CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/09/4号
歴史的勝利にあと一歩
鹿島アントラーズ 1-1 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- 鹿島アントラーズ
- 50分 セルジーニョ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 11分 進藤 亮佑
(第27節9/29終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 最大勝点 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 鹿島アントラーズ | 52 | 27 | 15 | 7 | 5 | 49 | 1.81 (1) | 24 | 0.89 (4) | 25 | 73 |
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 40 | 27 | 11 | 7 | 9 | 45 | 1.67 (4) | 35 | 1.30 (9) | 10 | 61 |
アンデルソンロペス チャナ ルーカス ティップ フェルナンデス (岩崎) 菅 白井 (中野) 宮沢 深井 (荒野) 福森 キム 進藤 ミンテ ク・ソンユン sub:菅野 石川 早坂 藤村
あと一歩でしたね。進藤のゴールで先制したときは、歴史が変わるんじゃないかとおもいましたが、王者は王者たる貫禄がありました。まだ未勝利ですが、鹿島サッカースタジアムで勝ち点1は、悪くありません。
ジェイと鈴木武蔵が累積警告で出場停止。この2人抜きでも、1トップにアンデルソンロペス、シャドーにルーカスフェルナンデスが入りました。チャナティップを含めて、ACLのコンビネーションは良かったですね。この2週間、始めからいないことが判っての準備がしっかり出ていました。
でも、この試合の主役は進藤でしょう。前半11分の先制ゴールは、なんでそこにいるの?と、思わせる位置です。セットプレーからのヘッドではなく、流れの中から。白井からのグランダーのクロスをチャナティップがスルーして、ボールを受けました。そんな簡単ではない状況で落ち着いて決めたのですから、強豪を倒すにはこの意外性なのでしょうね。この試合は、本職の守備での貢献も高く、21分の波状攻撃ではクロスを跳ね返し、さらに体を張ってシュートをブロックしてピンチを脱しました。前節欠場で連続フルタイム出場は61試合で止まりましたが、パワーアップして戻ってきました。
試合経過
立ち上がりから、出足に勝った。11分に白井の右からのグランダーのクロスをチャナティップがスルーし、中央の進藤が受けて右足で先制点を決めた。その後は次第に攻撃を受けるもしのいで、リードして前半を終える。
後半5分、こぼれ球を拾われ、GKソンユンの位置を確認してからループシュートを打たれ、同点にされた。15分に荒野起用。前3枚と福森も加わって波状攻撃を仕掛ける。30分に中野、35分に岩崎を投入。互いに攻め合ったがスコアは動かずに、勝ち点1を分け合った。
この試合の着眼点
相手は連戦中です。コンディションの差は、前半に見られましたが、後半は感じられなかったですね。前半は相手のパスがつながらないことが多々ありました。その中で先制できたのは大きかったです。後半に入って、攻勢をかけて、狙い通りに点を取るときにとられました。これこそ、真の強いチームで目指す姿です。
次は金曜開催。10月4日(金)19時から、アウェーから始まるガンバ大阪3連戦です。ホーム&アウェーのルヴァン杯準決勝があります。その前哨戦として、意識して勝ちを狙いましょう。
(2日 23:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/09/18号
屈辱の厚別初勝利献上
北海道コンサドーレ札幌 1-3 ベガルタ仙台
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 50分 荒野 拓馬
- ベガルタ仙台
- 32分 松下 佳貴
- 53分 シマオ マテ
- 85分 ハモン ロペス
(第26節9/14終了時) | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 北海道コンサドーレ札幌 | 39 | 26 | 11 | 6 | 9 | 44 | 1.69 (4) | 34 | 1.31 (9) | 10 |
14 | ベガルタ仙台 | 31 | 26 | 9 | 4 | 13 | 31 | 1.19 (12) | 38 | 1.46 (11) | -7 |
ジェイ チャナ 鈴木 ティップ 白井 ルーカス (アンデ フェルナンデス ルソンロペス) 宮沢 荒野 (菅) (左MFへ) 福森 キム 早坂 ミンテ (深井) ク・ソンユン sub:菅野 石川 中野 岩崎
何が嫌だって、2つ目のシーズン2敗のチームを作ってしまったことです。カップ戦、代表組の疲労、そして、昨年開幕からフルタイム出場を続けた進藤の欠場と、ハンディな要素はいくつもあります。しかし、順位関係的にも勝たなければならないゲームで完敗なのはショックでした。
前半からどこか別のチームを見ている錯覚になりました。ジェイが元モザンビーク代表CBに、完全に封じられました。そうなると、鈴木武蔵もなかなかパスを受けられません。この状態で中盤で踏ん張れないと、厳しい戦いになってしまいます。最終ラインで踏ん張っても、右サイドのルーカスフェルナンデスになかなかボールが渡りません。こうして攻撃が手詰まりになってしまうと、失点は時間の問題になってしまいます。2点目と3点目は共に CK からで、悪い流れを象徴していました。
選手起用もはまりませんでした。早坂がオールラウンドプレーヤーなのはわかるんですが、となりのキムミンテとも、前のルーカスフェルナンデスともかみ合っていない印象。前へ進める状況も少なく、気の毒な前半での交代でした。深井は実質最終ライン。アンデルソンロペスが入ると驚異のカルテットそろい踏みになりましたが、福森をウイングに上げる状況になり、混乱気味でした。これを解消するための菅投入でしたが、好機に絡めていただけに、逆に荒野を下げることになったのは惜しかったです。
完全に相手のゲームプランにはまってしまいましたが、このような、スカウティングによる厳しいマークは当たり前になってきます。これも真の強豪になるための試練です。これをのり越えずに ACL はありません。
試合経過
開始3分のFKを右手一本でのファインセーブでしのぐが、相手に押されてボールを持たされる苦しい展開。前に向かえてもつなげられず、何度もピンチになった。32分にシュートをソンユンが前にはじいたが、詰められて先制点を奪われた。
後半開始と同時に深井を投入。荒野の豪快なミドルが決まって同点に追いつくが、その3分後に右CKからヘッドを決められて再びリードを許した。22分にアンデルソンロペス、35分に菅と、攻撃的な選手を投入するが守備網を破れず。40分に再び右CKから追加点を献上して、勝負が決定づいた。
この試合の収穫
荒野がようやくJ1初ゴールです。この3分前に、激しい接触プレーで頭部を痛め、担架が要請されましたが、これで適度に力が抜けたのでしょうか。シュートは相手DFに当たって入ったもので、オウンゴールに変わらないか気になりました。これでようやく真のJ1プレーヤーになりましたね。
ジェイと鈴木武蔵が累積警告で出場停止。次はこの2人抜きで、9月28日(土)15時から、アゥエーで鹿島アントラーズ戦。飛車角抜きで戦うのだから、開き直るしかないです。2週間のキッチリした対策で厚別初勝利をやられたように、今度はウチラがキッチリした対策でカシマスタジアム初勝利をやってのけるべし。やれないことはありません。勢いをつけて、10月4日(金)19時からはアウェーから始まるガンバ大阪3連戦に臨みましょう。
(16日 22:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/09/24号
ついに準決勝進出
サンフレッチェ広島 1-1 北海道コンサドーレ札幌
得点者
- サンフレッチェ広島
- 49分 渡 大生
- 北海道コンサドーレ札幌
- 9分 アンデルソン ロペス
ジェイ
ルーカス アンデルソン
フェルナンデス ロペス
(早坂) (岩崎)
中野 白井
深井 荒野
(金子)
福森 宮沢 キム
ミンテ
菅野
sub:阿波加 濱 檀崎 藤村
1点先制したとき、思わずトリハダが立ちそうになったのは、ワタシだけではないでしょう。同点にされましたが2戦合計でリードを保てたのです。未勝利鬼門のEスタで引き分けですが、準決勝進出。第1戦 は10月9日(水)。アウェーでガンバ大阪との対戦。第2戦は、10月13日(日)13時から厚別です。
1戦目に続いて、アンデルソンロペスが応えてくれました。相手をかわしての、ドリブルでの持ち上がりです。二人に囲まれましたが、反転してシュートを撃つと、ゴール前 5枚を抜けて決めました。得意の突破からのゴールです。このステージ3点目になり、ルヴァン杯6得点は、鈴木武蔵と並びランキングトップです。
アウェーゴールの差は1つ縮まりました。同点にされてからはヒヤヒヤものでしたが、どうにか最低限の条件をクリアできました。
準決勝は、正直言って鹿島アントラーズと川崎フロンターレがつぶし合いになって、恵まれたと思います。だからこそ新しい歴史のチャンスです。もちろんファイナル、夢じゃないですよ。
試合経過
立ち上がりこそ1点がほしい相手に押されていたが、9分に先制。その後は主導権を握る。しかし、スコアはそこから動かずに前半を終える。
後半開始と同時に、早坂を投入。4分には、相手のコーナーキックからの混戦を頭で押し込まれて同点。この後は、相手の攻撃を受ける時間が続いた。30分に金子、47分に岩崎をそれぞれ起用。宮沢とキムミンテを中心に辛抱強く守り、トータルスコア 4-3 で勝ち残った。初タイトル取りへ、希望をつなぐ。
それでも苦言をいわせろ
くりかえしですか、セットプレーに注意です。今回のようにセットプレーが得意なところはもちろん、そうでないチームからも狙われます。
代表戦が終わるとリーグ戦再開。9月14日(土)14時厚別でベガルタ仙台戦。9月28日(土)15時から、アウェイで鹿島アントラーズ戦。そして、10月4日(金)19時からはアウェーでガンバ大阪戦。なんと3連戦になります。これを有利とすべく、まずは残り 9試合のリーグ戦へ。
(9日 00:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2019/09/28号
強くなってきているぞ
北海道コンサドーレ札幌 3-2 サンフレッチェ広島
得点者
- 北海道コンサドーレ札幌
- 19分 アンデルソン ロペス
- 51分 福森 晃斗
- 83分 アンデルソン ロペス
- サンフレッチェ広島
- 3分 レアンドロ ペレイラ
- 21分 レアンドロ ペレイラ
アンデルソンロペス
(金子)
岩崎 ルーカス
(ジェイ) フェルナンデス
中野 白井
荒野 深井
(宮沢)
福森 キム 進藤
ミンテ
菅野
sub:阿波加 石川 早坂 藤村
22年ぶりの準々決勝です。開始早々に先制されて、これで万事休すと思う習性が一瞬よみがえりましたが、逆転して勝ってアウェーに進めるとは思っても見ませんでした。引き分けでも準決勝進出できますが、決して引き分け狙いなどしないように。Eスタでは勝てていないイメージですが、歴史を塗り替えて次へ進みましょう。
1点リードされて、早いうちに追いついたのが大きかったですね。開始たったの3分の失点ですから、仕切り直しはしやすいです。おなじみの3トップがスタメンにいなくても、アンデルソンロペスを忘れてはこまると言わんばかりの爆走での同点ゴール、これは、最近スタメンを外れて、3トップの一角に入ったルーカスフェルナンデスにも言えますね。リーグ戦と遜色ない攻撃ができていました。
後半に一気に流れが来ました。ジェイを投入、数的優位、福森の直接 FK。これで優勢にならなきゃおかしいでしょう。特に同点弾は圧巻。壁の前に荒野と深井を立たせて二人ともしゃがみ、そこに蹴って決まりました。2度目の同点劇は、厚別の雰囲気を大きく変えました。その後は押しながらもなかなか得点を奪えませんでしたが、白井が GK と衝突して PK の判定。これをアンデルソンロペスが決めて逆転しました。2度リードされても逆転できたのは、決して偶然ではなく実力がついてきた証拠でしょう。
試合経過
前半3分に先制されて、厳しい状態から試合を進めていくことになった。 19分に、ルーカスフェルナンデスの前線へのボールにアンデルソンロペスが抜け出し、グラウンダーのシュートが決まって同点。しかし、3分後に再び得点を許し、リードされて前半を終える。
後半開始と同時にジェイを投入。3分に相手に退場者が出て数的優位に立つと、相手を圧倒した。6分には福森が直接FKを決めて再び追いつく。その後は攻めながらも及ばない場面が続いたが、38分にアンデルソンロペスが PK を決めて逆転。リードを保ったまま、第2戦のアウェーでの戦いに臨む。
それでも苦言をいわせろ
2失点に関しては安い失点でした。簡単に背後に通されてしまいました。予測をして、対応する必要がありました
。監督の談話に集約されます。これでアウェーゴールを2つ献上。次こそ、無失点でおねがいします。
サンフレッチェ広島との2戦目は、9月8日(日)19:00 でEスタ。歓喜を見たい。見ましょう。リーグ戦は、9月14日(土) 14:00、厚別でベガルタ仙台戦。9月28日(土)15時から、アウェイで鹿島アントラーズ戦。リーグ戦はのこり 9試合。本当の勝負の秋になります。収穫祭をめざしましょう。
(7日 01:10)