CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/01/01号
おめでとうございます
今年もよろしくお願いします
ウッシッシ・・・
ガンバ大阪1-0柏レイソル
得点者
- ガンバ大阪
- 播戸 延後11分
- 柏レイソル
- なし
おせちではないですが、例年のごとく天皇杯決勝を見ていきます。
アジアチャンピオンで過密日程のチームにハンデあり。佐々木・二川は世界クラブ選手権で戦線離脱し、遠藤は疲労困憊。石崎ノブリンのラストゲームでまとまるレイソルにも勝機あり。そんな両チームのシチュエーションは、とても難しく、ロースコアながらも見ごたえあるものだった。
ガンバの選手のコンディションを反映してゲームが進む。しかし西野監督には90分ではなく120分、さらにはPKまで見据えたプランができていたのだろう。実際押し込まれても耐えうる守備力はあり、最初のカードを切ったのも延長後半開始からだ。
それまでに先制してゲームを決めておきたかった
アジアチャンピオンで過密日程のチームにハンデあり。佐々木・二川は世界クラブ選手権で戦線離脱し、遠藤は疲労困憊。石崎ノブリンのラストゲームでまとまるレイソルもまたプラン通り。ファイナリストにふさわしい戦いを見せてくれたが、前半優位に進めていたときと、後半にフランサと李を投入したときに先制できなかったことが悔やまれる。
そこは勝負の綾で、ガンバは橋本と遠藤の位置を入れ換えて、遠藤の負担を軽減するとともに守備のケアを目指した。これで中盤の底で基点ができ、ボールが回りやすくなるとともに途中出場の2トップと中盤の分断にも成功した。ゲームを支配し続けることになる。
あとはどっちの気持ちが強いかの問題。ガンバは 二冠を得ることよりも、ACL出場権を得てアジア連覇を目指す意気込みが、選手だけでなく監督以外スタッフからも強く感じられた。それには何が何でも天皇杯を制するしかなかったからだ。
時期的なところから、よく天皇杯の意義を論じられるが、一石を投じるには充分すぎる今回の大会になった。単にガンバが制しただけでなく、そんなインパクトがある。
敗れたものの王者を追い詰めた石崎監督が就任する今年は、この結果を見るとJ1復帰を期待したくなる。しかしレイソルとコンサドーレでは、できることとできないことのちがいがある。じっくりチームを作れる監督なだけに、基礎工事をしっかりお願いしたい。イキのいい素材はたっぷり。守備陣の世代交代もしっかりたのむ。
(8日 0:30)