CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2017/07/3号
33,353人大観衆完勝
北海道コンサドーレ札幌 2-0 浦和レッズ
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 32分 都倉 賢
- 88分 ジェイ
- 浦和レッズ
- なし
順位 | 第19節 07/30現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 | 最大 勝点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 19 | 19 | 5 | 4 | 10 | 18 | 0.95 (14) | 28 | 1.47 (13) | -10 | 64 |
8 | 浦和レッズ | 29 | 20 | 9 | 2 | 9 | 45 | 2.25 (1) | 36 | 1.80 (16) | 9 | 71 |
ヘイス 都倉 (小野) チャナティップ (ジェイ) 菅 マセード 兵藤 宮澤 福森 横山 菊地 (進藤) (DF中央へ) ク・ソンユン sub:金山 石井 河合 内村
3万人超え確実と、チケットの売れ行きが良かったですね。チャナティップとジェイのデビュー戦。そして、なにかと話題の浦和レッズが相手です。試合も話題に事欠きませんでした。ひとことでまとめると、衝撃的貴重な完勝でいいのではないでしょうか。これでペトロヴィッチ監督に引導を渡しました。
開始早々に横山が負傷交代になった時点で、勝ち目が遠退いたと感じたのはワタシだけではないでしょう。進藤が入り、菊地が中央へ。さすがに押し込まれましたが、進藤は試合を通して悪くないパフォーマンスでした。前半20分くらいまで猛攻を受けましたが、ここで耐えきったのが、大きかったですね。反撃に転じて、セットプレーから都倉が3ヶ月ぶりのゴール。みんなこの日を待っていました。
大波乱は37分。都倉は突破しようとした槙野を倒してイエローカードを貰ったのは仕方ないが、立ち上がって足がちょうど都倉の顔を蹴ってしまった槙野はレッドカード。オフ・ザ・ボールの攻防をリプレーの映像並みに良く審判団が観ていたものだと思いましたが、一人多くなって優位になりました。相手はハーフタイムに3人同時交代。リスキーな策は裏目になり、たったの2分でさらに一人多くなりました。
タイ代表チャナティップは、前半を終えた段階で、両チーム合わせてトップの走行距離、スプリント回数。これは攻撃だけでなく守備もやっている証拠です。まずは無難にJ1デビューを果たしました。元イングランド代表ジェイは、元日本代表小野からの柔らかく優しいパスを受けて、GKとポストのわずかな間にヘッドで移籍後初戦でゴール。衝撃的デビューです。
試合経過
開始早々の前半5分に、横山が相手との接触で足を痛め進藤に交代。急増のDFラインになり、しばらくは押し込まれる。前半20分頃から反撃して互角の展開になり、福森のCKを都倉がヘッドで決めて先制。しかしその5分後に、その二人が交錯。止めた都倉はイエローカード、顔を蹴ってしまった槙野はレッドカードになった。
後半開始と同時に相手は3人同時に交代。しかしその中のDF那須が負傷して、2人多い戦いになった。後半18分にチャナティップに代えてジェイ、30分に都倉に代えて小野をそれぞれ投入。43分にペナルティエリア右脇から小野が精度の高いクロスを供給し、ファーサイドのジェイが頭で合わせて決定的な2点目を挙げた。
それでも苦言をいわせろ
少ない中でも追い付けるし、逆転までもっていけるという感覚もありましたと思わせてしまいましたね。人数が多かったのに有利に進められませんでした。地力の違いといえばそれまでですが、2人多いなら圧倒してほしかったと、高望みしてしまいます。
次節 8月5日(土)19:00 は、セレッソ大阪戦。ルヴァンカップ プレーオフステージで戦ったばかりですが、メンバーが違います。再び金鳥スタジアムですが、勢いをつけて乗り込めます。
(1日 02:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2017/07/6号
チャナティップ次期待
セレッソ大阪 1-0 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- セレッソ大阪
- 26分 福満 隆貴
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
内村 金園
(上原)
小野
(石井)
田中 前寛 荒野 早坂
(チャナ
ティップ)
進藤 河合 キム
ミンテ
金山
sub:杉山 濱
控えメンバーは5人。枠を2つ余らせました。大阪ダービーを控える相手も、U-18 の選手を出場させています。お互いに土曜日に重要なカードを控えているのでしかたありませんが、どちらも主力は出ていません。これだけでは条件は似たり寄ったりですが、この試合のほとんどのメンバーが、先週末の2泊3日のタイ遠征に出て、疲労がたまっていたはずです。加えて、リーグ戦首位のホームチームは金鳥スタで今季負けなしと絶好調です。
計2試合180分の戦いは、ホームで 0-2 の結果を受けて、3-0 での勝利が必要でした。開始から出足よく飛ばしたいところですが、なにわの暑さと疲れで、思うように攻撃に出れません。先手がほしかったところですが、逆に、金山がはじいたもののヘディングシュートを決められました。後半はチャンスを作り出しましたが、5-4-1 の布陣で手堅く守ってくる守備網を突破できず、最小失点で破れました。
厳しい条件下でのノルマクリアを目指しましたが、意地を見せてほしかったですね。3点差をつけられてから攻撃のリズムを取り戻すのでは遅いです。リーグ戦に向けて期待できる材料もありましたが、課題も忘れてはいけません。
この試合の収穫
タイのメッシ、チャナティップが、J でデビューしました。後半開始と同時に入って、45分間プレー。卓越したドリブルとパスセンスで魅せました。後半27分には3枚目の選手交代として、内村に代わって上原が起用されてからは、攻撃の起点になりました。しかしリーグ戦になると話は別で、まだまだ未知数で慣れていく必要があります。
土曜日には何かと話題の浦和レッズと、ドームで対戦。すでに3万人以上の動員を見込んでいます。勝機はまちがいなくあります。ドームの大歓声大歓喜を見たいです。
(28日 08:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2017/07/24号
価値ある勝ち点1
大宮アルディージャ 2-2 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- 大宮アルディージャ
- 47分 大前 元紀
- 49分 江坂 任
- 北海道コンサドーレ札幌
- 81分 福森 晃斗
- 90+6分 福森 晃斗
順位 | 第18節 07/09現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 | 最大 勝点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | 大宮アルディージャ | 15 | 18 | 4 | 3 | 11 | 16 | 0.89 (14) | 32 | 1.78 (16) | -16 | 63 |
15 | 北海道コンサドーレ札幌 | 16 | 18 | 4 | 4 | 10 | 16 | 0.89 (14) | 28 | 1.56 (13) | -12 | 64 |
菅 ヘイス (>左サイドへ) 宮沢 兵藤 (上原) 早坂 荒野 マセード (内村) (>DFへ) 福森 河合 菊地 (小野) ク・ソンユン sub:金山 田中 進藤 キム・ミンテ
降格圏をはさんで勝ち点1差の逆天王山は、ゼッタイ負けられない戦い。勝利を収められませんでしたが、勝った試合以上に印象に残るのではないでしょうか。勝ちのないアウェーで2点差は絶望的も同然でしたが、ラストプレーで同点ですよ。勝ったも同然な歓喜でした。
都倉が出場停止。横山が契約の関係で出場不可。3-4-3 になるとか情報が錯綜していましたが、フタをあけるとヘイスと菅の2トップ。勝たないといけない相手の出足がいいのは折り込み済みでしたが、なかなか攻撃に行けない時間が続きました。ヘイスがときおり高いテクニックを魅せましたが、基点らしい基点がありません。河合や宮沢やマセードがしのいでいたおかげで失点せずに前半を終えましたが、攻撃に課題を残しました。
ハーフダイムに散水して後半が始まると、あっさりと2点とられました。その直後も危ない場面がありましたが、2失点で抑えたことが大きかったです。ボールを支配する時間が多くなり、小野投入後はほとんど攻撃でした。2回ともハンドで受けた福森のFKは神っていました。水を含んだピッチを読み、福森・小野・ヘイスの誰が蹴るのかわからない不気味さ。心理戦で勝っていました。
試合経過
勝ち点が下回るチームの出足が良く、ボールを支配していく。11分には混戦からネットを揺らされるが、オフサイドの判定。カウンター狙いから徐々に押し込んで行ったが、スコアレスで前半を終える。
後半開始早々に2点を失う。この後の2度の決定機は、ゴール上とソンユンのセーブでしのいだ。ラインを押し上げて反撃を伺い、後半36分に福森の直接FKが決まり1点差。攻め続けながらもなかなか枠内に持ち込めなかったが、アディショナルタイム4分の最後のプレーで、福森が再び直接FKを決めて、その直後にタイムアップの笛が鳴った。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- ク・ソンユン(5.5)
- オフサイドノーゴールの直前と2失点目は、はじいたところを詰められた。そのほかは安定したプレー。大前との1対1に勝ったのは、隠れファインセーブ。
- DF
- 菊地(5.5)
- 2失点目は競り負け。
- 河合(5.5)(73分out)
- 前半の1対1は良く対応していた。しかし、失点は対応甘かった。
- 福森(6.5)
- サイドをえぐってフィニッシュに持ち込む。2本の直接フリーキックを壁の横から成功させたのは驚異。
- MF
- マセード(6.0)
- ディフェンスでいい対応をしていただけでなく、クロスからチャンスを何度も作り出した。
- 荒野(6.0)
- 攻守両面でよくボールを奪取する。しかし次節出場停止。
- 兵藤(6.0)(90+5分out)
- 前後左右に動き回って、好機を作る。運動量とても多い。
- 宮沢(5.5)
- 守備中心で動いた。
- 早坂(5.0)(45分out)
- 結局左サイドで出場。守備に回ることが多く、消えかけていた。相手のドリブル突破を止められず。前半だけで戦術的交代。
- 小野(6.0)(73分in)
- ダイヤモンド型の頂点で動き回る。あまりボールを持たなかったが、相手を読んだ動きは、反撃の流れをつかんだ一因になった。
- 上原(-.-)(90+5分in)
- 最後のワンプレーで投入。ボールに触れず、前に出ただけ。
- FW
- ヘイス(6.0)
- 決定機は少なかったが、ペナルティエリアでは相手に脅威を与えていた。
- 菅(6.0)
- FWではもっとヘイスと絡むプレーを。左サイドに移ってからは尻上がりに調子を上げ、サイド攻撃の重要な役割。ボールを奪われることが少なくなり、成長を感じる。わずかに枠外のシュートあり。
- 内村(5.5)(45分in)
- シュートを打つ場面はなし。動き回ってスペースを作りに行ってボールを引き出した。1得点目のFKでも動いてかく乱させた。
- 監督
- 四方田修平(5.5)
- 得失点はどちらもほぼ個人技。守備は修正急務。小野の投入は当たった。
この試合の着眼点
後から振り返って、残留へのターニングポイントになりうる試合に、なりえます。それほど強烈なインパクトです。現実にするには、2分間で2失点に目を背けずに、しっかり修正しましょう。
3週間の中断期間には、7月22日(土)にタイ遠征でムアントン・ユナイテッドFCとの親善試合(現地時間19:00キックオフ)。7月26日(水)にはセレッソ大阪とプレーオフステージ2戦。過密になった日程後の7月29日(土)に、ドームで浦和レッズ戦で再開します。都倉が戻り、新戦力がメンバー入りできるか、楽しみです。本調子でない相手に勝機あり。
(10日 23:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2017/07/31号
これから逆襲だ
北海道コンサドーレ札幌 1-0 清水エスパルス
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 6分 ヘイス
- 清水エスパルス
- なし
順位 | 第17節 07/02現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 | 最大 勝点 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15 | 北海道コンサドーレ札幌 | 15 | 17 | 4 | 3 | 10 | 14 | 0.82 (15) | 26 | 1.53 (14) | -12 | 66 |
13 | 清水エスパルス | 18 | 17 | 4 | 6 | 7 | 19 | 1.12 (11) | 25 | 1.47 (12) | -6 | 69 |
ヘイス 都倉
(河合)
兵藤 荒野
(早坂)
菅 宮澤 マセード
福森 横山 菊地
(キム
ミンテ)
ク・ソンユン
sub:金山 田中 小野 内村
やっと勝ってくれました。43分あたりからアディショナルタイムが何分か気になり、3分と表示されてからは、早く経ってほしいと思っていました。こんなやきもき感はリードしてるからこそですね。今季二度目の完封勝利で降格圏脱出です。
やっぱりドームですよ。まだまだホームでの強さは残っています。何と言おうとヘイスさまさまですよ。都倉からマイナスのボールを受けた時も、ダイレクトに撃つのではなく、GKとディフェンダーをよく見てフェイントでかわしました。J1の2戦目で2発。ある意味効果的な補強でもあります。
選手交代もまずまずでした。後半22分に早坂。29分にキム・ミンテ。パワープレーが目立ってきた43分に河合。守備的すぎるきらいがあるものの、手当てすべき箇所にしっかりと手を打って、得点を許さずゼロにおさえました。
試合経過
立ち上がりからハードワークで臨んだ。6分にソンユンからのロングボールに都倉が追いついて折り返し、これをヘイスが受けて相手をかわして2試合連続ゴールを決めた。
この後は相手も攻め込む。19分と23分のシュートはビッグセーブでしのいだ。後半は押し込まれる時間帯もあったが、最小得点を守りきった。
それでも苦言をいわせろ
2点目をとりましょう。枠内シュートが少なく、外してくれることも目立ち助かりました。しかし、もっと順位が上との対戦では、今節のようにいかないです。クリアでしのぎ、枠の外で助かった後半はあぶないですよ。
これで前半戦終了。勝ち点30ペースでは、残留には心もとありません。最低でも勝ち点36とすると、あと7勝10敗。これはできない数字ではないでしょう。
次は土曜日にアウェーで大宮アルディージャ戦。横山が契約上で出れない上に、都倉が累積警告で出場停止。でも新加入のFWジェイが出場できるかもしれません。またやりくりは苦しくなりますが、今度こそアウェー初勝利を。ワタシも参戦します。
(4日 01:10)