CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2011/11/26号
古田・宮沢が決めた
芳賀おかえり
湘南ベルマーレ 0-2 コンサドーレ札幌
得点者
- 湘南ベルマーレ
- なくてよろし
- コンサドーレ札幌
- 後16分 古田
- 後38分 宮沢
順位 | 第36節 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 湘南ベルマーレ | 45 | 37 | 12 | 9 | 16 | 44 | 1.19 (8) | 46 | 1.24 (12) | -2 |
3 | コンサドーレ札幌 | 65 | 37 | 20 | 5 | 12 | 47 | 1.27 (5) | 31 | 0.84 (2) | 16 |
2 | サガン鳥栖 | 68 | 37 | 19 | 11 | 7 | 66 | 1.78 (2) | 32 | 0.86 (3) | 34 |
4 | 徳島ヴォルティス | 65 | 37 | 19 | 8 | 10 | 51 | 1.38 (4) | 37 | 1.00 (5) | 14 |
ジオゴ (近藤) 砂川 内村 古田 (芳賀) (上原) (左MFへ) 河合 宮沢 (3バック中央へ) (トップ下へ) 岩沼 奈良 山下 高木純 イ・ホスン sub:阿波加 櫛引 日高 岡本
7828人の観衆のうち約1800人、2割を越すアゥエー率だったんですね。座る予定の方も立ち見になるほどのアゥエー席でした。ピッチでのウォーミングアップ前から大声援を送って、どっちがホームなのかわからない雰囲気の中でのがけっぷちでの試合。雰囲気は最高でした。
あちらも反町監督退任とMFアジエルの退団が決定。5連敗中ですが、モチベーション高く臨んでくるものと観ていました。その通り開始から押し込まれて、こちらはチャンスどころかなかなかボールを持たせてくれません。アジエルは反則な強さで、中盤を支配されました。しかし、正直言って、相手のゴール前での詰めの甘さに助けられました。こちらもイ・ホスンのセーブだけでなく最終ラインやボランチが必死に抑えて、反撃できるその時を待つかのような時間の進み方です。前半30分あたりから内村の飛び出しも出始めましたが、スコアレスで前半を終えられたのは上出来でしょう。
後半になって、まず目に行ったのは古田でした。前半から古田を目掛けて長目のボールで攻めるもなかなかうまくいきませんでしたが、左サイドに移ってからは、フリーでボールを持ててチャンスが増えました。3-5-2に変更したことよりも、前線の布陣を変えたことに気づきました。後半12分にジオゴに替わって近藤が投入されると、さらにチャンスが増えます。スピードとキープ力の重戦車ぶりは、明らかにジオゴより上の出来です。同時に宮沢がトップ下ながらも、実際にはセンターフォワードに近い位置でプレーして3トップに変えたのと思えるほど、攻撃に厚みがでました。こうなると得点は時間の問題です。近藤投入4分後の後半16分に訪れました。内村が相手ゴール前で粘って、こぼれたボールを右から砂川が左の近藤へ。相手に阻まれていると思ったら、外側にフリーで古田がいました。思いっ切り振り抜いて、美しい形の先制 点です。前線で2人も粘れる選手がいるのは大きいですよネ。
その後も攻め続け、後半34分には芳賀が8月以来のピッチ。昇格時の主力が戻ってきました。落ち着きも考えつつ、追加点への期待がふくらみます。相手CKからヘッドで二度も狙われましたが、ホスンが冷静に対処。ピンチのあとにはチャンスありで、後半38分に相手の戦意を削ぐには十分な追加点を得ます。再び近藤です。左からドリブルで中に持ち込み敵を引きつけると、逆サイドでフリーの宮沢にラストパスです。冷静に決めてくれました。
もっと得点を期待しましたが、近藤・内村が粘り、古田・宮沢で取る。活躍してほしい選手で得点が取れました。これは2-0以上の価値が高い勝利ではないでしょうか。背水の陣はスカッとした勝利を収めました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- イ・ホスン(6.5)
- 今日もビッグセーブ2発。
- DF
- 高木(5.5)
- 前半の攻守の切り替え点。
- 山下(6.0)
- あいかわらず粘り強い。上がって攻撃にも絡んだ。
- 奈良(6.0)
- 岩沼とのポジション交換でサイドを上がることも。まだ高校生ということを忘れさせる。
- 岩沼(6.0)
- 横方向の動き中心で、守備に専念。
- MF
- 河合(5.5)C
- 対応に追われることも多かったが、汗かき役として役割果たす。
- 宮沢(6.0)
- ボランチとしてはアジエルに負けだが、トップ下に上がってからは水を得た魚。
- 古田(6.5)
- 前半は右サイドで駆け上がるもその後がなかなかつながらなかったが、後半から左でほぼフリーでプレーできてテクニックが生きた。
- 内村(6.0)
- 前半は得意の飛び出しがなかなかできなかったが、後半は飛び出しだけでなくキープと粘りも良い。
- 砂川(5.5)
- 前半から走り回る。1点目にしっかり絡んだ。
- 芳賀(5.5)
- 試運転成功。それ以上に、前回昇格時の主将がピッチに戻ってきた意義が大きい。
- FW
- ジオゴ(5.0)
- 惜しいヘッドが2本あったが、マークを引きつけるだけの選手になり下がった。
- 近藤(7.0)
- 駆け上がって良し。ボールキープ良し。2アシスト。
- 上原(-.-)
- 出場時間短く採点不能。。
- 監督
- 石崎信弘(6.5)
- 後半開始から3-5-2に変更。古田の移動。近藤投入と、策がバッチリ当たる。
- ベンチ外
- 岡山(10.0)
- メンバー外だが帯同。ピッチでウォーミングアップ後に、いつものようにアゥエー席へ。最高。
この試合が終わった時点で、3チームが勝ち点65で得失点差の勝負。まだ4位でしたがJ1へいこ〜う〜の大合唱。翌日、サガンがアウェーでヴォルティスを3-0で下し、最終節を前に3位浮上です。自力で昇格できます。
願うは強敵からの勝利。もうひとつ願うなら超満員の札幌ドーム。娘の学校行事で欠席のワタシは、皆様に託して静かに自宅でその時を迎えたいと思います。
(30日 02:20)