CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2020/12/05号
したたかさに負ける
早坂・石川ありがとう
北海道コンサドーレ札幌 1-3 セレッソ大阪
- 北海道コンサドーレ札幌
- 65分 ジェイ
- セレッソ大阪
- 40分 ブルーノ メンデス
- 54分 清武 弘嗣
- 80分 ブルーノ メンデス
第31節 12/5 現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 最大 勝点 |
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4 | セレッソ大阪 | 58 | 31 | 18 | 4 | 9 | 44 | 1.42 (8) | 34 | 1.10 (3) | 10 | 67 |
10 | 浦和レッズ | 45 | 31 | 13 | 6 | 12 | 42 | 1.35 (13) | 51 | 1.65 (12) | -9 | 54 |
11 | 大分トリニータ | 37 | 30 | 10 | 7 | 13 | 30 | 1.00 (17) | 40 | 1.33 (6) | -10 | 49 |
12 | ヴィッセル神戸 | 36 | 33 | 9 | 9 | 15 | 50 | 1.52 (5) | 58 | 1.76 (16) | -8 | 39 |
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 35 | 32 | 9 | 8 | 15 | 44 | 1.38 (8) | 57 | 1.78 (14) | -13 | 41 |
14 | サガン鳥栖 | 31 | 31 | 6 | 13 | 12 | 32 | 1.03 (16) | 39 | 1.26 (5) | -7 | 40 |
15 | 横浜FC | 29 | 31 | 8 | 5 | 18 | 35 | 1.13 (14) | 57 | 1.84 (14) | -22 | 38 |
ジェイ (ウーゴ ヴィエイラ) 駒井 アンデルソン (菅) ロペス (左サイドへ) (早坂) ルーカス 金子 フェルナンデス (右MFへ) (右サイドへ) 高嶺 宮沢 (深井) 福森 キム 田中 (石川) ミンテ 菅野 sub:カウィン 白井
いい感じで攻めていたのですが、肝心なところはドアを閉められていました。攻めていても、決してウチラのペースとは限らないんですね。やがて、ボールをとられてピンチを招きます。そして、先制を許すと、完全に相手のペースになりました。
開始から出足は良く、攻め込んでいたのですよ。しかし。それを折り込み済みで守られていました。3バック、守りの時には 5バックでの守りに、跳ね返されます。ペナルティエリア内でシュートを撃たせてくれません。半分よりも相手の陣内でのプレーが多かったですが、守備網にかかって余裕で返されると、もどかしさと苛立ちが出てきます。
そうなると、実は相手のペースになっているのです。猛攻に耐えて慣れてくると、ボールを奪って反撃をしかけてきます。最初はすぐに奪い返せても、こちらは前がかりになっている分、前へ運ばれやすくなってきます。そういった経緯で、先制点を取られるのは時間の問題になってくるのですよ。これに対して、こちらの攻めの時に、連動で崩す展開はほとんどありません。得点のニオイは福森のコーナーキック頼みになっていました。
先制点を許すと、攻めてもボールを取られて、速攻で攻め込まれます。追加点献上を必死に食い止めるのが精一杯でした。なんとか持ちこたえても、どうしても隙が生じてしまいます。後半9分の失点は、その典型です。右側からディフェンスラインの裏へ抜け出されて1対1。3点目も左にロングボールに反応して抜け出されました。
得点は、左サイドの福森のロングクロスをルーカスフェルナンデスが収めて、中央のジェイへ。これをヘッドで決めました。得点の少し前から、右サイドに振ることでチャンスを作れていました。これは前半にはほとんど見られなかった良いところですね。後半12分に菅が入ったことで、ルーカスフェルナンデスが右に移動したこともあったのでしょう。前半で体力を消耗する前にサイドから切り込みたかったところですが、それをさせなかったところは、相手が一枚上手でした。
この試合の収穫
早坂と石川がホーム最後のピッチに立てたことではないでしょうか。再び2点差になり、残り10分を切ったところで、後半38分に早坂が、43分に石川が入りました。大きな拍手で雰囲気が変わるか期待しましたが、甘くなかったですね。このようにホームラストゲームのピッチに立てて引退できるのは、幸せこの上ありません。
試合終了後には、早坂と石川の引退セレモニーです。早坂は昇格の17年に加入して、右サイドで攻守に活躍。この年は負傷から復帰すると、戦いが安定してきました。近年はセンターフォワードから最終ラインまでプレーしました。石川は、09年途中に加入してチームを救い、17年途中に、よく戻ってきてくれて再びチームを救いました。17年のJ1残留は、この2人なしではありえません。そして、今につながっています。
残るはアウェーの2試合。11位になりましようよ。勝ち点差は2。12.12(土)15時大分トリニータ戦。これは、勝つと順位が入れ替わる大一番です。最終戦は、12.19(土)14時埼スタ浦和レッズ戦。戦いはまだ終っていません。
(8日 22:10)