CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/07/17号
攻撃力の無駄遣い
北海道コンサドーレ札幌 0-1 アルビレックス新潟
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
- アルビレックス新潟
- 53分 鈴木 孝司
順位 | 第21節 7/16現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 北海道コンサドーレ札幌 | 27 | 21 | 7 | 6 | 8 | 41 | 1.95 (2) | 40 | 1.90 (16) | 1 |
14 | アルビレックス新潟 | 24 | 21 | 6 | 6 | 9 | 22 | 1.05 (15) | 29 | 1.38 (11) | -7 |
浅野
スパチョーク 駒井
(菅) (福森)
ルーカス
フェルナンデス 金子
荒野 宮沢
(小林)
中村 岡村 田中駿
(キム ゴンヒ)
菅野
sub:大谷 馬場 出間
今季初戦にして、改修で2026年までお別れの聖地厚別。数的優位を活かせずに、試合内容で圧倒して勝負で負けました。うまくいかないときは、このようなものですね。リーグ戦は2週間の中断期間に入るため、7月のリーグ戦は未勝利で終えました。
五分五分ながらも守られた前半
シュート数は4本に対して11本撃ちました。その他スタッツ圧倒しています。相手陣内に押し込んで、なかなかシュートを撃てずに8人がかりで守られます。そのスキを突かれて速攻で持ち込まれて危ない場面を作られました。前半8分は、ルーカスフェルナンデスのクロスにスパチョークががつないで、中村が反応してシュート。しかし、このときスパチョークは顔面でボールを受けて鼻血が出ました。これが後半開始と同時に菅と交代した要因も考えれられます。
右からやられる
後半からは、菅が左サイドに、ルーカスフェルナンデスが右サイド、金子が右シャドーに移りました。これで2人がかりで金子についていたマークが必要なくなり、その分攻撃に転じられます。左や中央から右に攻められることが多くなりました。しかも人数が同数では、突破されると危険な状態になります。失点はその流れで、時間の問題でした。
数的優位活かせず
先制を許しても、反撃で得点を取れるのが今年の攻撃。後半14分、駒井の縦パスに金子が抜け出したところで、倒されました。これが DOGSO の判定になって、1人多くなりました。残り30分を数的優位に戦えるはずですが、全くもってアドバンテージを活かせません。前半からと同様に守りを固めてくるのに対して、分厚い攻撃を仕掛けられません。相手を押し込んでも、高い位置でパスをつないでいるだけでは時間を稼がれます。後半に24分小林とキムゴンヒを投入。同時に、岡村が最前線に入ってツインタワー形成。しかし、肝心のクロスの精度が物足りません。マークを2人に引き付けて、浅野や両サイドが前へ入っていくなら決定機も期待できますが、そういった動きは皆無でした。35分に駒井が負傷で下がって福森が入ると、ボールを運ぶのも難しくなりました。攻撃力を封じにかかるのは織り込み済みの上で、臨機応変な攻撃ができないと、1人少ないなりのプランにはまります。ショックが大きい敗戦でした。
この試合の収穫
岡村を前戦に上げて、何としても高さで得点を取るという意図が見えました。しかし、実際には、高い選手が2人居るだけになってしまいました。何がなんでも、点をとらないといけないガツガツさがなく、数的優位を活かせずに、相手の術中にはまったのはいけません。
天皇杯2得点の高校生、出間がメンバー入り。出番がある展開にしたかったところですが、これがプロでリーグ戦です。選手の移籍を見据えた抜擢。育てて羽ばたかせるのは、上手になってきました。今よりももっと高いレベルに持っていけるよう、期待しましょう。
リーグ戦は3週間の中断。8月は天皇杯から。4回戦、8月2日(水)19時から、三協フロンテア柏スタジアムにて柏レイソルとの対決。リーグ戦は、8.6(日)18時アウェーで鹿島アントラーズ戦から。開始時間的に、参戦断念しました。ホームは、お盆休みに入っ た8.12(土)14時 ドームでサガン鳥栖戦。暑くなってきて、コンディションを整えるのがむずかしいですが、勝利を先行していきましょう。
(18日 07:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/07/20号
スカッと5発快笑
北海道コンサドーレ札幌 5-2 ヴェルスパ大分
- 北海道コンサドーレ札幌
- 34分 キム・ゴンヒ
- 43分 キム・ゴンヒ(PK)
- 56分 福森 晃斗
- 88分 出間 思努
- 90+5分 出間 思努
- ヴェルスパ大分
- 38分 中野 匠
- 60分 中野 匠
キムゴンヒ
(出間)
小林 トゥチッチ
(小野)
ルーカス 田中宏
フェルナンデス
(菅)
馬場 荒野
(田中駿)
福森 岡村 西
(中村)
大谷
sub:松原
4つ下のカテゴリー相手に大人げない。なんて、言っている場合ではないのですよ。一発勝負のトーナメントは、ジャイアントキリングで話題。3回戦で、J3ライセンスを持ってますから、簡単には勝てません。一度もリードを許さずに 3点差で勝利を得たのは、力の差をし示せました。4回戦は、8月2日(水)19時から、三協フロンテア柏スタジアムにて柏レイソルとの対決です。
キムゴンヒ2発
拮抗というよりは、互いに攻め切れない展開が続きました。攻守が目まぐるしく入れ換わる中、先制できたのはよかったです。小林のパスに、福森が反応して抜け出し。グラウンダーのクロスに合わせて押し込みました。最近、出身時間が短い3人で決めたのもよかったです。4分後には追いつかれましたが、さらに4分後、ハンドで、PK獲得。これを再び、キムゴンヒが決めました。
取られても突き放した
ハーフタイムに、岡村を中村に、荒野を田中駿汰に、ルーカス フェルナンデスを菅に3枚代え。温存の意図がはっきりとした交代でしたが、田中駿汰が攻撃を組み立ました。後半11分には、福森が左足で追加点。小林とのパスで中央を崩ました。しかし、4分後には直接フリーキックを決められて、再び1点差。得点の直後に失点する悪癖は考えモノです。
正真正銘の公式戦初ゴール
後半38分に、キムゴンヒから2種登録の出間思努に交代。3.25のルヴァンカップは、得点者変更によるまぼろしのゴールでしたが、今回は文句ありません。43分に決めました。思い切りのいい左足のミドルシュートで公式戦初ゴール。アディショナルタイムには、小野が入りました。小野のパスに反応して菅が抜け出し、クロスを出間が押し込みました。豪華な流れで締めて、勝ち名乗りです。
それでも苦言をいわせろ
2失点は宿題にしましょう。トーナメントなので、勝利第一。それこそ、ロースコアで勝ちきる力が必要です。ゲームコントロール、攻めるべき時間帯と守るべきときのメリハリや切り替えが必要になるでしょう。次は、同一カテゴリーとの戦いです。
7.15(土)にようやくホームに戻って、13時からアルビレックス新潟戦。今季唯一の厚別でのリーグ戦で、7月最後の試合です。改修前で、2026年までしばしお別れでもあります。しばし中断のあとは、8.6(日)18時アウェーで鹿島アントラーズ戦。開始時間的に、参戦断念しました。暑くなってきて、コンディションを整えるのがむずかしいですが、勝利を先行していきましょう。
(14日 08:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/07/24号
これがサッカー
アビスパ福岡 2-1 北海道コンサドーレ札幌
- アビスパ福岡
- 66分 ウェリントン
- 69分 湯澤 聖人
- 北海道コンサドーレ札幌
- 31分 スパチョーク
順位 | 第20節 7/8現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | アビスパ福岡 | 26 | 20 | 7 | 5 | 8 | 20 | 1.00 (16) | 26 | 1.30 (10) | -6 |
10 | 北海道コンサドーレ札幌 | 27 | 20 | 7 | 6 | 7 | 41 | 2.05 (2) | 39 | 1.95 (16) | 2 |
浅野
スパチョーク 駒井
(キム ゴンヒ) (小林)
ルーカス
フェルナンデス 金子
(菅)
荒野 宮沢
(福森)
中村 岡村 田中駿
菅野
sub:大谷 馬場 青木
雨で試合自体が案じられましたが、結果はとっても案じられるものになりました。4試合連続勝利なしなのが問題でなく、4試合連続1得点なのです。取られたら取り返してきたチームが取れなくなってきたのだから、勝てなくなるのは必然です。
苦しみながらも先制
厳しい守備がウリの相手です。立ち上がりからプレスが強く、金子は2人がかりでマークされて、ボールをカットされてはディフェンスラインの裏を狙われます。岡村とほぼ最終ラインに顔を出していた宮沢が奮闘して、相手の攻撃を防いでいました。これに慣れてきて、20分ごろからボールを持てるようになり、反撃できます。実ったのは、前半31分。後方の宮沢からのロングフィードを受けた中村が前方で受けると、ドリブルで相手をかわします。ペナルティエリア左からパスを出して、これに。スパチョークが合わせて、2試合連続ゴール。左からの攻撃で、中村が持ち上がって得点をアシストしたとこに価値があります。
流れが向かってきたところで
先制でペースを握りたかったところですが、裏を狙われのは変化ありませんでした。前半37分はフリーキックを菅野が反応して弾いたものの、ネットを揺らされました。オフサイドの判定で、VAR でも判定変更なしでしたが、嫌な雰囲気は残ります。後半に入ると、ルーカスフェルナンデスと金子の両サイドから攻め込む機会が増えます。 後半16分に駒井が倒されましたが、その時点ではノーフォール。その3分後に、OFRでファールに判定変更。さらに、エリア内での判定になり、PK になりました。2度決めている金子が蹴りましたが、キーパーの逆でしたがポストに直撃。頭を抱えるのは理解できます。この時点では、まだ、1点リードでした。気落ちせずに前へ向かって、攻めに行っていました。
暗転の10分間
4分後です。駒井から左のスパチョークに展開しようとしたところでカットされて、そこから速い展開。宮沢はスライディングで止めようとしたが間に合わず。3バックの裏へボールを出されましたが、3人が走っても追いつけずに、フリーで撃たれました。その 3分後には、菅野からのボールを浅野が競り合いで負けて、逆襲を食らいます。中村がカットできずに回され、荒野も追いつけずに逆転を許しました。似たような失点は何度か見ていますが、ミスというよりはチャレンジした結果です。この直後に、宮沢とルーカスフェルナンデスが下がって、菅と福森が入ります。33分には、浅野がペナルティエリア内ラインぎりぎりから、ゴールネットを揺らしましたが、オフサイドの判定。この直後に小林、37分にキムゴンヒが入り、最後の最後まで同点そして逆転を目指しましたが、奪えずに終わりました。
この試合の収穫
スパチョークと中村が結果を残しているのは、とってもいいことです。左から得点できるようになりました。もちろんこれだけでは不足で、いかにして、浅野や金子が得点を量産できるか、もしくは他の選手が得点源になれるかが課題です。キムゴンヒが中央で、浅野が2列目に戻ってもいいです。ルーカスフェルナンデスが2列目に入ってもいいです。ボランチや左側をどのようにするかというところにもかかわってきます。
再び九州でのゲームです。7月12日(水)19時に天皇杯3回戦は、大分トリニータを破った、J3ライセンスを持つヴェルスパ大分と、レゾナックドーム大分での対戦。7.15(土)にようやくホームに戻って、13時からアルビレックス新潟戦。今季唯一の厚別でのリーグ戦で、7月最後の試合です。しばし中断のあとは、8.6(日)18時アウェーで鹿島アントラーズ戦。開始時間的に、参戦断念しました。暑くなってきて、コンディションを整えるのがむずかしいですが、勝利を先行していきましょう。
(10日 07:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/07/31号
85分までは
ヴィッセル神戸 1-1 北海道コンサドーレ札幌
- ヴィッセル神戸
- 85分 マテウス トゥーレル
- 北海道コンサドーレ札幌
- 26分 スパチョーク
順位 | 第19節 7/2現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | ヴィッセル神戸 | 37 | 18 | 11 | 4 | 3 | 37 | 2.06 (3) | 14 | 0.78 (1) | 23 |
8 | 北海道コンサドーレ札幌 | 27 | 19 | 7 | 6 | 6 | 40 | 2.11 (2) | 37 | 1.95 (16) | 3 |
浅野
(小林)
スパチョーク 駒井
(キム ゴンヒ)
ルーカス
フェルナンデス 金子
(深井)
荒野 宮沢
(中村)
菅 岡村 田中駿
菅野
sub:ク ソンユン 馬場 福森
イニエスタのラストゲームになるビッグマッチ。2020年からリーグ戦で7連敗を喫していて、勝利で送り出そうとする思惑を破りました。追いつかれましたが、そのような背景を考えると、アウェーで貴重な勝ち点1を持ち帰ったと言っていいのではないでしょうか。
ゲームを支配
前節欠場の宮沢が戻ってきました。開始早々から前線に顔を出して、攻撃を牽引します。気の効くプレーぶりで攻守で重要なところにいました。右一辺倒ではなく左からも中央からもバランスよく攻撃を仕掛けます。セカンドボールをほとんど拾えて、左右に散らしてチャンスを作ります。先制点はそういった流れでした。中央で受けた駒井が、右サイドに送って金子へ。ドリブルで持ち運んで右サイドの相手陣深くから左足でクロス。キーパーにはじかれるも、ボールがスパチョークの下にこぼれて、右足で撃ちました。クロスに合わせようとした荒野が飛び込んでいたおかげで、キーパーは前に出るしかなかったのも、見逃せないところです。
反撃に対峙
相手は今季絶好調です。前からのプレッシングディフェンスと縦のスピードが持ち味です。3月の対戦と同じように狙いに来ていましたが、特に前半はほぼ抑えていたのではないでしょうか。岡村と田中駿汰を中心に、マンツーマンディフェンスは冴えていました。後半になると大迫が入って、さすがに押し込まれる場面が増えました。それでも危険な場面は菅野が救い、浅野を中心に反撃。後半15分に中村、36分にキムゴンヒが入っても大まかな流れは変わらず。どちらにもチャンスがありました。
残り5分
残り5分になっても無失点なのは、信じられませんでした。やはり、簡単にはいかなかったですね。左からのコーナーキックに、ヘッドで合わせられました。これは、マークをはがした相手が上手とすべきで、誰も責めれません。その2分後に、小林と深井を投入して、反撃と共に中盤のテコ入れを図ります。アディショナルタイム3分には、左の小林の速いクロスに岡村がヘッドで合わせましたが、惜しくもクロスバー。勝ち点1を別け合いましたが、誇っていいでしょう。
この試合の着眼点
前節の反省を反映できました。浅野がセンターフォワードに入って、前からプレス。スパチョークは前方でボールを受ける機会が多くなりました。金子がサイドをえぐって作ったチャンスが、そのあともつながることが多くなり、攻撃のノッキングが解消しました。守備も相手の速さと強さに脅かされることこそあったものの、決定的な場面はほぼ皆無。流れの中では無失点です。こちらも収穫です。
7.8(土)19時からは、アウェーでアビスパ福岡戦。再び九州でのゲームで、7月12日(水)19時に天皇杯3回戦は、大分トリニータを破った、J3ライセンスを持つヴェルスパ大分と、レゾナックドーム大分での対戦。7.15(土)にようやくホームに戻って、13時からアルビレックス新潟戦。今季唯一の厚別でのリーグ戦で、7月最後の試合です。暑くなってきて、温度差と湿度が気になる時期ですが、勝利を先行していきましょう。
(3日 23:40)