CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2024/08/10号
勝ち点はすこしでも拾うべし
北海道コンサドーレ札幌 2-2 アビスパ福岡
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半20分 鈴木 武蔵(PK)
- 後半54分 田中 克幸
- アビスパ福岡
- 前半14分 シャハブ ザヘディ(PK)
- 後半51分 亀川 諒史
順位 | 第26節 8/12現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | 平均 | 最大 | 残 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 16 | 26 | 3 | 7 | 16 | 25 | 0.96 (19) | 52 | 2.00 (20) | -27 | 0.62 | 52 | 12 |
7 | アビスパ福岡 | 37 | 26 | 9 | 10 | 7 | 26 | 1.00 (18) | 25 | 0.96 (3) | 1 | 1.42 | 73 | 12 |
鈴木 青木 浅野 (田中克) (長谷川) 菅 近藤 中村 大崎 パク 宮沢 馬場 ミンギュ (サンチェス) (白井) 菅野 sub:児玉 原 小林 交代: 後半13分 サンチェス(宮沢) 後半37分 長谷川(浅野) 後半37分 田中克(青木) 後半47分 白井(パクミンギュ)
誰もが勝ち点3を願っていた試合です。ここから3連勝を狙っていましたが、出鼻をくじかれました。勝てなくてがっくりして、勝ち点2を失ったのは事実ですが、下を向いているばかりでもいけません。試合展開をかんがみると、次につながる勝ち点1と、みなすべきでしょう。
悔やまれる前半
立ち上がりから、相手に攻め込まれました。まだ逆転勝利がないというデータは相手も織り込み済みです。しかし、大崎が下がりぎみで宮沢と並んでいることが多くては、なかなか、攻撃のスイッチが入りません。攻撃に出れても前の 3人は連動せず、うまく抑えられていました。そういった中で、宮沢がボールコントロールミス。PK をとられたところは、宮沢が倒したよりも、相手がうまく倒れたようにも見えました。ここは、これからの宮沢を信じるのみです。大崎が下がることが多かったのは、サポートに入らないといけないと思ったのでしょうか。それでは、荒野や駒井が下がりぎみで、攻撃がままならないのといっしょです。
武蔵よみがえる
青木の孤軍奮闘が目立っていた攻撃に、変化をもたらしたのがが後半13分のサンチェス投入。前で張っていてくれることで、鈴木が下がってからの上がりが効果的になってきます。そうなると、サイドも何をすべきかわかりやすくなります。後半15分、菅野から青木にボールが渡るとすぐにロングフィード。近藤が反応して抜け出して、キーパーと交錯。倒されたことよりもむしろ決定機阻止でキーパーはイエローをもらったのでしょう。ここでキッカーは鈴木。豪快に PK を決めてくれました。鈴木は誰かに託そうと考えていたようですが、サンチェスが鈴木を推しましたね。これまでのモヤモヤを吹き飛ばすような豪快な弾道でした。推薦したサンチェは、29分に抜け出してネットを揺らしたもののオフサイド。こちらは初ゴールが近いでしょう。
スーパーゴールが救った
その後は互いに打ち合いになりました。裏を取られると危険なことが多いウチラにとって、ノーガード打ち合いはこわいです。引分け濃厚な様相で6分と表示のアディショナルタイムへ。ほぼラストワンプレーのところで、パクミンギュを下げた左サイドを突破されました。クロスを馬場がクリアしたところまではよかったけど、ファーサイドで拾われてダイレクトボレーで決められました。ガックリ来ますが、下を向いている場合ではありません。アディショナルタイムは伸びて、プラス9分、さすがに残りワンプレーになると思ったところです。スローインを拾って、エリア外から相手が2人いるのにもかかわらず思い切り蹴って、その合間をぬってゴール。一瞬過ぎてまぼろしかと思いましたが、文句なく田中克幸のプロ初ゴールです。【動画】大卒ルーキーが大仕事! コンサ田中克幸の文句なしゴラッソ(サッカーダイジェストWeb)。最低限の勝ち点1は、ゼロより気分的に大きく違いますよ。馬場のクリアは良かったけど、アンラッキーとしか言えません。取られたら取り返すは当然だけど、取ったら取られないようにしましょう。
この試合の着眼点
菅が次節出場停止。ここで、今日来場の、とにかく明るい安村のように、安心してください、パクミンギュがいますよと言わんばかりに、奮闘していました。左から突破されることが、ほとんどなかったですね。前へボールをよく出します。なにより、後半残り10分以降も効果的なボール奪取ができるスタミナ。早期に欠かせない存在になるでしょう。
次こそ、連勝は必須。引き続き大和ハウス プレミストドーム(プレド)で戦えるのは有利ですよ。8.16(金)19:30 サガン鳥栖戦。17位との直接対決。8.21(水)19:30 天皇杯 4回戦 ジェフユナイテッド千葉戦(フクアリ)をはさんで、8.25(日)19:00 ジュビロ磐田戦(ヤマハ)。残り 12 試合もあります。勝負はこれからです。
(13日 11:40)