CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/4号
負けに等しいドロー
北海道コンサドーレ札幌 1-1 アビスパ福岡
- 北海道コンサドーレ札幌
- 84分 アンデルソン ロペス
- アビスパ福岡
- 90+4分 ジョン マリ
順位 | Aグループ第4節 4/28現在 | 勝 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 鹿島アントラーズ | 10 | 4 | 3 | 1 | 0 | 13 | 3.25 (1) | 3 | 0.75 (1) | 10 | |
2 | 北海道コンサドーレ札幌 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 9 | 2.25 (2) | 7 | 1.75 (2) | 2 | |
3 | アビスパ福岡 | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | 5 | 1.25 (3) | 9 | 2.25 (3) | -4 | |
4 | サガン鳥栖 | 1 | 4 | 0 | 1 | 3 | 3 | 0.75 (4) | 11 | 2.75 (4) | -8 |
ジェイ
ドウグラス 小柏
オリヴェイラ (チャナ
(アンデルソン ティップ)
ロペス)
菅 金子
(柳)
高嶺 駒井
(小野) (荒野)
福森 田中 岡村
大谷
sub:阿波加 青木
速報を見れたのが試合終了後でしたが、リアルタイムでご覧になられた方にとっては悲劇を見たことと、想像に難くありません。グループリーグ突破は持ち越しになりました。アントラーズが引き分けただけに、勝ち点差3を詰めるチャンスでしたが、追いつけなかったのは痛いです。
相手を圧倒した序盤
立ち上がりからペースをつかみます。右サイドからの崩したり、福森から相手の背後を突く動きをしているジェイや小柏を狙ったボールなど、結構やりたい放題に攻撃できていました。9分には右サイドを突破した金子が惜しいシュート。20分には、福森のロングボールからジェイが2人にボールを保持して、強引にペナルティエリア中央からのシュートに持っていも GK のセーブ。その2分後にも、ジェイがペナルティエリア中央で合わせるが、セーブされました。肝心なフィニッシュを閉められて得点できなかったのはつらかったです。
待望の先制点
後半開始からも、前半の図式は変わらず。10分に、アンデルソンロペス、チャナティップ、荒野を投入して、早めに仕掛けます。相手も主力を入れて、五分の展開に。それでも、25分あたりから10分程、幾度となくコーナーキックを得ていますが、決めきれません。34分には小野を投入。狙いはラストパスですね。実ったのは、菅のロングパスから。ジェイが落としたところにアンデルソンロペスがペナルティエリア手前の中央で受けて、ドリブルで相手をかわして決めました。残り5分に差し掛かろうとしていたところで、喉から手が出るほど欲しかった先制点を得ました。
1点取った後に…
後半40分に、金子に替えて柳が入りました。リードしてリーグ戦に向けて温存したいということも考えられます。しかし後半42分のコーナーキックを最後に、速報でウチラの動向がなくなりました。これは、残り時間はずっと攻められっぱなしだったのでしょうか。アディショナルタイムは5分の表示で、残り1分、シュートはクロスバーにはね返されるが、こぼれ球に反応してダイビングヘッドで押し込まれてそのままタイムアップになりました。
この試合の着眼点
カップ戦であることを忘れてはなりません。こちらはグループリーグ突破を目指して主力も投入。相手は負けるとグループリーグ敗退ですから、必死に粘ってくることを想定しなければなりません。先制するまでの攻撃はよかったのですが、そこから真逆になったことから、リーグ戦で逆転されて勝てなかった試合を思い出すべきです。得点を取れそうなときに確実に取ることと、試合の進め方に課題を残しました。
5月は、5.2(日)15時からアウエーで湘南ベルマーレ戦。今回も生観戦は断念。連休最後の 5.5(水)14時からドームでルヴァンカップ 第5節サガン鳥栖戦。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。連戦をリーグ戦で似たような勝ち点の対戦が続いた後、5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦になります。勢いをつけて、全力で等々力を目指しましょう。
(29日 23:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/8号
ジェイ逆転今季初ゴール
北海道コンサドーレ札幌 2-1 ベガルタ仙台
- 北海道コンサドーレ札幌
- 55分 小柏 剛
- 88分 ジェイ
- ベガルタ仙台
- 16分 加藤 千尋
順位 | 第11節 4/25現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 11 | 10 | 3 | 2 | 5 | 17 | 1.70 (4) | 17 | 1.70 (16) | 0 |
19 | ベガルタ仙台 | 3 | 10 | 0 | 3 | 7 | 7 | 0.70 (17) | 23 | 2.30 (19) | -16 |
アンデルソンロペス チャナ 駒井 ティップ (ボランチ (柳) > CB右へ) 菅 金子 (ジェイ >FWへ) 高嶺 宮沢 (小柏) (荒野) (右2列目 > 左サイドへ) 福森 田中 岡村 (ドウグラス オリヴェイラ) (左2列目へ) 菅野 sub:大谷 小野
今季初の厚別で今季初の逆転勝利。しかも、途中出場の小柏がプロ初ゴール。終了間際には、ジェイが今季初のゴール。初モノづくしの試合でしたね。札幌では桜の開花宣言。桜もチームも、見ごろ・満開はこれからです(チームは散っていきません)。
守りを固められて苦しんだ前半
相手は直近のルヴァン杯で今季公式戦初勝利。リーグ戦も引き分けているので、調子が上がっています。実際、出足が良く、チャンスを作らせてくれません。ボールは持てるものの行き場が見つからず、頼みのアンデルソンロペスも、中盤まで下がってボールを触れに行く状況です。そのため、ハーフウェイラインから敵陣に入っても前に進めず、手前でボールを回して伺ったり後ろにボールを送っていました。ペナルティエリア手前まで来れても、人数をかけて守られているので、守ってシュートコースを閉じておけば大丈夫という策略にまんまとハマっていました。これでゴールを脅かされると、入れられるのは時間の問題になります。ポストに助けられて、よく1失点で済んだと思いますよ。この後も反撃の糸口をつかめず不快指数だけが高まった前半でした。
小柏が入って流れが変わる
後半開始と同時にテコ入れは必須でした。左肩の脱臼から復帰したばかりでどの時間帯から起用されるのか注目していましたが、後半開始からでしたね。持ち味のタテへのスピードをいかんなく発揮。相手の守備を混乱させるには充分でした。10分には、チャナティップのセンターサークル手前からのスルーパスに抜け出し、ドリブルで駆け上がって右足でシュートを決めました。これまで決定的なところであと一歩で決められなかったシーンばかり見ていましたが、この一本でひと皮むけたことでしょう。左サイドの移ってからは迫力は多少下がったものの、上下の動きで守備にも貢献しました。
守りを固めた相手対策への解答
前半はなかなかボールに絡めなかった駒井がボランチに下がって、ボールの動きが良くなって、チャナティップや福森からのパスの威力が増してきたことも、同点できた要因の一つです。セカンドボールを拾えたりパスカットが増えて、相手の守備が整う前に攻撃ができるようになりましたた。でも、これだけでは終れません。後半23分の3枚替えは、みんな度肝抜かれました。荒野だけでなく、ジェイと負傷明けのドウグラスオリヴェイラも一挙投入。特に、アンデルソンロペス、ジェイ、ドウグラスオリヴェイラのトリプルタワーは壮観です。これだけでも相手はいやがります。しかも、小柏と金子の両サイド、ボランチの位置に移ったチャナティップ、右センターバックに移動した駒井を従えているのですよ。いいボールが前線に入ったら、パワーと高さがあります。相手は5バックに変更して対抗してきましたが、攻め込む時間が続きました。さすがに相手の集中が途切れていなかったので簡単にチャンスにはなりませんでしたが、43分に実りました。福森が右からコーナーキックでクロスを上げると、ペナルティエリア内でジェイが相手DFに競り勝って打点の高いヘディングシュート。これが決まりました。守備が堅いときのセットプレーからの一撃が戻ってきました。大いに収穫の多い一勝になりました。
それでも苦言をいわせろ
失点のシーンは岡村の背後。4人もいたのになぜ得点を奪われるのか、明らかに寄せが甘かったプレー。福森が中央へのクロスを許し、宮沢はマークしきれず、金子がついていたが寄せが甘く、岡村の背後をシュートされ、田中は左ゴール前で動けなかったものでした。このほか、高嶺は対人的には頑張っていたものの、どこかかみ合わずに逆に狙われていました。さらに上を目指すには、このあたりは修正していかないといけません。
4.28(水)19時からドームでルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。勝って4月を締めくくりましょう。5月は、5.2(日)15時からアウエーで湘南ベルマーレ戦。チケット争奪戦に6分で敗れましたが、試合は勝ちましょう。連休最後の 5.5(水)14時からドームでルヴァンカップ 第5節サガン鳥栖戦。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。連戦をリーグ戦で似たような勝ち点の対戦が続いた後、5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦。勢いをつけて、等々力を目指しましょう。
(25日 21:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/12号
自滅はダメ
鹿島アントラーズ 3-0 北海道コンサドーレ札幌
- 鹿島アントラーズ
- 32分 松村 優太
- 39分 荒木 遼太郎
- 81分 白崎 凌兵(PK)
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | Aグループ第3節 4/21現在 | 勝 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 鹿島アントラーズ | 9 | 3 | 3 | 0 | 0 | 11 | 3.67 (1) | 1 | 0.33 (1) | 10 | |
2 | 北海道コンサドーレ札幌 | 6 | 3 | 2 | 0 | 1 | 8 | 2.67 (2) | 6 | 2.00 (2) | 2 | |
3 | アビスパ福岡 | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 1.33 (3) | 8 | 2.67 (3) | -4 | |
4 | サガン鳥栖 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0.33 (4) | 9 | 3.00 (4) | -8 |
ジェイ
(菅)
ドウグラス 青木
オリヴェイラ
(中島)
田中宏 ルーカス
(金子) フェルナンデス
荒野 小野
(中村) (田中駿)
柳 キム 岡村
ミンテ
大谷
sub:阿波加 西野
ルヴァン杯初黒星だなんて、悠長なことを言っていられません。速報を見るのがイヤになってしまった方は多いことでしょう。ペトロヴィッチ監督の今日は自分たちで自分たちのゴールに3点入れてしまったような試合でした
の声が象徴しています。実際には、4失点も同然でした。反撃の糸口もなく、今季初めて完敗と言っていいでしょう。
不注意な前半の失点
どうやら失点は防げたものばかりのようです。1点目はバックパスから。相手のプレスから岡村は大谷にパスするしかなかったのでしょう。そこで相手は走りを止めずに走り込んできました。そこで、大谷のトラップを奪われて失点。リーグ戦でも、キーパーにプレスをかけられて失点の場面がありました。弱点として刷り込まれています。2点目は、ペナルティエリア内でのクリアミス。ルーカスフェルナンデスのクリアを拾われて、素早く撃たれました。大谷は移籍後公式戦初先発でしたが、厳しい前半になりました。
後半はリプレイショーか
後半18分に、キムミンテがペナルティエリア内で相手を後ろからつかんで倒し、レッドカードの一発退場。これ、先週の味スタでしょうか。PK は相手のシュートが右ポストに直撃して助かったのは、金曜日のドームみたいです。これで流れを戻さないといけないのに、後半33分に大谷が相手を倒して PK 献上。ダメ押し点を決められました。
この試合の収穫
来季内定で特別指定選手の MF田中宏武がデビューして、先発で45分間プレー。開幕前に負傷離脱したジェイが今季初先発で74分間プレー。長期離脱から金曜日に復帰した荒野と故障明けのドウグラスオリヴェイラも84分間プレー。試合勘が戻ったとは言い切れませんが、徐々に調子を上げてくるでしょう。とりわけ、荒野とドゥグラスオリベイラには、救世主になってほしいです。
救いは、グループリーグの残り3試合はホームで開催であることです。次のステージへの道が閉ざされたわけではありません。
4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。これは勝ち点3はゆずれません。下の順位だと思っていたら、初白星を狙ってきますよ。4.28(水)19時ルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。勝って4月を締めくくりましょう。
(22日 0:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/16号
悲喜こもごもの結果
北海道コンサドーレ札幌 1-3 横浜F・マリノス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 47分 アンデルソン ロペス
- 横浜F・マリノス
- 80分 オナイウ 阿道
- 80分 前田 大然
- 90+9分 エウベル
順位 | 第10節 4/18現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | 北海道コンサドーレ札幌 | 8 | 9 | 2 | 2 | 5 | 15 | 1.67 (4) | 16 | 1.78 (17) | -1 |
6 | 横浜F・マリノス | 18 | 9 | 5 | 3 | 1 | 15 | 1.67 (4) | 8 | 0.89 (4) | 7 |
アンデルソンロペス
(ジェイ)
チャナ 駒井
ティップ
菅 金子
(青木) (ルーカス
フェルナンデス)
高嶺 宮沢
(荒野) (岡村)
福森 キム 田中
ミンテ
菅野
sub:大谷 柳
クラブ創立25周年記念試合は、歴史を凝縮したかのような試合になりました。前半途中からペースを握るもなかなか得点できない。後半早々にセットプレーから得点。ビッグセーブでピンチを救う。負傷交代と長期離脱からの復活。相手の選手交代で流れが変わり、残り10分で結局力尽きて逆転負け。4回もネットを揺らされました。このように陰と陽がくっきりと分かれ、おまけにもどかしい様は、これまでの歴史のようです。26年目に入って、いい歴史をこれから作っていきましょう。
アンデルソン・ロペス5試合連続弾
クラブJ1最長タイ記録となる5試合連続ゴール。記念の試合にふさわしいですね。CKからの混戦で、キムミンテからの折り返しに反応して、ヘッドで押し込みました。きれいなゴールではないものの、得点できるところにいて決められるところに、点取り屋の嗅覚を感じました。9試合で9ゴールは得点ランキングトップです。量産ペースが素晴らしく2ケタ得点に王手をかけたのはうれしいところですが、どうしても外したり阻まれる場面も印象に残るのが否めないです。前半43分に、ペナルティエリア内に進入したチャナティップからフリーでパスを受けましたが、GK との1対1を右に外してしまいました。PK で 3得点を挙げて、触れて入ったゴールもありますが、次はスカッとしたゴールを見たい です。
相手の選手交代後はガス欠
後半24分に、MF 天野 とFW 水沼が入りました。偶然かもしれませんが、この時間帯あたりから運動量がガタッと落ちています。ボールを拾えなくなって、攻撃に行けなくなりました。その前の18分に負傷した高嶺が担架に乗せられたまま退場して、荒野が入りましたが、復帰1戦目で労を惜しまずに走り回るのは望めないです。32分ジェイ、岡村、ルーカスフェルナンデスが入りましたが、運動量を求められないでしょう。この3分後には、左サイドを突破され、荒野が1対1をかわされて、田中とキムミンテも寄せられずに同点。その2分後は、人数が揃っているのに寄せが甘くて、ダイビングヘッドを決められました。
ジェイに光明
追いかける立場になって、ジェイがいるのは心強いです。後半42分から10分間でシュート4本。特にヘッドの強さが戻ってきました。あと一歩で枠をとらえられませんでしたが、復活の予感を感じます。
負けパターン確立か
ここで踏みとどまればよかったのですが、6分のアディショナルタイムは何と表現したらいいのでしょうか。50分に右を突破されて、キムミンテをかわされて、フリーのFWエウベルがヘッド。致命的な3失点目と思ったら、VARでハンドの判定でノーゴールになりました。しかし、この安堵もつかの間でした。54分に相手GKからの速攻で、福森がかわされて、岡村とルーカスフェルナンデスが寄せきれずに、やり直しのゴールを決められました。その直後にホイッスルです。
素直に相手の監督の声に、耳を傾けましょう。完ぺきに丸裸にされています。
最後は自分たちのほうが運動量は多く、彼らは足が止まりました。彼らがずっとあのプレスを続けることは難しいと思っていたので、自分たちはそのスキを突こうということを伝えていました
8戦負けなしになった相手は、ハードワークをやりきっても誰も脚をつっていません。その上、同点ゴールのFW前田大然は、後半だけで30回以上もスプリントを記録しています。オールコートマンツーマンディフェンスは大いに結構ですが、対戦相手は、その弱点を必ず突いてきます。それに耐えうる対策を講じた形跡を感じられないのですよ。このままでは、全チームに研究しつくされて全敗の不安を感じます。荒野や故障者の復活が必要なのは言うまででもありませんが、有効な策を見たいものです。
この試合の収穫
ようやく、5枚の交代枠を活用できました。ベンチスタートに、ジェイ、ルーカスフェルナンデス、荒野を取っておけるのは、心強いです。故障者が戦列に戻ってきている証拠でもあります。しかし、この試合では効果的な交代にはなりませんでした。それでも、戦術の幅は広がっているはずです。
ついに順位は16位まで下がりました。20チーム制4チーム降格なので、首の皮一枚でかろうじて残留圏内です。まだ、3分の1も終わっていませんが、危機感を持たないといけないです。
4月も後半になり、日程が密になってきます。4/20(火)19時から、アウェーでルヴァンカップ 第3節鹿島アントラーズ戦。ターンオーバーできる陣容になってきていますので、コンディションに配慮してメンバー選考を。4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。これは勝ち点3はゆずれません。4.28(水)19時ルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。リーグ戦の浮上のきっかけをつかみましょう。
(18日 22:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/21号
失点安い勝てたはず
北海道コンサドーレ札幌 2-2 鹿島アントラーズ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 26分 田中 駿汰
- 70分 アンデルソン ロペス
- 鹿島アントラーズ
- 9分 永戸 勝也
- 20分 上田 綺世
順位 | 第9節 4/11現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 8 | 8 | 2 | 2 | 4 | 14 | 1.75 (4) | 13 | 1.63 (15) | 1 |
15 | 鹿島アントラーズ | 8 | 8 | 2 | 2 | 4 | 10 | 1.25 (10) | 12 | 1.50 (11) | -2 |
アンデルソンロペス チャナ 駒井 ティップ (ジェイ) 菅 金子 (ルーカス (柳) フェルナンデス) 高嶺 深井 福森 宮沢 田中 (岡村) (CB中央へ) 菅野 sub:大谷 青木 小野
2点リードされたときは絶望を感じたことでしょう。順位は一つ下であっても、昨年ダブル、いや、練習試合を含めるとトリプルであっても、相手は王者ですよ。名前だけで負けかねない相手にすぐ1点返せたのが良かったですね。勝ち点1に持ち込めたのは大きな収穫です。けれども、失点は甘すぎて、どうにかできなかったものかと思えてしまいます。
キムミンテ出場停止
前節の一発レッドで出場停止。代わってどのようにするのか注目でした。フタを開けると、宮沢が最終ライン。深井と高嶺がボランチを組みました。ただ、宮沢はコンディションが落ちていたのか後手に回ることが多く、前半だけで交代。岡村が右に入って、田中が中央へ。岡村は空中戦で威力を発揮して、先発にしても良かったんじゃないのと思わせる出来でした。
2点リードされてもすぐ1点返す
前半9分の失点は、宮沢にがシュートブロックしてそのこぼれ球を拾われたもの。これだけなら諦めがつくが、その前の過程は、易々と前にもっていかれたのは不満です。20分に、CK から得点すると不敗記録中の上田に追加点。寄せとしては甘いとも追い付いていないとも見えました。これで気持ちが滅入った方は多いことでしょう。しかし、セットプレーにはセットプレーですね。福森の FK は低い弾道で中央へ。田中が拾って落ち着いて右に放って1点を返しました。
ジェイが戻ってきた
ようやくメンバーに戻ってきました。名を連ねているだけでも安心感があります。後半15分に途中交代で出場。ターゲットが分散されるので、相手は相当嫌がるはずです。アンデルソンロペスへの負担も減るでしょう。
金子の突破が VAR で PK
今日も右サイドからの突破で脅威になっていました。後半20分に、ドリブルで突破でペナルティエリア右へ。この時に後方から倒され、これがペナルティエリア内のファウルと判定。オンフィールドレビューになりましたが、検証の結果、判定は変わりませんでした。縦の動きで背後を取るのは小柏のが得意なところですが、同じ動きを思い浮かべました。金子は右からのえぐりだけではないことを示してくれました。
PK 職人アンデルソンロペス
独特なステップと間合いで左足を振り抜くと、クラブ5人目4戦連続ゴール。これだけでも十分に誇りです。その上、リーグ8戦8発でJ1得点ランキングトップ。前半はなかなかいい形ができませんでした。後半も13分にドリブルからシュートを放ったものの、GK沖にビッグセーブではじかれました。今後は、ジェイとの相乗効果、期待していいのではないでしょうか。いい場面で撃つ機会が増えるのを待ってます。
この試合の着眼点
キーパーはどちらも良かったので、引き締まったゲームになりました。GK沖には、アンデルソンロペスのシュートを連続して止められました。菅野は、終盤の相手の突破を、ビッグセーブで勝ち越し点を防ぎました。それだけに、序盤での失点がもったいなく感じます。
次はクラブ創設25周年記念試合。オイラのミスターだけでなく、極楽とんぼ・加藤浩次もドームに来場。4.16(金)19時から横浜F・マリノス戦です。4/20(火)19時からのルヴァンカップ 第3節、アウェーでの鹿島アントラーズ戦をはさんで、4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。4.28(水)19時ルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。連戦でもホームが多いのは救いです。故障者が戻りつつあり、新戦力がフィットしつつあり、やっとガブリエル オケチュクが日本に入国です。勝てる要素は増えつつあります。
(13日 22:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/25号
生かせなかったのが敗因
FC東京 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- FC東京
- 61分 ディエゴ オリヴェイラ
- 69分 ディエゴ オリヴェイラ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 83分 アンデルソン ロペス
順位 | 第8節 4/7現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | FC東京 | 15 | 8 | 4 | 3 | 1 | 14 | 1.75 (2) | 11 | 1.38 (13) | 3 |
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 7 | 7 | 2 | 1 | 4 | 12 | 1.71 (6) | 11 | 1.57 (13) | 1 |
アンデルソンロペス
チャナ 小柏
ティップ (菅)
(青木)
ルーカス 金子
フェルナンデス
(高嶺)
宮沢 駒井
(柳) (小野)
福森 キム 田中
ミンテ
菅野
sub:大谷 岡村
相手が一発レッド、小柏の負傷交代、イエローから一発レッドで10人同士。そして、FK からと PK で失点。出来事いっぱいのこの試合は、リードを奪っていないのに逆転負けした気分です。勝ち点を取り損ねました。先日、3-0 は危険なスコアであることを学びましたが、今回は一人多いのは危険な人数であることを学びました。
痛かった小柏の負傷交代
先発に戻って、ようやく開幕戦のスタメンが組めました。これだけで期待が高まります。相手の流れを引き寄せてこちらのペースに持っていけたのは、小柏の飛び出しです。前半29分には、激しくチャージをうけて、渡辺剛が一発退場。サイドのおくぎみで、まだゴールとの距離があるように見えましたが、脅威に思えたのでしょう。それだけに、35分に左肩を押さえて倒れ込み、撒き過ぎの水で滑って肩脱臼で担架で退場は痛い。ただし、これはプロとしてピッチの状況を読まないといけないことになります。どうしても苦言になってしまいます。
守りを固めてくる相手対策は急務
一人多くなったからといって、必ずしも有利になるとは限りません。スペースが広がる分。一人多くなるとテンポが悪くなるのが定説です。小柏が退場する前のように攻めれば得点は時間の問題ですが、相手はやることが明確で、守りを固めます。アンデルソンロペスには2人がかりでつぶして、シュートを打たせなければ大丈夫と思われていたに違いありません。実際、膝に合わせて入った得点の1本だけでした。このように、守られると打開できない悩みどころで、罠にまんまとかかったとみなすべきでしょう。実際、優位な時間帯で、相手 GKを脅かすようなシュートは1本もなかったのは、大問題です。
後半開始と同時に FW永井を投入してきた相手に対して、 一人多いにもかかわらず易々とディエゴ オリヴェイラに突破されるのは、さらに問題です。これこそ、守って奪ってカウンターの戦術に、注文通りに料理されていました。サイド奥深くえぐったり、左右にゆさぶることなく、守備網の前で横に回しているだけでは、相手はいやがりません。そうなると、前がかりになっているだけに、突破されるたびにあぶない場面を作られます。キムミンテと宮沢がファールで止めるしかなかったのは必然なのです。
金子はサイドのほうが相手に脅威
前半39分の交代で、菅が左サイドに入り、ルーカスフェルナンデスが左から右へ。金子が2列目へ。緊急体制とはいえ、大がかりなポジション変更でした。福森からのサイドチェンジが絶好調なので、右サイドからゴールに迫るのは大事です。まして、相手は一人少ないので、広く走り回ってラストパスを出せる金子からの攻撃のほうが、守りを固めてくる相手にはいいのでしょう。実際、後半 23分にルーカスフェルナンデスに代わって高嶺が入ったことで、再び右サイドに戻ってから攻め込む場面が増えました。右サイドから、中央やファーで待ち構えている所にセンタリングを出す場面をたくさん見たいです。
この試合の収穫
また歴史的な試合に立ち会えました。1人多くて負ける例だけではありません。失点はすべてセットプレーからなのは、1人少ない相手にとって理想的です。戦い方の参考にすべし。
相手の決定的な得点機会を阻止するDOGSOの例を、2つも学べました。イエローが出て、抗議で VAR 判定になって、オンフィールドレビューで一発レッドに変更なんて、めったに見れるものではないですよ。その場面は、反則した場所とゴールが近いのか、攻撃側の選手がゴールに向いていたのか、疑問に感じる点はありましたが、判定や主審に文句を言っても意味がありません。
キムミンテが出場停止。小柏が出場微妙。中野小次郎が靭帯損傷。また、欠場が増えます。でも、やっと、ホームに戻れます。次は日曜日。4.11(日)13:05から鹿島アントラーズ戦。順位はまたウチラが上ですが、狙われます。ドーム2連戦で、4.16(金)19:00横浜F・マリノス戦。4/20(火)19時からのルヴァンカップ、アウェーでの鹿島アントラーズ戦をはさんで、4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。連戦でもホームが多いのは救いです。
(9日 22:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/29号
それが大事
アビスパ福岡 1-2 北海道コンサドーレ札幌
- アビスパ福岡
- 52分 奈良 竜樹
- 北海道コンサドーレ札幌
- 30分 アンデルソン ロペス
- 54分 福森 晃斗
順位 | 第7節 4/4現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | アビスパ福岡 | 8 | 7 | 2 | 2 | 3 | 8 | 1.14 (10) | 10 | 1.43 (13) | -2 |
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 7 | 6 | 2 | 1 | 3 | 11 | 1.83 (5) | 9 | 1.50 (10) | 2 |
アンデルソンロペス チャナ 金子 ティップ (柳) (キムミンテ) (CB中央へ) 菅 ルーカス (小柏) フェルナンデス (左サイドへ) 深井 駒井 (左2列目へ) 福森 宮沢 岡村 (高嶺) 菅野 sub:中野小 小野 中島
主将になった前寛之と奈良を見るのは久しぶり。札幌ユースダービー。そんな感傷に浸る間はありませんでした。先制して優位には進められたものの、勝ち点3を取るのは簡単ではないことを、あらためて実感します。
先制点は運も味方したように思えました。駒井が敵陣中央からペナルティエリアへ長い山なりのパスを送ると、ゴール前で奈良とアンデルソンロペスが競り合い。頭に当てて、放物線を描いてゴールに入りました。スローを観ると、奈良に当たってからアンデルソンロペスの後頭部に当たったように見えたゴールに思えました。後半7分にコーナーキックから同点に追いつかれましたが、その2分後に勝ち越し点。福森がグラウンダーでのシュートで得点なんて、あまり見られないですよ。スライディングしてきた相手を交わして、奈良の股下を抜けた得点ですノールックで技ありのゴールでもありました。
岡村は合格点
田中駿太の負傷で右ストッパーをどうするのか注目でしたが、岡村が J1 初先発。宮沢が最終ラインに入って、調子を上げてきた深井と先週ストッパーに入った駒井と両立しました。前半から、相手のカットだけでなく前線にも上がってきています。後半36分にはヘディングシュート。失点は奈良に背後を取られて競り負けましたが、ファンマを封じたのは大きかったです。勝利に貢献しました。
小柏が戻ってきた
故障者続出の攻撃陣で、開幕戦勝利の立役者が戻ってきました。目立った活躍はありませんが、よく走り回って、動きが戻ってきました。28分間の出場時間ですが、スプリント数が途中出場なのに21回です。アディショナルタイム4分に、ドリブルで持ち上がってペナルティエリア手前の右からシュートを放ちましたが、左のポスト。これは決めてほしかったです。
それでも苦言をいわせろ
後半はヒヤヒヤものでした。選手交代でリズムが悪くなるのは、困ったものです。特に、後半30分に宮沢が足をつって交代してからが顕著でした。ゴール前でサンドバッグ状態で攻めに行けません。岡村とキムミンテの奮闘と菅野の好セーブとゴールポストに助けられました。
リードしていたこともあって、選手交代は遅くありません。攻め込まれたのは、相手が対策を徹底していたことでもあります。特に序盤、スコアが動くまではなかなか攻め込むことができませんでした。そんな中、最後まで全員がハードワークを徹底てし、守備の時間帯でも速い帰陣が勝因になったのでしょう。1点差での勝利は、守備で勝利を得た試合とも言えます。
再び、日程は密です。4.7(水)19:00味スタでFC東京戦。そのあとはドーム2連戦で、4.11(日)13:05から鹿島アントラーズ戦と、4.16(金)19:00横浜F・マリノス戦。以前は、4月に勝ち越すとJ1昇格またはJ1残留と言われたこともありました。確実に勝ち星を重ねて浮上しましょう。
(4日 22:50)