CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2014/06/14号
勝ち点2こぼれ落ちる
横浜FC 2-2 コンサドーレ札幌
得点者
- 横浜FC
- 前33分 パク・ソンホ
- 後47分 黒津
- コンサドーレ札幌
- 後7分 パウロン
- 後21分 荒野
第18節 6/14現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
19 | 横浜FC | 17 | 18 | 4 | 5 | 9 | 15 | 0.83 (18) | 22 | 1.22 (14) | -7 |
15 | コンサドーレ札幌 | 21 | 18 | 5 | 6 | 7 | 18 | 1.00 (14) | 18 | 1.00 (6) | 0 |
都倉 石井 宮沢 荒野 (砂川) (前田) (榊) 上里 河合 上原 奈良 パウロン 上原 (拓) (慎) 金山 sub:杉山 小山内 菊岡 チョン・ソンフン
あと2分ですよ。勝ちなれていないチームの悲しい性(さが)では済まされません。明らかに勝ち点2を失いました。ホームで勝てないチームとアウェーで勝てないチームの対戦なので、妥当な結果に見られるのでしょう。だが、そんな図式で片づけてはいけません。拍手もブーイングもできないつらさが残りました。
ロングボールがやや多く感じたもの、攻撃はできていました。サイドチェンジあり、右側では上原慎也・荒野・宮沢のトライアングルでパスを回し、左側では石井と都倉がゴールに迫っていました。攻撃のバリエーションが増え、戦う姿勢を十分感じられ、得点まであと少しの雰囲気でした。しかし、肝心の得点が取れないのが問題です。石井も都倉もあせって撃っている感が伝わってくるのです。そりゃあ次は同じように得点機が来るかはわからない気持ちも理解できます。角度が厳しい位置からのシュートや周りに囲まれていては、成功率が低くなります。攻守共に中央に人が少なくなるきらいを感じたので、パスを出せずシュートで終わるだけまだマシという選択肢に思えました。
守備も悪くありません。しかし、90分耐えるには消耗が激しいです。前線や中盤でボールをキープがなかなかできないので、後ろに負担がかかります。できないと厳しいです。どうにか勝ち点を取りましたが3試合勝利なしという現実は重いです
試合経過
開始1分に都倉がシュートを放ち、攻勢を強める。ロングボールも用いてペナルティエリアに迫るが、肝心のゴールが奪えない。逆に前半唯一のチャンスに頭で押し込まれる。前半アディショナルタイムに上原拓から荒野へと渡ったボールを都倉がネットを揺らしたが、オフサイドの判定。
後半も前半に見せた様に攻めに行く。上里のフリーキックから逆サイドのパウロンがヘッドで合わせて同点。21分には、都倉の強烈なシュートをGKがはじいたボールを詰めた荒野が決めて逆転した。しかし、時間が経つにつれて運動量が少なくなって攻め込まれる機会が多くなり、アディショナルタイム2分に同点ゴールを許した。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 金山(5.5)
- 失点以外は悪くない。
- DF
- 上原慎(5.5)
- 前へ上がって、チャンスを作ろうとする。
- パウロン(6.0)
- ヘッドは練習の成果。守備では存在感あるが、抜かれたところが玉にキズ。
- 奈良(6.0)
- 終始安定したプレー。3節から16試合1,440分出場で警告ゼロはエライ!
- 上原拓(5.5)
- 前への展開だけでなく守備もよし。
- MF
- 河合(5.5)
- ボールをよく散らしたり、予測して動く。
- 上里(5.5)
- ボールを経由する機会が最も多かったのではないだろうか。FKではアシスト。
- 荒野(6.0)
- (後46分out)運動量と中盤での連携良くチャンスを作る。
- 宮沢(5.5)
- (後32分out)ボールを良く受けて攻守に精力的な動き回るが、最後には疲労で交代。
- 石井(5.0)
- (後19分out)チャンスを作れるのだからこそ、フリーなのに外してはいけません。
- 砂川(5.5)
- (後19分in)入ってからは全体的に落ち着いた動きになる。
- 前田(5.0)
- (後32分in)シュートを1本放っただけで、ボールキープできず。
- 榊(-.-)
- (後46分in)出場時間短く採点不能
- FW
- 都倉(5.0)
- 結果は2得点に絡んだが、自分で決めれる場面を決めてほしかった。
- 監督
- 財前恵一(5.5)
- 選手交代で点を取りに行くメッセージを発したが、流れを変えられず。なぜ榊を左に入れたの??
この試合の着眼点
前後半とも35分以降の運動量が減っていました。無駄走りしていたと思えませんが、もう少しペース配分を考えることは、難しい要求なのでしょうか。残り10分で攻めに行く力がなくなっていたので、気になるところでした。
一方で、上里のFKからパウロンのヘッドは、新たな武器になるでしょう。他チームに与える脅威としては十分です。エリア近くで直接狙うには角度が厳しいとき、倒したらヤバイと思ってくれます。だからこそ、次こそ勝ち点3必須です。
(18日 0:30)