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遠征はJALでいこう




CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/3号

よく引き分けた
でも勝ちを見たいんだ

北海道コンサドーレ札幌 2-2 V・ファーレン長崎

順位 第12節 4/29現在 得点 失点
16 北海道コンサドーレ札幌 13 12 4 1 7 12 1.00 (14) 20 1.67 (17) -8
10 V・ファーレン長崎 16 12 4 4 4 22 1.83 (2) 22 1.83 (18) 0
   長谷川   白井
   (青木) (キムゴンヒ)
 
田中克 荒野  大崎  近藤
(中村)    (バカヨコ)
 
 高嶺  西野  家泉  高尾
       (原)
 
         中野
 
sub:菅野 田中宏 木戸 出間
交代:
後半0分 バカヨコ(大崎)
後半10分 中村(田中克)
後半16分 青木(長谷川)
後半16分 キムゴンヒ(白井)
後半33分 原(西野)

持ってる男が来ましたね。昨年の第一号得点者に、ようやく春が来ました。値千金の一発で勝ち点を拾いました。引き分けで満足できないのは承知ですが、苦しい展開でも最低限の勝ち点1は、長いシーズンを考えると大事です。

厳しい2点ビハインド

失点自体は、どちらも相手を褒めるべきなもの。しかし、ソコに至るまではよろしくありません。前半は、ボールロストから攻め込まれました。3人のマークを交わされたのは相手が上だと諦めがつきますが、下がりっぱなしになったのは、いただけません。後半は、右サイドで長いパスから。これは相変わらずの弱点です。ロングボールからのクロスは、ヘッドで合わせられたらやられる確率高いです。安い失点ではありませんが、傾向と対策は必要です。

反撃の狼煙

2点リードされた直後の後半10分に、中村を投入。左サイドでも、やや高目の位置に入りました。すると、駆け上がったり、クロスを入れて、攻撃に勢いが出ました。守備よりも攻撃が得意なのでしょう。16分には青木も投入。30分には青木がゴールに迫り、ペナルティエリア近辺でずっとプレーします。そうなると得点が近いのでしょうね。1分後に、右サイドからの青木のクロスに、荒野がヘディングで枠内にシュート。最後はこぼれ球に反応した近藤がペナルティエリア中央から右足でゴール下に決めました。残り15分での得点は、勢いが出てきます。

走りきった攻めきった

1点差になった直後の後半33分に、相手の肘がこめかみに当たって痛みが激しかった西野に代わって、原が入りました。こちらもまた左を駆け上がります。相手のカウンターもありましたが、ほぼワンサイドな様相の展開。アディショナルタイムに入ってもほとんど相手陣内に攻め込みます。アディショナルタイム3分、青木からのコーナーキックは相手に跳ね返され、それを受けてからの青木のクロスも跳ね返されました。そのあとはボールの奪い合いになりましたが、ひるむことはなかったですね。こぼれ球に対して近藤が前に飛び出し、ペナルティエリア内左から折り返し。原が反応してペナルティエリア中央から右足でゴール下に決めました。中央に来ることを信じて近藤が中へ折り返したでしょうし、原は近藤から来ることを信じて走り込んできました。これも最後までゴールへ向かっていたからこそ取れた得点です。さらに逆転を狙っていきましたが、ゴール横まで攻め込んでいたところで笛。引き分けで満足していいわけではないのは承知ですが、負けゲームを引き分けに持ち込めたのは、自信になります。最後までやりきりました。

この試合の着眼点

ゴール期待値が2.21。シュート16本中枠内が3本。チャンスを作れている証拠です。しかし、前半だけで見てみましょう。シュート7本中、枠内シュートはゼロ。ゴール期待値は0.60。前半に攻め込めていないのは問題です。まだ、失点せずに耐えられるチームではありません。先制点を心掛けないと、厳しい戦いが続きます。

次は5月。5.3(土)14時、アウェーでモンテディオ山形戦。10位で、勝ち点は同じ13です。勝つと順位が入れ替わります。5.6(火)14時ドームでジュビロ磐田戦。5.11(日)13時にアウェーでいわきFC戦。5.17(土)14時からドームでカターレ富山戦と続きます。苦しかった月にピリオドを打って、連勝していけば充分昇格を狙えます。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちを持って、万全な準備を。

(1日 06:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/7号

いいゲームを見れた
勝ちゲームを見たいんだ

RB大宮アルディージャ 1-0 北海道コンサドーレ札幌

順位 第11節 4/25現在 得点 失点
2 RB大宮アルディージャ 23 11 7 2 2 16 1.45 (3) 7 0.64 (2) 9
16 北海道コンサドーレ札幌 12 11 4 0 7 10 0.91 (16) 18 1.64 (17) -8
  バカヨコ  田中克
 
 スパ  木戸  宮沢  近藤
 チョ (荒野)(深井)(長谷川)
 ーク    
(白井)
    
 高嶺  西野  家泉  高尾
     (キムゴンヒ)
 
         中野
 
sub:菅野 大ア 中村 田中宏
交代:
後半0分 荒野(木戸)
後半14分 深井(宮沢)
後半27分 長谷川(近藤)
後半27分 白井(スパチョーク)
後半41分 キムゴンヒ(西野)

金曜の夜でしたが、2400人のアウエーゴール裏は満席。赤黒に染め上がりました。いつの間にか時間が経っていた好ゲーム。ロースコアでも見ごたえがある試合でしたが、たりなかったのは得点だけでした。それ以外に戦いぶりに大きな不満はなく、試合終了後には拍手でした。

耐えてしのいだ前半

五分五分で試合が進み、鬼門の開始15分を無失点。これが明けると攻めに行く回数が増えてきました。前半22分のフリーからのバカヨコのシュートは、枠のわずかに右。しかしこのあとはサンドバッグ状態。ボールを前に運べません。前半だけでコーナーキックを8本与えました。よく無失点で前半を終えられました。

唯一の被枠内シュートが・・・

耐えているとチャンスを呼び込みやすいものです。後半開始と同時に荒野を投入。宮沢のアンカーからダブルボランチに変更しました。とっても安定のコンビですね。ボールが回り始めて、幾度とゴールに迫ります。しかし、ここでも攻めあぐねたあとのエアポケットみたいなことになるのですね。中央でボールを奪われると、左サイドへ長めのボール。左から右に振られ、再び左へ。最後は高嶺、西野、家泉、中野と惑星直列状態になったところから決められました。しかし、西野は相手のマークで競り合っていたこともあり、決してゆずり合ったための失点ではありません。

ゴールは近く遠かった得点

後半開始からの15分間に得点を取りたかったですね。前半3本のシュートが、16分までにシュート5本。チャンスはいっぱいあったのですよ。後半8分は家泉が奪ってから。高尾がドリブルで持ち上がり、近藤の右からのクロスは中央でバカヨコがおとりになって左のスパチョークへ。フリーでのシュートはキーパーの正面。完ぺきに崩した攻撃でした。16分には、近藤が相手陣中央からドリブルで進んで、ペナルティエリア右から枠内にシュートを放つも、セーブされました。 後半31分も家泉から。右サイドから白井がクロスを入れ、田中克幸とバカヨコがおとりになり、長谷川がペナルティエリア中央からシュートを放つも、ゴールの上へ。アディショナルタイム4分には、右の高尾からのクロスに、手前のバカヨコも飛んで、ファーの家泉がヘッド。これも正面で止められました。相手よりも決定機は多かったのですよ。どうすれば取れたのか、どうすれば勝ちきれたのか、あと一歩で勝ち点を取れたくやしさが大いに残る試合になりました。

今日の寸評(ひとこと)

この試合の収穫

悲観する敗戦ではありません。2位相手にほぼ互角な戦いはできました。あと一歩、打ち破る力なのです。今節は青木が体調不良でメンバー外になりました。まだまだのびしろはあるのです。6位まで勝ち点差は5。昇格までノーチャンスではないですよ。

次は火曜日。本格的にゴールデンウィークに入ります。4.29(火)14時からドームでV・ファーレン長崎戦。10位で勝ち点差は3。背中は見えています。5月になって、5.3(土)14時、アウェーでモンテディオ山形戦。5.6(火)14時ドームでジュビロ磐田戦。勝ち点が上で 昇格を目指す相手との対戦が続きます。相手を上回る強い気持ちは必須です。次の勝利に向けて、万全な準備を。

(28日 06:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/12号

誕生日と復活祭
お祝いには勝ち点3

北海道コンサドーレ札幌 2-1 藤枝MYFC

順位 第10節 4/20現在 得点 失点
17 北海道コンサドーレ札幌 12 10 4 0 6 10 1.00 (13) 17 1.70 (18) -7
13 藤枝MYFC 12 10 3 3 4 14 1.40 (6) 15 1.50 (16) -1
  バカヨコ  田中克
   (荒野)   (白井)
 
 スパ  青木  西野  近藤
チョーク          (キム
(長谷川)         ゴンヒ)
    
 パク  高嶺  家泉  高尾
ミンギュ     
 (深井)
         中野
 
sub:菅野 宮沢 木戸 原 
交代:
後半22分 荒野(バカヨコ)
後半22分 白井(田中克)
後半37分 深井(パクミンギュ)
後半37分 長谷川(スパチョーク)
後半37分 キムゴンヒ(近藤)

取られたら、取り返すに限りますね。気迫はみんな一緒。監督も1枚カードをもらうほどの気合いです。まだ負け越しは承知ですが、6位との勝ち点差は3。3位との勝ち点差は6。昇格は狙えます。勝ち進んで、もっと混戦にしょうではありませんか。

セットプレーから決めた

前半20分過ぎから、ウチラのペース。しかし、攻めながらもなかなかシュートを撃てないもどかしい展開でした。そんなときに、セットプレーを取れる攻撃ができたのはいいですね。右側で倒されて得たフリーキックは、青木と田中克幸のどちらが蹴るかわからない話し合いをします。青木が壁に入ったのは、キーパーから見辛くするためでもあったんですね。左脚からのキックは、キーパーの手に触れたものの、直接決まりました。その後も自分達のペース。後半に入って、キムゴンヒが入る準備ができていたときでした。青木からの左コーナーキックがスパチョークへ渡り、再び青木へ。クロスを上げると、バカヨコが高い打点からヘッドをピッチに叩きつけてゴールを決めました。先週のいらだちを受けての今節。交代直前のゴールは、単なる逆転ゴール以上の価値ではないでしょうか。

配置転換成功

DAZNの予想フォーメーションを見たとき、思わず間違いでしょと思った方は、私だけではないでしょう。高嶺の左センターバックは想像できるものの、西野と青木のダブルボランチに田中克幸のフォワードは、ゲームの世界に思えました。ところが、これがうまくいったのです。1.5列目ぎみの田中克幸は、バカヨコと近藤の間に入って、いい距離感でした。2人の守備の負担を減らし、高尾の上がりも効果的になります。西野は中盤で動き回っていましたね。守備の強さがボランチでも生きました。青木の動きは、得点の時以外はボールへの関与が少ないように見えてあまり目立っていないと感じましたが、監督は真っ先に青木のボランチを考えたのですね。配置換えの選手がみんな生きて、しかも相乗効果が出たのですから、成功はまちがいないです。

バースデー男にトリは不屈の男

荒野の投入は明確で、全体の運動量維持。気がついたら、もう32歳なんですね。そして、残り10分を切って、スタジアムの雰囲気を変えられる不屈の男が、満を持してピッチへ。大歓声です。感慨深いものがあります。2人とも、長年チームを見続けて知り尽くしているだけのことはありました。西野が脚をつったら、負担が少ない前線へ配置転換。荒野がボランチ、深井が最終ラインへスライドしました。今回は逃げ切り体制ですが、苦しいときにまだまだ頼りになります。

それでも苦言をいわせろ

問題は立ち上がりですよね。相手自陣からロングキックで攻められて、押し込まれました。連続でセットプレーを許して、コーナーキックのこぼれ球を押し込まれたのが、10分に満たない時間での失点。その後は、グランダーでの相手の攻めに怖さは感じなかったものの、ロングボールとセットプレーへの対処はしっかりしましょう

次は金曜日。ゴールデンウィークに入ります。4.25(金)19時アウエーのRB大宮アルディージャ戦は参戦予定です。勝ち点差は8。背中は見えています。4.29(火)14時からドームでV・ファーレン長崎戦。5月になって、5.3(土)14時、アウェーでモンテディオ山形戦。5.6(火)14時ドームでジュビロ磐田戦。勝ち点が上で 昇格を目指す相手との対戦が続きます。相手を上回る強い気持ちは必須です。次の勝利に向けて、万全な準備を。

(22日 20:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/20号

感情も試合も要コントロール
風や判定のせいでなく本質を

水戸ホーリーホック 3-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第8節 4/13現在 得点 失点
9 水戸ホーリーホック 12 9 3 3 3 14 1.56 (4) 12 1.33 (13) 2
17 北海道コンサドーレ札幌 9 9 3 0 6 8 0.89 (13) 16 1.78 (18) -8
    白井    バカヨコ
   (中島) (パクミンギュ)
 
 青木 田中克 馬場  近藤
      (木戸)     (スパ
               チョーク)
    
 高嶺  中村  西野  高尾
     (長谷川)
 
         中野
 
sub:菅野 家泉 荒野
     キム ゴンヒ
交代:
前半33分 パクミンギュ
         (バカヨコ)
後半0分 長谷川(中村)
後半0分 木戸(田中克)
後半14分 スパチョーク(近藤)
後半14分 中島(白井)

向かい風がつよく寒いアウェーゴール裏でした。熱くなればいいのですが、違う方向で熱くなったのはいただけません。前半から一人少なくなったり、判定に疑問を感じることはありましたが、大きな問題が潜んでいるのに目を背けてはいけません。

早々の失点

試合の入りは、前節の勢いを維持して良かったです。右サイドから攻め込んでいきました。2分には田中克幸がエリア外からロングシュート。おしくもポストに弾かれました。そのあと、相手にボールを持たれるのは仕方なくても、簡単に左サイドを突破されて自陣に進入されるのはいけません。失点は、最初に馬場と中村がかわされ、田中克幸、中村、高嶺が引き付けられ、最後に西野が追いつけずに密集をドリブル突破されました。これだけ人数がそろっているんですよ。失点を個人の問題にするの、やめませんか。誰が行くのかが不明確に思えます。

ゲームコントロールが

試合が落ち着いて、立て直せれば問題ありません。しかし、相手にボールを握られて、いいように回され前へ進まれているではありませんか。バカヨコがDF鷹啄トラビスに封じられていた影響はありましたが、自陣からの長いボールやサイドチェンジがほとんどなく、右サイド頼みの攻撃では、相手はこわがりません。マークされるのがわかっていても、トライしましょうよ。その近くへ向かいましょうよ。右から活路はありましたけど、多様な攻撃をしましょう。得点は、田中克幸のコーナーキックに対して、相手キーパーに近づいて見ずらくさせた作戦勝ち。風のおかげでゴール近くに流れてくれて、あとは押し込むだけでした。その直後、相手陣内でボール保持者まで距離があるのに、無理してカットしに行く必要はありません。足の裏を見せて、勢いをつけて向かったところで一発レッドになりました。しかし、このプレーに関係ないバカヨコが鷹啄トラビスともめてはいけません。カードは当然で、感情を抑えきれていないのは、真っ先に交代の選択肢になります。高嶺をボランチに移動して前を向きづらくなる以上に、前線のターゲットを下げた影響のほうが大きかったです。

失点を重ねた

同点のまま前半を終えれば後半に期待できましたが、8分間のアディショナルタイムに落とし穴。最終ラインのハイボールに戻りながら対応しょうとした中村が目測を誤り、ボールが背後に。奪われてパクミンギュがかわされて、再びリードを許しました。後半開始と同時に、3バックに変更。高嶺がMF山本につくなど、役割が明確になったおかげで、15分くらいまでは攻め込む場面が増えました。しかし、肝心なシュートを撃てません。次第にボールを回されるようになり、劣勢に。3失点目は相手自陣から後ろから左へ右へと回され、簡単に中央突破されてシュート。そのこぼれ球を押し込まれました。2点差になっても前へ向かう姿勢を見せてくれましたが、後半のシュートはアディショナルタイムのコーナーキックからのたったの1本では、どうすることもできません。

今日の寸評(ひとこと)

この試合の収穫

風上有利、風下不利とは限らないですね。両チーム平等に吹いているのだから、生かしたプレーをしましょう。どちらに向かっていくかが大事です。

気持ちを切り換えましょう。4.20(日)14時からドームで藤枝MYFC戦。4.25(金)19時アウエーのRB大宮アルディージャ戦は参戦予定です。4.29(火)14時からドームでV・ファーレン長崎戦。好調な相手との対戦が続きます。相手を上回る強い気持ちは必須です。次の勝利に向けて、万全な準備を。

(15日 7:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/27号

ドームで見よう岩政劇場
熱く今季ホームで初勝利

北海道コンサドーレ札幌 1-0 徳島ヴォルティス

順位 第7節 4/06現在 得点 失点
16 北海道コンサドーレ札幌 9 8 3 0 5 7 0.88 (13) 13 1.63 (17) -6
7 徳島ヴォルティス 12 8 3 3 2 5 0.63 (19) 3 0.38 (1) 2
    白井    バカヨコ
   (スパ  (キム ゴンヒ)
   チョーク)
 
 青木  木戸  馬場  近藤
(長谷川)(田中克)
    
 高嶺  西野  家泉  高尾
      (パク ミンギュ)
 
         中野
 
sub:菅野 中村 荒野 原
交代:
後半0分 田中克(木戸)
後半14分 スパチョーク(白井)
後半14分 キム ゴンヒ
         (バカヨコ)
後半34分 長谷川(近藤)
後半44分 パク ミンギュ(西野)

先週の試合を受けて、球際の強さ、前へ向かう姿勢が見違っていました。ここまで長かったですね。圧倒していたとは言い難くても、力があるので、勝点3を失ったというよりはしっかりと負けたと敵将が語っていたことが物語っています。

奮い立たずにいられない

序盤から攻め合っていました。後半に入ってからは、攻め合うだけでなくてヒートアップ。後半3分には、ホームベンチの目の前で白井がDFエウシーニョと小競り合い。16には西野と競り合ったFWバルセロスの足が西野の左ももに入りファール。それを間近で見ていた馬場が真っ先に詰め寄って激高。高嶺が間に入ったと思ったら、岩政監督がバルセロスの額を突き合わせて応戦。現役時代のファイターがよみがえったかの光景でした。直後の監督は笑顔。「マジで冷静でした」「選手を(馬場がカードをもらわないように)守るためだけでした」。監督も一緒になって戦ってくれた証です。

アディショナルタイムに家泉

後半41分に相手がDOGSOで一発レッド。数的優位に。パク ミンギュを入れて、家泉と2人で1トップを見て、高嶺と田中克幸と長谷川でサイドを崩すイメージでした。これが完ぺきにハマりました。アディショナルタイムの5分、高嶺からのボールは長谷川に渡り、ここから質の高いクロスをゴール正面へ。そこで家泉がジャンプして高い打点から決めました。注目はその直後でしょう。家泉がコーナーフラッグ付近に向かって走ると、家泉に飛びついてきたのは岩政監督ではありませんか。まるで自らの現役時代のようなジャンピングヘッドに爆発せずにいられなかったのでしょう。全員で勝利をもぎ取りました。

バリエーション増えた

今季初めてと言っていいくらい前線のターゲットを使いながらシンプルに球際、セカンドボールといった根本的なところを非常に前面に出してきました。これは前半の敵将の印象。バカヨコをターゲットにして、白井がその周りでボールを拾う役目です。白井は前方に向かって相手を押し下げて、バカヨコは相手に競って後方からのボールを待つという図式ができました。これがキャンプ序盤にやりたかったことです。これで中盤や最終ラインは相当ラクになります。最終ラインに西野の起用はビルドアップを意識したものでしたが、1対1も強かったですね。そして、高嶺の左サイドバックは、守備では左サイドをシャットアウト。強さも出ていました。前を向けてボールを受けることが多くなり、長いパスも対角線の近藤だけでなく、バカヨコも選択肢になりました。スコアは 1-0 の辛勝でしたが、今後の希望に大きくつながります。

それでも苦言をいわせろ

出番がなかった中村桐耶にとってはくやしい試合になるんでしょうね。試合の前日に調子が上がってきた右利きの西野を左センターバックで起用。これで終わるとは思えません。次にピッチに出るときは、走り回ってキレッキレを期待しましょう。

勝ち越せばJ1残留かJ1昇格と言われた4月です。連笑街道まっしぐらで行きましょう。4.12(土)14時アウエーの水戸ホーリーホック戦は参戦予定です。4.20(日)14時からドームで藤枝MYFC戦。4.25(金)19時アウエーのRB大宮アルディージャ戦も参戦予定です。4.29(火)14時からドームでV・ファーレン長崎戦。好調な相手との対戦が続きます。相手を上回る強い気持ちは必須です。次の勝利に向けて、万全な準備を。

(9日 18:50)

遠征はJALでいこう