CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/09/3号
これは大きい勝ち点3
北海道コンサドーレ札幌 2-1 サガン鳥栖
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 58分 三好 康児
- 90+5分 都倉 賢(PK)
- サガン鳥栖
- 89分 小野 裕二
順位 | (第28節9/30現在) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 北海道コンサドーレ札幌 | 44 | 27 | 12 | 8 | 7 | 37 | 1.37 (9) | 39 | 1.44 (10) | -2 |
16 | サガン鳥栖 | 30 | 28 | 7 | 9 | 12 | 23 | 0.82 (18) | 30 | 1.07 (5) | -7 |
ジェイ
(都倉)
駒井 三好
(キム・ミンテ)
菅 早坂
深井 荒野
(兵藤)
福森 宮沢 進藤
ク・ソンユン
sub:菅野 石川 白井 宮吉
三好の移籍後リーグ戦初ゴールで先制したにもかかわらず追いつかれて、痛いドローになるところでした。やはり、持つべきはアディショナルタイムの得点王ですね。都倉は12ゴール中5得点がアディショナルタイムです。
チャナティップが欠場し、駒井が2シャドーの一角。そして、宮沢がおそらくリーグ戦初の3バック。いったいどうなるんだろうと思っていましたが、どうやらこれが効いたようですね。荒野がボランチに入ることで、深井を含めて、中盤は強力になり、ビルドアップも再びできるようなりました。少なくとも2連敗の時の臆病さは影を潜めたのではないでしょうか。ブラボーなシーンもありました。 左ストッパーの福森(晃斗)がクロスを上げて、それに対して右のストッパーが頭で合わせたシーンです。2回ほどありました。そうしたシーンは世界的に見てもまれですし、素晴らしいことだと思いました。その一つは、後半36分の左サイドの敵陣深くからの菅のクロスに、マークを振り切った進藤がフリーでヘッド。外れましたが、狙いは完全にGKの逆でした。
こういった前提があって、三好のテクニカルな移籍後初ゴールや、最後のPK獲得があったのだろうと思います。展開やスコアは薄氷を踏む思いでしたが、90分通して支配できた試合でした。3位とは勝ち点差1。まだまだ食らいついていけます。
試合経過
立ち上がりから攻め込んで行き、チャンスを作る。前半25分にペナルティーエリア内で三好が倒されてPKを獲得。しかし、ジェイのシュートは、GK権田の手に当たって、はじき返された。チャンスを作るも精度が甘く、スコアレスで前半を終える。
後半13分に、ジェイが相手DF陣の背後へ縦パスを通し、三好が巧みなコントロールから先制点を獲得する。しかし、89分にクロスからヘッドで決められて同点。アディショナルタイムも残り1分で、都倉が足に引っ掛かって倒れてPKの判定。これをGKGKに反応されるもゴールが決まって勝ち越し。これを守り切って貴重な勝ち点3を手にした。
それでも苦言をいわせろ
福森・宮沢・都倉は次節出場停止。代わりのメンバーはいるという問題ではない。主審はJ2の頃から何度もお世話になっている今村なのだから、カードは出るでしょ。計7枚カードが出ました。気をつけないと。もっとも、PKを2度ももらえて、感覚的に勝率高いので、文句は言えません。
10月は、アウェーのみ3試合。しかも降格争い真っ只中のチームです。10月5日(金)19:30横浜F・マリノス戦。10月20日(土) 16:00湘南ベルマーレ戦。延期になっていた名古屋グランパス戦が、10月28日(日)15:00から。しばらくホームを明け渡すことになります。残りは7試合です。
(1日 11:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/09/6号
もっと上へ行きたかった
ジュビロ磐田 4-2 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- ジュビロ磐田
- 09分 川又 堅碁
- 59分 山田 大記
- 72分 オウンゴール
- 76分 荒木 大吾
- 北海道コンサドーレ札幌
- 11分 早坂 良太
- 69分 兵藤 慎剛
内村
(小野)
三好 宮吉
(駒井)
白井 早坂
兵藤 荒野
キム 菊地 田中
ミンテ (菅)
菅野
sub:阿波加 濱 稲本 藤村
リーグ戦2試合連続完封負けの流れを一掃したかったところですが、雨に流されてしまった感じですね。前半早々に先制されました。すぐに同点に追いつきましたが、前半22分に接触プレーで内村が負傷交代。こういった展開では、どうしても難しいゲームになってしまいます。
あっさり得点を許す傾向が続いています。素早い攻撃を仕掛けられたり、得点をとった直後に失点を喫するとヘコみますね。3バックの中央に、負傷明けの菊地を起用したのは、なんとかテコ入れを図りたいのではないかと感じます。
試合経過
先制を許した2分後に、キムミンテのハーフウェーライン上からのロングフィードを受けた早坂が、フリーでうまくトラップしたあとにゴールへ流し込み同点。この後、宮吉や菊地が決定機にシュートを放つが、決められずに同点で前半を終える。
後半は雨脚が強まり、次第にピッチは水を多く含むようになる。 勝ち越された後の18分に駒井を投入。左サイドの白井からのクロスを荒野を経由して受けた小野がダイレクトで浮き球を送り、これを兵藤がヘッドで決めて再び同点。しかし、この3分後に、相手のパスがゴール前に戻った早坂の足に当たってオウンゴールになる。その3分後には、密集から抜け出されて振り抜かれて、決定的な4点目を奪われた。
この試合の収穫
2度も同点に追いついたのは、明るい材料です。メンバーと大会こそ違いますが、得点を取れたことに意義があります。
あとはリーグ戦だけになりました。疲労が出ている中、中2日で、9月29日(土)13:00 k身からドームでサガン鳥栖戦。10月は、10月5日(金)19:30 横浜F・マリノス戦、30 10月20日(土) 16:00湘南ベルマーレ戦、延期になっていた名古屋グランパス戦が、10月28日(日)15:00から。しばらくホームを明け渡すことになります。残りは8試合です。
(28日 01:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/09/9号
チャレンジ忘れるべからず
北海道コンサドーレ札幌 0-2 鹿島アントラーズ
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- 鹿島アントラーズ
- 24分 遠藤 康
- 48分 鈴木 優磨
順位 | (第27節9/23現在) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 41 | 26 | 11 | 8 | 7 | 35 | 1.35 (9) | 38 | 1.46 (11) | -3 |
4 | 鹿島アントラーズ | 42 | 27 | 12 | 6 | 9 | 37 | 1.37 (6) | 34 | 1.26 (7) | 3 |
ジェイ チャナ 都倉 ティップ (三好) 菅 白井 (早坂) (小野) (右MFへ) (ボランチへ) 深井 宮沢 (CBへ) 福森 石川 進藤 (左MFへ) ク・ソンユン sub:菅野 キム ミンテ 荒野 兵藤
震災後初のドームです。影響は日に日に小さくなっているのでしょうが、まずは道民に捧げる勝利がほしいです。勝てば3位浮上でしたが、今季初めて2試合続けて完封負けになりました。
前節は開始直後から攻め込みましたが、今回は西からの決定的なパスを入れられました。これで左サイドは劣勢になり、右から左へのサイドチェンジからの崩しは、ほぼ皆無でしたね。ジェイや都倉が前線で攻め込みましたが、サイドからの援軍が期待できないとなったら、最後のプレーのクオリティになってしまします。精度で劣る分全員でカバーできていたのでしたが、研究されて封鎖されると、どうしても手詰まり感になってしまします。
そこは駒井が欠場している影響もあるのでしょうか。前線3人へのマークは厳しくなっていくので、両サイドが生命線です。そこを封じられたところに、相手のゲームプランとその実行力を感じざるを得ませんでした。
ミハイロ・ペトロビッチ監督は「勝てば3位という状況で見えないプレッシャーが邪魔したのは確か。ここがチームの踏ん張りどころ」、とのことですが、後がない戦いではありません。初心忘れるべからず、チャレンジャーとして戦っていきましょうよ。結果はそのあとついてきます。
試合経過
開始直後からフリーでチャンスを作られる苦しい展開。徐々に相手ゴールに迫れるようになり、五分になるが、クロスボールから抜け出されて、先制を許した。
後半2分に、宮沢がペナルティエリアで相手を倒してPK献上。 17分に早坂、21分に三好、30分に小野を投入するが、堅守に阻まれた。
この試合の収穫
2試合連続でACL出場チームと、ガチンコ対決でしたね。守りを固めるのではなく、攻めの姿勢を貫いたことに意義があります。
疲労が出ている中、混戦の降格争いのチームばかりの対戦ですが、今週は過密日程です。9月26日(水)19:00開始の天皇杯4回戦ジュビロ磐田戦、ヤマハスタジアムを挟んで、再びドームで、 9月29日(土)13:00 サガン鳥栖戦。10月は、10月5日(金) 19:30 横浜F・マリノス戦、30 10月20日(土) 16:00湘南ベルマーレ戦、延期になっていた名古屋グランパス戦が、10月28日(日) 15:00から。 しばらくホームを明け渡すことになります。残りは8試合です。
(24日 23:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/09/17号
立ち上がるのみ
川崎フロンターレ 7-0 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- 川崎フロンターレ
- 28分 家長 昭博
- 30分 中村 憲剛
- 40分 阿部 浩之
- 57分 下田 北斗
- 58分 小林 悠
- 86分 知念 慶
- 90+1分 田中 碧
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | (第26節9/16現在) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 川崎フロンターレ | 49 | 25 | 15 | 4 | 6 | 39 | 1.56 (4) | 19 | 0.76 (1) | 20 |
5 | 北海道コンサドーレ札幌 | 41 | 25 | 11 | 8 | 6 | 35 | 1.40 (7) | 36 | 1.44 (11) | -1 |
都倉 チャナ 荒野 ティップ (>ボランチへ) 菅 早坂 深井 宮沢 (小野) (ジェイ> FWへ) 福森 キム 進藤 ミンテ (石川) ク・ソンユン sub:菅野 白井 兵藤 宮吉
衝撃的な朝から、まだ9日しか経っていません。亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。あらためて、日常生活、フットボールのある日々が当たり前のようで当たり前でないことを、気づかされた次第です。
停電・断水の影響で、2日後に練習再開。J1・J2でまだ勝利したことがなく、しかも等々力では全敗の相手だけに、厳しい戦いになるのは承知でした。それでも開始直後からのいい流れには、鳥肌をおぼえるほどでした。前半7分のフリーでのシュートから、荒野が果敢に攻め込みました。1分後には再び荒野がシュートを放ち、こぼれたところを都倉が押し込んでゴールに見えたのですが、オフサイドでした。14分に、チャナティップがフリーで決定機になるも、わずかに横へ。この間に得点を取れなかったことが響きました。
まだいい流れだったのに、宮沢がボールを奪われたことをきっかけに先制点。その2分後には深井キムミンテが奪われ追加点。さらに10分後には、キムミンテが奪われて3失点目。あとはボール回しのうまさをイヤというほど見せつけられました。ジェイを投入しても、いいボールはほとんどもらえません。
昨年は散々力の差を見せつけられましたが、今年はこの試合が初ではないでしょうか。中盤の質の違いと、強力な攻撃陣に対峙できる力をほしいものです。
試合経過
立ち上がりから攻め込み、相手ゴールに迫る。7分には都倉がネットを揺らしたものの、オフサイドの判定。3本の決定機を決められず、逆に3失点ともボールを取られて前半を終えた。
後半開始と同時に、ジェイと石川を投入。しかし、失点を重ねることになり、16分に小野を投入するが、打開できなかった。
この試合の収穫
それでも5位です。悲観することはありません。このスコアは果敢に攻めようとした結果です。これまで大量失点が少なくて済んだのですよ。割り切りできて、むしろすがすがしいです。立て直していきましょう。
来週はドームに戻ります。9月23日(日)19:00鹿島アントラーズ戦。ここで、道民に捧げる勝利を挙げるべし。9月26日(水)19:00開始の天皇杯4回戦ジュビロ磐田戦、ヤマハスタジアムを挟んで、再びドームで、 9月29日(土)13:00 サガン鳥栖戦。残りは9試合です。
(17日 11:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/09/31号
主役はこっちだ三連笑
北海道コンサドーレ札幌 3-2 ヴィッセル神戸
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 11分 菅 大輝
- 50分 都倉 賢
- 83分 福森 晃斗
- ヴィッセル神戸
- 79分 長沢 駿
順位 | (第25節9/2現在) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 北海道コンサドーレ札幌 | 41 | 24 | 11 | 8 | 5 | 35 | 1.46 (4) | 29 | 1.21 (7) | 6 |
7 | ヴィッセル神戸 | 36 | 25 | 10 | 6 | 9 | 32 | 1.28 (9) | 29 | 1.16 (7) | 3 |
都倉
チャナ 駒井
ティップ (宮吉)
菅 早坂
(石川)
深井 宮沢
(荒野)
福森 キム 進藤
ミンテ
ク・ソンユン
sub:菅野 白井 小野 内村
32,475人の大観衆に、イニエスタ目当てが数多くいたことは承知済みです。でも、主役はちがいますよと、言わんぶりの結果でした。ポドルスキを含めて、仕事らしい仕事をさせませんでした。
先のワールドカップでも、一人のスーパースターよりも組織だったところが勝ち上がっていった印象でしたが、その図式を当てはめてもいいでしょう。“チーム”としてのクオリティーで、明らかに勝っていました。右の進藤や早坂から、駒井や菅へと展開する場面が良く見られました。左でプレーしたポドルスキは、なかなかボールに触れられなかったですね。中央では、都倉のファーストディフェンスから、深井・宮沢・進藤の守備が効いていました。イニエスタは横パスが多くなりがちで、印象な場面はなかったですね。1点目はチームとしての連動の成果であり、思うようにプレーできなかったポドルスキは、イライラが溜まっていきました。対して菅のダイビングヘッドは爽快でしたね。
後半は福森が自分で持ち込むこともできた場面でしたが、ファーへのクロスを選択して、都倉が右足でゴール左隅へ。日本人選手では、クラブ史上初のJ1での4戦連発とシーズン最多タイ11点目。さらに、クラブの単独最多となる公式戦通算71点目です。3得点目はなかなか観れないシーンでした。福森が壁の下の低弾道での直接FKを決めました。ところが、笛が鳴った時は、まだ都倉がゴール横で水を飲んでいましたね。相手もGKを中心に壁を作る準備をしていたところです。チャナティップが蹴るかもしれないという様子で、相手も迷いがあったのでしょう。ところが、7月のフロンターレ戦のFKの場面で小野と福森が立っていた時、笛が鳴ったとき、まだ相手が壁を作っていました。1点取れた場面でしたが、試合後に小野から、「(壁もゴールも)空いてたから。俺が蹴れば良かった」と言われたことも脳裏に焼き付いていたようです。今回、笛のタイミングを別にすれば、ルール的には問題ありません。しかし、偶然ではなく準備があってのゴールでした。
試合経過
五分の立ち上がりから、サイドチェンジを多用してペースをつかむ。ゴールライン間際で追い付いた早坂が駒井へ折り返すと、駒井がクロスを上げて、菅がヘッドで合わせて先制して。その後はペースをつかんで優位に進め、前半アディショナルタイムにポドルスキが一発レッドで退場になり、数的優位になった。
後半5分、福森の左からのクロスに都倉が逆サイドから右足で流し込んで追加点。10分にイニエスタに代えてウェリントンを投入してきて、押し込まれる回数が増えたが、右CKから1点返されるにとどまった。38分に福森が直接FKを決めて、勝負を決定づけた。
それでも苦言をいわせろ
またまたまた、コーナーキックからの失点ですか。あれほど気をつけないといけないと言ったのですが。ソンユンがはじいて、最後混戦から押し込まれたので、致し方なかったのですが。5試合連続セットプレーからの失点です。これ以上繰り返さないようにしましょう。
次週はドームで日本代表戦。そのつぎ、9月15日(土)は 19:00 から、等々力で川崎フロンターレ戦。勝ったのは97年厚別の奇跡までさかのぼるような気もしますが、気がつくと勝ち点差5ですね。この勢いのまま、勝ちたいです。ちなみにワタシは欠場決定です。。。
(2日 23:50)