CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/14号
価値ある今季初の連笑
北海道コンサドーレ札幌 3-2 FC東京
- 北海道コンサドーレ札幌
- 41分 小柏 剛
- 49分 青木 亮太
- 64分 青木 亮太
- FC東京
- 3分 アダイウトン
- 45分 アダイウトン
順位 | 第24節 8/15現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 35 | 23 | 10 | 5 | 8 | 32 | 1.39 (6) | 31 | 1.35 (13) | 1 |
9 | FC東京 | 35 | 24 | 10 | 5 | 9 | 33 | 1.38 (5) | 34 | 1.42 (17) | -1 |
小柏
(岡村)
青木 駒井
(ドウグラス
オリヴェイラ)
菅 金子
(柳)
荒野 深井
(ジェイ) (高嶺)
福森 宮沢 田中駿
菅野
sub:大谷 小野
対戦前は9位と7位の対決で、勝ち点差が3。得失点差が共にゼロで、勝った方が上位になる図式でした。前半戦は上位勢から勝ち星を挙げられなかったのですが、2試合連続上位勢からの勝利。しかも逆転での勝利です。収穫や見どころもたくさんありました。
速攻で先制される
試合の入りは良くなかったです。ボールを奪われて、右を突破されました。危うさを感じた前半2分、敵陣からドリブルを仕掛けられ、右からパス交換に翻弄されて、最後はゴール中央に決められました。落ち着いて攻撃に入る間もなく、いきなりビハインドを背負いました。これにめげずに攻撃を仕掛けますが、ゴール前で守られて、ボールを回して様子を伺う時間が多く、もどかしい展開です。
小柏2戦連発
期待できるようになったのは、前半20分すぎから。金子と菅の両サイドから、厚みのある攻撃が出てきました。両ボランチも上がります。次第に攻撃の時間が増えて、41分に引いて守る相手への解答を出しました。中盤でボールを受けた荒野が右の金子へ。受けた金子は相手DFとの競り合いに勝って、ペナルティエリア右角付近からシュート。GK にはじかれたものの、こぼれ球に小柏が反応して頭で押し込みました。ちょうどいいところに小柏がいたのは、新境地であり、ストライカーの嗅覚を見せてくれました。
突き放されても
これで終わらないのが、個の能力が高い選手を揃えているチームです。前半45分に、1失点目と同じパターンで再び突き放されました。宮沢がボールを奪われて、右を突破されると、最後は引き付けられてゴールを奪われました。再び右を破られたのかっって、地団駄を踏んだのはワタシだけではないでしょう。そうなると、流れを変えようと試みます。後半開始と同時に、ボランチ2枚同時替え。深井から高嶺。荒野に代わってジェイが最前線に入り、小柏がシャドー、駒井がボランチにそれぞれポジションチェンジ。1点を追う場面でまず得点を取る意図の交代です。同時に、相手の突破を食い止める交代でもありました。
青木が決めた
交代効果は、すぐに結果を出しました。後半4分、センターサークル付近から、福森がロングフィード。ボールはペナルティエリア内へ走り込んだ小柏につながって折り返すと、走り込んだ青木が右足で押し込みました。やっと移籍後リーグ戦初得点ですが、実はJ1初ゴール。勢いはこれにとどまりません。19分にも、決めてくれました。右の駒井から左サイドへ展開すると、菅がパス。福森が左足で前線へクサビのボールを入れると、反応したジェイはペナルティエリア手前の中央から胸でゴール前へ落し、これに青木が走り込んで、浮かせて逆転ゴール。一つ目まで時間がかかりましたが、これから量産しそうな予感ですね。このあとは、30分に柳、31分にドウグラスオリヴェイラ、45分に岡村をそれぞれ投入。それぞれ役割を果たしました。アディショナルタイムには、ドウグラスオリヴェイラがコーナーフラッグをはずしてまでボールキープ。菅野の好セーブもあり、リードを守りきりました。
それでも苦言をいわせろ
福森への注目は、日本代表スタッフだけでいいですよ。フィードからの 2得点を演出したのは見事。しかし、6月19日の大分トリニータ戦のあとに、ペトロビッチ監督は金子について話したことを思い出しました。ここから夏の移籍期間が開く。彼がどこかに持って行かれないか心配をしないといけない
、と、語っていました。思わず、同じことを思い浮かべます。他のチームに注目されると取られそうでとっても困ります。そんな心配をしたくなる、フィードから 2得点の演出でした。ちなみに移籍市場は8月13日で締め切られました。
次はアウェーでの戦い、8.21(土)19時から、大分トリニータ戦。宮沢が出場停止ですが、ルーカスフェルナンデスが戻り、他のメンバーでも乗り切れるはず。そのつぎは、8月を総括する2連戦。8.25(水)19時、厚別で名古屋グランパス戦。8.28(土)14時ドームで川崎フロンターレ戦。これは、驚かす結果、ありますよ。さらに勢いをつけましょう。
(17日 23:20)