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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/3号

2試合連続数的不利
2試合連続敗戦

ヴィッセル神戸 4-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第16節 5/29現在 得点 失点
18 ヴィッセル神戸 11 16 2 5 9 14 0.88 (15) 22 1.38 (14) -8
11 北海道コンサドーレ札幌 20 16 4 8 4 15 0.94 (12) 26 1.63 (18) -11

         駒井
   青木         金子
(ドウグラス
 オリヴェイラ)
 
 菅            ルーカス
         フェルナンデス

    深井       荒野

  中村    宮沢    岡村
(ガブリエル
 シャビエル)
 
         中野
 
sub:松原 西 檀崎 田中宏 中島

イニエスタを止めても、交代で下がったあとに3失点喫しては意味がありません。気がつくと、2試合で10失点で、得失点差はリーグワーストになりました。2試合連続で1人少なくなって闘うことになり、今季初の連敗以上に痛い最下位相手の敗戦になりました。

チャンスと得点は反比例

ボールは運び放題で、チャンスをたくさん作ります。ルーカスフェルナンデスの右クロスから、ペナルティエリアに入れる場面が何度もありました。しかし、肝心のシュートをなかなか撃てず、撃っても枠外なのですよ。こういったときは、ワンチャンスをモノにされがちです。前半17分、コーナーキックを深井がクリアしましたが、中途半端になったところを付け入られ、ペナルティエリア手前の中央からシュートを撃たれ、先制を許しました。前半のシュートは、相手の2本に対して6本。すべて枠外でした。

連続失点と退場者

1点を返して反撃ムードが出てきましたが、気になったのは後半からサイドを突破されるようになったことです。押し込まれてセットプレーを与える場面が増えてきます。後半19分に、コーナーキックをフリーになっていたところでヘディングシュートを撃たれて勝ち越しされます。5分後には、再びコーナーキックから。中野がヘディングシュートをセーブし、さらにクリアするが、こぼれ球に反応されて2点差。さらに5分後には、右サイドを突破されて、折り返しが当たってオウンゴールになりました。この1分前の後半28分に、ガブリエルシャビエルが入りましたが、失点をはさんで3分後にレッドカード。決定的得点機会阻止でした。ボールを奪われて、ディフェンスラインの裏に抜け出される位置で、倒してしまいました。そのまま、スコアは変わらずに今季初の連敗になりました。

この試合の収穫

ようやく出ましたドウグラスオリベイラの今季初ゴール。後半開始から投入されると、前線で走り回りました。14分に、荒野が敵陣浅い位置から左サイドの菅に浮き球。中央へ送ると、キーパーがキャッチしきれずにボールがこぼれ、これに反応してゴール右のポストをたたいてネットを揺らしました。やっとリーグ戦に戻ってきて、献身的さが実ってくれました

ようやく連戦が終わりました。まずリフレッシュして、負傷者の復帰を待ちましょう。日本代表戦で、リーグ戦はしばし中断。でも、ゼッタイ負けられない戦いが待っています。ルヴァンカッププレーオフステージは、サンフレッチェ広島と6.4(土)14時からドームで、6.11(土)16時からアウエーで闘います。その間に、天皇杯2回戦。6月8日(水) 18:00より厚別で、桐蔭横浜大学との対戦。どのようなやりくりをするのか注目です。リーグ戦の6月初戦は6.18(土)。19時からアウエーで川崎フロンターレ戦。コンディションを整えて挑みましょう。

(1日 06:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/7号

まだ3敗だ
試合は惨敗だ

北海道コンサドーレ札幌 1-6 柏レイソル

順位 第15節 5/25現在 得点 失点
10 北海道コンサドーレ札幌 20 15 4 8 3 14 0.93 (13) 22 1.47 (17) -8
4 柏レイソル 24 15 7 3 5 19 1.27 (5) 13 0.87 (2) 6

         駒井
        (中島)

   青木         金子
(ガブリエル  (ドウグラス
 シャビエル) オリヴェイラ)
 
 菅            ルーカス
(田中宏)  フェルナンデス

    福森       荒野
             (小野)

  中村    宮沢     西
 
         中野
 
sub:松原 檀崎

菅野と大谷GK2人、興梠、小柏、高嶺、田中駿汰、岡村、トゥチッチが負傷による欠場。深井のメンバー外はは連戦によるコンディションを考慮したのでしょう。出場停止明けの宮沢と負傷から福森が復帰。福森はボランチに入って期待されましたが、前半10分で一発レッドで退場。80分以上一人少なくなる戦いを強いられました。PKをとられたり、VAR で1失点助かりました。これがサッカーなのです。次、勝ちましょう。

開始10分で1人少なくなる

中村の成長のおかげで、福森が一列前へ。最終ラインと頻繁にポジションチェンジをすることで、相手の前方からのタイトな守備を引きつけて、そこで背後を狙って主導権を握ろうとしてました。ところが前半6分に、アフタータックル。VARオンフィールドレビューで、ボールに触れた足と異なる足へ入り、危険なプレーと判断されました。ただし、先制されたのは数的不利関係なしのミドルシュート。その後は守りながらも積極的に前へ出ましたが、数的不利は逆襲に弱いですね。2点目は、深い位置に押し込まれてからのクロスからの失点でした。

あわや6点差

0-2 からの後半スタートは仕切り直しができますが、早々に打ち砕かれました。9分はビルドアップに詰め寄られ、最後は中野が1対1。13分はフェイントではがされて連続失点。20分に田中宏、ディエゴオリヴェイラ、中島が入ったものの、2分後に西がPK献上。決められた2分後にも、右サイドを攻め上がられ、悠々と抜け出されて失点。絶望的な6失点6点差でしたが、青木のファインゴールで無得点は避けられました。35分にはガブリエルシャビエル、43分には小野が入りましたが、追加点を奪えず。41分には、ショートカウンターから抜け出されて、ゴールネットを揺らされました。VARオンリーレビューの結果、オフサイドでノーゴール。大差になりましたが、次への期待を残して、試合を終えました。

この試合の収穫

田中宏武のデビュー戦と青木のゴールでしょう。ドウグラスオリベイラの右からのパスを中央で受けて、ミドルシュート。気持ちは折れずに闘う姿勢を見せてくれました。

今度は中3日。5月最後は、5.29(日)13:05からノエスタでヴィッセル神戸戦。くれぐれも今の順位だからといって、あなどってはいけません。ルヴァンカッププレーオフステージは、サンフレッチェ広島と6.4(土)14時からドームで、6.11(土)16時からアウエーで闘います。リーグ戦の6月初戦は6.18(土)。19時からアウエーで川崎フロンターレ戦。コンディションを整えて挑みましょう。

(26日 23:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/10号

逆境を乗り越える
アウェーで逆転快笑

ジュビロ磐田 1-2 北海道コンサドーレ札幌

順位 第14節 5/22現在 得点 失点
15 ジュビロ磐田 14 14 3 5 6 18 1.29 (5) 23 1.64 (18) -5
8 北海道コンサドーレ札幌 20 14 4 8 2 13 0.93 (12) 16 1.14 (10) -3

         荒野
   青木         金子
 
 菅          ルーカス
        フェルナンデス

    深井      駒井

  中村   岡村   田中駿
(ドウグラス      (西)
 オリヴェイラ)
 
         大谷
        (中野)
 
sub:檀崎 田中宏 
     ガブリエルシャビエル
     トゥチッチ 

宮沢が出場停止。高嶺が右太もも裏肉離れと発表。菅野・福森・中島がコンディション不良で欠場。悲観的になった方も多かったと思われます。そんな中、厳しい状況で、今季初の逆転勝ちで勝ち点3を得たのは大きな自信になります。8位に順位を上げて、4位との勝ち点差は1。3位との勝ち点差も5に迫りました。

先制を許したが

前節と同じ様に、立ち上がり早い時間に失点。コーナーキックからの混戦で、当たってこぼれたところを拾われて押し込まれました。これはどうにもできない失点だったので、気持ちの切り換えをしやすかったのでしょう。次第にボールを拾えて、前に進めるようになっていました。気がつくと荒野が最終ラインにいたのは驚きましたが、駒井とポジションを交換したのが、ターニングポイントです。田中駿汰とルーカスフェルナンデスを押し上げます。前半28分に、ルーカスフェルナンデスが中央へクロス。マークをかわした深井がワンタッチでボレーシュートを撃って同点。さらに勢いづきました。

タテに攻めた

試合開始当初は相手のプレスを感じましたが、次第にその圧を感じなくなりました。前へ運べて攻めれている証拠です。奪われてからのカウンターに気をつけるくらいで済みました。その象徴が後半10分の得点シーン。リーグ戦初スタメンの中村桐耶のドリブル。この中央突破は久々に鳥肌モノでした。ボールを受けた青木はフェイントを入れてボールキープしてからラストパス。これを駒井がヘッドで合わせて押し込み、逆転ゴールが決まりました。

苦しみながらも優位に戦う

逆転直後の後半12分に、田中駿から西に交代。連戦を考慮と思ったら、右太もも裏を痛めた交代でした。29分には、中村に代わって、ディエゴオリヴェイラが今季リーグ戦初出場。直後のイエローはもったいなかったですが、献身的な動きは健在。ファーストディフェンスが効いていました。40分には、大谷が味方と衝突して肩を強打。中野が緊急出動になりましたが、2人とも勝利に貢献。これまで代役とされていた選手逹でリーグ戦の白星をつかみました。

それでも苦言をいわせろ

外国人フォワードは奮起ですよ。2回、負傷による交代がありましたが、トゥチッチとガブリエルシャビエルが出番なし。同列でしたら、日本人選手の若手を起用する傾向ですから、一層の結果をお願いします。

中2日で、5.25(水)19時からは、現在5位で勝ち点21、勝ち点差1柏レイソルとドームで対戦。5月最後は、5.29(日)13:05からノエスタでヴィッセル神戸戦。6月4日には、サンフレッチェ広島とドームで、ルヴァンカッププレーオフステージを戦います。コンディションに気をつけて、取りにいきましょう。

(24日 8:00)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/14号

リードは許さない
耐えてグループステージ突破

北海道コンサドーレ札幌 1-1 サガン鳥栖

順位 Cグループ第6節
5/18現在

得点 失点

1 京都サンガF.C. 10 6 3 1 2 8 1.33 (4) 11 1.83 (3) -3
2 北海道コンサドーレ札幌 8 6 2 2 2 13 2.17 (1) 11 1.83 (3) 2
3 柏レイソル 8 6 2 2 2 9 1.50 (2) 8 1.33 (1) 1
4 サガン鳥栖 6 6 1 3 2 9 1.50 (2) 9 1.50 (2) 0

     トゥチッチ
        (西)
    
 ドウグラス   ガブリエル
 オリヴェイラ シャビエル
  (中村)      (田中宏)
 
 青木             金子
(檀崎)

    宮沢       駒井
           
  菅     岡村   田中駿
               
         大谷
 
sub:中野 小野 藤村

引き分け以上でグループステージ突破できる有利な条件は、最終節ということもあり、結構難しいです。スコアが動かない時間が長く続いて、リードを許さずに試合をクローズできました。無事、4大会連続のグループステージ突破を果たしました。B組1位のサンフレッチェ広島とプレーオフ(6月4日札幌ドーム、同11日エディオンスタジアム広島)で対戦します。

外国人トリオ

けがから復帰した、ドウグラスオリベイラがスタメン。ガブリエルシャビエルとトゥチッチと共に前線に入りました。どうしても、迫力ある攻撃と得点を期待してしまいますが、むしろ、前線からの防波堤の役割を期待したのかもしれません。しかし、どうしても勝ち点3がほしい相手の厳しいプレッシャーで、なかなかうまくビルドアップできません。これは土曜日に突きつけられた課題です。それでも、苦しい前半を無失点て切り抜けられたのが、あとで効きました。

西がワントップに入ってから先制

後半開始と同時に、田中宏と中村を投入。菅がひとつ前に移動しました。守りぬく守備的な交代と感じましたが、勝ちが必要な相手の攻撃に対応するにはやむを得なかったのでしょう。 後半20分には、トゥチッチに代わって西が入りました。そのままワントップに入りましたが、フォワードでユースからトップ昇格してますから、決して奇策ではありません。これでチームに落ち着きがもたらされ、前半から一転して、ボールが回り始めました。29分に、中村が Jで初ゴール。ドリブル突破した金子が右サイドから折り返したパスを、中利き足の左足で合わせました。6分後には同点にされ、その後も奪われると一気に攻め込まれる展開。敵陣でボールキープをしながら時間を使い、45分には檀崎が入りました。4分のアディショナルタイムをしのいで、リードを許さずにタイムアップを迎えました。

この試合の着眼点

勝ち抜けがかかったカップ戦です。やりくりが苦しい中で、よく外国人トリオの先発出場や西のトップの位置での起用を決断できたと思います。久しぶりにボランチとしてプレーした宮沢は「前半で死にそうになった」と語っていました。前線での働きは、すぐに得点に直結しなくても、とっても大事なんですね。

中3日で、ジュビロ磐田戦。アウエーですが、宮沢は累積警告で出場停止ですが、順位関係から、確実に勝ち点3をとりたい試合です。5.25(水)19時からは、現在4位で勝ち点20、勝ち点差3柏レイソルとドームで対戦。5月最後は、5.29(日)13:05からノエスタでヴィッセル神戸戦。連戦が続きます。コンディションに気をつけて、取りにいきましょう。

(20日 1:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/18号

制圧されて4失点
王者に屈する

鹿島アントラーズ 4-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第13節 5/14現在 得点 失点
1 鹿島アントラーズ 28 13 9 1 3 21 1.62 (2) 13 1.00 (7) 8
11 北海道コンサドーレ札幌 17 13 3 8 2 11 0.85 (13) 15 1.15 (12) -4

 ガブリエルシャビエル
     (トゥチッチ)
 
   駒井         金子
 
 菅           ルーカス
        フェルナンデス

    高嶺      深井
   (岡村)    (中島)

  福森   宮沢   田中駿
        (青木)
 
         菅野
 
sub:中野 西 中村

やっぱりカシマスタジアムは甘くありませんでした。開始6分で、連続無失点は5試合でストップ。勝利を奪えていれば最高4位に浮上したが、なかなか反撃できず失点を重ねて、3点差の完敗で11位に後退しました。勝ち点を奪えなかったことに加えて、前半44分に高嶺が右太もも裏を痛めて負傷交代。この日イエローカードをもらった宮沢は、累積警告で次節は出場できません。

衝撃的な前半

立ち上がりはよかったです。プレスをうまくかいくぐり、長いボールで逃げたあとのセカンドボールもうまく拾って敵に入りました。福森の FK でチャンスを作りましたた。しかし、ここまででした。ロングパスをカットされて速攻をしかけられます。抜け出されて先制点を奪われました。このあとは、相手のプレスや寄せが強くていつもよりもボールを持てません。奪われてカウンターを何度も受けました。前半の失点はすべてその流れからです。27分の PK は菅野が止めましたが、シュートを放つ前に福森がペナルティエリア内に進入していたため、PK やり直しの判定。これを決められて、流れを変えられませんでした。ハーフラインを越えると相手に奪われ反撃できずに、前半はシュートゼロで終わりました。

4点差になって息を吹き返す

後半開始と同時に、青木とトゥチッチを投入。後半3分に左サイドのフリーキックからヘッドで決められ4点差。しかし、このあと、岡村、青木、金子と連続してシュートを放ちます。ボールを拾えて保持できるようになりました。なかなか画面に出てきませんでしたが、トゥチッチが相手の最終ラインとの競り合いに勝っているのが大きかったようです。24分には、ようやく実りました。菅が左サイドの敵陣中央でボールを持つと、カットインしてペナルティエリア手前の左から右足で菅キャノン炸裂。枠内の右上に決まるスーパーゴールで1点を返しました。29分には中島を入れて、更に追加点を狙いましたが、スコアは動かず。青木の4本のシュートは全て枠外で、3回くらい、ほぼフリーな状態でゴール前に入っていったと思われます。流れの中から決めないと上には上がれないですね。

この試合の収穫

後半は、前節アントラーズを3-0で破ったサンフレッチェと同様のシステムに変更。3バックにして、深井のワンアンカー、2トップ、青木と駒井の2シャドー。という形をとりました。福森と田中駿汰がワイドに開くのではなく、中に絞ることで、うまくボールが回るようになり、相手よりチャンスの数を作れました。また、相手にはジェイとかガタイの良いFWがいて、そこに当ててというイメージがあったようです。前半はそれがなくて、相手は前から行きやすくなりました。柔軟なシステム変更でトゥチッチ効果があったと共に、中島の成長が待ち遠しいですね。

次は、5.18(水)19時ドームで、ルヴァンカップ グループステージ最終節サガン鳥栖戦。グループステージ突破がかかっています。そのあと5.22(日)15時からは、アウエーでジュビロ磐田戦。5.25(水)19時からは、現在4位で勝ち点20の柏レイソルとドームで対戦。まずは、切替えです。

(17日 7:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/25号

中盤制圧無失点
ミシャJ1 500戦目快笑

北海道コンサドーレ札幌 1-0 京都サンガF.C.

順位 第12節 5/8現在 得点 失点
9 北海道コンサドーレ札幌 17 12 3 8 1 10 0.83 (14) 11 0.92 (4) -1
10 京都サンガF.C. 16 12 4 4 4 14 1.17 (8) 13 1.08 (11) 1


         駒井
 
   金子         青木
(トゥチッチ) (ガブリエル
            シャビエル)
 
 菅           ルーカス
(西)     フェルナンデス

    高嶺      深井
   (中島)    (中村)

  福森   岡村   田中駿
 
         菅野
 
sub:中野 田中宏

菅野・駒井だけでなく、白井・宮吉も先発出場した古巣対決。大前をリスペクトして50番をつけた岡村も、このカードで再会です。そのような人間模様とは一切関係なく、タイムアップの笛が鳴るまで見ごたえのある激しいバトルがずっと続いた試合になりました。奇しくも、4/29のドームの試合と同様に、後半7分に先制して、そのまま逃げ切り。これでJ1では初めての5試合連続無失点。そして、ミハイロ・ペトロビッチ監督のJ1通算500試合目を、勝利で飾りました。

強力FWに仕事をさせない

中2日です。宮沢と荒野が欠場し、深井と岡村が出場。駒井が前戦中央のゼロトップで臨みました。攻撃の迫力では物足りない感は否めませんが、プレッシングと強力フォワードを擁する相手には合っていました。岡村は絶好調のピーター・ウタカにほとんど仕事をさせませんでした。これは、単なるターンオーバーではなくて、岡村を起用した理由が明確でした。期待以上の働きです。

高嶺大車輪の活躍

そして、中盤では高嶺が制圧。対人寄せに定評がありましたが、ここ最近は読みも鋭くなっています。相手にまともな攻撃をさせずに、ロングボールを出させていたのは高嶺の貢献が大きいです。攻撃の始まりが多いですが、今節はフィニッシュを決めて、記録にも残りました。後半7分に、右からのコーナーキック。福森か質の高い鋭いクロスをニアに供給すると、高嶺が飛び込んで頭で合わせました。たたきつけたシュートは相手 GK の足下でワンバウンドし、ゴール右に決まって先制。ようやく記録にも残りました。後半26分に自ら脚の痛みを感じて、中島と交代しましたが、自分の足で歩き大事をとっての交代のようでした。

中村桐耶ようやくデビュー

後半21分にトゥチッチが入りました。先制後、特に高嶺が下がってからは押し込まれる場面もありました。運動量が落ちてきたところで、後半40分に3人交代。ガブリエルシャビエル、西、中村が入ります。中村桐耶は4年目でリーグ戦初出場。左サイドライン際で、相手にマンマーク。封じながらも、前を伺おうとしていました。初戦としては合格点で、リードしている試合でデビューできたのは、価値が高いです。収穫を得て、得点を許さずに試合をクローズしました。

それでも苦言をいわせろ

前半の攻撃で気になるところがありました。攻め込んでいてフリーでボールを回せていて、前へ出せるのに、横へパス。これほどもどかしいものはないですよ。前へ進む選手が少ないといっても、前へ行く迫力を見せないと、相手の思うつぼです。ガチガチにゴール前を固めておけば、ひるんで出てこないと相手に思われたら、術中にはまります

次は、5.14(土)15時から、アウエーで鹿島アントラーズ戦。首位のカシマスタジアムに堂々と乗り込みましょう。そして、5.18(水)19時ドームで、ルヴァンカップ グループステージ最終節サガン鳥栖戦。グループステージ突破がかかっています。そのあと5.22(日)15時からは、アウエーでジュビロ磐田戦。5.25(水)19時からは、現在4位で勝ち点20の柏レイソルとドームで対戦。上位は確実に見えています。勢いをつけて臨みましょう。

(10日 21:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2022/05/28号

PKストップされる
撃っても止められ無得点

ガンバ大阪 0-0 北海道コンサドーレ札幌

順位 第11節 5/4現在 得点 失点
13 ガンバ大阪 11 11 2 5 4 12 1.09 (10) 15 1.36 (15) -3
11 北海道コンサドーレ札幌 14 11 2 8 1 9 0.82 (15) 11 1.00 (6) -2

 ガブリエルシャビエル
     (トゥチッチ)
 
   駒井         金子
              (中島)
 
 菅          ルーカス
        フェルナンデス

    高嶺     荒野

  福森   宮沢   田中駿
 (青木) (岡村)
 
         菅野
 
sub:中野 西 中村

試合前は、10位と14位との対戦。確実に勝ち点3を取っておきたい位置関係でしたが、スコアレスドロー。相手の7本のシュートに対して、前半だけで6本、後半13本、計19本のシュート。果敢に撃ちましたが、PKを含めて幾度もGK一森に阻まれました。キーパーは当たっていましたが、内容は圧倒していただけに、勝ち点2を取りこぼしてしまった感が強いです。

PK 止められた

開始から攻めに行きます。30秒も経たないうちに金子が右サイドから切れ込みクロスを供給すると、相手がクリアし切れずボールはポストを直撃。その後も、シンプルにディフェンスラインの裏へボールを送ります。これが実ったと思ったのが前半45分。福森の右コーナーキックからの競り合いで、ゴール前ペナルティエリア中央で宮沢が倒されました。この PK をガブリエルシャビエルが、助走での駆け引きの後、左足で右下にシュートを放ちました。しかし、最後の最後まで動きを見ていた一森にキャッチされました。最大のチャンスをモノにできずに、前半を終えます。

シュートを撃てど止められる

後半は、ますます、攻撃の強度が上がりました。しかし、後半2分と9分、共に防がれます。15分にトゥチッチ、23分に青木と岡村を投入。38分には、中島も入れて、得点を狙います。しかし、36分、40分、42分、49分と、連続で決定機を止められます。サイドの崩しからのクロスはいいのですが、それ一辺倒になると読まれやすくなるのでしょうか。コーナーキックからのながれやハイボールもあったので、サイド攻撃だけではありませんが、キーパーを乗せてしまったことには代わりありません。こちらも菅野のビッグセーブに助けられましたので、引き分けが妥当だったのでしょう。

この試合の着眼点

勝てなかったので悔しい試合に変わりはありませんが、両チームの守護神をほめるしかないでしょう。むしろ、J1でクラブ初となる4戦連続完封を誇りましょう。ここまでずっとフルタイム出場を続けている、田中駿汰と高嶺が大きく貢献しているのは、まちがいありません。

次は中2日。5.7(土)16時から、ドームで京都サンガF.C.戦。連休後は、5.14(土)15時から、アウエーで鹿島アントラーズ戦。そして、5.18(水)19時ドームで、ルヴァンカップ グループステージ最終節サガン鳥栖戦。5.22(日)15時からは、アウエーでジュビロ磐田戦。3位との勝ち点差は5です。勢いをつけて臨みましょう。

(6日 23:50)