football 予想・投票室CS






CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/2号

ドロー沼はやめてくれい
厚別では勝たないと意味なし

コンサドーレ札幌 0-0 ヴァンフォーレ甲府

 得点者

順位 (第 18 節) 勝点得点失点得失差
5 コンサドーレ札幌 28 18 7 7 4 25 1.39 (6) 21 1.17 (8) 4
4 ヴァンフォーレ甲府 35 18 10 5 3 24 1.33 (7) 15 0.83 (3) 9
順位 (第2クール) 勝点 得点 失点 得失差
8 コンサドーレ札幌 1 1 0 1 0 0 0.00 (11) 0 0.00 (1) 0
8 ヴァンフォーレ甲府 1 1 0 1 0 0 0.00 (11) 0 0.00 (1) 0

          キリノ 
         
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          

    宮澤    ダニルソン
  (上原)  
     
  上里  吉弘  チョウ  西嶋

           荒谷

sub:高原 西 石井

12試合連続負けなし、無失点。これはうれしいんだけど、上位との差を縮めるチャンスをスコアレスドローで終えるのは負けに等しい。しかも3試合連続引き分け。風が強いという声を先週に続いて耳ならぬ目にしたが、前後半で向きは違えど平等に吹いていることをお忘れなく。それをどう生かすか対処するかで、相手は前半にわざと風下を選んだ。MF林、MF石原、MF大西をけがで欠き、さらにFWマラニョンを出場停止で欠いては、前半耐えて後半に勝負をかけるのは理にかなっている。ウチラは開始から優勢に攻めていたにもかかわらずこの結果になったことは、相手の術中にはまったと言わざるを得ない。

チャンスがなかったわけではない。シュートは前半5本後半6本。コーナーキックは相手の4本に対して14本。決定機も少ないながらもあった。前半44分は中盤からの細かいパスワークから、ダニルソン、キリノ、クライトンとパスを回し、最後はキリノが右足で打ったがGK荻の好セーブ。後半25分にはドリブルで抜け出したキリノがフリーでシュートを打つも、再び荻の(甲府)の好セーブに阻まれました。決まらなかったのはいただけないですが、総じてお互いに守備のほうが目立ちました。こちらは出場停止明けのチョウと吉弘の両センターバック、相手は荻だけでなくダニエルと山本のCBにアンカーの秋本が奮闘した試合でした。

この試合の着眼点

データ的にスコアレスドローは妥当な結果かもしれません。結果論ですが、采配でこう着状態を打ち破ることができたと思えるフシが安間監督のコメントにあります。

ハーフタイムに金選手が思ったより足が張っていて、後半勝負を仕掛けようと思ったのですが、思ったより早く選手交代をしなければならなくなった。2枚一気に代えたのですが、後ろのほうの選手にも足に違和感持っている選手がいたので様子を見ながらという状況になってしまった。

相手選手のコンディションまで見ていられないのは承知ですが、相手が後半26分に2枚カードを切ってきたのに対して、毎度おなじみの岡本から砂川への交代が32分。後手になって、思わずフロンターレ時代の交代の遅さから放置プレイと呼ばれていたのを思い出しました。久々に石井をベンチに入れているのだから、3試合ゴールから遠ざかっているキリノに代える手もありましたが、いかがでしょうか。

次節は6/3の水曜日開催。アウェーの栃木SC 戦です。勝ってギョーザを食べようと思いきや、会場は埼玉県の熊谷。暑くないことを願う。行ける方々たのみます。もちろんお土産は勝ち点3で。

(31日 13:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/8号

ロスタイムかよ
クリアミスかよっ

コンサドーレ札幌 1-1 東京ヴェルディ

 得点者

順位 (第17節) 勝点得点失点得失差
6 コンサドーレ札幌 27 17 7 6 4 25 1.47 (5) 21 1.24 (9) 4
7 東京ヴェルディ 25 17 7 4 6 18 1.06 (10) 17 1.00 (5) 1

          キリノ 
         (上原)
         
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          

    宮澤    ダニルソン
     
  上里  吉弘  西嶋   西

           荒谷

sub:高原 柴田 芳賀

後半44分になってから幾分時間がたっていたでしょう。そろそろオシマイと思ってお茶飲んでいて再び画面を見ると、、、本当に終わっていました。。。明らかに勝ち点2を失いました。チョウが出場停止で、代わってセンターバックに入った西嶋が91分目にクリアミス。やっぱりチョウがいないと、、、と、言われるのでしょうね。前日白星を並べたトップ4に追走する予定が、そして厚別初戦を勝利で終えるはずが見事に狂いました。。。

90分までは良くないなりに結果を残せるゲームでした。前半から攻撃はクライトン、守りはダニルソンが主に司り、相手にチャンスらしいチャンスを作らせませんでした。シュートは前半に1本、後半に2本しか打たせていません。前節まで5試合負けなしと調子を上げてきているので、一点の攻防で勝負が決まるきわどいゲームになるだろうからスコアレスのまま時を刻んでいくのは仕方ないところでしたが、こちらが波状攻撃を何度も仕掛けても点を奪えなかったところが遠因でしょう。後半38分に相手が一人少なくなったところで、たたみかけられなかったところもイタイ結果を呼んだのかもしれません。

この試合の着眼点

岡本はいつになったらフル出場できるのでしょうか。守備ができないとか、最初から途中交代で砂川に代わる予定だとか、思い当たるフシはいくらでも見つかるのだが、そろそろ最後まで出場させてもいいのではないでしょうか。18分の先制ゴールは見事でした。クライトンが抜け出したキリノからのパスをキープ。中に入ってパスを受けると右足を振りぬきました。そんな展開を一人多くなってから期待したかったけど、一点差では定石どおりに動くしかなかったのでしょう。

J1昇格を果たした過去2シーズンは、いずれも厚別開幕戦を白星で飾っている。目前で取りこぼしたが、そんなよいジンクスを打ち破らないと3位以内は無理ということだ。3位ベガルタとの勝ち点差は8。4/12第7節カターレ戦のときには16位にいたことを思い返すと、その試合から11試合負けなしを継続中でよく取り返したものだと思う。手探りの第1クールを終えて、サバイバル戦はこれから。

(24日 21:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/12号

コレクター登場
出ました4枚目

水戸ホーリーホック 0-0 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第16節) 勝点得点失点得失差
6 水戸ホーリーホック 25 16 7 4 5 26 1.63 (3) 27 1.69 (17) -1
5 コンサドーレ札幌 26 16 7 5 4 24 1.50 (5) 20 1.25 (10) 4

          キリノ 
         
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          

    上里    ダニルソン
     
  西   吉弘  チョウ  西嶋

           荒谷

sub:高原 芳賀 宮澤 上原

連勝ができない。ホームできっちり勝ち点3を取れるが、この日はアゥエーで負けなかっただけマシでした。湿度81%のジメジメした気候。湿ったピッチはスリッピーで、ボールが必要以上に走りました。下位に沈んでいるときのドローは勝ちに近くても、勝ち試合の後は負けに近くなりますが、このコンディションでは勝ち点を拾えただけでも良しとしましょう。

前後半共に開始早々にシュートを打たれたことが象徴されるように、自分達のペースで試合を進められません。FW高崎をめがけたロングボールと相手の守備意識の高さで、終始ペースを握られました。特ににクライトンとキリノは封じられ、ダニルソンがシュート5本に対してキリノはゼロ。なかなか攻撃を組み立てられなかったことを物語っています。相手のミスと、前半はポスト、後半はゴールに誰もいない状態ではずしてくれて助けられました。

しかし肝心の高崎をシュート1本に抑えたことは、悪いなりにも収穫です。高さを封じました。それでも難しいゲームには違いなく、2人目の選手交代は断念しました。

この試合の着眼点

相手のボランチはクライトンとキリノを気にするあまり、ずっと引いていました。引き気味の相手から得点を奪うのはこれからの課題になるでしょう。

この試合では後半にイエローカード4枚。チョウが出場停止になります。

(22日 03:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/16号

これを待っていた!
やればできるぞ3点差勝ち

コンサドーレ札幌 3-0 FC岐阜

 得点者

順位 (第15節) 勝点得点失点得失差
5 コンサドーレ札幌 25 15 7 4 4 24 1.60 (5) 20 1.33 (10) 4
16 FC岐阜 12 15 3 3 9 12 0.80 (14) 24 1.60 (16) -12

          キリノ 
         (宮澤)
         
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          (上原)

    上里    ダニルソン
     
  西   吉弘  チョウ  西嶋

           荒谷

sub:高原 芳賀

今期の全失点シーンを観て復習した成果が出て、ここ数試合の課題の後半20分以降に失点を重ねる悪癖を直せました。クロスへの守備練習に時間を費やした結果ですね。もっとも後半20分までに3点差をつければ、余程のことがない限り余裕もって時計の針を進められます(油断していいよと言うことではないので念のため)。

それを可能にしたのはクライトン、ダニルソン、上里のトライアングルですね。この3人を中心にスムーズにパスが回りました。ボールを持ちすぎてしまう傾向があったダニルソンもシンプルに味方に渡します。これでパススピードが高まり、3人をケアしようと相手の両サイドが内側に入ってくることで、岡本や藤田も前へ行きやすくなりました。

押していた展開なのに先制点はセットプレーからだったのがやや不満でしたが、左サイドのクライトンからのFKを西嶋がヘッドで決めました。前半は相手にチャンスらしいチャンスを全く与えない展開。後半開始直後には、ハーフタイムに石崎監督から「中にいけ」と指示を受けた岡本が、ドリブルで相手DF冨成をかわして右足でゴール。ダメ押し点は上里とクライトンの2人で作り出したもの。ようやく横綱相撲が見れましたね。

後半30分には、途中出場のFW佐藤からのスルーパスがFW西川に入り、ドリブルされフリーでシュートを打たれました。後半は相手に攻撃の形を作られたり、DFラインの裏を取られましたが、最後まで集中を切らさずに守り通せました。後半開始前のピッチ上、西嶋が荒谷、チョウ、吉弘、西を招集して円陣を作って結束した甲斐がありました。

それでも苦言をいわせろ

観衆10371人。札幌ドーム4連勝なのにこの少なさ。もっと足運んでよ。って、人のことは言えないんですが。津軽海峡をなかなか越えられない身としては、道内の方々にお願いします。来週は厚別開幕戦です。

その前に水曜日は笠松でホーリーホック 戦です。快進撃を支えたFW荒田が骨折で全治三ヵ月。それでもサッカーの質が劇的に変わっていて油断はできません。しかしワタシは、、、たのむ、行かれる方々。。。

(17日 20:00)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/22号

やっぱり四(し)の国
簡単に帰らせてくれず

徳島ヴォルティス 3-3 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第14節) 勝点得点失点得失差
6 徳島ヴォルティス 22 14 6 4 4 19 1.36 (7) 14 1.00 (6) 5
7 コンサドーレ札幌 22 14 6 4 4 21 1.50 (5) 20 1.43 (11) 1

          キリノ 
        
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          

    宮澤    ダニルソン
  (上里)   (芳賀)

  西   吉弘  チョウ  西嶋
(ボランチへ)
           荒谷

sub:高原 上原

前半終了で2-0だったら、シロート目には楽勝だと思うでしょう。後半45分だけで見ると1-3で敗戦。勝ち点2を失いましたが、後半の勢いから、3-4で逆転負けを食らわなかっただけ、まだマシなのかもしれません。さすがに6・7位直接対決になると、易々と勝てません。

2点取ったところは鮮やかでした。クライトンのCKから西がヘディングで先制。その1分後に、クライトンのスルーパスにキリノが反応し、相手DFとGKを振り切って追加点。前半は中盤でのプレスが機能し、ほとんど決定機を許さずに申し分なく前半を終えました。しかし、それが90分間続けられるほど甘くない。ゴールデンウィーク、連戦の最後の試合なんですよ。疲労困憊、道内との温度差、それにココは四国ですぞぉ。アゥエーの戦い方、勝ち点をひとつでも多く獲ることではないですか?

相手は後半開始と同時にDF麦田を投入。根拠は明確じゃないけど、いゃ〜な予感がしました。テコ入れ策にはまって、西がMF佐藤を倒してPKを献上。1点差にされた5分後に、再びキリノ―クライトン―キリノのホットラインで突き放したときには、考えがあま〜いと言われようがココロの片隅で有頂天になりますよ。こんな展開ではセレッソのようにもう1点取らないといけません。

ダニルソンの打撲、宮澤の足がつって運動量が落ちたことによる上里投入で思うような采配を揮えなかったこともあるが、六車・菅原を含めた交代選手を抑えきれなかったことがこの結果になりました。西をボランチに上げ、芳賀をサイドに入れたあたりから麦田の突破は抑えられましたが、逆に中央の守備が甘くなりました。DFラインの裏、DFとボランチの間をロングボールを入れて狙われるのは、昨年、一昨年と変わりません。逆転されてもおかしくない試合でした。

この試合の着眼点

なかなか勝てなかった3月から4月にかけての傾向が垣間見えたのが嫌ですね。追加点が入りそうではいらない。モタモタしている間に失点を重ねて同点にされる。ここまでのアゲ潮でいきましょうよ。うずしおにのまれてはいけません。

ハーフタイムにかなり話をして、特に立ち上がりは出来るだけシンプルにプレーしていくようにと指示が出ました。成果は見ての通りなので、ホームで出直し。修正たのむ。

(13日 00:40)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/27号

2点差逆転
上原の初ゴールがウレシイ

コンサドーレ札幌 3-2 栃木SC

 得点者

順位 (第13節) 勝点得点失点得失差
7 コンサドーレ札幌 21 13 6 3 4 18 1.38 (6) 17 1.31 (11) 1
17 栃木SC 7 13 1 4 8 8 0.62 (17) 19 1.46 (14) -11

         キリノ 
        (芳賀)

  岡本  クライトン  藤田
(砂川)        

    上里      宮澤
  (上原)   (FWへ)

  西   吉弘  チョウ  西嶋
(ボランチへ)

          荒谷

sub:高原 岩沼

現在17位、今年J2初参戦の相手にカンタンに勝ち点を献上できるものですか。一か月前は勝ち点配給王の称号をつけられそうなJ歴2年目以内に対するダメっぷりを見せていましたが、今はそんなことはありません。2点差を逆転勝ちはうれしいけれど、苦戦した末の結果ではないですか。勝ち点がウチよりも上のチーム相手にコレができないといけません。

順位差が示すように、前半から幾度も相手ゴールに迫り続けました。前半のシュート数5本、後半12本ながらも、岡本が駆け抜けたり、上里とクライトンの連携でチャンスを作っていました。ただし、周りにサポートが入っているにもかかわらずひとりで強引に進んでいることが多々あって、なかなか決定機に至りません。ボランチに宮澤が入っている時はピンチらしいピンチはなかっただけ良かったのではないでしょうか。ボールが収まり、判断も悪くなかったようです。

動いたのは後半15分。岡本に代えて砂川を投入すると共に宮沢をFWに上げて西をボランチにして、3-5-2にシステムを変更しました。サイドからの突破を意識したかったところですが、この直後にFKからのこぼれ球を拾われて先制されます。さらに5分後には、ゴール前に放り込まれたロングボールの処理をチョが誤って失点につながりました。これは4/29の愛媛FC と同じパターンで、研究されているということです。

ここで下を向かなかったのが良かったですね。29分に1点を返すと上原を投入。もっと積極的にいってもいいところでパスをしてしまったりというのがあるようですが、6試合目(10分以上の出場時間では3試合目)でやっと結果を出せました。西嶋のクロスに合わせて、ゴール前に飛び込んでヘディング。石崎監督いわく「あのボールだったら、ワシでも入れる(笑)」ですが、FWにとって大事なのは結果ですから。愛媛FC 戦では3-0になってから経験を積むために投入されたあと立て続けに2点奪われて「これから彼の出場はないでしょう。うそですが」と、斬られましたが、ひとつ壁を越えましたね。この勢いを持続して、シメは足に痛みがありながらも強い気持ちを持って出場したクライトン。チームとしても2点差の壁を越えました

それでも苦言をいわせろ

この試合で寝技もおぼえました(毒)。3点取れる力があることは判った。だから、早く11人で無失点に抑えてくれい。横綱相撲してほしい。得失点差がプラス1では、僅差になる昇格争いでは不安だ。

同じ勝ち点21のヴォルティス に並んだ。今度の日曜は直接対決。3つ上乗せすると、勝ち点24のホーリーホック に迫れる。しかし両チームとも得失点差はプラス5。今のウチらには4-0で勝つ力はある。早くその壁を越えてほしい。

(6日 11:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/05/30号

負けた気分悲観すべからず
痛み分けスコアレスドロー

アビスパ福岡 0-0 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第12節) 勝点得点失点得失差
11 アビスパ福岡 15 12 4 3 5 11 0.92 (12) 12 1.00 (7) -1
7 コンサドーレ札幌 18 12 5 3 4 15 1.25 (7) 15 1.25 (9) 0

          キリノ 
        
  岡本  クライトン  藤田
(砂川)          (芳賀)

    上里    ダニルソン

  西嶋  吉弘  チョウ   西 

           荒谷

sub:高原 宮澤 上原

5連勝すれば昇格の法則が取り上げられていました。昇格を果たした97・00・07年シーズンはいずれも5連勝を記録し、そのすべてで、ゴールデンウイークで試合が連続する4月末から5月初旬に勝ち点を積み重ねています。そんなことを知ると5連勝は必須と求めますが、結果はスコアレスドロー。“吉兆”消滅の4連勝止まりは99・06年と同じだからやめてくれい。また、5連勝に挑むべし。

この試合は宿題をもらいました立ち上がり劣勢になった時の戦い方です。試合開始1分足らずで大久保のパスを受けた宮原に決定的なシュート。荒谷が防いだものの、試合の流れは握られました。連勝中は開始直後のシュートでリズムをつかみましたが、その逆ですね。オフィシャルの試合経過ではあいも変わらず押しているように見えましたが、ボランチの上里とダニルソンのところでミスがあまりにも多すぎて、攻撃の形を作れずに流れを悪くしていました。前半の決定機は30分のクライトンのCKからのチョウ・ソンファンのヘディングくらい(3分ダニルソンの左足ミドルシュートはゴール左へ)。前半のシュート2本、後半3本。うち、チョウが2本というのが、この試合の不甲斐なさを物語っています。

交代することなく後半に持ち直したのは良し。1分のキリノ、6分の岡本のシュートは共に枠内でGK吉田がセーブ。しかしこの1分後に吉弘のクリアボールを拾われて、そのシュートがポストに当たったのはいただけません。これで先制へのいい流れが切れました。

問題のシーンは、オフィシャルでは後半21分に中払を押したダニルソンにレッドカード。著しく不正なプレーであってほしかったのですが、乱暴な行為でした。よくよくたどると、顔面を突いたと判定。本人いわく、「西が踏まれて倒れているのにプレーを始めようとしたから『ちょっと待て』と止めたら、顔を押さえて大げさに倒れた。退場に値するプレーだったかどうかはわからないが、(判定に)納得はしていない」。本当に一発退場に値するのかどうか、牧野主審(どちらかといえば要注意)のジャッジ次第です。情状酌量の余地があるものだったのがまだ救いですが、2試合以上の出場停止は確定です。

この試合の着眼点

危機管理能力が高まりました(毒)。数的不利となりながら猛攻を耐えて勝ち点1。6戦連続負けなしで、今季2回目の無失点試合。内容がワルイなりに、最低限の結果を残しました。

だからこそ、連戦になったアウェイの立ち上がり、道内と博多の温度差、コレに気をつけてよ。3位ベガルタ との勝ち点差は7。追いつけない数字ではないけど、5連勝以上記録する勢いがないと追いつけない。それだけのポテンシャルを秘めていると信じる。

3日後の次節は、ボランチに西を起用するのか、それとも宮澤を起用するのか興味深いです。ドームで栃木SC との対戦で、相手はブービーですが油断しないこと。まだ、ここ1〜2年以内に昇格してきたチーム相手から勝ち星を得ていないことを忘れないように。

(3日 10:40)