football 予想・投票室CS






コンサドーレ札幌 3-1 カターレ富山

 得点者

順位 (第15節) 勝点得点失点得失差
12 コンサドーレ札幌 18 14 4 6 4 13 0.93 (12) 17 1.21 (12) -4
17 カターレ富山 10 14 3 1 10 15 1.07 (10) 29 2.07 (19) -14

      キリノ   近藤
     (中山)(内村)

   三上             古田
 (砂川)

     芳賀       宮澤

  西嶋  石川  藤山  藤田

           高原

sub:佐藤 吉弘 パク=ジンス 岡本

厚別開幕戦ですから、勝たなきゃいけないですよネ。しかも今季初の3得点。逆転勝ちも今季初。古田が初ゴール。初物づくしいいですねー。西嶋、宮澤、古田、3人の“ヒロ”のゴールは、思わず森が盛りだくさんな頃(森・森下・森山・大森)と、西がいっぱいな頃(西・西澤・西谷・西嶋)を思い出しました。

初物中の初物は、U-18 で二種登録の三上です。公立高校に通っているんですよ。攻守に貢献して、初アシストも記録。クリアで高々と上がったボールに頭で飛び込み、ゴール前の宮澤に渡って逆転弾。身体能力負けていません。また、西嶋の同点ミドル弾は、左サイドに流れた動きで中央のスペースが空いたおかげです。それだけでなく、前半14分、後半7分にも自らミドルシュートを放っています。見どころが一つだけでなく、いくつもあったところがスバラシイ。

試合の流れとしては、先制されても前半のうちに追いつき、セットプレーで逆転し、プロ初ゴールとなる古田のミドル弾でだめ押し。理想的な試合でした。コレが持続できれば、今からでも昇格争いです。

それでも苦言をいわせろ

けが人が多い事情があるにせよ、三上の抜擢は中盤が頼りないからという見方もできます。まだ、給料を払っていない選手に先を越されたんですよ。そう考えると、余程の危機感を持たないと居場所がなくなります。プロなんですから、そんな姿勢を見たいものです。

不快指数いっぱいの5月は、負けなしだけど勝ち点8を失いました。次節、群馬でのゲームは、ワタシも参戦します。今回のようなスカっとした試合を、もっとスッキリしたスコアを願う。

(2日 01:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/05/10号

うずしおにのまれず
ポカリスエット飲み干せず

徳島ヴォルティス 0-0 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第14節) 勝点得点失点得失差
8 徳島ヴォルティス 20 13 6 2 5 18 1.38 (7) 20 1.54 (15) -2
15 コンサドーレ札幌 15 13 3 6 4 10 0.77 (14) 16 1.23 (13) -6

          キリノ

   岡本    砂川    古田
 (内村)        (近藤)

     芳賀  パク=ジンス
             (宮澤)

  西嶋  石川  藤山  藤田

           高原

sub:佐藤 吉弘 中山 上原

あのぅ、無事是名馬までいかなくてもいいんですけど、まっとうに動けるのは何人ですか? フィールドプレーヤーでは12人くらいではないのでしょうか。宮澤・内村・近藤は強行出場です。そんな中での勝ち点1は負けなくてよかったのかもしれません。ましてや場所は四の国です。

パク=ジンスの初出場がいきなり先発。前日練習で左足首をねんざした宮澤はベンチスタートが精一杯。上里左ひざ痛で欠場。そんな中で攻撃の形を作れと言われても酷な話です。立ち上がりから波状攻撃を受けて、防戦一方でした。相手の素早い寄せに対してミスが多く、サイドで起点を作れません。ボールの奪われ方が悪いためファウルで止めざるを得ず、FKを多く与えました。そう考えると、無失点はむしろ上出来です。

どうしても途中出場した3人が目立ちますが、退いた3人はさらし者のように見えてしまう。デビュー戦のパクは同情できるが、今年の古田と岡本はどうしちゃったのだろう。ミスがあっても、好不調の波をなくさないと、監督の信頼を得られない。「前半の場合はSH(サイドハーフ)のところでキープというか、ためというか、いい形でボールが持てませんでした。そこに大きな問題があるのではと思います」と、そのまま2人への評価です。昨年後半は、逆に右は古田・左の藤田の両SHが強みでしたね。出場機会を得てそのままレギュラーをつかむチャンスなだけに、期待はずれです。

この試合の着眼点

万全ではない3選手が20分以上プレー。けがの回復具合大丈夫なのかと心配になります。しかし、この3人が入ってようやく攻撃が良くなって決定機を生み出せたことを見れば、やっぱり頼らざるを得ない状況です。終了間際の内村のシュートは、唯一の決定機だっただけに、相手DFの足に当たってGK日野にキャッチされたのは残念でした。

0-0で守って、選手交代で互角に戦って勝つ。そんなゲームの運び方をしたい。このようなヒントを得ました。ただし、無理して悪化は禁物です。

(24日 22:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/05/16号

もらった得点は生かすべし
追いつかれて勝ち点失う

コンサドーレ札幌 2-2 大分トリニータ

 得点者

順位 (第13節) 勝点得点失点得失差
14 コンサドーレ札幌 14 12 3 5 4 10 0.83 (14) 16 1.33 (13) -6
9 大分トリニータ 17 12 5 2 5 21 1.75 (5) 19 1.58 (15) 2

          キリノ

   岡本    宮澤    古田
 (内村)(上原)(砂川)

     芳賀       上里

  西嶋  石川  藤山  藤田

           高原

sub:佐藤 吉弘 パク 中山

キリノの2試合連続開始早々のゴールはよかった。いい流れで試合に入れたのにのど元過ぎて熱さを忘れるなのでしょうか。今年はセットプレーでやられる。追加点を取れず、フリーキックのこぼれ球を押し込まれて追いつかれドロー。オウンゴールのおかげで負けなくて済みました。

相手キーパーは初出場の清水。浮足立って試合慣れする前の時間帯に追加点を得たかった。そんなふうにたたみかけられないのが今のウチを象徴しています。その上、相手はDF菊地をリベロにした3-5-2で試合に入ったもののうまく行かず、4-4-2に換えました。相手から見て、サイドを厚くしてキリノの持ち味封じとして当然です。これでMF東が高い位置に上がったことで、流れが相手に行きました。

それでも再びリードをタナボタで得ました。後半に入ってからしばらく優位にゴールへと迫れました。勝てるチャンスはいっぱいあったのに勝てない。シュートの外し過ぎは運を落とします。3分の1を消化した12試合で、3勝5分4敗は苦しい。

この試合の着眼点

岩沼の戦線離脱、近藤の欠場で、どうなることやらの中での4-2-3-1。調子上向きのキリノを生かす意味では成功したが、今度はキリノに頼りすぎではないか。せっかく飛び出しても単独になっては、なかなか得点に結びつかない。ゴールに向かう精神論ばかり取り上げられるが、その一歩前の段階として、ゴール前の人数が足りているのかが気になります。

キリノの復調で、生かしたプレーが見られるのはうれしいが、それだけではすぐに研究される。バリエーションがほしい。その前にもっと一歩前へ

(19日 02:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/05/23号

キリノゴール!
ラーララ〜ララ♪
ラーララ〜ラララララ♪

ギラヴァンツ北九州 0-1 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第12節) 勝点得点失点得失差
18 ギラヴァンツ北九州 8 12 1 5 6 4 0.33 (19) 13 1.08 (9) -9
13 コンサドーレ札幌 13 11 3 4 4 8 0.73 (15) 14 1.27 (13) -6

     キリノ      近藤
               (古田)
           岡本
         (砂川) 
  岩沼             藤田
(吉弘)芳賀  上里

   西嶋   石川   藤山  

          高原

sub:佐藤 パク=ジンス 上原 中山

どんなカタチでもワルイ出来でもいいからほしかった勝ち点3。しかもキリノが決めたことに大きな意義があります。個人的には前節の予言が当たり、さらにウレシイ。

宮澤・堀田が負傷で離脱。リ=ハンジェが手術で前半戦絶望。紅白戦もままならない中、今回の北九州遠征は、負傷者と7日に全体練習に合流したばかりのチョウと曳地以外全員が帯同しました。6試合勝ちなしの上に暗い話題の中からキックオフを迎えましたが、立ち上がりから岩沼―キリノのホットラインが機能します。パスに反応して飛び出しフリーになると、そのままドリブルで駆け上がってゴールに迫り、難しい角度から決めました。昨年のいいときのスピードに乗ったキリノゴール復活です。

サイドが狙われやすいことを考えると、開始間もない先制点は展開をラクにします。前半のうちの得点を待ち望んでいたのですよ。 やっぱりその後は、相手が息を吹き返します。3-5-2のアウトサイドを攻められて、5バック状態。宮澤の代わりにトップ下に入った岡本は、ケガではなくプレーが理由で37分に砂川に交代。メタメタだったけれどもオイラには1点リードがある。4バックへの変更も生きるんですよ。ただし、終了間際の岩沼の負傷交代は気になります。

それでも苦言をいわせろ

2得点目がほしい。2試合連続無失点を成し遂げたとはいえ、残り91分間スコアレスは生きた心地がしない。確かに得点以降はチャンスらしいチャンスはほとんどなかったけど、キリノの突破あり、砂川の惜しいシュートがあるのだから、あと2点取れて入れもおかしくない。もっとも、これまでのチーム状態ならこの結果が精一杯か。

真価はやっぱり室蘭での次節で。トリニータ 三連敗中。心配は何人ふっかつできるかかぁ。

(11日 01:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/05/27号

気持ちはわかった
だから得点入れなさい

コンサドーレ札幌 0-0 東京ヴェルディ

 得点者

順位 (第11節) 勝点得点失点得失差
15 コンサドーレ札幌 10 10 2 4 4 7 0.70 (16) 14 1.40 (16) -7
16 東京ヴェルディ 9 10 2 3 5 9 0.90 (11) 10 1.00 (8) -1

     キリノ       近藤
                (中山)
           宮澤
         (砂川) 
  岩沼              藤田
(上原)芳賀  上里

   西嶋   石川   藤山  

          高原

sub:佐藤 堀田 岡本 古田

石さんになって、初めて3-5-2でスタート。前節後半から3バックで流れが良くなったものだから、いいトコ取りしたい気持ちはよーくわかります。しかーし、根本的問題が未解決なのです。とにもかくにも点が入りません。FWに至っては、勝ち星と同様に6試合連続でありません。

開始直後はまたまた高原に救われました。前半4分にMF菊岡にクロスを合わられますが、好セーブで失点を免れました。これでこちらはペースを握れましたが、攻めど攻めどゴールネットを揺らせず。GK土肥の好セーブに藤田のFKや上里のミドルが阻まれました。これでは相手も乗ってきて、難しく危険なゲームになります。

後半は相手も反撃してきて、ほぼ五分の展開。両サイドが3バックに吸収されるときもありましたが、得点を許さないことに意義がある。リードを許したら、そして負けたらまた元の木阿弥になります。苦しい時だからこそ勝ち点1で我慢です。ただし、限界があるから我慢というものです。早く我慢終了のこと。

この試合の着眼点

賛否分かれる事を承知で言います。キリノが機能しました。4本のシュートを打っただけでなく、パスなどによく反応していました。2トップだからキリノが生きたのでしょうか。得点に至らなかったのは不満ですが、今季初ゴールが近くなってきました。試合を重ねるごとに良くなっていけばいい。ただし、精度の高いシュート練習は必須

中二日おいて再び九州へ。今年昇格してきたギラヴァンツ北九州との対戦です。絶対に負けられない試合ではなくて、絶対に勝たなくてはならない試合です。

(7日 01:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/05/30号

無失点が収穫
無得点が課題

ロアッソ熊本 0-0 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第10節) 勝点得点失点得失差
6 ロアッソ熊本 16 10 4 4 2 10 1.00 (10) 9 0.90 (5) 1
15 コンサドーレ札幌 9 9 2 3 4 7 0.78 (14) 14 1.56 (17) -7

          キリノ
   藤田  (中山)  近藤
    
    上里          宮澤
           芳賀 (岡本)
        
  岩沼  石川  藤山  西嶋
(砂川) 
           高原

sub:佐藤 堀田 リ 古田

高原はエライなぁ〜。すくなくとも2得点は抑えていますよ。後半12分のMF吉井のミドルなど、またまた救われました。しかし、この試合の良いところはコレぐらいかもしれません。

キリノをセンターに、近藤・藤田の3トップ、宮澤・上里のトップ下で試合開始。前節の無様な結果を受けた打開策なのはわかるが、キリノのセンターフォワードはいただけなかった。スピードに乗って突破するわけでもなく、ことごとく潰されて仕事できませんでした。近藤のCFで3トップならわかったんですがね。そこが現在抱える最大の弱みです。前半はたったのシュート1本で終わり、たびたび決定機を許していました。

後半開始からは、メンバーそのままに岩沼を高い位置に上げた3-5-2に変更。これでも相手が対応してきて形勢は変わらず。後半24分に中山を投入して、ようやく攻撃が活性化されました。36分には惜しくもサイドネットになるヘディングシュートもありました。しかし相手が主導権を握る展開には変わりなく、高原とシュートミスに助けられてスコアレスドローに終わりました。

この試合の着眼点

試合開始は4-3-3で入って、うまくいかなくて後半開始からは3-5-2へ。これまで4-4-2や4-2-3-1で戦ってきたことを振り返ると、これまでの蓄積を吐き出した状態になっています。思わず中山の先発起用を示唆したくなるのも無理がありません。

課題のセットプレーでの失点がなかったので、ポジティブに半歩前進でもいいと思います。大事なのは中山がピッチ上にいなくても全力でファイトすること。5日のホームヴェルディ戦は15・16位の直接対決。ここで勝たずにどこで勝つ。

(3日 20:10)