CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/24号
ジェイ逆転今季初ゴール
北海道コンサドーレ札幌 2-1 ベガルタ仙台
- 北海道コンサドーレ札幌
- 55分 小柏 剛
- 88分 ジェイ
- ベガルタ仙台
- 16分 加藤 千尋
順位 | 第11節 4/25現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
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14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 11 | 10 | 3 | 2 | 5 | 17 | 1.70 (4) | 17 | 1.70 (16) | 0 |
19 | ベガルタ仙台 | 3 | 10 | 0 | 3 | 7 | 7 | 0.70 (17) | 23 | 2.30 (19) | -16 |
アンデルソンロペス チャナ 駒井 ティップ (ボランチ (柳) > CB右へ) 菅 金子 (ジェイ >FWへ) 高嶺 宮沢 (小柏) (荒野) (右2列目 > 左サイドへ) 福森 田中 岡村 (ドウグラス オリヴェイラ) (左2列目へ) 菅野 sub:大谷 小野
今季初の厚別で今季初の逆転勝利。しかも、途中出場の小柏がプロ初ゴール。終了間際には、ジェイが今季初のゴール。初モノづくしの試合でしたね。札幌では桜の開花宣言。桜もチームも、見ごろ・満開はこれからです(チームは散っていきません)。
守りを固められて苦しんだ前半
相手は直近のルヴァン杯で今季公式戦初勝利。リーグ戦も引き分けているので、調子が上がっています。実際、出足が良く、チャンスを作らせてくれません。ボールは持てるものの行き場が見つからず、頼みのアンデルソンロペスも、中盤まで下がってボールを触れに行く状況です。そのため、ハーフウェイラインから敵陣に入っても前に進めず、手前でボールを回して伺ったり後ろにボールを送っていました。ペナルティエリア手前まで来れても、人数をかけて守られているので、守ってシュートコースを閉じておけば大丈夫という策略にまんまとハマっていました。これでゴールを脅かされると、入れられるのは時間の問題になります。ポストに助けられて、よく1失点で済んだと思いますよ。この後も反撃の糸口をつかめず不快指数だけが高まった前半でした。
小柏が入って流れが変わる
後半開始と同時にテコ入れは必須でした。左肩の脱臼から復帰したばかりでどの時間帯から起用されるのか注目していましたが、後半開始からでしたね。持ち味のタテへのスピードをいかんなく発揮。相手の守備を混乱させるには充分でした。10分には、チャナティップのセンターサークル手前からのスルーパスに抜け出し、ドリブルで駆け上がって右足でシュートを決めました。これまで決定的なところであと一歩で決められなかったシーンばかり見ていましたが、この一本でひと皮むけたことでしょう。左サイドの移ってからは迫力は多少下がったものの、上下の動きで守備にも貢献しました。
守りを固めた相手対策への解答
前半はなかなかボールに絡めなかった駒井がボランチに下がって、ボールの動きが良くなって、チャナティップや福森からのパスの威力が増してきたことも、同点できた要因の一つです。セカンドボールを拾えたりパスカットが増えて、相手の守備が整う前に攻撃ができるようになりましたた。でも、これだけでは終れません。後半23分の3枚替えは、みんな度肝抜かれました。荒野だけでなく、ジェイと負傷明けのドウグラスオリヴェイラも一挙投入。特に、アンデルソンロペス、ジェイ、ドウグラスオリヴェイラのトリプルタワーは壮観です。これだけでも相手はいやがります。しかも、小柏と金子の両サイド、ボランチの位置に移ったチャナティップ、右センターバックに移動した駒井を従えているのですよ。いいボールが前線に入ったら、パワーと高さがあります。相手は5バックに変更して対抗してきましたが、攻め込む時間が続きました。さすがに相手の集中が途切れていなかったので簡単にチャンスにはなりませんでしたが、43分に実りました。福森が右からコーナーキックでクロスを上げると、ペナルティエリア内でジェイが相手DFに競り勝って打点の高いヘディングシュート。これが決まりました。守備が堅いときのセットプレーからの一撃が戻ってきました。大いに収穫の多い一勝になりました。
それでも苦言をいわせろ
失点のシーンは岡村の背後。4人もいたのになぜ得点を奪われるのか、明らかに寄せが甘かったプレー。福森が中央へのクロスを許し、宮沢はマークしきれず、金子がついていたが寄せが甘く、岡村の背後をシュートされ、田中は左ゴール前で動けなかったものでした。このほか、高嶺は対人的には頑張っていたものの、どこかかみ合わずに逆に狙われていました。さらに上を目指すには、このあたりは修正していかないといけません。
4.28(水)19時からドームでルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。勝って4月を締めくくりましょう。5月は、5.2(日)15時からアウエーで湘南ベルマーレ戦。チケット争奪戦に6分で敗れましたが、試合は勝ちましょう。連休最後の 5.5(水)14時からドームでルヴァンカップ 第5節サガン鳥栖戦。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。連戦をリーグ戦で似たような勝ち点の対戦が続いた後、5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦。勢いをつけて、等々力を目指しましょう。
(25日 21:20)