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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/03/06号


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攻めたいが責めれない
無失点は収穫

アビスパ福岡 0-0 北海道コンサドーレ札幌

順位 第3節 3/6現在 得点 失点
14 アビスパ福岡 3 3 0 3 0 1 0.33 (16) 1 0.33 (1) 0
11 北海道コンサドーレ札幌 3 3 0 3 0 2 0.67 (13) 2 0.67 (4) 0

         興梠
        (青木)

   小柏         金子
 
 菅            ルーカス
(荒野)     フェナンデス
               (中島)

     高嶺     駒井
             (深井)

  福森   宮沢   田中駿
         (柳)
 
         菅野
 
sub:中野 トゥチッチ

負け試合を覚悟していました。いい形でボールを前に進められず、奪われて逆襲を受けます。前半で3点取られていておかしくない試合でした。今季公式戦5戦目で初めて無得点でしたが、今季初の無失点でもあります。J1で初めて開幕から3戦無敗なのですから、最低限の結果ととらえましょう。

菅野とVARに救われる

開始5分に小柏がGKと1対1のところでシュート。阻まれたものの出だしがよく見えましたが、そのあとは相手の術中にハマってしまいました。同じ布陣のミラーゲームを仕掛けられ、ハードなプレッシャーでボールを奪われます。思うようにチャンスを作れません。高嶺や宮沢が対応して防いでいましたが、続けられると限界が出てきます。29分に相手の抜け出しを田中駿が倒して、PK 献上。先制を覚悟しましたが、データ通りに動いた菅野が PK ストップ。これで救われたと思ったら、3分後に菅野の逆をシュートを撃たれましたが、ゴールカバーに入った菅が間一髪クリア。2度あることは3度あるようで、40分にはコーナーキックからヘディングシュートの跳ね返りを押し込まれて、ネットを揺らされました。これはハンドのアピール。オンフィールドレビューの結果、判定変更でノーゴールになりました。3度も救われた、ワンサイドゲームの前半でした。

3人替えで反撃

後半もこの流れは変わらず。どのように打開するかが見所になりました。一挙に3人交代で流れをつかみました。後半16分に、柳、青木、深井を投入します。マークされつづけた興梠が下がって、小柏がワントップに入り、深井のボール奪取が効いたのでしょう。20分頃から、敵陣内でセカンドボールを拾えるようになってきました。24分には、運動量のある荒野も入ります。青木が前線のサイドに流れてロングボールを収める、というプレーが何度か見られ、チャンスが増えてきました。24分には、スルーパスに小柏が抜け出して、右サイドからのクロスにを走り込んだ青木が合わせましたが、シュートは枠の右へ。期待を抱かせてくれる場面が増えました。

中島はもっと見たい

スコアは動かず、最後のカードを、どちらにするか迷ったことでしょう。後半42分にルーカスフェルナンデスに代わって、中島が入ります。小柏を下げる決断をできなかったのもわかるのですが、高さで勝負するのにパサーを下げたのは、難しかったところです。相手GK へのチェイシングやペナルティエリアでの競り合いで勝っていたのはよかったのですが、肝心の高さを生かした攻撃が少なかったのは、チーム全体の課題。後半46分に、柳のシュートのこぼれ球に反応した小柏がボールをつなぎ、青木がゴールネットを揺らしましたが、小柏の位置がオフサイド。VAR でも判定は変わらず、スコアは動かずに試合を終えました。

この試合の着眼点

まだまだ、個の力への依存が強いことが、相手からへの強力なマークからわかりました。3人がかりで興梠を止められると機能不全では、よろしくないのですよ。今節メンバーを外れたガブリエルシャビエルを含めて、連動した攻撃にならないと、こういった試合は難しくなります。

ようやく連戦を終えて、ドームに戻ります。3.12(土)14時より横浜F・マリノス戦。その翌週3.19(土)16時からは、アウエーでセレッソ大阪戦。ワールドカップ予選のためリーグ戦は中断して、3.26(土)14時、ドームでのルヴァンカップ 第3節京都サンガF.C.戦で、3月の試合は終り。あわてる必要はありません。強い気持ちで戦ってリーグ戦の勝利を。

(10日 20:10)