CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/07/2号
問題は得点感覚と反撃力
北海道コンサドーレ札幌 0-2 ガンバ大阪
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- ガンバ大阪
- 29分 矢島 慎也
- 53分 レアンドロ ペレイラ
順位 | 第4節 7/30現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 北海道コンサドーレ札幌 | 29 | 21 | 8 | 5 | 8 | 27 | 1.29 (8) | 28 | 1.33 (13) | -1 |
13 | ガンバ大阪 | 23 | 20 | 6 | 5 | 9 | 13 | 0.65 (20) | 18 | 0.90 (5) | -5 |
ジェイ
(青木)
チャナ 小柏
ティップ (ドウグラス
オリヴェイラ)
ルーカス 金子
フェルナンデス
(菅)
高嶺 荒野
(柳)
福森 田中駿 駒井
(深井)
菅野
sub:中野 キムミンテ
東京が歓喜のウラで、決してひっそりではありませんが、延期分の試合が消化されました。試合ができたことは喜ぶべきことですが、内容も結果もとっても喜べないモノでした。連戦消化の相手に対して休養充分で臨みましたが、調子を上げてきている相手に飲み込まれました。
得点の気配は…
ジェイがスタメン復帰。万全の状態で立ち上がりから攻めに行きます。右足首を負傷した主将の宮沢がメンバー外。右CB に駒井が入ったディフェンスラインを中心にパスを回して、試合をコントロールします。前半5分には、中央でトラップしたジェイが左足を振り抜くが、ブロックされる。1分後には、ペナルティエリア中央でジェイがシュートを放つが、東口のセーブ。さらに1分後には、ジェイが相手DFかボールを奪うと、すぐにロングシュート。前半13分は、荒野がペナルティエリア中央からフリーでヘディングシュートを撃ったが、東口の正面。相手を押し込みながら一方的に攻撃を仕掛け続けた時間帯で先制できなかったのが響きました。
先制されると劣勢
攻め続けた展開も、前半20分を過ぎると様相が変わりました。相手が高い位置を取り続けます。22分には、敵陣でボールを奪われると、右から長い距離を独力で運ばれそのままペナルティエリア中央に入られ、荒野のスライディングタックルをかわされて撃たれました。菅野のビッグセーブにすくわれましたが、危険信号です。この7分後に、右サイドを突破されます。そのままペナルティエリアに入られて、クロスを合わせられました。これには菅野でもノーチャンスでした。
2失点目で勝負あり
打開すべく、後半開始と同時に菅を投入。しかし、目立った効果はなく攻めあぐねます。そうしているうちに、また高い位置でボールを奪われて右に展開されました。至近距離から頭で合わせられて菅野が弾いたものの、こぼれ球を拾われて追加点を許しました。そうなると守りを固められて崩せない負けパターン。選手交代で、15分に深井、19分に青木と柳、40分にはドウグラスオリヴェイラがそれぞれ入りましたが、解決できませんでした。最終のラインからのビルドアップ重視で駒井を起用したと思われますが、その右側での攻防で負けて、金子が深い位置に侵入する機会が少なかったのでは、攻撃に厚みを出せません。無得点よりも、失点を喫してから反撃がほとんどなかったのは大問題でした。
この試合の収穫
再開前に試合が入ったことは後半を戦う上でプラスになるかもしれない
と指揮官が語ったように、プラスに考えるしかないでしょう。課題が残ったままでした。8月の再開前に、それに気づいたのはいいことです。
8月は、五輪終了後に再開。ドーム2連戦から。8.9(月)15:00より浦和レッズ戦。8.14(土)14時より、FC東京戦。とにかく、得点を取り、劣勢になっても反撃しましょう。
(3日 01:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/07/22号
追いつかれて勝ち点2失う
ベガルタ仙台 1-1 北海道コンサドーレ札幌
- ベガルタ仙台
- 31分 真瀬 拓海
- 北海道コンサドーレ札幌
- 4分 ルーカス フェルナンデス
順位 | 第22節 7/11現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17 | ベガルタ仙台 | 17 | 21 | 3 | 8 | 10 | 18 | 0.86 (16) | 35 | 1.67 (19) | -17 |
10 | 北海道コンサドーレ札幌 | 29 | 20 | 8 | 5 | 7 | 27 | 1.35 (6) | 26 | 1.30 (11) | 1 |
小柏
チャナ 金子
ティップ (柳)
青木 ルーカス
(菅) フェルナンデス
(ジェイ)
高嶺 駒井
(荒野)
福森 宮沢 田中駿
菅野
sub:中野 岡村 小野
きょうは何点取ってくれるんだろうと、期待いっぱいで試合に入りましたが、終ってみたら、J1では3分け4敗の勝てないユアスタでした。苦手の地で勝ち点を持ち帰れたと前向きな考えはできますが、どうしても、勝ち点2を失った感が否めません。
小柏走る
開始直後から、テンポよくパスがつながります。相手に主導権を渡しません。ゴールの予感がしてきて、早々に決めてくれました。左でチャナティップがパスを出すと、金子、中央にいた小柏とつながりました。ラストパスを右へ。これをルーカスフェルナンデスが受けて、右からのミドルシュートが左に決まりました。VAR のチェックが入ったときは心配になりましたが、ゴールの判定。小柏が走り、周りでダイレクトにパスが回る理想的な図式で先制しました。
まぼろしの2ゴール
その後も優位な展開は変わりません。9分に田中のシュートが相手DFに当たってコースが変わり、これに反応した小柏がゴール前でシュートを放ちゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。10分には小柏が左に抜けて、切り返して撃ったシュートはゴール左へ。16分には、金子、ルーカスフェルナンデスとパスが渡り、小柏がディフェンスラインの裏へ抜け出すがオフサイド。24分には、コーナーキックからワンタッチで宮沢がボレーで決めたと思われたが、VARからオンフィールドレビューの判定により、ノーゴール。どうやら、キックを蹴る前の位置取りのところで、相手 DF を倒してファールと取られたようです。あまり判定のことを言ってはいけませんが、本当にファールを取るべき場面だったのかはナゾです。
飲水タイムですよ
ボールを保持してゴール前まで迫り、相手にチャンスを作らせない前半28分までの攻防。さすがに相手は修正してきます。局面が変わり、カウンター気味の速攻で、人数が整わないうちにやられました。宮沢が中盤の競り合いに敗れ、自陣右サイドでつながれたボールを、左からフリーで決められました。
攻めど入らず
その後も相手を圧倒します。しかし、得点に近づいたのは相手のほうが多く見えたもどかしい展開でした。後半30分には、荒野と復帰したばかりのジェイを投入。さっそく、ターゲットとして高いボールを狙ってきますが、読まれて封じ込まれました。決定的なチャンスは足元から。33分には金子が強烈なシュートを放つもポストに弾き返され、これを荒野が拾ってシュートを放が枠の左へ。35分には菅が入ります。41分には、チャナティップがペナルティエリア手前からシュートを放つが、相手 GK のファインセーブで弾かれました。そのこぼれ球を立て続けにシュートを放つも、最後はジェイがオフサイドの判定。期待を抱かせる場面はあったのですが、こうして冷静に観ると、ジェイの高さは阻まれて、チャンスはグランダーからと、かみ合っていません。44分には柳が入りましたが、確実に勝ち点を持ち帰る考え方になったのでしょう。スコアは動きませんでした。
この試合の着眼点
直近 3試合で34本のシュートを放ちながら、得点はオウンゴールを除いてわずか「1」。チャンスは作れている証拠です。詰め切れない展開にストレスがたまります。選手交代後は、小柏の走力を生かすのか、ジェイのポストを生かすのか、狙いが感じられずに、前線に攻撃陣がそろっているだけと思えました。現在のメンバーでも、まだまだ改善の余地があります。
五輪期間で中断になりますが、延期になっていたカードが、7.30(金)に入ります。18時に、ガンバ大阪戦が厚別で。8月に入ると、ドーム2連戦。8.9(月)15:00より浦和レッズ戦。8.14(土)14時より、FC東京戦。まずは連戦の疲れを取り、得意なところを磨きつつ、課題に向き合いましょう。
(13日 1:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/07/25号
いいところなく格下に敗退
北海道コンサドーレ札幌 1-2 V・ファーレン長崎
- 北海道コンサドーレ札幌
- 64分 青木 亮太
- V・ファーレン長崎
- 5分 大竹 洋平
- 7分 植中 朝日
中島
(佐藤)
ドウグラス ガブリエル
オリヴェイラ (青木)
菅 柳
荒野 小野
(西野)
中村 キム 岡村
(高嶺) ミンテ
中野
sub:阿波加 大谷
開始10分で2失点。この時点でゲームオーバーも同然です。テキスト速報もなく、ただただ得点経過しかみれなかったのは、カラダに毒でした。
早々に連続失点
ホーム扱いなのに、みんなが敵地と見なす地で、28度を超す暑さ。メンバー総入れ換えで臨みました。5分に、荒野の微妙なタックルがファールと判定。この直接 FK を決められて先制点を献上しました。1点取られたところで落ち着かせられなかったのが痛かったです。この2分後に、自陣でのボールロストから左サイドを突破され、ミドルシュートで追加点を与えました。ボールを保持できず、攻撃陣はパス交換がちぐはぐで、前半30分までシュートはゼロ。鋭いプレスを仕掛けられ、ナメてかかっていて、そのしっぺ返しを受けました。
意地は見せたが
後半開始と同時に、ガブリエルと中村に代わって、青木と高嶺を投入。しかし、2点のビハインドを跳ね返す力があるのかという問題です。トーナメントなので、なおのこと守りを固められます。19分に青木のボレーシュートで 1点差。しかし、時間の針が進むにつれて、相手は逃げ切りを意識してきます。アディショナルタイムには控えGK2人にフィールドプレーヤーのユニホームを着せて交代準備を進める“荒療治”を見せましたが、1点が遠く、J2のチーム相手に敗退することになりました。
この試合の収穫
高校生で2種登録の西野奨太と佐藤陽成がデビュー。後半13分に西野が、31分に佐藤がそれぞれ入りました。どちらもミシャから、出来の良かった選手に数えることができる2人だった
と評しています
再び中2日です。7.10(土)19時からアウェーでベガルタ仙台戦。この試合は主力を休ませて臨みます。この試合で五輪期間で中断になりますが、7.30(金)18時に、延期になっていたガンバ大阪戦が厚別であります。みんな順位は下のチーム。下にとりこぼさずに、上に勝てていない状況です。確実に勝ち点3を確保しましょう。
(9日 0:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/07/28号
ウノゼロで勝利
北海道コンサドーレ札幌 1-0 徳島ヴォルティス
- 北海道コンサドーレ札幌
- 88分 オウンゴール
- 徳島ヴォルティス
- なし
順位 | 第21節 7/04現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 北海道コンサドーレ札幌 | 28 | 19 | 8 | 4 | 7 | 26 | 1.37 (6) | 25 | 1.32 (12) | 1 |
15 | 徳島ヴォルティス | 19 | 21 | 5 | 4 | 12 | 16 | 0.76 (17) | 26 | 1.24 (14) | -10 |
小柏 (柳) チャナ 金子 ティップ (右サイドへ) (ドウグラス オリヴェイラ) 青木 ルーカス (菅) フェルナンデス (岡村) 高嶺 駒井 (荒野) (2列目へ) 福森 宮沢 田中駿 (ボランチへ) 菅野 sub:中野 小野
上位進出のために、相手は降格争いに巻き込まれないように、お互いに勝ち点3がほしい試合でした。厚別の晴天とは逆で、試合内容は不快指数が高まっていきましたが、スコアレスドローをでも仕方ないところで、勝ち点3を手にできたのは大きかったです。
攻めあぐねる
攻めに行けるけれども最後まで詰めきれない展開が続きました。小柏が復帰して1トップに入りましたが、飛び出しが持ち味なのにセンターフォワードは適切かという疑問は否めません。ただ、他にいないのですよ。走りは期待通りですが、肝心の小柏に至るまでのところで分断されます。ルーカスフェルナンデスは終始厳しいマークに遇います。田中駿汰と高嶺は必死に相手のチャンスを潰してボールを奪います。青木や金子にボールを運びたくても、なかなか到達できませんでした。
なぜそこに青木
そうなると、敵陣で奪われてカウンターに持ち込まれます。厚みのなさに助けられたことが多かったのですが、前半37分のプレーは危機一髪でした。右サイドを突破されて、菅野の逆を取られて万事休すと思いきや、ゴールライン上に青木がいました。長い距離駆け戻ってきて、ゴールを割らせません。負けゲームになりかねなかったところを救ってくれました。
後半になってペースつかむ
攻めきれず守りを崩せない図式は変わらず。しかし、エンドが変わって追い風でプレッシャーを掛けやすくなり、ビルドアップも落ち着いてやれました。飲水タイムのあたりから、攻める時間が増えてきます。33分には 3枚換えで、菅、荒野、岡村を投入。38分には、ドウグラスオリヴェイラが入ります。この5分後に実りました。左サイドの敵陣深い位置で、ドウグラスオリヴェイラがボールをキープ。ショートパスを宮沢に送ると、宮沢からのパスに菅が反応。クロスがゴール前に入って駒井が飛び込むと、相手 DFの体に当たってゴールイン。当初は駒井のゴールでしたが、ヒーローインタビューで触っていないって、言っちゃいましたね。46分に走り回った小柏に代わって柳が入り、苦しみながらも勝ち点3を手にしました。
それでも苦言をいわせろ
枠内にシュートを打ちましょう。シュート11本中、枠内は3つ。2割7分では、得点力不足のお題が再燃してしまいます。ヨソから呼んでこなくても荒稼ぎしたるという漢の出現を望む。
アンデルソンロペスが中国武漢への移籍正式発表。移籍を前提としてチームを離れていたので、覚悟はできていました。ドームでの落下に始まり、今季の12得点。印象的なシーンはいくつもありました。感謝しても感謝しきれません。中国で活躍してヨーロッパへ行くもよし。戻ってくるもよし。他のJのチームでしたら、手荒く歓迎します。ともあれ、選択を尊重します。
中2日で、7.7(水)18時より天皇杯 3回戦。長崎でV・ファーレン長崎戦。ターンオーバーだけで勝てるとは思えませんが、中島にとっては出番です。7.10(土)19時からアウェーでベガルタ仙台戦。これで中断になりますが、7.30(金)18時に、延期になっていたガンバ大阪戦が厚別であります。みんな順位は下のチーム。下にとりこぼさずに、上に勝てていない状況です。確実に勝ち点3を確保しましょう。
(6日 0:30)