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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/12/03号


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小野伸二と今シーズンラスト
結果はわすれていいですかー

北海道コンサドーレ札幌 0-2 浦和レッズ

順位 第34節 12/3現在 得点 失点
1 ヴィッセル神戸 71 34 21 8 5 60 1.76 (2) 29 0.85 (3) 31
2 横浜F・マリノス 64 34 19 7 8 63 1.85 (1) 40 1.18 (7) 23
3 サンフレッチェ広島 58 34 17 7 10 42 1.24 (7) 28 0.82 (2) 14
4 浦和レッズ 57 34 15 12 7 42 1.24 (7) 27 0.79 (1) 15
5 鹿島アントラーズ 52 34 14 10 10 43 1.26 (5) 34 1.00 (4) 9
6 名古屋グランパス 52 34 14 10 10 41 1.21 (10) 36 1.06 (6) 5
7 アビスパ福岡 51 34 15 6 13 37 1.09 (15) 43 1.26 (9) -6
8 川崎フロンターレ 50 34 14 8 12 51 1.50 (4) 45 1.32 (10) 6
9 セレッソ大阪 49 34 15 4 15 39 1.15 (13) 34 1.00 (4) 5
10 アルビレックス新潟 45 34 11 12 11 36 1.06 (16) 40 1.18 (7) -4
11 FC東京 43 34 12 7 15 42 1.24 (7) 46 1.35 (12) -4
12 北海道コンサドーレ札幌 40 34 10 10 14 56 1.65 (3) 61 1.79 (17) -5
13 京都サンガF.C. 40 34 12 4 18 40 1.18 (11) 45 1.32 (10) -5
14 サガン鳥栖 38 34 9 11 14 43 1.26 (5) 47 1.38 (13) -4
15 湘南ベルマーレ 34 34 8 10 16 40 1.18 (11) 56 1.65 (15) -16
16 ガンバ大阪 34 34 9 7 18 38 1.12 (14) 61 1.79 (17) -23
17 柏レイソル 33 34 6 15 13 33 0.97 (17) 47 1.38 (13) -14
18 横浜FC 29 34 7 8 19 31 0.91 (18) 58 1.71 (16) -27
        小柏

    小野       駒井
(スパチョーク)
   
 青木           浅野
 
    馬場    荒野
    (菅)
  
 中村   宮沢   田中
(キムゴンヒ)

        高木
 
sub:菅野 福森 小林 大森
交代
前半22分 スパチョーク(小野)
後半29分 菅(馬場)
後半34分 キムゴンヒ(中村)

今シーズンのラストゲームであり、小野伸二の現役ラストゲーム。有終の美を飾りたいのは、相手チームも一緒。前節は今季のいいところを象徴する試合でしたが、最終節は今季の良くなかったところを象徴する試合でした。それでも 2失点で済んだのは、成長したあかしと思っておきましょう。

極上の20分間

前日から小野の先発出場が報じられていました。しかし、本当に先発するとは思えず、信じられなかったですね。よくよく考えると、試合展開を気にせずに起用できたと思えます。前半11分の小野伸二から右への浮き球は、みんなうなりました。やわらかなボールさばきにパスは、これぞ真骨頂のものです。 19分には、フリーキックのキッカー。もっと観ていたかったのですが、これが限界なのでしょうね。荒野がチーム関係なく呼びかけて花道を作り、全員でピッチを退く小野を見送りました

撃ちたくても撃てず

スパチョークが入って、ここからが真剣勝負の始まりみたいな空気が漂いました。それまで遠慮してくれたとは思えませんが、なぜかチャンスは減ったという錯覚です。攻めても最後に阻まれて、シュートを撃ちたくても撃てずに終わることが多々ありました。堅牢な守備陣相手でやむを得ません。スコアレスの時間を長くしたかったところですが、宮沢が足に当てたボールが手に当たってハンドでPK。判定とルールなので諦めますが、故意ではないのでやるせない失点でした。2失点目は、浮き球をどちらが受け取るか、競り合いのところ。馬場が背負われて、そのまま反転されたところを撃たれました。ここで勝負がつきました。

セレモニー

正直、試合よりも試合後のセレモニーのほうがオモシロイと思った方、いるのではないでしょうか。

三上大勝代表取締役GM(52)があいさつし、「クラブとしては来季もミシャにチームをゆだねたい」

これで安堵もつかの間。ペトロヴィッチ監督の声は、もっとインパクトがありました。

開口一番、ペトロヴィッチ監督は古巣サポーターへ「浦和のサポーターのみなさん、今私にブーイングされた方は"典型的な"浦和サポーターなんだなと思いました」と切り出すと、スタジアムは笑いに包まれる形に。その後も同指揮官は時折笑みを浮かべながら、愛の感じる辛らつな"説教"を続けた。

「これが6シーズン浦和を率いた監督に対するリスペクト…そういうことだと思います。人の土地に来て、アウェイチームが最後のセレモニーを邪魔しないでもらっていいですか。浦和さんは勝って今日3ポイントを取ったので、満足して帰ってもらっていいですか。我々のホームで最後のセレモニー…邪魔しないでもらっていいですか」 「我々札幌は結果を求めながら、そして内容を求めながら、高みを目指している…そういうチームだと思っています。浦和のサポーターさんは、恐らく結果さえあればそれでいい。そういうサポーターの皆さんではないですか」

強烈でしたね。でも、この言葉で、来期も一緒に戦えることを確信しました(注:確定ではなく濃厚です)。もはや、エンターテインメントです。

最後には「来シーズンに向けて…このチームを見てください。我々はさらにたくましくなって、強くなります」と来季への抱負を明かしたミシャ監督。「『浦和の選手をどうぞ、使ってください』と言われても、私は要りません」とまたも古巣へ皮肉を残しつつ、「私はこのチームで、この選手たちで来シーズンも力強く戦っていこうと思います」と誓った。

小野伸二、オレ

引き続いてのご挨拶は、ここから入りました。

まずは浦和レッズサポーターのみなさん、今日は温かいブーイングありがとうございます。ミシャさんのあいさつの時、まぁいろいろありましたが、こう見えてもミシャさん浦和レッズ大好きです。忘れないでください。1つお願いがあります。どんな時でもどんな人に対してもリスペクトということだけ忘れないでください。

なんと言っても、北海道コンサドーレ札幌に来てくれたことが信じられず、J1昇格と J1残留を見届けることができて、在籍最長のクラブになってくれたことに、感謝しかありません。

最後は、勝ち点40の12位。降格が1チームのみなので余裕で残留できましたが、来年は3チームが自動降格。でも、目指すはシングル順位、タイトル獲得、ACL 出場が現実的なところです。それに見合った戦力の整備を強く望みます。これからは、フロントが戦う時期になります。

(8日 07:50)