CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/04/21号
妥当なスコアレスドロー
浦和レッズ 0-0 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- 浦和レッズ
- なし
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | (第9節終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 浦和レッズ | 12 | 9 | 3 | 3 | 3 | 10 | 1.11 (9) | 10 | 1.11 (8) | 0 |
4 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 9 | 4 | 3 | 2 | 12 | 1.33 (4) | 9 | 1.00 (5) | 3 |
都倉 チャナ 三好 ティップ (兵藤) (宮吉) 菅 荒野 (ボランチへ) 宮沢 深井 (早坂) 福森 キム 進藤 ミンテ ク・ソンユン sub:菅野 石川 白井 ジュリーニョ
話題満載で、昨年以上に血が騒ぎましたよ。ミシャvs組長の抗争を、共に3連勝とで迎えられたのですから、注目は高まりました。試合前の監督のコールは、当然ブーイングです。もっと大きいかと期待していたんですけどね。それでも、ここ最近の埼スタでの試合より多い、39,091人の大観衆でした。
同じシステムでのミラーゲームです。随所で一対一での見ごたえのある攻防が見られました。4試合連続がかかった都倉には主に槇野がついて、離れたとしても遠藤や阿部がしっかり引き継いでいました。ストロングポイントを止められると難しい試合になるのは、ごく当然のことです。互いに、ちょっとした隙やタイミングから速攻で、好機をつくりだしていました。
昨年の埼スタもとても印象に残っているので比較すると、今年は、互角の戦いに持ち込めていました。自陣にずっと張り付けられていることはありませんでした。シュート数は13本に対して9本。さすがにヒトケタでした。許したFKは27本。ここに差は現れましたが、両者の好調さから、スコアレスドローは妥当な結果でしょう。堂々と勝ち点を拾って帰れました。
試合経過
立ち上がりから押され気味の展開。前半20分のソンユンのセーブ、27分はキムミンテのブロックなど、耐える時間が続いた。35分に三好 のミドルで反撃。その1分後にはCKに対して宮沢がヘッドで飛び込んだが、GKに足で防がれた。
後半開始と同時に早坂を投入して、荒野がボランチへ。58分には興梠に抜け出されてネットを揺らされたが、オフサイドの判定に助けられた。62分には、兵藤を投入して3ボランチに変更。これが効いて徐々に押し返すことができたが、互いにゴールをこじ開けることはできず、勝ち点1を分け合った。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- ク・ソンユン(6.5)
- 至近距離からの好反応2回あり。
- DF
- 進藤(5.5)
- 右を突破されて自陣に張り付き。
- キム ミンテ(6.5)
- 中央でしぶとく対応して、仕事をさせず。26分の柏木のシュートをブロック。
- 福森(6.0)
- 守備の対応は問題なし。フィードはなかなか通らず。
- MF
- 荒野(5.5)
- 右サイドは狙われていた。ボランチに入って、チームが安定した。
- 宮沢(6.0)
- 後ろから当たってイエローカードはもったいない。
- 深井(5.5)(45分out)
- 対応に追われて、落ち着きなく終わった。
- 菅(6.0)
- 左からチャンスを作る。
- 三好(6.5)(62分out)
- シュート3本。
- チャナティップ(5.5)(81分out)
- 持ち味の抜け出しの機会が少なかった。
- 早坂(6.0)(45分in)
- 右サイドが安定した。
- 兵藤(6.0)(62分in)
- 3ボランチの一角に入る。反撃のきっかけになった。
- 宮吉(-.-)(81分in)
- GKとの1対1は、素直に撃ちすぎ来た。
- FW
- 都倉(6.0)
- 槇野と肉弾戦。孤立気味になったり、クロスがなかなか来ず、シュート1本に終わる。
- 監督
- ペトロヴィッチ(6.0)
- 劣勢を修正して、反撃に持ち込んだのはさすが。駒井出場不可は嘆いてほしくなかった。
この試合の着眼点
右サイドとボランチをどのようにするのか、迷ったと思われます。深井を起用できるから荒野を右で使おうとしたのは、想像に難しくありません。高い能力の選手が揃うチームなら、そのところを狙っていくのはごく当たり前で、やはり狙われました。調子の良い早坂を先発で起用すると思ってましたが、意図があったんでしょうね。無失点だったから、荒野の移動と兵藤を加えた3ボランチが効きましたが、後手になってしまったらゾッとするところです。
連戦は続きます。次は負けは許されない厚別初戦です。4月25日(水)19:00横浜F・マリノス戦。リーグ戦ではまだ勝っていない難敵ですが、勝って歴史を変えましょう。4月28日(土)14:00は、アゥエーでベガルタ仙台戦。4月を締めくくりましょう。
(23日 22:40)