CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/04/26号
10人でつかんだ三連笑
横浜FC 0-1 コンサドーレ札幌
得点者
- 横浜FC
- なくてよろし
- コンサドーレ札幌
- 後3分 クライトン
順位 | (第10節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | 横浜FC | 6 | 10 | 1 | 3 | 6 | 7 | 0.70 (16) | 13 | 1.30 (11) | -6 |
8 | コンサドーレ札幌 | 14 | 10 | 4 | 2 | 4 | 12 | 1.20 (7) | 13 | 1.30 (11) | -1 |
宮澤
(芳賀)
岡本 クライトン 藤田
(砂川) (上原)
上里 ダニルソン
西嶋 吉弘 チョウ 西
荒谷
sub:高原 石井
やっぱり、ナマですよ。ナマ最高っすよ。もちろん生観戦(笑)。強風のニッパツ三ツ沢競技場のアウェー席は立ち見も出て(1200人完売!)、バックスタンドやメインスタンドにも赤の同志が見られました。
キックオフ直後はこちらが攻撃を仕掛けるも、徐々に風上の相手のペースに。接触プレーが多くなって、家本主審への怒号も目立ってきます。要注意なのに出しちゃいました退場者。前半19分に厳しい判定で2枚目のカードで西嶋を失い、70分余りを10人でたたかいます。さすがに左の守備を手当てしなければならず、岡本に代わって守備もちゃんとできる砂川投入。しかし、ポイントは西をセンターバックにした3バックでした。
一人少なくなってからは、風下ということもありしばらく我慢の展開。前半はシュートを打てそうで打てず、相手の攻めをしのぐのが精一杯で、いつ取られてもおかしくありませんでした。そこで抑えるといいことがあるんですね。後半開始早々の一瞬の飛び出しで決まりました。単なる砂川のスローインかと思ったら、クライトンがDFの間をすり抜けてゴール前に迫り、落ち着いて右足でけり込みゴール。耐えた甲斐がありました。
その直後の逆襲はよくあることですが、荒谷がFW池元のシュートをセーブ。ゴールキーパーがノッてくると、チームは好循環になります。このあとはクライトンワンマンショー。ドリブル突破はすくなくとも3度。ディフェンダーをひきつれてゴールに向かうも、なかなかシュートできないのは一人少ないから仕方ないでしょう。その分、西、吉弘、チョウを中心に、藤田・芳賀・砂川・ダニルソンを含めて全員でゴールを守り切りました。キング・カズを筆頭にフォワード4人で総攻撃を仕掛けられても、ゼロトップで勝ちました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 荒谷(6.5)
- 終始落ち着いてプレー。2失点分はファインセーブで救っている。
- DF
- 西(6.5)
- センターバックも左SBも合格。必死なディフェンスがよい。
- チョウ・ソンファン(6.0)
- 体を張って、危険なところを察知してピンチを摘み取る。
- 吉弘(6.0)
- 最後まで集中きれずに相手につく。
- 西嶋(-)
- 2枚目はファールかい??
- 芳賀(6.0)
- 右SBに入って、相手の好機を摘む。
- MF
- 上里(6.0)C
- やや下がり目で守備中心にプレーながらも、後半はドリブルで駆け上がる。どフリーをはずすのはやめてくれい。
- ダニルソン(6.0)
- ボールを奪う時の迫力十分。そのあと散らせるのがよい。イエローは突破を止めた場面で貰ってもやむを得ない。
- 藤田(6.0)
- ねばってディフェンス。1対1で相手をかわしてボールを奪うのがすごく上手になった。
- クライトン(7.0)
- 右へ左へと縦横無尽に動き回る。奪ってドリブルで駆け上がり相手をかわす姿は鳥肌モノ。
- 砂川(6.0)
- 攻撃だけでなく守りもしっかり。
- 岡本(-)
- 左でのドリブル突破をもっと見たかった。
- FW
- 宮澤(5.0)
- 1トップのターゲットになりきれないだけならまだしも、ボールを失ってからの執着心のなさが気になった。
- 上原(-)
- 出場時間短く寸評不可。
- 監督
- 石崎信弘(6.5)
- 3バックに変更で攻め手を減らさなかったのがよし。前線からのプレッシング基調だから成立した。攻め込まれ始めてからの4バックへの再変更も判断よし。
この試合はキリノが出場停止だったことを忘れてしましそうですね。代わって入った1トップ宮澤について苦言を。ターゲットになって前線でどっしり構え気味はまだいいにしても、守りに転じるときがよくない。ボールを失ってからの追いかけがほとんどないものだから、前戦からのプレスが甘くなった。なぜか下がってから好機が増えたのはどういうことか。いづれにせよ、シュートゼロでは次の先発は遠のく。
15日間5試合の初戦が終わったにすぎない。3勝1敗1分けで4月勝ち越しは決定したが、まだ10試合で4勝4敗2分けの五分。まずは勝ち星先行を
(27日 23:50)