CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/09/16号
0-1 だけど完敗
北海道コンサドーレ札幌 0-1 湘南ベルマーレ
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- 湘南ベルマーレ
- 42分 平岡 大陽
順位 | 第27節 9/17現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 32 | 27 | 8 | 8 | 11 | 48 | 1.78 (2) | 50 | 1.85 (17) | -2 | 1.19 | 53 | 7 |
18 | 湘南ベルマーレ | 21 | 27 | 4 | 9 | 14 | 33 | 1.22 (9) | 51 | 1.89 (18) | -18 | 0.78 | 42 | 7 |
小柏
スパチョーク 浅野
(大森)
菅 ルーカス
(青木) フェルナンデス
馬場 荒野
(深井)
中村 宮沢 田中
(岡村)
高木
sub:大谷 福森 小林
アレッサンドロ・デルピエロ氏が来場して、左45度からの“デルピエロ・ゾーン”でフリーキックを披露。OB会の試合も行われ、イベント満載でしたが、肝心の試合は無得点で敗戦。BSでも放送されており注目度が高い中での完敗はいいけません。
一瞬を狙われた
立ち上がりは攻め込めていました。4分、5分、12分と、立て続けにスパチョークがシュートを放ちます。31分までに6本のシュートは、得点の期待が持てます。しかし、GK馬渡に何度も止められます。キーパーを乗せると、なぜか行けると思うのでしょうね。縦パスを入れられ、ボールキープされて、パスに反応して走り込まれたところで決められました。もはやおなじみになってしまいましたが、ゆるいところを突かれての失点です。
ゴールに嫌われる
試合を通して、7本のシュートに対して、倍以上の17本も撃っています。ところが、スタッツが良くても勝てるとは限らないのですよ。後半13分の浅野は、キーパーと1対1でのシュートをわずかに触れられて、あと少しのところで枠外。21分は、小柏がペナルティエリア左からフリーでシュートを放つも、左ポスト直撃。2本も確実に決めれるところで嫌われました。そうなると相手は守りの比重を高めます。17分に青木と深井が入ります。32分には、浅野に代わって大森がホームデビュー。しかし流れは変わらず、39分には、中村に代わって岡村が入りました。ゴールは遠く、試合終了後には、ブーイングがこだましました。
この試合の収穫
結果第一の時期ですよ。寄せが全般的に甘く、相手陣内で出しどころをさがすのは、もう見たくない。やることは、相手に屈しない、撃ち破る攻撃じゃないですか。
今節は駒井が出場停止。荒野は2度目の出場停止で2試合不在。馬場はU23へ。この試合でも福森がいてほしいと思ったことは多々ありましたが、不在だったことを嘆く時期ではないのです。1試合の重みが、春先とは違います。そこは意識しましょう。
9.23(土)16時からは、豊田スタジアムで名古屋グランパス戦。9.30(土)13時からドームで柏レイソル戦。10月のリーグ戦は2試合。10.21(土)14時からアウェーで横浜F・マリノス戦。10.28(土)13時からドームで横浜FC戦。とにかく、勝利がほしい。リーグ戦の残りは7試合。強い気持ちで勝利を目指していきましょう。
(21日 08:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/09/22号
攻めきれず終戦
横浜F・マリノス 3-0 北海道コンサドーレ札幌
- 横浜F・マリノス
- 32分 水沼 宏太
- 48分 アンデルソン ロペス
- 50分 ナム テヒ
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
小柏
駒井 木戸
(馬場)
菅 浅野
(青木)
宮沢 荒野
(大森)
福森 岡村 田中
(中村) (深井)
高木
sub:松原 キムゴンヒ
1stレグ終了後の監督の言葉が身に染みてきました。1点差での折り返しは、相手に行けると思わさせてしまいます。失点が多いチーム相手ならなおさらです。相手のプラン通りに運ばれて、跳ね返す力はありませんでした。2試合の合計スコアは 3-5。2点差がつきました。
2点助かったが
開始3分がこの試合を物語りました。ゴールキックをセンターサークル付近に入れられ、対応が間に合わずにつながれて、ネットを揺らされました。VARでオフサイドになったのはラッキーで、長いボールと速攻でがら空きになる中盤と最終ラインの間をねらわれました。ビルドアップをかけて攻撃を仕掛けたいところでしたが、8分に木戸から馬場に交代。攻撃的な選手を入れたかったところです。相手から見ると、前線で攻撃の分断は容易になります。攻めの糸口をなかなか掴めないところで、32分に正真正銘のゴールを許します。リプレイを見るかのようなパターンでした。47分も抜け出されて、ネットを揺らされました。駒井のアピールで VARが介入し、直前の競り合いでハンドがあったとして判定が覆りノーゴール。よく1失点で済んだ前半でした。挽回すべく、後半開始と同時に中村と大森を投入。しかし、試合の入りと連続失点の悪癖が、大事な場面で出てしまいました。
3点返せるチャンスはあった
2点のビハインドです。取り返すには充分な時間がありました。後半14分、浅野のフリーキックに小柏がドンピシャのタイミングでヘッドを合わせてゴールネットを揺らすが、すぐさまオフサイドの判定。37分には、田中がペナルティエリア右に抜け出すと、倒されてPK獲得。ここでキッカーに名乗りを上げたのがルーキーの大森。ずっとボールを持っていて、もしかしたらと思っていたら、本当に蹴りました。力みがあったのか、弾道は素直でしたね。駆け引きもあるのでしょうが、PK を止められたら、止めたキーパーを褒めるべきです。45分には、青木からの縦パスに中村が反応してペナルティエリア左に走り込むが、飛び出したキーパーにカットされ、決定機になるところで撃てませんでした。アディショナルタイムは8分ありましたが何かが起こる気配はなく、50分に駒井が2枚目のイエローで退場。無情の笛が吹かれると、みんなピッチに倒れ込みました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 高木(5.5)
- 失点の責任割合は低いが、5回もゴールを割られたのは屈辱。相手を掻き分けて通すパスは良し。
- DF
- 田中駿(5.5)
- 守備では安定感あり。果敢に前へ出れたのは後半から。
- 岡村(5.5)(後半22分out)
- 前半は、アンデルソンロペスによく対峙。
- 福森(5.0)(後半0分out)
- セットプレー以外での存在感に乏しかった。
- 中村(5.5)(後半0分in)
- 徐々に前方へ出てきて攻撃に絡む。
- MF
- 浅野(5.0)
- サイドは適正なのか。持ち味生かせてないきらいがある。
- 駒井(5.0)
- 動き回っていたが、噛み合わずに空回り。
- 宮沢(5.0)
- 後方でボール奪取も、なかなか前へ行けず。
- 菅(5.0)(後半22分out)
- 効果的なキックを出す機会少なく、25歳誕生日はしょっぱかった。
- 荒野(5.0)(後半0分out)
- 前方で動き回るも、相手への圧力になりえなかった。
- 木戸(-.-)(前半8分out)
- 腰痛で交代。
- 馬場(5.0)(前半8分in)
- 守備では動き回るも、前方へはなかなか向かえず。
- 青木(5.5)(後半22分in)
- 終盤でようやく前へ。
- 深井(5.5)(後半0分in)
- 得意のボール奪取で役割を果たす。
- FW
- 小柏(5.5)
- 脚が吊るほど走り回っていたが、前半はほぼ孤立。後半になってようやく見せ場を作れた。
- 大森(5.5)(後半0分out)
- 前線で動き回って、小柏との距離感も良かった。チームの攻勢を強めた。
- 監督
- ペトロヴィッチ(5.0)
- ルーカスフェルナンデスが前日練習中に右太もも裏あたりを痛めて急きょ欠場。木戸と青木は本調子でなく、やりくりは大変だった。前半のような攻撃ノッキング時の対策は、攻撃標ぼうのチームとして急務。
残るはリーグ戦のみ。9.16(土)19時からドームの湘南ベルマーレ戦は、BS1での中継があります。9.23(土)16時からは、豊田スタジアムで名古屋グランパス戦。9.30(土)13時からもドームで柏レイソル戦。とにかく、勝利がほしい。リーグ戦の残りは9試合。強い気持ちで勝利を目指していきましょう。
(13日 07:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/09/26号
小柏値千金2発逆転笑利
北海道コンサドーレ札幌 3-2 横浜F・マリノス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 27分 岡村 大八
- 74分 小柏 剛
- 90+5分 小柏 剛
- 横浜F・マリノス
- 8分 植中 朝日
- 48分 水沼 宏太
キムゴンヒ
木戸 小林
(荒野) (浅野)
菅 ルーカス
フェルナンデス
馬場 駒井
(小柏)
中村 岡村 田中
(福森) (深井)
菅野
sub:高木 大森
完ぺきに失念していました。今年からアウェーゴール数のルールは廃止になって、純粋に2試合トータルでのスコアで勝ち上がりが決まります。先制されたものの、最後の最後で逆転勝利は、2戦目に弾みがつきます。準優勝した2019年以来4年ぶりとなる準決勝進出に向けて大きく前進しました。
前半のうちに追いつく
前半8分の早い時間での失点は、ちょっといやでしたね。相手陣内に攻め込んだボールを奪われて、前線へボールを放り込まれ速攻を決められました。よくあるパターンと言うとそれまですが、これだけで守ろうとする相手ではないのが幸いです。27分に、ルーカスフェルナンデスの折り返しを、岡村が左足でシュート。ブロックされるが、こぼれ球に反応して右足を振り抜くと決まりました。同点の折り返しは上出来ですが、7分のアディショナルタイム、51分に木戸が左の腰を押さえて倒れ込んでしまい、担架でピッチ外へ。急遽荒野が入ることになったのは心配です。
後半に勝負
後半開始と同時に、小林に代わって浅野、中村に代わって福森をそれぞれ入れてきました。日程を考慮した交代でしょう。しかし、後半3分、ビルドアップの場面でハーフウェーライン付近でボールを奪われて、一発で前線に放り込まれて失点。中央でボールを奪われてカウンターは、必ず狙われます。対策必須。これで終わるわけがなく、流れが来ました。13分にカード2枚目で数的優位に。その 6分後には、馬場に代わって小柏、岡村に代わり深井を投入。29分に実りました。ルーカスフェルナンデスが前線へ送ったボールはクリアされたが、駒井が回収。浮かせたパスを出して、これに小柏が反応してシュートを決めました。交代策が実り、小柏をうまく温存させながらも結果を出したのが、より良いところです。
アディショナルタイムといえば
その後も相手を押し込んで、高い位置でパスをつないでいきましたが、数的優位を生かしていたのかは、はなはだ疑問でした。相手は最悪ドローで守りきると、割り切ってきます。しかし、7分のアディショナルタイムに入り、引き分け覚悟のところで決めてくれました。ルーカスフェルナンデスが左サイドの相手陣中央からペナルティエリア内へ右足でクロスを上げて、小柏が反応してワントラップ。相手を振り切りそのままシュートを放ち、決勝点を決めました。昨年厚別でのアディショナルタイム12分弾を思い出した方も少なくないでしょう。持つべきは、アディショナルタイムに強い勝負師ですね。
それでも苦言をいわせろ
まだ、180分中の90分が終っただけにすぎません。監督は会見で4点目を奪いに行かなかったこと。下がらず前へ行って欲しかった
。このあと、帰り支度を終えた選手たちを集めて急きょ行ったミーティングは約30分。2戦合計のトーナメントは、これまでと戦い方が違うことを再認識したかったのでしょう。4-2で勝利することができていたら2試合目に向けて大きなアドバンテージになっていた
。ごもっともです。我々も着眼点を切り替えないといけないですね。
決戦は日曜日。横浜F・マリノスとのルヴァンカップ 準々決勝、勝負の第2戦、9.10(日)18時からのニッパツ三ッ沢に参戦予定です。リーグ戦に戻って、9.16(土)19時ドームの湘南ベルマーレ戦は、BS1での中継があります。9.23(土)16時からは、豊田スタジアムで名古屋グランパス戦。とにかく、勝利がほしい。強い気持ちで勝利を目指していきましょう。
(8日 07:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/09/30号
4発大爆笑
北海道コンサドーレ札幌 4-0 ガンバ大阪
- 北海道コンサドーレ札幌
- 13分 スパチョーク
- 59分 スパチョーク
- 89分 キム ゴンヒ
- 90+2分 浅野 雄也
- ガンバ大阪
- なし
順位 | 第26節 9/3現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 北海道コンサドーレ札幌 | 32 | 26 | 8 | 8 | 10 | 48 | 1.85 (2) | 49 | 1.88 (17) | -1 |
11 | ガンバ大阪 | 33 | 26 | 9 | 6 | 11 | 35 | 1.35 (6) | 46 | 1.77 (15) | -11 |
小柏
(浅野)
スパチョーク 駒井
(小林)
菅 ルーカス
フェルナンデス
荒野 馬場
(深井)
福森 宮沢 田中
(中村) (キムゴンヒ)
高木
sub:大谷 大森
コレを待っていたのですよ、コレ。利子をつけて返してもらったかのような10試合ぶりの勝利。クリーンシートは、3月12日以来今季2度目です。9月になって、まさしくツキが変わってきました。
新コンビ誕生
小柏が復帰して、どのように前線を組むのかと思ったら、2戦連続ゴールを狙うスパチョークと共演。5月に見たときは合わなくて気になっていましたが、バッチリでしたね。前半13分の先制は、左サイド深いところで小柏がボールキープして粘ったところから。仕掛けて、後方のスパチョークにパス。左30度くらいから、ペナルティエリア手前で右足を振り抜くと、ゴール右に決まりました。2戦連続で後方から距離のあるゴールです。後半14分の追加点は、馬場の縦パスから。駒井が受けて、倒されてこぼれたところを、反応した小柏がシュート。弾いたところをスパチョークがひろって押し込みました。駒井のファールを主審がアドバンテージをとって、止めなかったのもよかったです。通しで見ても、2人の距離は程よい近さで、相手を押し込む小柏と後方から狙うスパチョークで、役割が明確でしたね。小柏のスプリント数の多さはさすがでしたが、あまり目立たずに攻撃できたと思います。
守備だって負けていない
岡村が出場停止のセンターバックの中央には、宮沢が入りました。気が利くプレーはいつも通りで、それだけでないところを発揮。前半からイッサム ジェバリに仕事をさせません。これだけでも、この試合の勝負は半分以上決まっていました。高木は安定感が出て、2戦目とは思えない風格。おかげで、荒野と馬場に余裕が出てきて、存分に動き回れます。特に馬場は、ボール奪取や攻撃の第一歩として、精力的に動き回っていました。
シメはアディショナルタイムに
後半21分に、福森から中村に交代。さらに、33分には、キムゴンヒと浅野、39分には深井と小林をそれぞれ投入。水曜日のルヴァンカップを見据えた交代でもありました。スコアが動かないまま進みましたが、終了間際に歓喜がまっていました。44分に右サイド浅野からのクロスをゴール前でキムゴンヒが受けてシュート。東口に阻まれるが、こぼれたところを執念で押し込んで今季2得点目。5分のアディショナルタイム表示後の47分に、田中が自陣からロングパス。浅野が反応し、広いスペースをドリブルで駆け上がって、相手に当たりながらも放ったシュートは自身10得点目。あとは無失点で終えるだけでした。
それでも苦言をいわせろ
最高の試合なのに入場者数 13,219人。勝てていなかったから仕方なかったとはいえ、重く受け止めないといけない数です。
最高のタイミングで、横浜F・マリノスとのルヴァンカップ 準々決勝に臨めます。9.6(水)19時からの第1戦ドームは、アウエーゴールを許さないように。勝負の第2戦、9.10(日)18時からのニッパツ三ッ沢は参戦予定です。9.16(土)19時ドームの湘南ベルマーレ戦は、BS1での中継があります。9.23(土)16時からは、豊田スタジアムで名古屋グランパス戦。とにかく、勝利がほしい。リーグ戦の残りは9試合。強い気持ちで勝利を目指していきましょう。
(4日 23:10)