CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/04/29号
そんな問題ではない
ヴァンフォーレ甲府 4-1 コンサドーレ札幌
得点者
- ヴァンフォーレ甲府
- 前17分 マラニョン
- 前34分 秋本
- 後20分 マラニョン
- 後48分 マラニョン
- コンサドーレ札幌
- 後7分 上里
順位 | (第9節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | ヴァンフォーレ甲府 | 16 | 8 | 5 | 1 | 2 | 15 | 1.88 (2) | 8 | 1.00 (4) | 7 |
15 | コンサドーレ札幌 | 8 | 8 | 2 | 2 | 4 | 7 | 0.88 (14) | 14 | 1.75 (18) | -7 |
近藤
岡本 宮澤 藤田
(砂川) (古田)
上里 芳賀
(キリノ)
岩沼 石川 藤山 堀田
高原
sub:佐藤 西嶋 リ 中山
ナマ観戦して、弱点がよーくわかりました。高さとスピードがありません。カバーできるだけの個人技を持つ選手がいればいいけど、上里のミドルぐらいでしょう。現状況で優位に立てるのは。相手の取るべき選手に取られただけ、まだマシでした。
前半開始から相手に翻弄されて、前に攻めに行けません。相手のディフェンダー、特にダニエルが良くて跳ね返されていましたが、イージーミスが多い。相手は捕ったら素早くマラニョンというシンプルな攻めで、まだ4バックが対応できていたものの、攻守の切り替えの遅さがとても気になりました。先制点はそのパターンで、奪われるとMF藤田がドリブル中央突破。これを花道を用意するがごとく、ボールを見守ってはいけません。あとは合わせられるだけでした。
ここ最近言われ続けているセットプレーからの失点は、MF秋本もマラニョンもうまさと強さは認めます。気になったのは試合全般を通して、相手のキーマンへのマークが甘すぎるように思えること。頭上越えたら負けなんですから、もっと体寄せたりかけひきで優位に立たないと。
後半になって砂川投入で、前線でボールキープできるようになり、相手ペナルティエリアを脅かすようになりました。しかし、これは相手のプレスが緩み、運動量が落ちたため。ちょっとしたことでカンタンに最終ラインまでボールが渡ってしまします。上里のミドル弾は見事だったけれども、積極的に前に行きながらも、相手を崩せなかったことが追加点を奪えなかった要因でした。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 高原(6.0)
- 孤軍奮闘。あと2失点されてもおかしくなかった。
- DF
- 堀田(5.5)
- マラニョンの目の前で見逃しはやめてくれい。
- 藤山(5.5)
- カバーリングは悪くないが、グランダーのボール以外は負けてる感がした。
- 石川(5.5)C
- 相手へのケアは問題ない。
- 岩沼(5.5)
- 誰もいないところにフィードしないように。
- MF
- 藤田(5.5)
- もっと前に出て来てほしい。
- 上里(6.0)
- ミドル砲はJ1級。
- 芳賀(5.5)
- 目立った動きなし。
- 岡本(5.0)
- 1失点目の起点。ボールが来たのに受けれないこと幾度も。攻撃にも守備でも役目を果たせず。
- 宮澤(5.5)
- ペナルティエリア手前ではよく動いているが、サポートを受けられないこと多々。
- 古田(5.5)
- 大きな変化なし。
- 砂川(6.5)
- キレのある動きと、左側でボールを保持して流れを呼ぶ。
- FW
- 近藤(5.5)
- なかなか仕事をさせてもらえず。
- キリノ(5.0)
- あと5センチ届いていれば入っていた。動きやボールに絡めず、昨年のようなスピードが見られなかったのが残念。
- 監督
- 石崎信弘(5.5)
- メンバーも交代選手も変わりばえなく、硬直化を感じる。負傷者の復帰待ちでもあるが、思い切った手が必要な時期なのでは。
試合終了後、選手たちがあいさつで重い足取りでウチラの下へ向かうと、「たらたら歩くなよ!走ってこいよ!」。そのとき、キリノは水を飲みに行っていたのを見逃していません。選手が整列すると、コールリーダーはブーイングを止めて、選手に訴えました。「正念場だよ? 分かってる?」。約3分間、選手たちは神妙な表情で聞いていました。これを受け止めていない選手はいないと思いますが、思い切った手を使ってでも悪い流れを断ちたい。負傷者復帰を待てません。
(1日 03:30)