CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2013/07/5号
もっとつづくよこの連笑
コンサドーレ札幌 3-0 ガイナーレ鳥取
得点者
- コンサドーレ札幌
- 三上 前44分
- 内村 後3分
- 荒野 後27分
- ガイナーレ鳥取
- なし
順位 | 第26節 7/27現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | コンサドーレ札幌 | 38 | 26 | 12 | 2 | 12 | 35 | 1.35 (7) | 28 | 1.08 (8) | 7 |
18 | ガイナーレ鳥取 | 25 | 26 | 5 | 10 | 11 | 24 | 0.92 (18) | 42 | 1.62 (20) | -18 |
前田
(フェホ)
砂川 内村 三上
(荒野) (岡本)
上里 宮沢
上原 チョ 奈良 日高
ソンジン
杉山
sub:曳地 櫛引 堀米 工藤
ドームで完封勝ち。3点取ってホームで4連勝で、しかもホームで4連続完封。これは昇格した97・07年以来なんですね。会心の勝利を続けると良いデータが出てきます。クラシックがうまいです。
スタメン発表には少し驚きました。前田が1トップで復帰し、三上が右へ移動し、荒野がスタメン落ち。激しい競争の結果ですが、絶好調の選手があふれてしまうところに充実ぶりがうかがえます。一点目を捕るまではもどかしかったのですか、いい時間帯に先制・追加点を捕れました。サイド攻撃が効果的だとか、前線からの守備がしっかりできているとか、いろいろ好調の要因が出て来ますが、三上が体を張ってボールを収められることが大きいでしょう。
試合経過
序盤こそ相手のプレスに対してアバウトなボールを蹴る対応を強いられたが、中盤から主導権を握る。前半終了間際と後半開始早々の、点を捕っておきたい時間帯に得点して、優位に試合を進めた。
後半27分に途中出場の荒野が3点目を決めて、勝負を決めた。理想的な展開で完勝した。
それでも苦言をいわせろ
動員イベントで12,696人。25,000人に遠く及ばないと思っていたが、大仕掛けがなくても届きそうな数字には寂しさを感じます。
フェホはどう起用していくのでしょうか。文字情報だけですが、かみ合っていない印象がします。その上イエロー1枚。そろそろ結果がほしいです。
気がつけば8位で6位と勝ち点差3。7位アビスパと6位ヴォルティスの結果次第では一気に6位に立てる位置ですが、そうは問屋が卸さないでしょう。まずは今季初の3連勝、そして今季初の貯金を成し遂げてほしいです。
(31日 02:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2013/07/12号
頭を使って点を獲ろう
松本山雅FC 2-4 コンサドーレ札幌
得点者
- 松本山雅FC
- 後8分 オウンゴール
- 後44分 多々良
- コンサドーレ札幌
- 前31分 上原
- 後15分 チョ・ソンジン
- 後28分 内村
- 後30分 三上
順位 | 第25節 7/20現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 松本山雅FC | 33 | 25 | 9 | 6 | 10 | 27 | 1.08 (13) | 27 | 1.08 (8) | 0 |
9 | コンサドーレ札幌 | 35 | 25 | 11 | 2 | 12 | 32 | 1.28 (7) | 28 | 1.12 (10) | 4 |
三上
砂川 内村 荒野
(岡本) (フェホ)
上里 宮沢
(工藤)
上原 チョ 奈良 日高
ソンジン
(松本)
杉山
sub:曳地 堀米 前田
単なるアウェーでの連敗ストップではありません。勝ち方に価値があります。セットプレーから2得点ですよ。今季あったようですが、記憶にありません。これは新たな武器を得たとみなして、いいんじゃないでしょうか。
シュート数17本で圧倒しました。単純に4・5本撃てば入る計算です。狼煙を上げたのは187cm上原。高さと身体能力に定評がありますが、やっと本領発揮です。高さが武器のチョ・ソンジンは、初ゴールが勝ち越し点。高さが弱点の印象は払拭できたのではないでしょうか。更に追加点は左サイドから畳み掛けました。内村もヘッドで決め、三上は久々のゴールです。
セットプレーとカウンターから2得点ずつ取っただけでなく、他にも収穫がありました。上里が負傷から復帰して活躍。荒野は内村と共に攻撃に欠かせない存在になってきました。これでもチームとしてまだまだ伸びしろがあります。
試合経過
前半に砂川のCKから上原の打点の高いヘッドで先制。相手CKが頭に当たってオウンゴールになり、同点にされるが、CKからチョ・ソンジンのヘッドで突き放した。
後半25分に岡本、26分に松本を投入。すると、左サイドから2得点を奪って、勝負を決めた。終了間際に1点返されたが、危な気なく逃げ切った。
それでも苦言をいわせろ
少なくとも最後の1失点は余計でしょう。コーナーキックから2得点穫れましたが、CKから2失点でもありました。ここは見過ごしてはいけない点ですね。
後半37分にはフェホ投入。歴代の外国人選手を思い起こすと、初戦で初ゴールを期待しました。試運転にはもってこいの試合展開でしたが、出場時間10分程度でシュートゼロなら、次の試合に取ってほしかった感があります。
次は動員イベントがかかっています。そして連勝もかかっています。勝ち点3で最大7位です。久々のドームで満足いく試合をお願いします。
(10日 02:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2013/07/18号
でも勝負は負け
東京ヴェルディ 2-1 コンサドーレ札幌
得点者
- 東京ヴェルディ
- 前7分 西
- 後15分 西
- コンサドーレ札幌
- 後28分 内村
順位 | 第24節 7/14現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 東京ヴェルディ | 32 | 24 | 7 | 11 | 6 | 28 | 1.17 (9) | 27 | 1.13 (11) | 1 |
13 | コンサドーレ札幌 | 32 | 24 | 10 | 2 | 12 | 28 | 1.17 (9) | 26 | 1.08 (10) | 2 |
内村
岡本 荒野 砂川
(前田) (三上)
堀米 宮沢
(工藤)
上原 チョ 奈良 日高
ソンジン
杉山
sub:曳地 櫛引 松本
開門前に夕立に遭い、ずっと蒸し暑さで水分補給が欠かせなかった生観戦でした。ゴール裏をヒートアップさせる内容でしたが、唯一足りなかったのは得点です。判定勝ちはありません。もどかしく何ともやりきれない気持ちの中帰宅しました。
前半のシュート数は1本に対して7本。これがこのゲームを象徴しています。前半の相手の決定機は失点したときだけでした。これに対してウチらはいつ追いついてもおかしくないほどゴールを脅かしていましたが、枠を捕らえられなかったり、GK佐藤優也に阻まれました。後半は更に攻撃の圧力を感じましたが、一点ビハインドは重いのでしょうか。あせる気持ちが出てしまうのでしょうか。追いつけず、逆に一瞬の隙から中央突破を許して追加点を献上しました。
優勢に進めても負けるのだから、何かしら原因があります。最後のところでの質やゴール前でのアイデアや工夫だけではないです。他にも明らかにちがっていたものがあります。ラフプレー気味でも止めようとする執念です。そりゃウチらの選手からも気迫は伝わっていたけれども、どちらの執念や気持ちが勝つの? といった相対的な強さです。そこは負けていたように感じました。
試合経過
杉山のファンブルを詰められて先制を許す。相手のマンマークに対して攻めあぐねていたが、長いボールやドリブルを使い始めてからは、徐々に主導権を掴む。20分以降は怒涛の攻めを展開し、ほぼ相手陣内でプレーしていたが1点を返せずに前半を終える。
後半も圧倒的に攻めていたが、一瞬の隙からドリブルで中央突破を許して追加点を献上した。前田のシュートをGKがセーブしたこぼれ球を内村が押し込んで1点を返したが、詰めが甘く、勝てる勢いのゲームを落とした。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 杉山(4.5)
- クロスをキャッチできず、そのボールが相手へ。前に釣り出された格好だが、出鼻をくじかれた痛い失点。
- DF
- 日高(5.5)
- 右から果敢に攻めに行っただけでなく、守備もしっかり対応していた。
- 奈良(5.0)
- ラインを押し上げていたが、失点時は戻れず。
- チョ・ソンジン(5.0)
- 2失点目はドリブルを突破された。
- 上原(5.5)
- 攻め込んでチャンスを作る。
- MF
- 堀米(5.0)
- (後31分out)ロングシュートは良かったが、プレーの軽さを感じた。
- 宮沢(5.0)
- イエローは明らかに相手を倒していた。
- 砂川(5.5)
- (後41分out)攻守で機能している。
- 荒野(5.5)
- 前半31分のバナナシュートは曲がりすぎたか? 1対1だっただけに惜しい。
- 岡本(5.5)
- (後17分out)ドリブルでチャンスを作る。
- FW
- 内村(5.5)
- 1点を返したのでFWとしては合格。しかし持ち味の抜け出しがあまり見られず、1トップとしてはミスマッチ感は否めない。
- 前田(5.5)
- (後17分in)ドリブルよみがえる。
- 工藤(5.0)
- (後31分in)動き回っていただけの印象。2列目あたりの位置でのプレーが多く、役割が不明瞭だったのでは。
- 三上(-.-)
- (後41分in)出場時間短く採点不能。もっと早い時間から見たかった。
- 監督
- 財前恵一(5.5)
- 流れは自分たちで、その上後半は荒れかけていただけに選手交代は難しかった。
この試合の収穫
気持ちはわかった。伝わった。でも、後半戦だから、勝ち点を積み上げないと駄目です。
次節より、いよいよフェホ解禁。今回みたいなゲームよこれでさらば。
(17日 02:50)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2013/07/25号
荒野プロ初弾初ダブル
コンサドーレ札幌 3-0 アビスパ福岡
得点者
- コンサドーレ札幌
- 岡本 前12分
- 荒野 前38分
- 荒野 前45分
- アビスパ福岡
- なし
順位 | 第23節 7/7現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | コンサドーレ札幌 | 32 | 23 | 10 | 2 | 11 | 27 | 1.17 (9) | 24 | 1.04 (9) | 3 |
8 | アビスパ福岡 | 34 | 23 | 9 | 7 | 7 | 22 | 0.96 (18) | 22 | 0.96 (3) | 0 |
三上 砂川 荒野 岡本 (榊) (前田) 堀米 宮沢 (前) 松本 チョ 奈良 上原 ソンジン 杉山 sub:曳地 奈良 神田 横野
これができるんですよコレが。メンバー入れ替えで結果を出せるなんて最高ですよ。しかも荒野のプロ初ゴールはいきなり一試合2得点。あークラシックがうまい!
初スタメンの堀米はテンション高く試合に臨み、トップ下の荒野と1トップ三上とのコンビは抜群でした。この2人で合計7本のシュート。荒野は全得点に絡み、三上は1試合を通して相手のセンターバックを圧倒したのがすごいです。もやもやとした試合ばかりでしたが、関東の梅雨明けと同時にスカッとしたゲームです。報じられている記事を読むだけで、これだけワクワクことってあったでしょうか。昇格決定のときの感激とも違い、開幕前もこれほど楽しみだったことはなかったように思えます。
試合経過
終始相手を圧倒した。12分に先制すると相手に攻められ耐えなければいけない時間帯もあったが、三上と荒野を中心にチャンスを作り出した。38分に荒野がボレーで初ゴール。45分にも飛びだしたGKの頭上をループシュートでゴールに流し込んだ。
選手交代により、後半は相手に流れが傾きかけたが、無失点で乗り切った。厚別で3連続完封勝利は99年以来。
それでも苦言をいわせろ
たしか宮沢1トップで内村トップ下の予定だったですよね。上里の故障と内村の故障がなければ三上と荒野のコンビもなく、堀米の奮闘もなかったのです。奪い取ってつかんだスタメンではないのです。ソコは忘れないでおきたいですね。
まさか、厚別のためにとっておいたわけではないと思いますが。。。これだけできるのだから、次もしっかりやってよと嘆きたくなります。大事なのは力の継続です。アウェー2試合分がチャラになっただけ。
そんなわけで、次節味スタ東京ヴェルディ戦、参戦します。ゴール裏な方々、よろしくです。
(10日 02:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2013/07/29号
打つだけじゃ勝てん
徳島ヴォルティス 1-0 コンサドーレ札幌
得点者
- 徳島ヴォルティス
- 後2分 ドウグラス
- コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第22節 7/3現在 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 徳島ヴォルティス | 29 | 22 | 9 | 2 | 11 | 27 | 1.23 (7) | 33 | 1.50 (18) | -6 |
10 | コンサドーレ札幌 | 29 | 22 | 9 | 2 | 11 | 24 | 1.09 (13) | 24 | 1.09 (9) | 0 |
横野
砂川 内村 荒野
(堀米) (岡本)
宮沢 上里
(工藤)
上原 チョ パウロン 日高
ソンジン
杉山
sub:曳地 奈良 神田
負けたのにシュート数は相手より多い。もしかして前節四日前の土曜日の再現ではないかと思えてきます。日を追うごとに結果が重要になる後半戦で、2試合連続完封負けは痛いです。
監督のコメントで興味深いところがあります。
守備もそうですが、攻撃もサポートが遅いだとか、ボールを動かすテンポの部分で言うとゆっくりしていましたし、必ず相手が狙っているようなところにボールを入れていた
これでは攻守とも劣勢になります。そこでボランチが押し上げているのか、勇気を持って前へ出ているのか気になります。しかし、機能していないようでした。
後半は前半以上にボランチが機能しなかったと言わざるを得ない。上里が最終ラインに近い位置まで下がってロングボールを蹴ってしまうなど、攻守の繋ぎ役という風ではなくなってしまっていた。すると本当なら高い位置にいて得点を狙うべきの内村圭宏がボランチの位置まで引いてきてしまう悪循環に…。その内村の参加によって中盤にこそ連携が出始めたものの、頼みのストライカーが低い位置へ降りてしまったため札幌はゴールがいっそう遠くなったのである。
前へ向かう意識が足りなかったのか、それとも前に行かせてくれないほどハートなプレスをかけられていたのか。どちらかわかりかねるが、後ろに下がらずみんなで前に出て行かないと、分厚い攻めにはならないです。
試合経過
立ち上がりから相手陣内に攻め込み、シュートを放つが得点できず。前半20分あたりから相手に主導権を許していった。
後半開始直後に相手ボランチからボールを繋がれて先制される。選手やシステムを変えて反撃をくわだてたが、29分にパウロンが2枚目のイエローカードで退場。終了間際の猛攻も、ゴールネットを揺らせられなかった。
この試合の収穫
1人少なくなってから追加点を与えなかったことですね。前掛かりになるはずですから、危ない場面はあったと思います。その上、得失点差がマイナスにならなかっただけでも、まだマシです。
再び中三日で試合があります。厚別です。立て直しに時間がないのはわかっていることなので、せめて気持ちのスタミナだけでも回復を。ゴール前は冷静に。
(6日 02:10)