CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/03/13号
開幕5戦引き分け新記録
セレッソ大阪 2-2 北海道コンサドーレ札幌
- セレッソ大阪
- 25分 山田 寛人
- 62分 ブルーノ メンデス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 30分 岡村 大八
- 76分 中島 大嘉
順位 | 第5節 3/20現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | セレッソ大阪 | 6 | 5 | 1 | 3 | 1 | 8 | 1.60 (4) | 7 | 1.40 (9) | 1 |
11 | 北海道コンサドーレ札幌 | 5 | 5 | 0 | 5 | 0 | 5 | 1.00 (9) | 5 | 1.00 (7) | 0 |
トゥチッチ
(ドウグラス
オリヴェイラ)
荒野 金子
青木 ルーカス
(中島) フェルナンデス
深井 駒井
高嶺 岡村 田中駿
(柳)
大谷
sub:中野 西 中村 田中宏
前節負傷した小柏が右ハムストリング肉離の診断結果。3.15には、トップチーム関係者計9名の陽性が判明。大幅にメンバーが変わっています。その上、監督から「明日やってやるぞという活気が、私には足りないように見えた。あふれんばかりの闘志をもっともっと見せてほしい」との声。前途多難でしたが2度追いついてのドローは悪くない結果でしょう。勝てたかもしれない内容で、収穫もありました。
悲喜こもごも大谷編
ゴールマウスには、J1で5年ぶりに出場の大谷。最終ラインも急造で、ビルドアップがスムーズにいかないのは仕方ありません。深井や高嶺が気を利かせてカバーしていました。しかし、フィードは状況判断になるので、試合感の差が出てしまいました。先制は、ゴールキックが正面のところで相手に渡ってしまったところから。深井もかわされて、痛い失点です。その後は試合に慣れてきて、後半42分に、直接フリーキックを枠内で好セーブしたことは、強く印象づきました。
悲喜こもごも岡村編
先制されても、5分後に追いついたのは、よかったですね。前半30分に、ルーカスフェルナンデスから左コーナーキック。ファーサイドの岡村がジャンプして頭で押し込み同点。これはとっても勇気づけられました。優勢で押し込む場面が目立ち、後半もその流れで進みましたが、落とし穴がありました。後半17分、ペナルティエリア内で岡村がボールをとらえられず、キックは空振り。ボールをさらわれて、勝ち越し点を許しました。25分に柳Iと交代。監督からハグで迎えられたように、またチャンスはあるでしょう。
試合終了後に得点者変更
後半24分にドゥグラスオリヴェイラと中島を投入。特に中島の動きは素晴らしかったです。前線で精力的に走り回っています。オフ・ザ・ボールの時の動きは、これまでのチームにない動きでもあります。後半31分の同点ゴールはキーパーに圧をかけ続けた成果です。金子からのクロスに触れてJ1初ゴール。最初は得点者調査中で、金子のゴールとされましたが、試合終了後に変更になりました。「45番が触った」と言ってくれたみたいで、それで記録が変わったようです。
この試合の着眼点
あらゆる意味で、試合が成り立たました。出場機会の少ない選手が出ても遜色を感じません。相手にほとんど攻撃させず、収穫もありました。まだ未勝利ですが、J1で無敗は2チームのみです。これは誇りましょう。
3/24・3/29とワールドカップ予選のためリーグ戦は中断。次の試合は、3.26(土)14時ドームでのルヴァンカップ 第3節京都サンガF.C.戦。リーグ戦は、4月2日(土)19時ドームの浦和レッズ戦。BSで生中継があります。J1で通算100勝にふさわしい舞台ですよ。
(21日 22:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/03/20号
最後にお礼をアシストされた
北海道コンサドーレ札幌 1-1 横浜F・マリノス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 70分 菅 大輝
- 横浜F・マリノス
- 90+5分 實藤 友紀
順位 | 第4節 3/13現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 北海道コンサドーレ札幌 | 4 | 4 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0.75 (11) | 3 | 0.75 (6) | 0 |
2 | 横浜F・マリノス | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 12 | 2.00 (1) | 8 | 1.33 (17) | 4 |
興梠
(深井)
青木 小柏
(菅)
ルーカス 金子
フェルナンデス (荒野)
(柳)
高嶺 駒井
(ガブリエル
シャビエル)
福森 宮沢 田中駿
菅野
sub:中野 トゥチッチ
Jリーグ次期チェアマンに内定している野々村芳和会長のラストゲーム。J1通算100勝を手土産に送り出すところが、目前で追いつかれてしまいました。開幕から4戦連続ドローは、J1タイ記録。負けていないだけいいのかもしれませんが、そろそろスカッと勝利がほしいです。
我慢の前半
お互いに攻撃が持ち味のチームです。立ち上がりから互いに仕掛け合います。しかし、徐々に攻撃を受ける展開に。インサイドでは相手の鋭い出足に後手を踏み、左サイドでは相手に大チャンスをつくられていました。菅野を中心に最後の最後でなんとかピンチを回避して、好守からリズムを生み出していく場面は何度となくありましたが、どうにかスコアレスで踏みとどまった前半でした。
相性のいい菅が入る
流れを変えるべく、後半開始と同時に、青木に代わって菅を入れました。左サイドに入り、ルーカスフェルナンデスが右へ。これで左サイドで相手の攻撃を食い止められました。そうなると、テンポよく攻撃を組み立てられます。後半20分には、運動量の多い荒野をシャドーの位置で起用。これが5分後に実りました。福森の縦パスを荒野が流し、エリア内に入った菅が左足で決めました。さすが昨季もリーグ、ルヴァン杯で得点を決めたマリノスキラーですね。キャンプ中1月末の第1子誕生で、ゆりかごパフォーマンスです。
小柏負傷で10人の悲劇
後半28分に深井、36分柳とガブリエルシャビエルを投入します。39分には、小柏がディフェンスラインの裏に抜け出して、そのままゴールに迫り、GKと1対1からシュートを放つが、ファインセーブで追加点にならず。この直後に、裏に抜け出した小柏が右太もも裏を押さえて倒れ込みピッチに倒れ込み、そのまま担架で退場。すでに交代枠を使い切っているため、残り時間を10分で戦うことになりました。うまく時間を使ってラストワンプレーまでこぎつけましたが、アンデルソンロペスのヘッドにダイレクトに反応されて、オーバーヘッドシュートを撃たれてクロスバーに当たって枠内へ。目前で勝ち点2を失いました。
この試合の着眼点
前半良くなくても、後半に選手交代で盛り返せるようになったのはいいことです。菅の左サイドでのマークと荒野の走り回りが効いていました。最後はアンデルソンロペスからのキツイお礼参りなんですかね。その前に2得点目がほしかったです。
野々村会長が離れるのはさみしいですが、チェアマンを輩出したのは3クラブ目なんですよ。降格して予算削減から始まって、新しい景色を見せてくれて、タイトル獲得が目標になるクラブになりました。再会は表彰台の前ですね。セレモニーのとき、そのような弾幕がゴール裏に掲示されていました。
次は、3.19(土)16時からは、アウエーでセレッソ大阪戦。そのあとは、ワールドカップ予選のためリーグ戦は中断して、3.26(土)14時、ドームでのルヴァンカップ 第3節京都サンガF.C.戦で、3月の試合は終り。4月は、2(土)19時ドームの浦和レッズ戦から。ここまでまだ無敗なんですよ。自信持っておそれることなく、強い気持ちで戦ってリーグ戦の勝利を。
(16日 0:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/03/26号
無失点は収穫
アビスパ福岡 0-0 北海道コンサドーレ札幌
- アビスパ福岡
- なし
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第3節 3/6現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | アビスパ福岡 | 3 | 3 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0.33 (16) | 1 | 0.33 (1) | 0 |
11 | 北海道コンサドーレ札幌 | 3 | 3 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0.67 (13) | 2 | 0.67 (4) | 0 |
興梠
(青木)
小柏 金子
菅 ルーカス
(荒野) フェナンデス
(中島)
高嶺 駒井
(深井)
福森 宮沢 田中駿
(柳)
菅野
sub:中野 トゥチッチ
負け試合を覚悟していました。いい形でボールを前に進められず、奪われて逆襲を受けます。前半で3点取られていておかしくない試合でした。今季公式戦5戦目で初めて無得点でしたが、今季初の無失点でもあります。J1で初めて開幕から3戦無敗なのですから、最低限の結果ととらえましょう。
菅野とVARに救われる
開始5分に小柏がGKと1対1のところでシュート。阻まれたものの出だしがよく見えましたが、そのあとは相手の術中にハマってしまいました。同じ布陣のミラーゲームを仕掛けられ、ハードなプレッシャーでボールを奪われます。思うようにチャンスを作れません。高嶺や宮沢が対応して防いでいましたが、続けられると限界が出てきます。29分に相手の抜け出しを田中駿が倒して、PK 献上。先制を覚悟しましたが、データ通りに動いた菅野が PK ストップ。これで救われたと思ったら、3分後に菅野の逆をシュートを撃たれましたが、ゴールカバーに入った菅が間一髪クリア。2度あることは3度あるようで、40分にはコーナーキックからヘディングシュートの跳ね返りを押し込まれて、ネットを揺らされました。これはハンドのアピール。オンフィールドレビューの結果、判定変更でノーゴールになりました。3度も救われた、ワンサイドゲームの前半でした。
3人替えで反撃
後半もこの流れは変わらず。どのように打開するかが見所になりました。一挙に3人交代で流れをつかみました。後半16分に、柳、青木、深井を投入します。マークされつづけた興梠が下がって、小柏がワントップに入り、深井のボール奪取が効いたのでしょう。20分頃から、敵陣内でセカンドボールを拾えるようになってきました。24分には、運動量のある荒野も入ります。青木が前線のサイドに流れてロングボールを収める、というプレーが何度か見られ、チャンスが増えてきました。24分には、スルーパスに小柏が抜け出して、右サイドからのクロスにを走り込んだ青木が合わせましたが、シュートは枠の右へ。期待を抱かせてくれる場面が増えました。
中島はもっと見たい
スコアは動かず、最後のカードを、どちらにするか迷ったことでしょう。後半42分にルーカスフェルナンデスに代わって、中島が入ります。小柏を下げる決断をできなかったのもわかるのですが、高さで勝負するのにパサーを下げたのは、難しかったところです。相手GK へのチェイシングやペナルティエリアでの競り合いで勝っていたのはよかったのですが、肝心の高さを生かした攻撃が少なかったのは、チーム全体の課題。後半46分に、柳のシュートのこぼれ球に反応した小柏がボールをつなぎ、青木がゴールネットを揺らしましたが、小柏の位置がオフサイド。VAR でも判定は変わらず、スコアは動かずに試合を終えました。
この試合の着眼点
まだまだ、個の力への依存が強いことが、相手からへの強力なマークからわかりました。3人がかりで興梠を止められると機能不全では、よろしくないのですよ。今節メンバーを外れたガブリエルシャビエルを含めて、連動した攻撃にならないと、こういった試合は難しくなります。
ようやく連戦を終えて、ドームに戻ります。3.12(土)14時より横浜F・マリノス戦。その翌週3.19(土)16時からは、アウエーでセレッソ大阪戦。ワールドカップ予選のためリーグ戦は中断して、3.26(土)14時、ドームでのルヴァンカップ 第3節京都サンガF.C.戦で、3月の試合は終り。あわてる必要はありません。強い気持ちで戦ってリーグ戦の勝利を。
(10日 20:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/03/30号
やっと今季初勝利
柏レイソル 2-3 北海道コンサドーレ札幌
- 柏レイソル
- 19分 升掛 友護
- 24分 升掛 友護
- 北海道コンサドーレ札幌
- 57分 深井 一希
- 85分 中島 大嘉
- 90分 中島 大嘉
順位 | Cグループ第2節 3/2現在 | 勝 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 北海道コンサドーレ札幌 | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 5 | 2.50 (1) | 4 | 2.00 (2) | 1 | |
1 | 京都サンガF.C. | 4 | 2 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1.50 (2) | 2 | 1.00 (1) | 1 | |
3 | 柏レイソル | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 3 | 1.50 (2) | 4 | 2.00 (2) | -1 | |
3 | サガン鳥栖 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 3 | 1.50 (2) | 4 | 2.00 (2) | -1 |
トゥチッチ
(中島)
ドウグラス 青木
オリベイラ
田中宏 柳
(中村)
深井 荒野
菅 岡村 井川
(檀崎)
中野
sub:阿波加 小野 藤村 漆館
速報を見て絶望していたのは、ワタシだけではないでしょう。いまさらながら、2-0 は危険なスコアを思い出しました。その逆をやってのけたのですから、しかも全部アタマを使って逆転できたのですから、大したものです。
安い 2 失点
3分に柳がオープニングシュートを撃ちましたが、その後は劣勢。前へ出てきたところで空いたスペースを突かれて、縦に速い攻撃を仕掛けられました。思うようにボールがつながらず、徐々にミスも目立つようになります。前半19分の先制は、井川が振り切りられてドリブルで中野と1対1になったもの。その5分後には、左サイドからのクロスに、中央でフリーの状態でヘディングシュートを決められました。2点差をつけられてからチャンスを作れるようになりましたが、いやでも絶望感を感じてしまいます。
ルヴァン杯とくれば深井のヘッド
後半開始と同時に檀崎が入って、右サイドのウイングバックに入り、柳が最終ラインへ。前半よりも高い位置でプレーする選手が増え、攻撃に厚みが加わりました。荒野と深井は最後尾まで下がって、ビルドアップに加わります。そうなると、ルヴァン杯とくれば、よみがえってきます深井のヘッドですよ。田中宏が敵陣中央から浮き球のパスを入れると、ペナルティエリア左で競り合った岡村が頭で折り返して、反応した深井がペナルティエリア中央からヘディングシュート決めて、1点差です。
残り5分に彗星降臨
後半27分に中島、31分に中村を投入。この2人がドラマを生み出しました。後半40分に、こぼれ球を拾った菅がマイナス方向へのパスに、中村が反応してダイレクトで左サイドの敵陣中央からクロス。ペナルティエリア中央で相手と競り合いながらもヘディングシュートで同点。これで終らず、アディショナルタイムに入る直前に得たフリーキックです。菅のキックに、ファーサイドで中島が頭で合わせました。高い打点から、逆サイドの方向に向けて放たれたシュートはゴール左隅へ。さすが利き足はアタマですね。ようやく本領発揮しました。
それでも苦言をいわせろ
逆転2ゴールはアピールになりましたが、これですぐにリーグ戦で起用されるかというと、グラニュー糖よりも甘い。興梠、トゥチッチ、小柏といった、錚々たる面々を押しのけなければなりません。まずは、次の出場機会でも結果を出すこでしょうと。これに尽きます。
次のリーグ戦は、3.6(日)14時から、アウエーでアビスパ福岡戦。この流れ、勢いで臨んでいきましょう。終るとようやく連戦を終えて、ドームに戻ります。3.12(土)14時より横浜F・マリノス戦。このまま上昇ムードですよ。
(5日 10:40)