CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/10/11号
勝ち進むことに意義あり
コンサドーレ札幌 2-1 ガイナーレ鳥取
得点者
- コンサドーレ札幌
- 前28分 西嶋
- 後42分 キリノ(PK)
- ガイナーレ鳥取
- 前7分 冨山
キリノ 西 (ボランチへ) 砂川 古田 (中山) 宮澤 ダニルソン (FWへ) 西嶋 吉弘 柴田 芳賀 (ハファエル) 高原 sub:荒谷 岩沼 横野 上原 石井
相手はJ準会員で現在JFL5位。来年J2で戦えるだけの力を有しているチームです。実際、先発メンバーを見ると、GKシュナイダー潤之介、MF吉野智行、FW梅田直哉、FW阿 祐大朗と、Jで見た名前がズラリ。控えにはGK井上敦史に野人FW岡野雅行。FWハメドもゴールを量産しています。昨年勝ち点差1で5位に甘んじていて、実力的には今年新加入したチームとそん色ありません。
負傷で、石川、藤田、上里が欠場。そのほかは水曜日に出場したメンバー。手を抜いたわけではありませんが、相手ペースで試合が進んでいきます。しかし、前半7分に先制点献上までお付き合いすることはないでしょう。まさか、ハンディを与えたとは思えませんが。流れの中からなかなか好機をつくれませんでしたが、得点がCKとPKからで勝負どころで得点を捕って勝ち上がったのは勝ち方を身につけるという意味でも良かったのではないでしょうか。
前半のうちに同点に追いつけたのが良かったですね。後半早々にオフ・ザ・ボールでの動きが持ち味のハファエルを投入し、攻撃のスピードアップというバリエーションが加わりました。これで相手守備陣を押し込んでいきます。実ったのは後半42分。ハファエルのパスを古田が受け取ると高速ドリブルで中に切れ込み、すでにカードを一枚もらっているDF水本がたまらず背後から倒しました。PKを確率の高いキリノに譲り、確実に一点リードを奪うと、あとは一人少ない相手にあぶなげなく90分勝利を得ました。
この試合の着眼点
これがリーグ戦だったらと思うとゾッとするほどのダメな出来。トーナメントなのだから、勝ちにのみ価値があります(暖房無用ですよっ)。
普段より多いベンチ入りメンバーを見ると、そろそろ選別が始まっているのでしょうか。これで動向が伺えるとも思えませんが、久々に名前が挙がった面子を見ると、つい過去の例を思い出したくなります。果たして出番はあるのか、注目しておきましょう。
(12日 15:50)