CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/12/09号
さすがさいたまの決勝戦
浦和レッズ 1-0 ベガルタ仙台
得点者
- 浦和レッズ
- 13分 宇賀神 友弥
- ベガルタ仙台
- なし
浦和レッズはしたたかでしたね。トーナメントのファイナルは勝負に徹して、ウノゼロで必要にして充分と言わんばかりの横綱相撲でした。
ショートコーナーで始まったプレーから、ボールがペナルティエリア外にこぼれましたが、そこを宇賀神が見逃さずに跳ね返りに反応して、バウンドする前にワンタッチでコントロールして浮き気味のミドルシュート入れたのは見事でした。これはなかなか決まらないゴールでしたよ。
オリヴェイラ監督になってからは、守備の意識を強く、手堅く戦うようになってきました。特に後半は攻められる時間が多くなりましたが、得点をとられそうにない余裕が感じられました。
初の決勝進出で意気込んだベガルタは、前半早々に先制されたのが効きました。日本代表に選出されたGK シュミット・ダニエルの出来は素晴らしく、失点は入れたほうをほめるべきです。後半にセットプレーから絶好のチャンスを作ってましたが、その勢いで同点にできなかったところに力のさを感じました。交代で退くまでFWジャーメイン良が完全に封じられましたが、それを覆すだけの打開策がありませんでした。
順位予想から振り返る
浦和レッズが5位に躍進できたゆえんがよくわかりました。元々攻撃力と選手層があるだけに、守備力を強化していい監督が来れば、タイトル獲得の力は充分あります。
ベガルタ仙台は、攻撃力が高まってきたので、あとは守備なのでしょう。14位予想から11位へは、シュミット・ダニエルが貢献しています。今季は 2-8 で大量失点した横浜F・マリノス戦(7/18)が痛かったですね。
それでも今年のコンサドーレのコトをいわせろ
これが ACL に進むチームの実力なんですよ。4月の埼スタはスコアレスドローで善戦しましたが、11月に厚別で負けたときには実力差を感じました。守りきる力、守られたときに打開する力、ゲームコントロール、まだまだ物足りないです。
それを踏まえて補強を進めていくことになります。DF陣とサイドは強化急務です。と、思っていたら、前線も補強しないといけないですね。もっとも、主力の引き止めが重要なのは、言うまででもありません。4位になって強化資金をゲットしたのですから、来年こそは自力で ACL へ行きましょうよ。
その一方で、契約満了の選手も発表になりました。とりわけ、2度の昇格に貢献した河合と内村には感謝しても感謝しきれません。昇格してからは納得いかないシーズンでしたが、早く行き先決まって活躍してほしいです。河合は、引退式をドームで行ってほしい気持ちもありますが、どのような選択になるのでしょうか。他の選手を含めて、春先になっても未定ではなく、行き先が決まってほしいです。
(15日 13:30)