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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2020/01/01号


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2020年 新年あけまして
おめでとうございます
今年も宜しくお願いします

ヴィッセル神戸 2-0 鹿島アントラーズ

 得点者

新国立で、楽天メルカリの対戦。新チャンピオンが誕生しました。21冠目を目指す王者から「らしさ」を感じることなく完敗を喫したのは、令和の新時代への象徴になるのかもしれません。見どころはたくさんありました。

戦前から、アントラーズには不利な要素がいくつもありました。一年間けが人とコンディション不良などに悩まされて、ベストメンバーが組めません。その上、秋以降に得点を重ねた上田綺世と相馬勇紀は前所属チームで大会に出場しているため登録外。その上、準決勝V・ファーレン長崎戦など、3バックの相手に手を焼く試合が続いていました。しかも、11月30日のリーグ33節では、1-3 で完敗です。メンタリティーだけでは厳しいものばかりです

対してヴィッセルには、ラッキーボーイがいました。JFL、J3、J2、J1の異なるカテゴリーで開幕戦ゴールを決めて、トリニータ在籍時ながらも J1で決めた相手がアントラーズだったのは、良縁なのでしょう。藤本は、2得点に絡みました。

どうしても、イニエスタ、ポドルスキ、この試合で引退のビジャが目立ちますが、この試合は西・酒井の両サイドとボランチ山口の試合でした。両サイドが下がりすぎずに、ワイドにポジションを取ることでマークを分散させていました。そうなると、中央でプレーするイニエスタらがボールを受けやすくなります。先制は左で酒井が、2点目は右で西が頑張ったおかけです。山口は攻守に走り回りました。最終ラインの負担を軽くするだけでなく、攻撃でも、古橋と藤本の2トップと共に相手に圧力をかけました。

アントラーズの前半は、ボールがほとんどつながらず、単発の反撃がやっとでした。後半開始と同時に左サイドの白崎に代えて、準決勝で負傷した土居を投入。さらに、右ワイドに永木、左ワイドに山本を配置して、ブエノ、犬飼、町田の3バックに変更しました。ミラーゲームにして役割を明確にする意図は当たります。パスがつながるようになってサイドからチャンスを作り出し、攻め込みました。しかし、ここで立ちはだかったのは、53分の右サイド名古の負傷交代でした。ゲームプランが更に崩れました。

このような展開から、1点差にされると流れが大きく変わると見ていましたが。ヴィッセルは落ち着いていましたね。最終ラインと山口が何度もピンチを防ぎました。痛みがあったイニエスタをすぐに代えるかと思われましたが、88分までプレーしました。最後にはビジャがピッチに立ち、文句なしの決勝戦でしょう。

順位予想から振り返る

2019年度J1順位予想 答え合わせ

ヴィッセル神戸は、継続あるのみですね。この試合のように、VIPなメンバーでなく日本人選手が目立つようにしたいです。リーグ戦は10月以降の6試合で5失点。上位勢に名乗りを上げるには、最低でも監督を固定して戦う辛抱強さを見たいです。

鹿島アントラーズは、改革の年になりそうです。大岩監督が退任して、ザーゴ新監督が就任。補強も大幅に実施する見込みで、海外移籍や負傷者にも強くしていくでしょう。前半は試行錯誤ながらも、伝統の後半勝負に持ち込んでいきたいところです。

それでも今年のコンサドーレのコトをいわせろ

一昨年は ACL が手の届くところに、昨年はタイトルが手の届くところにたどり着きました。おのずと今年は「タイトル獲得」と言いたくなりますが、砂糖よりも甘い。カンタンなもんじゃありません。ノルマはACLかタイトル獲得でしょうが、まずは残留です。次に毎月勝ち越し。その次に、カップ戦ベスト8以上が現実的なのでしょう。

このオフは一人も契約満了がいません。これはとっても素晴らしいことです。ミシャのサッカーを理解することは高度で、判っているメンバーだけで成熟したいというのは理解できます。実際、白井がフィットまで一年かかり、中野も終盤になってようやくハマってきた感があります。そう考えると、今から来年のことも考えていかないといけないと思うのですが、いかがでしょうか。有望な大卒3人が入りましたが、それだけでは選手層が心もとないように見えます。

代表招集やカップ戦と並行した戦いは、昨年初めて見た景色です。ファイナリストも初めて見た景色でした。タイトルやACLは夢ではなくてつかむものになってきています。まずは万全の態勢でキャンプに入って、2月16日(日)のルヴァンカップ初戦、2月21日(金)のリーグ戦開幕を迎えましょう。

(3日 22:40)