39分の交代で、菅が左サイドに入り、ルーカスフェルナンデスが左から右へ。金子が2列目へ。緊急体制とはいえ、大がかりなポジション変更でした。福森からのサイドチェンジが絶好調なので、右サイドからゴールに迫るのは大事です。まして、相手は一人少ないので、広く走り回ってラストパスを出せる金子からの攻撃のほうが、守りを固めてくる相手にはいいのでしょう。実際、後半 23分にルーカスフェルナンデスに代わって高嶺が入ったことで、再び右サイドに戻ってから攻め込む場面が増えました。右サイドから、中央やファーで待ち構えている所にセンタリングを出す場面をたくさん見たいです。
この試合の収穫
また歴史的な試合に立ち会えました。1人多くて負ける例だけではありません。失点はすべてセットプレーからなのは、1人少ない相手にとって理想的です。戦い方の参考にすべし。
相手の決定的な得点機会を阻止するDOGSOの例を、2つも学べました。イエローが出て、抗議で VAR 判定になって、オンフィールドレビューで一発レッドに変更なんて、めったに見れるものではないですよ。その場面は、反則した場所とゴールが近いのか、攻撃側の選手がゴールに向いていたのか、疑問に感じる点はありましたが、判定や主審に文句を言っても意味がありません。
キムミンテが出場停止。小柏が出場微妙。中野小次郎が靭帯損傷。また、欠場が増えます。でも、やっと、ホームに戻れます。次は日曜日。4.11(日)13:05から鹿島アントラーズ戦。順位はまたウチラが上ですが、狙われます。ドーム2連戦で、4.16(金)19:00横浜F・マリノス戦。4/20(火)19時からのルヴァンカップ、アウェーでの鹿島アントラーズ戦をはさんで、4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。連戦でもホームが多いのは救いです。
(9日 22:30)