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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2014/12/19号

三冠は偉業
東北快進撃もすごかった

ガンバ大阪 3-1 モンテディオ山形

 得点者

終わってみれば順当な結果なのでしょうが、もしかしたらという期待を抱かせてくれました。昇格からすぐに大逆転で二冠を制したチームと、これまた大逆転で6位に滑り込み、アディショナルタイムにGK山岸のヘッドでプレーオフ初戦を制し、その勢いでJ1昇格を決めたチームとの対戦です。下剋上を制した者同士の対決でもありました。最後は力の差を感じましたが、途中までどちらに転んでもおかしくない試合でした。

1933年以来81年ぶり東北勢決勝進出でもあるモンテディオにとって痛かったのは、開始4分の先制点でしょう。少しでもスコアレスの時間を稼いで、焦りを誘いたかったはずです。ところが、GK東口のロングフィードを受けたFWパトリックに競り負け、FW宇佐美にフリーで撃たれ、山岸が弾いたところを押し込まれました。石さんのことだから前線からプレッシングをかけて、泥臭く走り回って好機を伺いたかったでしょう。ところが、出鼻とプレッシャーをかわすにはコレしかないと言わんばかりの手法でガンバが先制しました。昨年はどちらもセカンドカテゴリーにいたのに、いつのまにやら王者の貫録を身に着けていたのですね。

宇佐美がアシストした2得点目も速攻から。後半になると、逆にモンテディオが攻める時間が増えます。何度もゴールを脅かすも決められず、15分にFW林を投入して流れをつかみ、DF石川の左クロスからFWロメロフランクが左足で決めて追い上げました。その後も攻め続けていつ同点になってもおかしくない雰囲気でしたが、早目に交代枠を使いきったところが、勝負の綾でした。DF山田が足をつってひとり少なくなりました 。これで得意のプレスがかからなくなりゆっくりと前線に持ち込まれて、再び宇佐美が決めて、勝負ありでした。追い上げないといけない状況から、早目に交代して仕掛けるのは妥当であり、最後には総合的な力の差になりました。

それでも苦言をいわせろ

ケチをつけるつもりはありませんが、リーグ戦はレッズ がこけた印象が否めません。宇佐美がケガから復帰して、パトリックが加入即大爆発といった 勝った理由はあるのですが、昨年もJ1にいたチームは何やっとんじゃいと喝を入れたくなるのですよ。3シーズン前のレイソルが昇格後即優勝したときは素直に快挙と観ていられました。その頻度が多くなると、J1のレベルが・・・と、騒ぎ出す輩が出てきそうです。

視点を逆に見れば、J2から昇格したチームはチャンスです。資金力があれば、優勝も夢ではなくなります。資金力が劣っていても、戦力を維持できればある程度戦えます。過去二回の昇格プレーオフ勝者は、最下位独走でリバースしましたが、三度目の正直になりそうな予感です。

元旦開催ではない天皇杯は、とっても違和感を感じましたが、、、来シーズンは味スタで再び元旦開催です。

(17日 1:40)