CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/7号
これが逆転残留への近道
ジュビロ磐田 0-2 北海道コンサドーレ札幌
- ジュビロ磐田
- なし
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半9分 近藤 友喜
- 後半44分 青木 亮太
順位 | 第28節 8/25現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | ジュビロ磐田 | 28 | 28 | 7 | 7 | 14 | 34 | 1.21 (13) | 49 | 1.75 (18) | -15 | 1.00 | 58 | 10 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 22 | 28 | 5 | 7 | 16 | 32 | 1.14 (16) | 55 | 1.96 (19) | -23 | 0.79 | 52 | 10 |
スパチョーク 鈴木 (バカヨコ) (白井) 青木 菅 近藤 (中村) (宮沢) 駒井 大崎 (宮沢) パク 岡村 高尾 ミンギュ 菅野 sub:児玉 カン 交代: 後半16分 宮沢(近藤) 後半26分 バカヨコ(スパチョーク) 後半26分 中村(菅) 後半26分 馬場(大崎) 後半46分 白井(鈴木)
残留の最低条件は連勝とシーズンダブルと言ってきましたが、加えて3ヶ月ぶりのクリーンシートも達成。これで、次節に最下位脱出の可能性が出てきました。そして、17位との勝ち点差は 7。単なる2試合連続6ポイントマッチ制覇だけではない、重要な勝利です。
近藤が押し込んだ
最初のチャンスは相手がつかんだものの、早いうちにペースをつかみました。6分には、相手のパスミスを奪ってカウンター。青木がGKとの1対1。これは左に外しましたが、3分後に歓喜です。駒井の縦パスに近藤が反応して、ドリブルからシュート。これはポストに当たりましたが、跳ね返ってきたボールを拾って決めました。跳ね返りを受けれるのは、勝負運がありますね。PK奪取でなく、自ら決めました。後半16分 に脚をつって交代しましたが、これは走り回っていた証拠です。
全員で止めた
得点を取れても失点が不安な試合ばかりでしたが、よく猛攻に耐えました。 菅野は何度も枠内シュートをセーブ。前半45分にはネットを揺らされましたが、オフサイドの判定に助けられました。その後も、岡村、大崎、パクミンギュ、途中出場で4バックのセンターバックに入った宮沢を中心に、耐えきりました。
決定づけた青木の追加点
スコアが動かないなら上出来と思っていたところで、待望の追加点。高尾からのクロスを青木がペナルティーエリア左から右足でシュート。止めに来た相手に当たりゴール左に入りました。それでも2点差では安心できない心境になってしまいますが、6分のアディショナルタイムの直前にリードを広げられたのは大きいです。2試合連続でこれをできました。このパターンは続けましょう。
それでも苦言をいわせろ
まだ2連勝。うかれるには早すぎます。なにせ、次節は馬場が累積警告で出場停止です。浅野と長谷川が肉離れで離脱になったのも忘れてはいけません。正念場はこれからです。
次は大和ハウス プレミストドーム(プレド)で、9.1(日)14:00 川崎フロンターレ戦。馬場が累積警告で出場停止。そのあとは、横浜F・マリノスとのルヴァンカップです。リーグ戦は残り 10 試合もあります。勝負はこれから。
(28日 07:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/11号
怖いチームになろう
ジェフユナイテッド千葉 1-0 北海道コンサドーレ札幌
- ジェフユナイテッド千葉
- 前半45分 品田 愛斗
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
白井 バカヨコ 原 小林 田中宏 (カン) (サン (出間) チェス) 田中克 宮沢 (家泉) 菅 中村 尾 (馬場) 児玉 sub:中野 坂本 交代: 後半0分 馬場(高尾) 後半0分 サンチェス(小林) 後半19分 家泉(宮沢) 後半19分 カン(原) 後半37分 出間(田中宏)
天皇杯4回戦での敗退。下のカテゴリー相手に無得点。受け入れるしかありません。誤解を恐れずに言うと、リーグ戦でなくてよかったのが本音です。この試合で課題がいっぱい出ているはずです。対策を立ててリーグ戦につなげましょう。
児玉はよく耐えていた
立ち上がりは良かったです。前半9分に、菅がペナルティエリア手前から左足でシュート。セーブされましたが、期待を抱かせました。しかし、ロングボールを多用する相手にセカンドボールを拾われ、ビルドアップでミスも目立ち、ゴールに迫られるようになります。19分には、右クロスからのヘディングシュートを左手一本でセーブ。26分も、至近距離でのヘッドを体を張って止めました。さらに3分後には、カウンターからのシュートを弾き、こぼれ球に反応されててループシュートを狙わましれたが、中村が無人のゴールをカバー。1点も取られない気迫が現れていました。それだけに、前半終了間際に直接フリーキックで、ゴール右寄りのクロスバーに当たってゴールを決められたのは、蹴った方をほめるべきにしても何とも言えない気持ちが残ります。
宮沢は大丈夫か
そのFKを与えた場面は、相手の仕掛けに対して宮沢が倒したもの。倒してまで止めるべきかどうかは映像を観ていないのでわかりかねます。判断ミスかどうかが気がかりでした。もっと心配なのは、後半19分に足を気にしてピッチに座り込みました。わかっていることは、すぐに交代したことです。長期の離脱にならないことを願います。
怖さがなかった
ジェフのキャプテンマーク、佐々木翔悟の談話です。後半途中からは押し込まれている印象の問いに対して、語っています。怖さもなかったので、引いてカウンター一発で、という感じでした。前から行くとハマらない感じがしたので、引いて守っちゃったほうがラクだなと思いました
。サンチェスやカンを投入して、押し込みました。期待は高くも、加入したばかりで連動はこれからです。しかし、トータルでは、相手から見て守っておけば大丈夫と思われる、攻撃のクオリティーなのですよ。全員で連動して崩しているか、サイドの突破はできているか、最近の得点シーンを思い浮かべましょう。同点に追いつく、逆転するがないと、勝ち点3や残留は遠のきます。
この試合の収穫
リーグ戦の勝利で うかれているところで、喝! をいれてもらいました。先制されたとき、守りを固めてきた相手への対応に対して、結果を出せていまません。多彩な攻撃陣になってきているのに攻めあぐねては、春先のなかなか得点を取れなかった頃に逆戻りです。
ミッドウィークの試合にもかかわらず、次は中3日。8.25(日)19:00 ジュビロ磐田戦(ヤマハ)は、シーズンダブル達成必須。次の大和ハウス プレミストドーム(プレド)は、9.1(日)14:00 川崎フロンターレ戦。リーグ戦は残り 11 試合もあります。勝負はこれから。
(23日 20:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/16号
実は今季最多得点
北海道コンサドーレ札幌 5-3 サガン鳥栖
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半10分 スパチョーク
- 前半11分 駒井 善成
- 前半16分 駒井 善成
- 後半25分 オウンゴール
- 後半20分 アマドゥ バカヨコ(PK)
- サガン鳥栖
- 後半12分 福田 晃斗
- 後半15分 久保 藤次郎
- 後半32分 堺屋 佳介
順位 | 第27節 8/17現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 19 | 27 | 4 | 7 | 16 | 30 | 1.11 (17) | 55 | 2.04 (20) | -25 | 0.70 | 52 | 11 |
19 | サガン鳥栖 | 24 | 27 | 7 | 3 | 17 | 35 | 1.30 (10) | 53 | 1.96 (19) | -18 | 0.89 | 57 | 11 |
鈴木 (白井) スパチョーク 駒井 (中村) 青木 近藤 (サンチェス) 馬場 大崎 (宮沢) パク 岡村 高尾 ミンギュ (バカヨコ) 菅野 sub:児玉 田中克 交代: 後半19分 中村(スパチョーク) 後半31分 バカヨコ(高尾) 後半31分 宮沢(馬場) 後半45分 サンチェス(青木) 後半45分 白井(鈴木)
裏天王山の一戦。勝ち点3以外考えられない一戦を、きっちりモノにできました。試合前のウォーミングアップで浅野が負傷。急きょ負傷明けのスパチョークが先発して、3得点にかかわりました。スタメンには高尾、岡村、駒井、スパチョークといった復帰組が並び、最後の笛の時には、パクミンギュ、大崎、サンチェス、バカヨコ、白井といった途中加入組の顔ぶれ。逆転への期待が高まります。
いきなりスパチョーク
メディカルスタッフのほうからも、「20分程度であれば」という話だった。(中略)次の試合までスパチョークの起用を待っていたら、そのときには私は監督ではなくなっているかもしれない
。ここまで意を決しての起用でした。フリーキックで相手がクリアしたこぼれ球を、ペナルティエリア手前中央から右足でミドル。復帰戦でいきなり得点がニクイところです。そのあとの駒井の連続ゴールにもかかわっています。タイからパワーをポケットにしまい込んでいたのでしょうか。まさしく、20分で大仕事をやってのけました
駒井が決めた 近藤が魅せた
先制した1分後に追加点。相手 GK からのボールを馬場が奪いました。スパチョークにつながって、クロスを走り回って反応した駒井がペナルティエリア中央からヘッド。これは勢いがつきました。さらに5分後には、みんなで崩しての得点。右の高尾からのサイドチェンジを、左のパクミンギュが受けて、スパチョークへ。相手にクリアされたこぼれ球を駒井が拾って2点目を決めました。これは右側で鈴木がおとりになっています。後半は1点差にされて厳しくなっていたところから。前半から右で走り回っていた近藤が右で切り返してキープしてからのクロスを青木へ。触れる前に相手が触ったという判定でオウンゴールになりましたが、ほぼ、近藤と青木で獲った4点目と言えます。
シエラレオネからの刺客
後半41分に、右サイドでドリブル突破した近藤が、ファウルで止められて、PK の判定。誰が蹴るか注目でしたが、ずっとバカヨコがボールを持っていました。エゴイストに見えましたが、鈴木がキッカーを譲ったので問題ありません。じっくり間合いを取って、自慢の左脚であいさつ代わりに、短い助走からゴール左下に決めました。持ち味の裏への抜け出しではありませんでしたが、本人の気持ちの通りに初陣でゴールが重要です。このあと入ったサンチェスと白井も結果を出そうという気持ちが出ていました。49分には、宮沢のボールキープからのパスにバカヨコが反応してシュート。止められたところで白井が拾ってフリーからシュートも、打ち所が合わず外れました。53分は左サイドでサンチェスがドリブルを試みて、相手を交わす場面もありました。最後まで攻めつつ勝ち点3を手にできました
それでも苦言をいわせろ
勝ち点3は取れましたが、内容を向上しませんか。課題はリードしたときの戦い方です。自陣で人数が足りていたところでクロスを入れられてからの失点は撲滅すべきです。1失点目と2失点目共に右を崩されました。3失点目は左からファーに振られて、近藤がかわされて、そばに大崎がいるのに失点。取られたら取り返すは当然ですが、取ったら取られないをやっていきましょう。
お盆明けは、天皇杯 4回戦。8.21(水)19:30からジェフユナイテッド千葉戦(フクアリ)。7月の新加入アタッカーそろい踏みに期待しましよう。8.25(日)19:00 ジュビロ磐田戦(ヤマハ)は、シーズンダブル達成必須。次の大和ハウス プレミストドーム(プレド)は、9.1(日)14:00 川崎フロンターレ戦。残り 11 試合もあります。勝負はこれから。
(18日 17:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/22号
勝ち点はすこしでも拾うべし
北海道コンサドーレ札幌 2-2 アビスパ福岡
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半20分 鈴木 武蔵(PK)
- 後半54分 田中 克幸
- アビスパ福岡
- 前半14分 シャハブ ザヘディ(PK)
- 後半51分 亀川 諒史
順位 | 第26節 8/12現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 16 | 26 | 3 | 7 | 16 | 25 | 0.96 (19) | 52 | 2.00 (20) | -27 | 0.62 | 52 | 12 |
7 | アビスパ福岡 | 37 | 26 | 9 | 10 | 7 | 26 | 1.00 (18) | 25 | 0.96 (3) | 1 | 1.42 | 73 | 12 |
鈴木 青木 浅野 (田中克) (長谷川) 菅 近藤 中村 大崎 パク 宮沢 馬場 ミンギュ (サンチェス) (白井) 菅野 sub:児玉 原 小林 交代: 後半13分 サンチェス(宮沢) 後半37分 長谷川(浅野) 後半37分 田中克(青木) 後半47分 白井(パクミンギュ)
誰もが勝ち点3を願っていた試合です。ここから3連勝を狙っていましたが、出鼻をくじかれました。勝てなくてがっくりして、勝ち点2を失ったのは事実ですが、下を向いているばかりでもいけません。試合展開をかんがみると、次につながる勝ち点1と、みなすべきでしょう。
悔やまれる前半
立ち上がりから、相手に攻め込まれました。まだ逆転勝利がないというデータは相手も織り込み済みです。しかし、大崎が下がりぎみで宮沢と並んでいることが多くては、なかなか、攻撃のスイッチが入りません。攻撃に出れても前の 3人は連動せず、うまく抑えられていました。そういった中で、宮沢がボールコントロールミス。PK をとられたところは、宮沢が倒したよりも、相手がうまく倒れたようにも見えました。ここは、これからの宮沢を信じるのみです。大崎が下がることが多かったのは、サポートに入らないといけないと思ったのでしょうか。それでは、荒野や駒井が下がりぎみで、攻撃がままならないのといっしょです。
武蔵よみがえる
青木の孤軍奮闘が目立っていた攻撃に、変化をもたらしたのがが後半13分のサンチェス投入。前で張っていてくれることで、鈴木が下がってからの上がりが効果的になってきます。そうなると、サイドも何をすべきかわかりやすくなります。後半15分、菅野から青木にボールが渡るとすぐにロングフィード。近藤が反応して抜け出して、キーパーと交錯。倒されたことよりもむしろ決定機阻止でキーパーはイエローをもらったのでしょう。ここでキッカーは鈴木。豪快に PK を決めてくれました。鈴木は誰かに託そうと考えていたようですが、サンチェスが鈴木を推しましたね。これまでのモヤモヤを吹き飛ばすような豪快な弾道でした。推薦したサンチェは、29分に抜け出してネットを揺らしたもののオフサイド。こちらは初ゴールが近いでしょう。
スーパーゴールが救った
その後は互いに打ち合いになりました。裏を取られると危険なことが多いウチラにとって、ノーガード打ち合いはこわいです。引分け濃厚な様相で6分と表示のアディショナルタイムへ。ほぼラストワンプレーのところで、パクミンギュを下げた左サイドを突破されました。クロスを馬場がクリアしたところまではよかったけど、ファーサイドで拾われてダイレクトボレーで決められました。ガックリ来ますが、下を向いている場合ではありません。アディショナルタイムは伸びて、プラス9分、さすがに残りワンプレーになると思ったところです。スローインを拾って、エリア外から相手が2人いるのにもかかわらず思い切り蹴って、その合間をぬってゴール。一瞬過ぎてまぼろしかと思いましたが、文句なく田中克幸のプロ初ゴールです。【動画】大卒ルーキーが大仕事! コンサ田中克幸の文句なしゴラッソ(サッカーダイジェストWeb)。最低限の勝ち点1は、ゼロより気分的に大きく違いますよ。馬場のクリアは良かったけど、アンラッキーとしか言えません。取られたら取り返すは当然だけど、取ったら取られないようにしましょう。
この試合の着眼点
菅が次節出場停止。ここで、今日来場の、とにかく明るい安村のように、安心してください、パクミンギュがいますよと言わんばかりに、奮闘していました。左から突破されることが、ほとんどなかったですね。前へボールをよく出します。なにより、後半残り10分以降も効果的なボール奪取ができるスタミナ。早期に欠かせない存在になるでしょう。
次こそ、連勝は必須。引き続き大和ハウス プレミストドーム(プレド)で戦えるのは有利ですよ。8.16(金)19:30 サガン鳥栖戦。17位との直接対決。8.21(水)19:30 天皇杯 4回戦 ジェフユナイテッド千葉戦(フクアリ)をはさんで、8.25(日)19:00 ジュビロ磐田戦(ヤマハ)。残り 12 試合もあります。勝負はこれからです。
(13日 11:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/25号
同じパターンの失点は1回まで
横浜F・マリノス 3-2 北海道コンサドーレ札幌
- 横浜F・マリノス
- 前半4分 エウベル
- 前半31分 ヤン マテウス
- 後半6分 アンデルソン ロペス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半13分 浅野 雄也
- 後半13分 菅 大輝
順位 | 第25節 8/7現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 横浜F・マリノス | 35 | 25 | 10 | 5 | 10 | 40 | 1.60 (3) | 39 | 1.56 (14) | 1 | 1.40 | 74 | 13 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 25 | 3 | 6 | 16 | 23 | 0.92 (20) | 50 | 2.00 (20) | -27 | 0.60 | 54 | 13 |
鈴木 青木 浅野 (白井) 菅 近藤 大崎 駒井 (宮沢) (長谷川) 中村 岡村 馬場 (パクミンギュ) (田中克) 菅野 sub:児玉 小林 交代: 後半16分 パクミンギュ(中村) 後半16分 宮沢(大崎) 後半16分 長谷川(駒井) 後半23分 田中克(馬場) 後半38分 白井(浅野)
敵地でのマリノス戦はリーグ戦未勝利と知っていましたが、厳しい結果と現実を突きつけられました。取られても取り返すは当然ですが、取り返したら取られないも必要です。そこが、勝ち点を持って帰れるかどうかの、大きな差になります。
開始4分で難しくなる
試合の入りはよくありません。高尾が発熱でメンバー外になり、急きょ白井が 15時の飛行機に飛び乗って 18時半過ぎの試合前アップにギリギリ間に合ったとはいえ、あわただしさを試合に持ち込んでしまったかのようでした。相手に押し込まれてます。たったの4分で左から突破されて、最後は外国籍トリオにやられました。充分挽回できる時間ですが、同じパターンで2度目までならまだしも、3度もやられるのはやめましょう。相手だって、マンツーマンの守備に対し、流動的に動いてフリーマンを作り出すことは普通にやってきます。こちらもそれなりに対策をたてましょう。
追いついたまではよかった
取られても取り返す力は出てきました。早いうちに、同点に追いつけたのはよかったです。ペナルティエリア近くに上がっていた中村からのクロスから、浅野が同点ゴール。そのあと、2点差にされたのは厳しかったです。2得点目は鈴木が左でドリブル突破してから枠内シュート。ブロックされたこぼれ球に反応した菅が、ペナルティエリア中央からヘディングでゴールを決めました。マリノス戦の相性の良さ健在です。このあと、3人換えで勢いをつけましたが、本来なら上位にいるべき相手に互角以上の戦いはできても、肝心の得点を奪えませんでした。
この試合の収穫
リードできなかったものの、勝機はありました。少なくとも、2得点できる力はあります。取ったら取られない、をやりましょうよ。同点や逆転できる力はまだありません。
いよいよ、大和ハウス プレミストドーム(プレド)として、初のゲームです。8.10(土)14:00 アビスパ福岡戦と8.16(金)19:30 サガン鳥栖戦は、連勝必須です。中断前の流れを取り戻しましょう。残り試合は 13 試合もあります。勝負はこれからです。
(9日 22:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/28号
不屈のチームになること
順位 | 第24節 7/21現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | FC町田ゼルビア | 49 | 24 | 15 | 4 | 5 | 37 | 1.54 (4) | 19 | 0.79 (2) | 18 | 2.04 | 91 | 14 |
2 | ガンバ大阪 | 44 | 24 | 13 | 5 | 6 | 28 | 1.17 (16) | 18 | 0.75 (1) | 10 | 1.83 | 86 | 14 |
3 | 鹿島アントラーズ | 44 | 24 | 13 | 5 | 6 | 39 | 1.63 (2) | 30 | 1.25 (8) | 9 | 1.83 | 86 | 14 |
4 | ヴィッセル神戸 | 42 | 24 | 12 | 6 | 6 | 37 | 1.54 (4) | 21 | 0.88 (3) | 16 | 1.75 | 84 | 14 |
5 | サンフレッチェ広島 | 40 | 24 | 10 | 10 | 4 | 43 | 1.79 (1) | 25 | 1.04 (5) | 18 | 1.67 | 82 | 14 |
6 | セレッソ大阪 | 37 | 24 | 9 | 10 | 5 | 32 | 1.33 (10) | 26 | 1.08 (6) | 6 | 1.54 | 79 | 14 |
7 | FC東京 | 36 | 24 | 10 | 6 | 8 | 35 | 1.46 (7) | 32 | 1.33 (9) | 3 | 1.50 | 78 | 14 |
8 | アビスパ福岡 | 35 | 24 | 9 | 8 | 7 | 23 | 0.96 (18) | 22 | 0.92 (4) | 1 | 1.46 | 77 | 14 |
9 | 東京ヴェルディ | 34 | 24 | 8 | 10 | 6 | 32 | 1.33 (10) | 36 | 1.50 (12) | -4 | 1.42 | 76 | 14 |
10 | 浦和レッズ | 33 | 24 | 9 | 6 | 9 | 39 | 1.63 (2) | 34 | 1.42 (10) | 5 | 1.38 | 75 | 14 |
11 | 横浜F・マリノス | 32 | 24 | 9 | 5 | 10 | 37 | 1.54 (4) | 37 | 1.54 (14) | 0 | 1.33 | 74 | 14 |
12 | 名古屋グランパス | 31 | 24 | 9 | 4 | 11 | 27 | 1.13 (17) | 29 | 1.21 (7) | -2 | 1.29 | 73 | 14 |
13 | 柏レイソル | 29 | 24 | 7 | 8 | 9 | 30 | 1.25 (14) | 36 | 1.50 (12) | -6 | 1.21 | 71 | 14 |
14 | 川崎フロンターレ | 28 | 24 | 6 | 10 | 8 | 35 | 1.46 (7) | 35 | 1.46 (11) | 0 | 1.17 | 70 | 14 |
15 | アルビレックス新潟 | 28 | 24 | 7 | 7 | 10 | 32 | 1.33 (10) | 37 | 1.54 (14) | -5 | 1.17 | 70 | 14 |
16 | 湘南ベルマーレ | 25 | 24 | 6 | 7 | 11 | 34 | 1.42 (9) | 38 | 1.58 (16) | -4 | 1.04 | 67 | 14 |
17 | 京都サンガF.C. | 25 | 24 | 6 | 7 | 11 | 22 | 0.92 (19) | 38 | 1.58 (16) | -16 | 1.04 | 67 | 14 |
18 | ジュビロ磐田 | 24 | 24 | 6 | 6 | 12 | 30 | 1.25 (14) | 40 | 1.67 (18) | -10 | 1.00 | 66 | 14 |
19 | サガン鳥栖 | 23 | 24 | 7 | 2 | 15 | 31 | 1.29 (13) | 44 | 1.83 (19) | -13 | 0.96 | 65 | 14 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 24 | 3 | 6 | 15 | 21 | 0.88 (20) | 47 | 1.96 (20) | -26 | 0.63 | 57 | 14 |
(7/27 BTOP戦前半 2-0)
得点者:駒井 浅野
鈴木
青木 駒井
菅 浅野
馬場 大崎
中村 岡村 高尾
児玉
(7/27 BTOP戦後半 5-0) 得点者:田中克 近藤 カン2 白井 サンチェス 白井 小林 長谷川 近藤 田中克 カン パク 家泉 田中宏 中野
(7/27 道教大岩見沢戦 1-0)
得点者:近藤
サンチェス
大森 出間
田中宏 近藤
カン 田中克
パク 家泉 西野
阿波加
7.30(火)19時ドームで行われる予定だった、スペインのセビージャ戦が中止になりました。実戦はトレーニングマッチのみとなりましたが、これがメンバーも結果もすごい。新加入選手が結果を出しているのが心強いですね。これなら、残り14試合での逆転へのシナリオが見えてきます。残り14試合9勝で勝ち点42は、不可能な数字ではありません。
足りなかったものは
2008年、2012年とのちがいは、残留レベルのメンバーがそろっているかどうかです。この両年は、闘えるレベルとはいい難いものでした。さらに、夏の加入で活躍した選手、おぼえてますか。08年は加入なし。12年はほぼ活躍できませんでした。2002年は、メンバーが揃っていながらも、特に新加入選手が小倉を除いて総崩れ。途中加入は、佐藤尽だけ奮闘しても足りません。なにせ、選手に責任を取ってもらうと言い放った1人目の監督と、ノー アイディアのセリフを残して去った 2人目の監督では、沈んでゆくだけです。一方で、残留を果たした2017年は途中加入のジェイと石川が、多大な貢献を果たしました。
そして今は、スタメンを組めるほどに続出していた負傷者が戻ってきています。今季出場の中では、あとは荒野とスパチョークとキムゴンヒです。加えて、6人選手を獲得。大崎はもはや中盤の王様。いやレオ様。すでにデビューのジョルディ・サンチェスは、テクニックだけでなく、ボールを収められてポストプレーもできて、鈴木と組むとおもしろいでしょう。フランシス・カンは両サイドとボランチで、スピード突破が武器。練習試合の 2得点はもっとやれそうな予感がします。白井はスピードとチェイシングが特長。この3人は、昨年あって今年欠けているものをもたらしてくれるでしょう。
過去の事例に学ぶ
夏場に最下位から残留を勝ち取ったチーム、ありますよ。2018 年のガンバ大阪は、8/15 時点、残り12試合で最下位でし。2連敗の後、9/1 第25節〜11/24第33節にかけて 9連勝。連勝の始まりは今野がケガから復帰した試合から。さらに、この年16得点を挙げたファン ウィジョが代表戦から戻ってきました。この年は大混戦で、降格圏脱出までの差は小さかったのですが、選手が戻ってきたおかげで連勝できたというのは、残留を果たす重要な条件ですね。昨年でも、残り7試合の時点で最下位だった湘南ベルマーレは、2連勝のあと、引分けを挟んで再び2連勝で残留。今年は、7月に降格圏を抜け出した2チームは、京都サンガは2連勝を含む5戦線負けなしで、湘南ベルマーレは3連勝で、サマーブレイクに入りました。ジュビロ磐田もサガン鳥栖も、すでに今季の連勝はあります。
そして、残留した 2017年を再び振り返ると、8月以降に 2連勝2回。ラストは3連勝で締めくくっています。こうして見ていくと、残留するには連勝は最低条件になります。
8月はかくして闘う
初戦は難敵ですが、出鼻をくじかれてもガックリしている暇はありません。3勝で勝ち点9は狙えます。残留するなら、勝つべきカードは確実に獲らないといけません。
- 8.7(水)19:30 横浜F・マリノス戦(日産ス)
- リーグ戦アウェー未勝利。一昨年ようやく引き分けだが、関係ありません。監督交代直後で、昨年までのシステムに戻してきていますが、今年は失点が多く、つけ入る隙はあります。
- 8.10(土)14:00 アビスパ福岡戦(ドーム)
- 奈良が長期離脱でも守備は堅い。得点力は弱く後半で得点を取ったほうが勝利に近いでしょう。セットプレーと大崎の動きが明暗を分けます。大崎が前に進める頻度が増えただけ、勝機が広がります。
- 8.16(金)19:30 サガン鳥栖戦(ドーム)
- 逆転残留に向けて、勝利以外あり得ない大一番。今年は失点が多く、河原がフル出場しないときもあり、不安定気味。鈴木とサンチェスのコンビが成熟して驚異になってくる時期。ここは大量得点で勝利をねらいましょう。
- 8.21(水)19:30 天皇杯 4回戦 ジェフユナイテッド千葉戦(フクアリ)
- 新加入選手はここまでにお披露目を。チーム力底上げを図る試合にすべき。
- 8.25(日)19:00 ジュビロ磐田戦(ヤマハ)
- シーズンダブルを達成しないと、残留の資格はないでしょう。5月とのちがいは、負傷者が戻って強力なアタッカーを補強しているところ。ここまでに勢いをつけて、差を見せつけましょう。
最後のピースは
9月は勢いを加速させる月です。残り10試合で、6勝4敗勝ち点18 はほしいです。特にこの 6カードは勝ち点3を確保しないと、とても厳しくなります。
- 9.1(日)14:00 川崎フロンターレ戦(ドーム)
- 9.28(土)13:00 京都サンガ戦(ドーム)
- 10.5(土)17:30 ガンバ大阪戦(パナスタ)
- 10.19(土)14:00 名古屋グランパス戦(豊田ス)
- 11.9(土)14:00 湘南ベルマーレ戦(レモンS)
- 最終節 12.8(日)14:00 柏レイソル戦(ドーム)
最後に加入した、アマドゥ バカヨコをを含めて、新加入の6人のうち複数は、欠かせない戦力になっていないといけません。しかし、これだけではたりないのですよ。荒野やスパチョークやキムゴンヒの復帰も待ち遠しいですが、最も雰囲気が変わるラストピースは。不屈の男、深井一希の9月中実戦復帰しかないでしょう。もちろん、復帰した時点で残留の望みが残っていないと意味がありません。それなりの条件は整ってきています。不屈の男復活の前に、不屈のチームになって残留を目指すのです。
(4日 09:00)