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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/04/16号


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25周年にふさわしく
悲喜こもごもの結果

北海道コンサドーレ札幌 1-3 横浜F・マリノス

順位 第10節 4/18現在 得点 失点
16 北海道コンサドーレ札幌 8 9 2 2 5 15 1.67 (4) 16 1.78 (17) -1
6 横浜F・マリノス 18 9 5 3 1 15 1.67 (4) 8 0.89 (4) 7

   アンデルソンロペス
       (ジェイ)
 
    チャナ     駒井
   ティップ     
 
 菅               金子
(青木)        (ルーカス
         フェルナンデス)
 
     高嶺      宮沢
    (荒野)    (岡村)
         
   福森   キム   田中
        ミンテ
         
         菅野
         
sub:大谷 柳 

クラブ創立25周年記念試合は、歴史を凝縮したかのような試合になりました。前半途中からペースを握るもなかなか得点できない。後半早々にセットプレーから得点。ビッグセーブでピンチを救う。負傷交代と長期離脱からの復活。相手の選手交代で流れが変わり、残り10分で結局力尽きて逆転負け。4回もネットを揺らされました。このように陰と陽がくっきりと分かれ、おまけにもどかしい様は、これまでの歴史のようです。26年目に入って、いい歴史をこれから作っていきましょう。

アンデルソン・ロペス5試合連続弾

クラブJ1最長タイ記録となる5試合連続ゴール。記念の試合にふさわしいですね。CKからの混戦で、キムミンテからの折り返しに反応して、ヘッドで押し込みました。きれいなゴールではないものの、得点できるところにいて決められるところに、点取り屋の嗅覚を感じました。9試合で9ゴールは得点ランキングトップです。量産ペースが素晴らしく2ケタ得点に王手をかけたのはうれしいところですが、どうしても外したり阻まれる場面も印象に残るのが否めないです。前半43分に、ペナルティエリア内に進入したチャナティップからフリーでパスを受けましたが、GK との1対1を右に外してしまいました。PK で 3得点を挙げて、触れて入ったゴールもありますが、次はスカッとしたゴールを見たい です。

相手の選手交代後はガス欠

後半24分に、MF 天野 とFW 水沼が入りました。偶然かもしれませんが、この時間帯あたりから運動量がガタッと落ちています。ボールを拾えなくなって、攻撃に行けなくなりました。その前の18分に負傷した高嶺が担架に乗せられたまま退場して、荒野が入りましたが、復帰1戦目で労を惜しまずに走り回るのは望めないです。32分ジェイ、岡村、ルーカスフェルナンデスが入りましたが、運動量を求められないでしょう。この3分後には、左サイドを突破され、荒野が1対1をかわされて、田中とキムミンテも寄せられずに同点。その2分後は、人数が揃っているのに寄せが甘くて、ダイビングヘッドを決められました。

ジェイに光明

追いかける立場になって、ジェイがいるのは心強いです。後半42分から10分間でシュート4本。特にヘッドの強さが戻ってきました。あと一歩で枠をとらえられませんでしたが、復活の予感を感じます。

負けパターン確立か

ここで踏みとどまればよかったのですが、6分のアディショナルタイムは何と表現したらいいのでしょうか。50分に右を突破されて、キムミンテをかわされて、フリーのFWエウベルがヘッド。致命的な3失点目と思ったら、VARでハンドの判定でノーゴールになりました。しかし、この安堵もつかの間でした。54分に相手GKからの速攻で、福森がかわされて、岡村とルーカスフェルナンデスが寄せきれずに、やり直しのゴールを決められました。その直後にホイッスルです。

素直に相手の監督の声に、耳を傾けましょう。完ぺきに丸裸にされています。

最後は自分たちのほうが運動量は多く、彼らは足が止まりました。彼らがずっとあのプレスを続けることは難しいと思っていたので、自分たちはそのスキを突こうということを伝えていました

8戦負けなしになった相手は、ハードワークをやりきっても誰も脚をつっていません。その上、同点ゴールのFW前田大然は、後半だけで30回以上もスプリントを記録しています。オールコートマンツーマンディフェンスは大いに結構ですが、対戦相手は、その弱点を必ず突いてきます。それに耐えうる対策を講じた形跡を感じられないのですよ。このままでは、全チームに研究しつくされて全敗の不安を感じます。荒野や故障者の復活が必要なのは言うまででもありませんが、有効な策を見たいものです。

この試合の収穫

ようやく、5枚の交代枠を活用できました。ベンチスタートに、ジェイ、ルーカスフェルナンデス、荒野を取っておけるのは、心強いです。故障者が戦列に戻ってきている証拠でもあります。しかし、この試合では効果的な交代にはなりませんでした。それでも、戦術の幅は広がっているはずです。

ついに順位は16位まで下がりました。20チーム制4チーム降格なので、首の皮一枚でかろうじて残留圏内です。まだ、3分の1も終わっていませんが、危機感を持たないといけないです。

4月も後半になり、日程が密になってきます。4/20(火)19時から、アウェーでルヴァンカップ 第3節鹿島アントラーズ戦。ターンオーバーできる陣容になってきていますので、コンディションに配慮してメンバー選考を。4.24(土)13時からは厚別の初戦でベガルタ仙台戦。これは勝ち点3はゆずれません。4.28(水)19時ルヴァンカップ 第4節アビスパ福岡戦。リーグ戦の浮上のきっかけをつかみましょう。

(18日 22:20)