CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/06/13号
ダブル菅でベスト8進出
横浜F・マリノス 1-3 北海道コンサドーレ札幌
- 横浜F・マリノス
- 61分 水沼 宏太
- 北海道コンサドーレ札幌
- 7分 オウンゴール
- 51分 菅 大輝
- 87分 柳 貴博
荒野 (岡村) 青木 金子 (ドウグラス オリヴェイラ) 菅 ルーカス (柳) フェルナンデス (キムミンテ) 高嶺 駒井 福森 宮沢 田中駿 (ボランチへ) 菅野 sub:中野 小野 中島
終わってみれば、文句なしの勝ち抜け。3年連続ベスト8を昨年 PK 戦敗退の雪辱を晴らして決めました。過去1勝のみの三ツ沢で、厳しい条件をよく覆せました。これもまた新たな歴史で、新たな風景です。
オウンゴールで先制
ジェイ、チャナティップ、アンデルソンロペスが別メニュー調整中に加えて、先週の負傷で深井と小柏も欠場。荒野を最前線に配置するゼロトップで、ギリギリのメンバーです。マンツーマンディフェンスで攻撃を遮断して、自分たちのペースに持っていけたのがよかったですね。でも、いきなりアウェーゴールをとれるとは思いませんでした。ルーカス フェルナンデスを起点に、駒井が左でフリーの菅へ。鋭いクロスを入れると、相手 DF がクリアしきれずにオウンゴールになりました。冷静に考えると、オウンゴールはアウェーゴールになるのかといった疑問が出てきましたが、文句なく得点です。
追加点は文句なし
その後もペースを握り、反撃を受けても、菅野の好セーブでしのぎます。後半2分、ヒールで合わせられたピンチもファインセーブ。この試合は4点くらいは助けられました。そうなると、チャンスがめぐってきます。4分後、右CKからのこぼれ球に、菅が反応しました。ペナルティエリア手前の左からダイレクトで左足を振り抜いて、強烈なシュートはゴール枠内右上に突き刺さりました。アウエーゴール2点目で、相手は勝利するために3点が必要です。これはとっても優位になりました。
守りつつも柳が移籍初ゴール
後半13分には、絶妙のコンビネーションだった青木と荒野に代わって、ドウグラス オリヴェイラと岡村を投入。その3分後にはヘッドで合わせられて1点差にされました。普通ならパニックになりかねないですが、あわてなかったですね。25分には2得点に絡んだ菅が下がって柳が入ります。メッセージ的には、次の1点を取りに行くのではなく取らせない意味合いが強いです。実際に攻められることが多く、34分の相手の直接 FK は、クロスバーに助けられました。足をつる選手が続出するほど防戦一方でしたが、待望のダメ押し点が出ました。ルーカスフェルナンデスが右から DF をかわして、ゴール前の駒井にパス。受けた駒井は左に出すと、走り込んだ柳がフリーで合わせて決めました。このゴールは試合を決定づけましたね。直後にキムミンテが入って、完ぺきに逃げ切り体制に入り、守り切りました。
それでも苦言をいわせろ
相手にとっては「メンタル的にキツい時間」でした。天皇杯で120分戦って敗退。加えて、監督退任。影響はゼロではなかったはずです。互いに状況が良いときに、このように勝てる日を心待ちにします。
ルヴァン杯プライムステージは、準々決勝第1戦が 9月1日(水)。第2戦が 9月5日(日)。抽選を待ちます。リーグ戦は、6.19(土)14時、厚別での大分トリニータ戦から再開。そのあとは、6.27(日)18:30、アウエーで鹿島アントラーズ戦。6月は、まだ公式戦無敗です。負傷者続出で苦しいですが、この勢いを持続しましょう。
(15日 21:20)