CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2011/11/20号
苦しまずに昇格なし
ザスパ草津 2-1 コンサドーレ札幌
得点者
- ザスパ草津
- 後45分 中村
- 後47分 アレックス
- コンサドーレ札幌
- 後10分 内村
順位 | 第35節 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | ザスパ草津 | 48 | 35 | 13 | 9 | 13 | 43 | 1.23 (8) | 49 | 1.40 (16) | -6 |
4 | コンサドーレ札幌 | 62 | 35 | 19 | 5 | 11 | 44 | 1.26 (5) | 29 | 0.83 (2) | 15 |
2 | サガン鳥栖 | 65 | 35 | 18 | 11 | 6 | 61 | 1.74 (3) | 29 | 0.83 (2) | 32 |
3 | 徳島ヴォルティス | 65 | 36 | 19 | 8 | 9 | 51 | 1.42 (4) | 34 | 0.94 (4) | 17 |
ジオゴ (日高>MFへ) 砂川 内村 古田 (上原) (近藤) 河合 宮沢 岩沼 奈良 山下 高木純 イ・ホスン sub:阿波加 岡山 櫛引 岡本
上州からっ風でアゥエー芝生席方面に強い風が吹いていました。そこから前半勝負にしたいから風上をとったのに、そこで先制できないと苦しくなります。開始早々の得点に持ち込めると強いけど、拙攻を繰り返したときのリスクマネージメントはおろそかでした。風のせいにしているようでは昇格の資格はありません。
開始早々から何度も相手ゴールを脅かしました。内村の飛び出しがよくて、ジオゴも相手を引き付けています。これで第三の動きがニアでもフアーサイドでもあれば、もっとカンタンに得点を取れるだろうに連携が悪い。気がつけば内村ひとり頼みの攻撃になっていました。風上でシュート11本浴びせて無得点はいただけません。ただ、相手の長身ボランチの30番(MF松下)が効いていて、こちらの攻撃の芽を摘み取っていったのも事実でした。
先制点は、向かい風に攻めていく後半に出ました。最後は相手DFに当たるラッキーもありましたが、内村が果敢に飛び出し続けた結果が実りました。普通ならこれで動きがよくなって二点目の期待がふくらむところですが、徐々に形成が逆転していきます。15分の近藤投入はさらに点を取りに行くとわかりやすいですが、不可解なのが二人目の交代。36分にジオゴに代わって日高を入れたことも驚きですが、その日高が高木よりも高い位置に入ったことも驚きです。理由は高木の前後の運動量の軽減くらいしか思い当たりません。守備固めなら迷わず櫛引を入れて、センターバックが3人並んでもいいでしょ。前回昇格のときは4バック全員CBだったのだから。それよりも、もう一点とれば得失点差も追いつけたのだから、最後まで攻撃的に点を取りに行く姿勢を見せてほしかったと、残念でたまりません。ロスタイムにセットプレーから失点は、昨年あるいは一昨年の悪い頃を思い起こさせます。風上に立つとお互いに11本ずつシュートを打てるのに、結果は天国と地獄でした。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- イ・ホスン(6.0)
- 必死のセーブも、セットプレーからの2本に泣く。
- DF
- 高木(5.5)
- 上下にいそがしく仕掛けようとする。ホイッスル直後はあお向け。
- 山下(5.5)
- 必死の守りも実らず。
- 奈良(5.5)
- 最後は泣いたが、それ以上に堂々としたプレーが印象にのこる。ビルドアップも良い。
- 岩沼(5.5)
- 守備に専念し、前線にフィードも。その精度は上げてね。
- MF
- 河合(5.5)C
- 体を張って闘っている。
- 宮沢(5.0)
- ボランチとしての存在感は、相手の松下・熊林に完敗。
- 古田(5.0)
- 右から上がってチャンスを作ろうとする意欲は感じた。
- 内村(6.0)
- 動きと飛び出しは文句なし。しかしもっと得点できたはず。
- 砂川(5.0)
- ショートコーナーでジオゴと上手くいかなかったように、連携のまずさが目に付いた。
- 日高(5.0)
- 前方でプレーする意義はあったのか?
- FW
- ジオゴ(5.0)
- 内村との連携やマークを引きつける意識はよかったが、同時に相手への怖さがなくなったのが気がかり。
- 近藤(5.0)
- 前線でもっと効果的に動けるはず。
- 上原(-.-)
- 出場時間短く採点不能。ラストプレーのヘッドもGK正面。
- 監督
- 石崎信弘(5.0)
- 更に点を取る采配をしてほしかった。日高投入と上原投入の遅さは不可解。
上位チームの動向など気にしている場合ではない。まず、次節勝って望みをつなげること。勝てば最終節で逆転の可能性が残ります。昇格には最終節までドラマがつきものですが、今年はウチらが伝説を作る番だ。
(23日 03:00)