CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2012/07/28号
信じれば残留もできる
コンサドーレ札幌 2-1 名古屋グランパス
得点者
- コンサドーレ札幌
- 後10分 山本
- 後47分 上原
- 名古屋グランパス
- 後13分 田中マルクス闘莉王
順位 | 第19節 7/21現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | コンサドーレ札幌 | 7 | 19 | 2 | 1 | 16 | 13 | 0.68 (17) | 43 | 2.26 (18) | -30 |
8 | 名古屋グランパス | 29 | 19 | 8 | 5 | 6 | 26 | 1.37 (7) | 25 | 1.32 (10) | 1 |
テレ
(上原)
岡本 ハモン 古田
(内村) (榊)
宮沢 山本
岩沼 日高
キム ジェイド
ジェファン ノース
杉山
sub:高木貴 奈良 荒野 前田
ハモンとテレの前評判がとってもいいですもの。これで勝てなきゃウソでしょう。キム・ジェフアンが加わってAFC状態になった最終ラインもよく集中できていました。しかし、相手は永井・ケネディ・玉田・ダニルソンといった主軸を欠いていたのはナイショです。
その上、ハモンと他の選手との信頼関係ができあがっています。先制ゴールの山本は、ボールを出してくれるのを信じて前に飛び出し、ハモンも飛び出してくれるのをわかっていました。こういった信じ合える関係、加入前にはなかったですね。ここ10年でも記憶にありません。
これでやっと2勝目。最下位や降格圏の脱出にはまだ遠いですが、わずかな望みに期待していいのではないでしょうか。それにはまず連勝です。
試合経過
前半は攻め込まれながらもジェイド・ノースを中心に最終ラインが体を張った守備で対応。相手の攻撃の単調さに助けられて、ハモンを中心に好機を作り出し、徐々にペースをつかんで行った。
先制点は自陣ゴール前から岩沼の素早いリスタートから。ハモンにパスを渡すと、縦にドリブルでカウンターに。走り込んで絶妙なパスを受けた山本が落ち着いて決めた。
この3分後にCKから闘莉王に押し込まれたが、流れは相手に譲らない。44分にはオフサイドの判定への意義でストイコビッチ監督が退席処分。6分間のロスタイムは互いに攻め合ったが、上原が得意のヘッドで勝ち越し点を決めて、そのまま逃げ切った。
それでも苦言をいわせろ
先制した3分後に、コーナーキックから失点。これは悪癖が残ったままではないでしょうか。この点はキム・ジェファン加入後初の試合なので仕方ない位に見ておくのがいいのかもしれません。これから良くなっていくでしょう。よくよく考えると、やられた相手が抜群の精度と迫力を誇る闘莉王だから、上手の相手に奪われたのですね。
三上強化部長は、当初監督交代か補強か悩まれたようで、しかも「残留が難しいのに補強で余計なお金をかけるな」という声もあったとのこと。監督交代になるような信頼関係の崩壊はなく、カネを上手に使えるかでした。残留が第一目標ですが、降格して一年で戻って中位以上の例が続いているので、危機管理と3年先を見越した決断なのでしょう。この考え方、支持できます。ただし、この報道が安易に出て欲しくなかったのも正直な気持ちです。あとはそんなフクザツな気持ちを忘れるほど勝ってほしいと思います。
(2日 0:50)