CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/06/4号
勝ちっぷりがいいぞ連笑だあ
北海道コンサドーレ札幌 3-2 ロアッソ熊本
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半11分 高嶺 朋樹
- 後半42分 マリオ セルジオ
- 後半45+4分 高嶺 朋樹
- ロアッソ熊本
- 前半4分 神代 慶人
- 後半16分 藤井 皓也
順位 | 第21節 6/28現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 北海道コンサドーレ札幌 | 28 | 21 | 8 | 4 | 9 | 28 | 1.33 (6) | 34 | 1.62 (17) | -6 |
19 | ロアッソ熊本 | 18 | 21 | 4 | 6 | 11 | 22 | 1.05 (14) | 33 | 1.57 (15) | -11 |
長谷川 バカヨコ (スパチョーク) (マリオ) 青木 西野 荒野 白井 (田中克) (原) パク 宮 浦上 高嶺 ミンギュ (家泉) 高木 sub:児玉 大ア 田中宏 木戸 交代: 後半0分 スパチョーク(長谷川) 後半19分 マリオ(バカヨコ) 後半19分 原(白井) 後半25分 田中克(荒野) 後半34分 家泉(浦上)
残り5分からの逆転勝ち。単なる1勝以上の価値があります。先週のいい流れを切らさずに繋げられました。手ごたえを感じた勝利で、ようやく10位に浮上。逆襲はこれからですよ。
2失点だが悪くなかった
開始直後は、前節のような前線のプレスがかからなかったです。正確には、させてもらえずにボールを運ばれていました。開始3分に先制されたのは、その部分だけでは相手をほめるしかないスーパーゴールですが、左側でフリーにさせてしまっておもいっきり撃たせる状況を作られたのが、正直なところです。後半に再びリードを許した場面は、右でボールを奪われてつながれてしまったもの。ヒールで折り返されて決定的にされました。今や数的同数でも得点を奪っていくのがトレンドになりつつあるので、これは検証と対策の余地があります。攻められてても危険な場面は失点シーン以外ではほぼわずかで、思い描いていた進め方はできていたのだと思います。
正攻法がダメでも
前半から得点できそうな気配はありました。24・26分に青木が連続でシュート。35分はバカヨコが右の深い位置に持ち込んで、ゴール前でフリーの荒野にパスを送ったが、トラップミスでシュートを撃てませんでした。43分には10本以上のパスをつないで、最後は白井の右クロスに西野が頭で合わるも上へ。入りそうで入らず、嫌な流れで前半を終えました。後半に入って、11分の青木のフリーキックは、ゴール前ではなくグラウンダーで右の高嶺へ。フリーで受けて、低弾道シュートが壁の中を突き抜けて同点。密集に突っ込まずに脇からという発想はあっても、なかなか成功するものではありません。5分後に再びリードを許しました。34分に浦上を下げてあえて家泉を起用して、力ずくでも点を取りに行きますが、スコアは動かず。ところが42分に、マリオがスーパーマリオになりました。パクミンギュのワンタッチ左クロスに、難しい体勢から左足ボレーで合わせて来日初ゴール。同点のままアディショナルタイムに入り、その2分にゴールからやや距離があるところからフリーキック。青木がゴールを目掛けてキックすると見せかかけて、左の田中克幸へパス。これを右側の原にクロスを上げて、原が競り合いに勝つと、こぼれ球は右側でフリーだった高嶺へ。これを拾って、高嶺が再びスーパーミドルで逆転。入場者数22,236人にふさわしい勝利です。
それでも苦言をいわせろ
高尾が負傷のため、左利きでボランチに定着しつつある高嶺をあえて右サイドバックで起用。単に人材不足だったのか、それとも他の選手では役不足だったのかは憶測の域ですが、出場しなかったサイドができる選手は奮起しないといけないですね。
次もドームです。7.5(土)14時レノファ山口戦。勢いをつけて、7.12(土)19:30からのアウェージュビロ磐田戦に臨みましょう。これで、7月の試合はおしまい。中断期間に入ります。勝ち進みましょう。連勝して順位を上げていくしかありません。相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(2日 19:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/06/11号
すべてを振り払う勝利
藤枝MYFC 1-3 北海道コンサドーレ札幌
- 藤枝MYFC
- 後半44分 芹生 海翔(PK)
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半22分 青木 亮太
- 後半9分 白井 陽斗
- 後半45+4分 原 康介
順位 | 第20節 6/22現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 藤枝MYFC | 22 | 20 | 6 | 4 | 10 | 23 | 1.15 (12) | 29 | 1.45 (13) | -6 |
12 | 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 20 | 7 | 4 | 9 | 25 | 1.25 (8) | 32 | 1.60 (17) | -7 |
長谷川 バカヨコ (木戸) (マリオセルジオ) 青木 西野 荒野 白井 (家泉) (宮沢) (原) パク 宮 浦上 高尾 ミンギュ 高木 sub:児玉 田中克 田中宏 出間 交代: 後半0分 木戸(長谷川) 後半6分 マリオセルジオ(バカヨコ) 後半25分 原(白井) 後半25分 宮沢(荒野) 後半45分 家泉(青木)
開始直後の長谷川の猛烈なプレス。これまで見なかったですね。キーパーは外に蹴るしかありません。このプレーで今日はいけると感じました。この姿勢ですよ。これまで足りなくて今後必要なものを見せてくれました。
前へ強く進む
最初の一回だけで終わりませんでした。青木と白井だけでなく、荒野も高めの位置。おかげで、バカヨコへの負担が軽くなりました。西野と高尾はいつでも前へ進む態勢ができています。7分には、バカヨコがアクロバティックなシュート。クロスバーに跳ね返されたものの、得点の期待が高まります。しばらくあと一歩という展開が続きましたが、意外な形で先制しました。相手GKからのボールを青木がカット。センターサークル付近、約40メートルの距離から右足を振り抜くと、ボールは弧を描いて無人のゴールに入りました。GKが前に出てビルドアップに参加していて前に出ていたのを見逃さなかった、判断力と技ありのゴールです。その前に、長谷川がGKに対してハイプレスをかけていたのも見逃せません。後半に入ってもこの勢いは止まりません。中央でバカヨコがドリブルしながら時間を作って、クロス成功数1位の青木へ。左クロスが右の白井に入って、胸トラップからシュートを決めました。文句なしの崩しで2点リードです。
取られても取り返した
しかしその後は、相手の反撃に防戦になる時間が多くなりました。耐えていましたが、42分にハンドで PK の判定。1点差になり、アディショナルタイムは6分。同点にされそうな勢いで、ビッグプレーが出ました。後半アデショナルタイム 4分、敵陣に出したロングボールの競り合いから、相手がヘッドでバックパスする威力が弱かったのを原が見逃しませんでした。ループシュートでダメ押しの追加点。原が走り抜いて追いつきましたが、マリオも追いついて競り勝ったところも見逃せません。再び 2点差になり、1ヶ月ぶりの勝利を収めました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 高木(6.0)
- 高目の位置で未然に防ぐ。ブランクを感じさせない。
- DF
- 高尾(5.5)
- ディフェンスから攻撃のスタート。高い位置を取り続けた。
- 浦上(5.5)
- 判断と読みがよく、最終ラインでフタをする。
- 宮(5.5)
- 守備だけでなく、前方へ大きな展開も。ハンドの判定は寄せに行った結果。
- パク ミンギュ(6.0)
- 川上 エドオジョン 智慧をほぼ封じる。左で冷静な対処。
- 家泉(-.-)(後半45分in)
- 3バックに変更して、クローズの役割遂行。
- MF
- 西野(6.0)
- アンカー気味の位置から動き回る。ドリブル突破もあった。
- 荒野(5.5)(後半25分out)
- ボランチというよりも、逆三角形の右側で攻撃にからむ。前後によく動いた。
- 長谷川(6.0)(後半0分out)
- 47分間走り回って、前から圧力をかけ続ける。
- 木戸(6.0)(後半0分in)
- 長谷川に引き続いて、前線からプレッシャーかける。シュートの姿勢もよかった。
- 宮沢(5.5)(後半25分in)
- 押され気味のところで落ち着きをもたらす。
- 原(6.0)(後半25分in)
- 最後まで走り抜いた結果、貴重な追加点がついてきた。
- FW
- 白井(6.5)(後半25分out)
- 右サイドを駆け抜けた。今季初得点は左からのクロスに反応。
- バカヨコ(6.0)(後半6分out)
- ターゲットだけではなく、時間を使えるようになった。2点目の起点でもある。
- 青木(6.5)(後半45分out)
- 1ゴール1アシスト。テクニックもシュートを撃つ判断もさすが。
- マリオ セルジオ(5.5)(後半6分in)
- 時間を追うごとによくなっていった。3点目は競り勝ったおかげ。
- 監督
- 岩政(6.0)
- これまでとの違いを出せて勝利を得たところに価値がある。
それでも苦言をいわせろ
イージーなパスミスで撃たれた場面が何度かありました。外れてくれたため事なきを得ましたが、強力なストライカーなら確実に枠をとらえていたところです。勝利で目立たなかったものの、問題は残っています。
いいかたちで、ドームに戻ってこれます。6.28(土)14時ロアッソ熊本戦は、赤黒フェスタ。7.5(土)14時レノファ山口戦もドームです。勢いをつけてから、7.12(土)19:30からのアウェージュビロ磐田戦に臨みましょう。これで、7月の試合はおしまい。中断期間に入ります。勝ち進みましょう。連勝して順位を上げていくしかありません。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(24日 23:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/06/14号
負のスパイラルを防げ
北海道コンサドーレ札幌 2-2(PK3-5) 大分トリニータ
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半24分 木戸 柊摩
- 前半28分 出間 思努
- 大分トリニータ
- 前半39分 薩川 淳貴
- 後半45+5分 宇津元 伸弥
中島 出間 (白井) (バカヨコ) 木戸 原 (セルジオ) 荒野 大崎 (田中克) (宮) 岡田 西野 家泉 田中宏 (高嶺) 児玉 sub:高木 高尾 青木 交代: 後半11分 田中克(荒野) 後半11分 バカヨコ(出間) 後半11分 白井(中島) 後半32分 マリオ セルジオ(木戸) 後半39分 宮(大崎) 延前0分 高嶺(岡田)
アディショナルタイム5分に追いつかれて、PK戦で敗退。勝利濃厚からの天国から地獄へと、突き落とされました。このパターンは、日曜日のリーグ戦と一緒じゃないですか。開始15分問題が解決しつつあるところでの、リードしたゲームのクローズ問題発生です。問題箇所のもぐらたたきでは、勝利はおぼつきません。天皇杯初戦敗退以上に、根深い問題です。
94分間リードしていた
映像はおろか、テキスト速報もありませんが、2点リードまでは理想的な展開でしょう。木戸が左からゴール前30メートルからのロングシュートを決めて、プロの公式戦初得点で先制。4分後には、原がドリブルで駆け上がって、クロスに出間が合わせて追加点。得点を取るには果敢に攻めて、果敢に撃つが実行できていました。クロスからファーサイドに持っていかれて1点返されても、後半は攻勢を強められて5バックに変更しても、リードを保っていれば何も言うことはありません。
ラストワンプレーから暗転
タイムアップは目前でした。ラストと思われた左CKで蹴ったボールがそのままゴールへ。競り合いがあったはずですが、コーナーキックがそのままゴールになる確率は、結構低いはずでしょう。延長開始と同時に高嶺を投入。しかし、決着はつかずにPK戦へ。その高嶺のPKがクロスバーに弾かれて、勝負が決しました。試合のクローズの仕方や詰めの甘さなど、思うことはたくさん出てきますが、リーグ戦でなくて良かったと思うしかないのでしょうか。もちろん、敗戦がいいわけではありません。
この試合の収穫
マリオ セルジオがデビューしました。なかなかボールが来なかったようでしたが、監督のコメントが気になりました。ボールを届けることができれば得点は取れる選手だと思う
。当たり前すぎるのは目をつぶるとして、ボールを届けることができる選手、すぐに出てきますか。強いてあげると、宮のフィードとボランチに入ったときの高嶺くらいだと思うのでしょうが、いかがですか。それだけボールが回らずに手詰まりになっている印象が強いのです。由々しき問題です。
気持ちを切り替えましょう。中2日で、6.21(土)19時アウエーでの藤枝MYFC戦から後半戦です。この試合は、ワタシも参戦します。しかし、高嶺が累積警告で出場停止です。6.28(土)14時ドームロアッソ熊本戦は、赤黒フェスタです。7.5(土)14時レノファ山口戦もドームです。勝ち進みましょう。連勝して順位を上げていくしかありません。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(19日 22:00)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/06/17号
失点の根源を潰すべし
北海道コンサドーレ札幌 2-2 FC今治
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半13分 高嶺 朋樹
- 後半24分 高嶺 朋樹
- FC今治
- 前半36分 パトリッキ ヴェロン
- 後半45+1分 横山 夢樹
順位 | 第19節 6/15現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ジェフユナイテッド千葉 | 38 | 19 | 11 | 5 | 3 | 32 | 1.68 (1) | 17 | 0.89 (3) | 15 |
2 | 水戸ホーリーホック | 38 | 19 | 11 | 5 | 3 | 28 | 1.47 (5) | 15 | 0.79 (2) | 13 |
3 | RB大宮アルディージャ | 36 | 19 | 10 | 6 | 3 | 31 | 1.63 (3) | 18 | 0.95 (5) | 13 |
4 | ベガルタ仙台 | 36 | 19 | 10 | 6 | 3 | 26 | 1.37 (6) | 19 | 1.00 (8) | 7 |
5 | 徳島ヴォルティス | 33 | 19 | 9 | 6 | 4 | 20 | 1.05 (13) | 10 | 0.53 (1) | 10 |
6 | ジュビロ磐田 | 32 | 19 | 9 | 5 | 5 | 30 | 1.58 (4) | 24 | 1.26 (11) | 6 |
7 | サガン鳥栖 | 29 | 19 | 8 | 5 | 6 | 20 | 1.05 (13) | 20 | 1.05 (9) | 0 |
8 | V・ファーレン長崎 | 28 | 19 | 7 | 7 | 5 | 32 | 1.68 (1) | 32 | 1.68 (18) | 0 |
9 | FC今治 | 27 | 19 | 6 | 9 | 4 | 23 | 1.21 (8) | 17 | 0.89 (3) | 6 |
10 | 大分トリニータ | 26 | 19 | 6 | 8 | 5 | 19 | 1.00 (16) | 18 | 0.95 (5) | 1 |
11 | ヴァンフォーレ甲府 | 24 | 19 | 6 | 6 | 7 | 18 | 0.95 (18) | 18 | 0.95 (5) | 0 |
12 | 藤枝MYFC | 22 | 19 | 6 | 4 | 9 | 22 | 1.16 (9) | 26 | 1.37 (13) | -4 |
13 | 北海道コンサドーレ札幌 | 22 | 19 | 6 | 4 | 9 | 22 | 1.16 (9) | 31 | 1.63 (17) | -9 |
14 | ブラウブリッツ秋田 | 20 | 19 | 6 | 2 | 11 | 22 | 1.16 (9) | 34 | 1.79 (19) | -12 |
15 | いわきFC | 19 | 19 | 4 | 7 | 8 | 22 | 1.16 (9) | 28 | 1.47 (15) | -6 |
16 | ロアッソ熊本 | 18 | 19 | 4 | 6 | 9 | 19 | 1.00 (16) | 27 | 1.42 (14) | -8 |
17 | モンテディオ山形 | 17 | 19 | 4 | 5 | 10 | 24 | 1.26 (7) | 29 | 1.53 (16) | -5 |
18 | レノファ山口FC | 17 | 19 | 3 | 8 | 8 | 18 | 0.95 (18) | 24 | 1.26 (11) | -6 |
19 | カターレ富山 | 16 | 19 | 3 | 7 | 9 | 16 | 0.84 (20) | 21 | 1.11 (10) | -5 |
20 | 愛媛FC | 12 | 19 | 1 | 9 | 9 | 20 | 1.05 (13) | 36 | 1.89 (20) | -16 |
サンチェス 木戸 (バカヨコ) (白井) 青木 高嶺 宮沢 近藤 (大崎) (田中克) (原) パク 宮 浦上 高尾 ミンギュ 菅野 sub:中野 西野 荒野 セルジオ 交代: 後半0分 白井(木戸) 後半11分 田中克(宮沢) 後半19分 バカヨコ(サンチェス) 後半37分 大崎(青木) 後半37分 原(近藤)
逆転勝利の確信は私だけでなかったでしょう。少なくともアディショナルタイムに選択するプレーではない。奪われて、リカバリーを期待できずに失点。前半の失点も、安易にラストパスを出させていました。宮と浦上がさっそく先発で、期待以上の出来だっただけに、失点の要因はボールが出るところだった、前半戦終了でした。
攻められっぱなしの前半
相手はキックオフ前からウチラの左サイドを狙ってきました。人が集中しすぎです。逆に手薄な右から攻めれそうですが、それも出来ずに押し込まれます。相手は外国人カルテットが強烈で、全般的に前線からのプレスが強く、攻守の切り換えが素早いです。菅野のセーブに何度も助けられました。それでも前半30分過ぎに、木戸からサンチェスにいいボールが入ったところは、期待を抱かせました。その4分後に、左サイド突破から、右の高尾にサイドチェンジ。高尾からのクロスにサンチェスがヘッドで合わせてネットをゆらしたもののオフサイド。理想的な崩しができていただけに、この2分後に先制を許したのは重かったです。最後はターンしてからのシュートで相手をほめるしかありませんが、その前に送られたパスを出させてはいけません。左側で木戸が寄せきれず、ボールを危険なところに出されました。
逆転できたが
後半開始と同時に、白井を投入。左に入って、青木が1.5列目へ。これで、宮沢からボールが入りやすく、高嶺が前へ行きやすくなりました。同点のきっかけは、近藤のドリブル突破。エリア内で倒されてPKの判定。キッカーの高嶺のキックは、一旦キーパーに弾かれたものの、自らこぼれ球を拾ってダイレクトに決めました。その後も押し込んで、再び高嶺が決めました。ペナルティエリア手前から、左足できれいな弾道を描いて豪快にゴールが決まりました。あまりにも美しい逆転劇だっただけに、どこかこれで勝てると思ってしまったのでしょうか。7分のアディショナルタイムに落とし穴。田中克幸から高嶺へパスが渡るはずが、ずれたところをかっさらわれて、そのまま失点。勝ち点2 もかっさらわれました。
この試合の着眼点
さっそく、最終ラインの新加入2人がフル出場。宮は文句なく合格。対人だけでなく、前へのフィードは武器になります。浦上は合流数日と思えないほど、よく声出していました。試合ごとに連携がもっとよくなるでしょう。よって、失点の問題は、最終ラインでないことが証明されたのですよ。失点の起点、根源を根こそぎ取らないと、失点は減りません。1失点目は、木戸の寄せが甘くて、決定的なパス。ボランチが居るべきなのにがら空きなのも気になりました。
攻撃では、サンチェスもバカヨコも後ろに下がりすぎずに前線で動き回ってターゲットになろうとしていました。しかし、特に前半はその周りでプレーする選手がいません。前半のチャンスは、近藤が突破したときと、木戸からサンチェスにボールが通ったときくらいです。どのチームも、全ポジション、フルコートでマークをかけてくるのですよ。両サイドからの仕掛け、縦への素早いボールや突破がないと、得点を重ねるのは厳しいです。
6.18(水)19時からドームでの天皇杯 2回戦大分トリニータ戦。ここで出場時間の少ない選手はアピールを。6.21(土)19時アウエーでの藤枝MYFC戦から後半戦です。この試合は、ワタシも参戦します。しかし、高嶺が累積警告で出場停止です。6.28(土)14時ドームロアッソ熊本戦は、赤黒フェスタです。7.5(土)14時レノファ山口戦もドームです。勝ち進みましょう。連勝して順位を上げていくしかありません。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(17日 06:50)