CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2018/05/05号
原点は厚別二連笑
北海道コンサドーレ札幌 2-0 ガンバ大阪
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 39分 深井 一希
- 72分 都倉 賢
- ガンバ大阪
- なし
順位 | (第13節終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 13 | 7 | 4 | 2 | 20 | 1.54 (2) | 13 | 1.00 (4) | 7 |
16 | ガンバ大阪 | 13 | 13 | 4 | 1 | 8 | 13 | 1.00 (15) | 18 | 1.38 (13) | -5 |
都倉 チャナ 三好 ティップ (荒野) 菅 駒井 (石川) 深井 宮沢 (兵藤) 福森 キム 進藤 ミンテ ク・ソンユン sub:菅野 早坂 ジュリーニョ 宮吉
右肩上がり同士の対戦で完勝できたのは、聖地厚別のおかげなのでしょうか。実力であってほしいと思います。これで10戦無敗で、注目度も上がっています。手倉森コーチが視察に訪れて、都倉を絶賛していました。これまで単なるウワサや願望の代表入りはありましたが、今季通算5点目を今季2本目のオーバーヘッドで決めたことも大きいでしょう。フィジカルやデュエルも注目されています。また、J通算100得点目で、チーム単独トップの60得点目でもあります。
この試合で目立ったのは、都倉だけでもありません。ようやく深井にスポットライトが当たるようになりました。先制点を取っただけでなく、最終ラインからの組み立てで起点になっていました。ミシャサッカーのポゼッションやビルドアップに不可欠です。これまで両膝の手術を繰り返してまともにシーズンを戦えていませんでしたが、ようやくセンスが開花するときが来ました。
もちろんペトロヴィッチ監督の手腕も見逃せません。ターンオーバーに成功しました。活躍していなかったら単なる選手の入れ替えですが、どちらの試合も活躍して、意味を持った起用でした。前節は走力に対抗した、早坂の先発起用。今節は相手の後ろからビルドアップに対して、自分たちのゴールから遠ざけていくためのハイプレスでした。前線の3人は万全でプレーし、都倉は結果を出しました。
試合経過
前半はハイプレスで相手を圧倒し、チャンスをほとんど与えなかった。39分に、福森の左クロスのこぼれ球を、深井が左足ボレーでゴールを決めて先制する。
後半と同時に相手が2トップに変更したことにより、守備がうまくハマらなくなってきた。これに対して後半12分に、三好に代えて荒野を投入して、2トップ3ボランチの形に変更。27分に、駒井のクロスを、ペナルティエリア中央で都倉がバイシクルシュート。これが決まって、追加点を奪った。
終盤には、相手の猛攻に対して、32分に石川を、37分に兵藤を投入して対応。2点リードを守り切って、勝ち点3を上積みした。
それでも苦言をいわせろ
3位、10戦負けなし、全国紙に登場、都倉日本代表入りかなど、やたら景気のいいワードが飛び交っています。こんな時だからこそ、歴史は忘れるべからず。何度となく、残留を果たせなかった頃の悔しさを忘れないように。そして、聖地厚別の輝かしい歴史も。
5月9日(水) 19:00は、厚別でルヴァン杯ヴァンフォーレ甲府戦。5月13日(日) 16:00からは、味の素スタジアムで FC東京戦。これは勝ち点差1での2位3位直接対決になります。しかし三好にイエローカードで出場停止です。条件は厳しいですが、織り込み済みで策を練ってくるでしょう。
(6日 23:40)