CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/07/16号
噛み合わず歯がゆい敗戦
柏レイソル 1-0 北海道コンサドーレ札幌
- 柏レイソル
- 3分 三丸 拡
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第22節 7/17現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 柏レイソル | 36 | 22 | 11 | 3 | 8 | 28 | 1.27 (7) | 22 | 1.00 (3) | 6 |
12 | 湘南ベルマーレ | 25 | 22 | 6 | 7 | 9 | 18 | 0.82 (16) | 24 | 1.09 (7) | -6 |
13 | 名古屋グランパス | 25 | 21 | 6 | 7 | 8 | 16 | 0.76 (18) | 22 | 1.05 (3) | -6 |
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 24 | 22 | 5 | 9 | 8 | 19 | 0.86 (15) | 37 | 1.68 (18) | -18 |
15 | ヴィッセル神戸 | 21 | 22 | 5 | 6 | 11 | 21 | 0.95 (13) | 28 | 1.27 (14) | -7 |
興梠
(トゥチッチ)
青木 駒井
菅 金子
(西)
宮沢 荒野
(福森) (ドウグラス
オリヴェイラ)
高嶺 岡村 田中駿
菅野
sub:大谷 中村 中島
暑さと雨が心配された日立台。こちらは中5日で休養充分。相手は天皇杯を戦い、スケジュールではアドバンテージがありましたが、一切関係ない結果になりました。最初の15分で絶望を見ましたが、後半はゲームをほぼ支配。しかし、相手のシュート3本に対して、4倍の12本を放って、3戦連続無得点なのは、大問題です。攻撃を生かしきれないのは、不快指数が高くなります。
魔の15分
さて、これからどうやって先制点をとりましょうか、という間もありませんでした。開始3分です。左サイド深いところからのロングフィードを右サイド最終ラインへ入れられました。前に人が多くいるところで、菅野が前に出て対応するのは妥当です。キャッチする前にループシュートを打たれると、がら空きのところに転がっていきます。金子が追いかけましたが、追いつけません。いきなりのビハインドで、相手は無理して来なくなります。そんな中、相手との交錯で金子が膝を痛めて15分で交代したのは痛い。脅威を与えるドリブル突破がなくなりました。負傷者の連鎖だけでなく、勝負の綾でした。前半に負の出来事があって完敗した例をいくつも見ています。
反撃噛み合わず
西が緊急出場しても、西なりの良さは出ましたが、金子の代わりはできません。少なくとも、ドリブルで右サイド深くえぐれません。相手はやるべきことがはっきりしてきて、コンパクトな陣形でしっかり守ってからのカウンター狙いです。こちらは攻めても単発になり、分厚い攻めができていませんでした。前半アディショナルタイムには、高嶺からの折り返しに興梠が反応して前へでたところで倒されたが、ノーファール。審判団を除いてみんなが PK と思いましたが、オンフィールドレビューもなし。もやもやして、前半を終えました。
反撃の狼煙を上げた
後半8分に、右サイドを抜かれてネットを揺らされましたが、オフサイドの判定。これは大きかったです。そのあとは、怒涛の攻撃タイムで、後半15分から30分まで攻めっぱなし。しかし、興梠が撃てるタイミングになかなか合わないのですよ。15分から19分の間で、2度も右サイド荒野からのボールが合わず。高嶺からフリーで受けたときは、上に外しました。さらに、21分には高嶺のミドル、27分にセーブされたあとにハンド疑惑があった菅のミドル。それぞれ枠内にシュートを撃ちましたが決まらず。30分は青木がゴールに走り込むが、わずかに合わず。31分には、西かシュートを撃ち、跳ね返されたところで岡村がシュートを撃ったがわずかに枠外。期待は高まりましたが、これほど決まらないと、時間が経つにつれて焦りを感じます。
守備網を突破できず
34分に、荒野に代わってドウグラスオリヴェイラ、興梠に代わってトゥチッチが入ります。相手も交代で守備の強度を上げてきましたが、疲労とは思えないほど運動量が落ちて、攻め込む回数が減りました。ボールはツートップになかなか収まりません。高さを生かそうという気配も皆無。38分に福森が入って長いボールで打開しょうという意識はあったものの、その場面はなかなか出せません。アディショナルタイム6分に、ゴール前で岡村が競り勝ってヘディングシュートをたたきつけたが、好セーブに止められました。攻めても攻めても得点を取れない不完全燃焼感で、試合を終えました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 菅野(5.5)
- 失点時に前へ出たのは、決して判断ミスとは言い切れない。その後は落ち着いてプレーしていただけに悔やまれる。
- DF
- 田中駿(5.5)
- パスがかみ合わない場面がある。金子が下がった影響はあったか。
- 岡村(6.0)
- 読みよし当たりよしフィードよし。守備の中心。最後のヘッドはセーブされた。
- 高嶺(6.0)
- 守備に安定をもたらしているが、本来の展開力を生かす方がチームにとってより良いはず。徐々に攻撃参加を増やした。
- 西(5.5)(前半15分in)
- 緊急出場も、右サイドで危ない場面を作らせず。ボールキープできるが、金子やルーカスフェルナンデスのような役割は求められない。
- 福森(-.-)(後半38分in)
- 左足で怖さを与える場面なし。
- MF
- 金子(-.-)(前半15分out)
- 左膝負傷交代はとても痛い。靭帯でなければいいが。
- 荒野(5.5)(後半34分out)
- 後半は右前方で走り回って、チャンスを増やす。
- 宮沢(5.5)(後半38分out)
- ボランチで気の利いたプレー。
- 菅(5.5)
- 得意のミドルシュートは阻まれた。左からの展開は良かった。
- 駒井(5.5)
- 後半の様に、ボランチに下がってから展開する方がしっくりくる。止まってオフサイドを取ったのは好判断。
- 青木(6.0)
- 枠内シュート2本。攻撃の中心。
- FW
- 興梠(5.5)(後半34分out)
- ボールは収まっていた。なかなかボールが合わないことにいらだちも。
- トゥチッチ(5.0)(後半34分in)
- ボールには関与しょうとしていたが、相手への脅威にはならず。高さを生かす場面もなし。
- ドウグラス オリヴェイラ(5.0)(後半34分in)
- 守られて、動きで攪乱できず。ボールを収める場面はあったが、相手に脅威を与えられなかった。
- 監督
- ペトロヴィッチ(5.5)
- 失点は相手が研究してきた成果。無策は許されない。2トップへの変更は失敗。選手交代後のパワーダウンはとっても困る。
この試合の収穫
1失点で済んだことでしょう。序盤から厳しい状況になりましたが、試合は壊れていません。負けたとしても、これを続けていくことです。最近8試合で1勝ですが、残りは16試合もあります。
日本代表戦のため、中断期間になります。その後は重要な試合が続きます。次は7.30(土)14時から厚別で13位名古屋グランパス戦。8月に入って、8.7(日)19時からアウエーで12位湘南ベルマーレ戦。8.13(土)14時からは、ドームで 15位降格圏を脱したヴィッセル神戸戦。順位が近いチームとの直接対決が続きます。攻撃、とりわけゴール前でシュートに至るところまでの過程は、対策急務。ここは踏ん張りどころです。
(21日 22:50)