CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/02/9号
守備は根本的課題あり
ロアッソ熊本 3-0 北海道コンサドーレ札幌
- ロアッソ熊本
- 前半28分 半代 将都
- 後半4分 渡邉 怜歩
- 後半45分+1 塩浜 遼
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第2節 2/23現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | ロアッソ熊本 | 3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 5 | 2.50 (1) | 3 | 1.50 (14) | 2 |
20 | 北海道コンサドーレ札幌 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0.00 (16) | 5 | 2.50 (20) | -5 |
中島 (サンチェス) 長谷川 田中克 (スパチョーク) 田中宏 近藤 (青木) 高嶺 馬場 パク 大崎 西野 ミンギュ (出間) (中村) 菅野 sub:中野 高尾 岡田 荒野 交代: 後半0分 中村(パクミンギュ) 後半15分 青木(田中宏) 後半15分 スパチョーク (田中克) 後半24分 サンチェス(中島) 後半31分 出間(西野)
J2の厳しさをイヤというほど味わっています。2試合で無得点5失点。文句なしの最下位です。しかし、2戦2敗は3チーム、2試合無得点は4チームあります。このまま浮上できないチームではないはずです。
失点までは悪くない
西野、長谷川、中島が初スタメン。馬場、田中宏武、田中克幸がスタメン出場。練習試合などで状態が良い選手で、コンビネーションを考慮した選考でした。相手スペースを突く中島。その中島と近い距離でゴールを狙う長谷川。左でチャンスを作るダブル田中。前節攻撃が偏りすぎていた右サイドで押し上げて、近藤のサポートをしていた西野。個々に見るといいところはいっぱいあったのに得点につながらないのが、苦しいところです。相手ゴール手前まで攻め込んでいるのに、奪われて速攻を仕掛けられてピンチを招く場面が何度もありました。左奥へ長いボールを入られて、クロスを大崎がクリアしたものの拾われ、再びクロスを入れられると西野が追いつけずに先制を許しました。
根深い問題はどこだ
2失点目は、大崎のクリアを前方で拾った中村が3人に囲まれから。奪われたあとに受け渡されて、大崎が背後から1対1になったところから決められました。前へ動きながら後方の相手へは、対応しづらいものです。3失点目は、大崎のマークをはがされて、マイナスのパスでフリーから撃たれました。こうして見ると、全部大崎が関わっているように見えますが、むしろ大崎以外は守備しているのと言いたいです。馬場があわてて戻ってくるくらいなら、相手の攻撃の時はボランチの片方が最終ラインにいるべきです。前半開始早々は、西野が上がっていたとき、高嶺が3バックのラインに降りていました。守備に転じた時の約束事がなくて個人任せになっているように見受けられます。
この試合の収穫
セットプレーからの失点はなかったですね。他にも、スコアが動くまでは、連動した攻撃がありました。いいところは、前節よりも思いつきます。
問題なのは、失点を許したところで万事休すでよす。明らかに攻めのペースが鈍っています。1点取り返す気迫や工夫が感じられません。相手の運動量は、最後まで落ちていませんよ。ただ、嘆いているばかりでもいけないですね。昇格した2011年も、2試合連続完封負け。初勝利と初得点は4試合目でした。勝負はこれからなんです。
次は、月が代わって3月です。ようやく関門海峡を越えます。3.2(日)14時から、レノファ山口戦。そして、3.9(日)13:05から、津軽海峡を越えてホーム開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦。3.15(土)13時から、初対戦アウエーでブラウブリッツ秋田戦。とにかく、勝利に向けてよい準備を。
(24日 16:20)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/02/16号
悪いところは今のうちに
大分トリニータ 2-0 北海道コンサドーレ札幌
- 大分トリニータ
- 後半28分 有馬 幸太郎
- 後半39分 有働 夢叶
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
順位 | 第1節 2/16現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 大分トリニータ | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2.00 (3) | 0 | 0.00 (1) | 2 |
18 | 北海道コンサドーレ札幌 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0.00 (14) | 2 | 2.00 (13) | -2 |
サンチェス 青木 (キムゴンヒ)(長谷川) 荒野 (田中克) 中村 近藤 (田中宏) 高嶺 木戸 (馬場) パク 大崎 高尾 ミンギュ 菅野 sub:中野 家泉 西野 スパチョーク 交代: 後半17分 馬場(木戸) 後半17分 キムゴンヒ (サンチェス) 後半17分 田中克(荒野) 後半29分 田中宏(中村) 後半36分 長谷川(青木)
昇格した 2016年も黒星スタートですよ。悲観せずに次です。正直なところ、対戦カード発表のときからあまりいい予感はしていませんでした。99年開幕戦と一緒です。ちがうのはスコアで、0-1 だったのが今回は2失点。しかそ、これから挽回すればいいんです。良薬をいただきました。
高嶺が戻ってきた
試合が始まって、高嶺が中盤でボールを持って感激に浸った方々はワタシだけではないでしょう。しかし、すぐに現実に戻されました。ボランチでボールの配給役になってるけど、狂犬ぶりはなかったですね。以前と役割が違うので当然なのでしょう。問題なのは、高嶺がボールを持ったとき周りの押し上げがなく、どこに出そうか見当たらず仕方なく横に出すことが多かったのは、チーム全体の課題。スピード感がなく、ゆっくり回していたのも問題です。大崎が有馬の対応に追われて、守備に専念せざるを得なかった影響もあるでしょう。しかし、近藤を目掛けたボールばかりでは相手は守りやすくなり、術中にハマってしまいます。
嗚呼 ジョルディ
今年の鍵になるのがフォワード。うわさされていたツートップではなく、去年と同様のワントップで、ジョルディ サンチェスが入りました。果敢に前へ進んで、相手を下げさせたのはよかったです。問題は、得点を取れるかどうか。サンチェスへボールが通ることは多かったですね。30分には枠内シュートを撃ちましたが、GKのファインセーブで阻まれました。最大のチャンスは44分。押し込まれた状態から発動したカウンターで、サンチェスから荒野、再びゴール前のサンチェスに通ってシュートを撃ちましたが、わずかに枠の左。そばに中村がいたので、スルーできたかもしれない場面でした。後半は次第にボールに関与することが少なくなり交代。前への推進力があり、キープできるので、次こそは決めてほしいです。
セットプレーに沈む
後半17分に3枚代え。直後に入ったばかりの田中克のパスから中村がクロスでビッグチャンスを作りましたが、走り込んだ青木が合わせきれませんでした。これが実質ラストチャンスとは夢にも思わないですね。高い位置でセカンドボールをことごとく拾われます。そうなると、失点の確率が高まります。1点目はロングスローのこぼれ球に反応され、2点目は右側からのフリーキックからの流れから、まるでリプレーを見せつけられたかのように連続失点を食らいました。気になったのは、失点の後に、失点の後、取り返す気迫を感じなかったこと。2位以内、悪くても6位以内を目指すには、物足りないでは済まされません。組織的な守備に阻まれたとはいえ、今年も残り15分の戦い方を熟考しなければなりません。相手はスタミナ切れを待って畳み掛けてきます。
この試合の収穫
去年の悪いところは出し尽くしたでしょう。危機感を持つくらいがむしろ良いです。その上で、木戸が先発でデビュー。前へ向かって、シュートを2本。しかし、木戸と荒野の位置は逆ではないのかという疑問も沸いてきます。2人が頻繁にポジションチェンジして撹乱するくらいがおもしろいですが、高嶺が気をつかって前へ行けないのももったいない。ここらは大崎やなかなかボールを触れられなかった青木を含めてバランスをどうするかでしょう。もちろん、楽しみなところでもあります。
次も九州です。2.23(日)13時から、2月のホームロアッソ熊本戦。その次は関門海峡を越えて、3.2(日)14時から、レノファ山口戦。そして、3.9(日)13:05から、津軽海峡を越えてホーム開幕戦のジェフユナイテッド千葉戦です。5連勝3回と10戦連続無敗が2度あれば余裕が出てきます。勝利に向けてよい準備を。
(18日 20:30)