CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/05/02号
無失点もスコアレスドロー
湘南ベルマーレ 0-0 北海道コンサドーレ札幌
- 湘南ベルマーレ
- なし
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第12節 5/2現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15 | 湘南ベルマーレ | 12 | 12 | 2 | 6 | 4 | 10 | 0.83 (15) | 12 | 1.00 (7) | -2 |
14 | 北海道コンサドーレ札幌 | 12 | 11 | 3 | 3 | 5 | 17 | 1.55 (6) | 17 | 1.55 (14) | 0 |
ジェイ
(ドウグラス
オリヴェイラ)
チャナ アンデルソン
ティップ ロペス
菅 金子
(小柏) (柳)
高嶺 駒井
(荒野) (深井)
福森 宮沢 田中
菅野
sub:大谷 青木
ようやくジェイが先発出場。アンデルソンロペスへの負担が減り、チャナティップと共に攻撃をけん引して勝利に導くと期待できましたが、結果はスコアレスドローでした。中3日での出場選手が多く、道内との気温差と共にコンディションに不安がありました。さらに、風速4メートルながらも置いたボールが転がる湘南の風の影響も受けました。攻撃方向に追い風が吹いている風上の前半はボールが伸び過ぎ、後半は押し戻されました。
追い風に乗れなかった
ここ6試合は負けがなく、1カ月以上複数失点を喫していない相手です。右からよく攻めていましたが、前半のボール支配率59%で枠内シュートが6本なのが信じられなかったですね。そのように感じる程、相手の守備の堅さと攻撃の速さを感じました。しかも、走行距離もスプリントも相手が上。何せ、ジェイとアンデルソンロペスの2人による攻撃に怖さを与える場面がほとんどなかったのが苦しんだところでした。追い風なのでもっと長いボールを使ってもよかったのですが、前線で拾えず、拾えさせてくれなかった相手の守備がよかったとも言えます。
CK からのチャンスは決定機だった
後半9分にフリーキックのチャンス。風の影響を考えたのでしょう。福森がセットして田中が菅にパス。これを宮沢が受けてネットを揺らしましたが、オフサイドの判定でした。この直後に、小柏を投入。突貫小僧らしく、スプリント21回ですよ。ただ、それが生かされることがあまりなかったのは残念でした。後半21分に深井と柳を投入。33分には、荒野とドウグラスオリヴェイラが入り、攻勢を強めていきました。
再び残り10分
44分に柳がゴール前で競り合ったのを除いて、速報では動向が消えました。またサンドバッグになっていたのかと思いましたが、オープンな展開。しかし、40分のFKから6連続セットプレーを受けました。クロスバーに助けられ、こぼれ球からのシュートは菅野がはじいてしのぎました。しかし、アディショナルタイム2分に、抜け出されてネットを揺らされます。これはオフサイドの判定に助けられ、VARでも判定は変わりませんでした。無失点で終えてくれましたが、最終盤の戦い方は課題を残しました。
この試合の着眼点
なぜ、小柏が左サイドなのか。シャドーからのスプリントのほうが脅威を与えられるのにもったいない。前線に高さのジェイとアンデルソンロペスを並べたいのはわかるが、その割には風の影響なのか高さは生かされていないきらいがありました。そんな中、柳の動きがとてもよかったですね。守備に攻撃にと動き回って、どちらも大事なところでいい働きを見せてくれました。もっと長い時間でも見てみたいです。
前半はハイプレスを封印して引き気味。賛否は分かれるでしょうが、これは良いと思います。最後まで運動量が落ちずに反撃できました。ゲームの流れでハイプレスにするところと抑えるところと、戦況を見て使い分けると良いです。とりわけ、7戦連続負けなしで堅守を誇る相手だからこそ、運動量が落ちる後半勝負に持っていったのは、無得点ながらも評価できます。
連休最後の 5.5(水)14時からドームでルヴァンカップ 第5節サガン鳥栖戦。勝って進出を決めましょう。中3日で、5.9(日)15時からアウエーで徳島ヴォルティス戦。昇格組ですが、あなどれません。5.16(日)15時からアウエーで川崎フロンターレ戦になります。勢いをつけて、全力で等々力へ。
(4日 10:40)